シラバス参照

科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
DM673/国際協力・開発学特論
(Topics in International Cooperation and Development) 
テーマ/サブタイトル等
(Theme / Subtitle)
セックスの人類学 
担当者 (Instructor) 奥野 克巳(OKUNO KATSUMI) 
時間割 (Class Schedule) 春学期 (Spring Semester) 水曜日(Wed) 4時限(Period 4) 5321(Room)
単位 (Credit) 2単位(2 Credits) 
科目ナンバリング
(Course Number)
ICC3440 
使用言語
(Language)
日本語
(Japanese) 
備考 (Notes)  
テキスト用コード (Text Code) DM673 



授業の
目標
Course
Objectives
異文化におけるセックスをめぐる暴力や突飛な習慣は、私たちを戸惑わせる。はたして、性をめぐる文化は、「普遍主義な観点」から捉えるべきか、あるいは「文化相対主義的な観点」から眺めるべきなのだろうか。その点について考えるために、本授業では、人間にとってセックスが持つ意味を、その起源にまで遡って考えることから始める。生物の進化および地球上の人類の諸社会を尺度として、セックスについて考えてみる。 
Sometimes we are bewildered by the violent or bizarre sexual customs of other cultures. We are perplexed by the question of whether to view culture revolving around sex from a universalist or cultural relativist perspective. In order to consider these points, this course opens a discussion about the meanings sex carries for people by tracing the meanings back to their origins. Biological evolution and various human societies will be used as yardsticks for our consideration of sex. 
授業の
内容
Course
Contents
本授業では、人類学からセックスに接近する。前半では、人間へといたる長い生物進化の道のりで、生きものの性の営みがどのようであったのか、またヒト以外の生きものとヒトの性はどのように同じで、どのように異なるのかを概説する。後半では、地球上の諸社会の事例を取り上げて、セックスの多様なあり方や価値観について考えてみる。最後に、今日、国際社会において議論が高まる他者のセックスをめぐる問題として「女子割礼」を取り上げて、普遍主義的な観点および文化相対主義的な観点の両面から検討する。 
This course will approach sex from the perspective of anthropology. The first half of the course is an overview of the sexual activity of living beings and the similarities and differences of human and non-human sex along the long path of biological evolution that resulted in humankind. In the second half, various societies from around the world will be presented as cases for considering the diverse manifestations and values of sex. Finally, we will examine female circumcision, a prominent issue in the global community with differing cultural views on sex, from both universalist and cultural relativist perspectives. 
授業計画
Course
Schedule
1. セックスの人類学入門  
2. 性の起源と生き物の多様な性~セックスの生物学 
3. 発情と交尾のメカニズム~ヒトはなぜ発情徴候を失ったのか 
4. ハヌマンラングールにみる子殺しの行動学~動物行動の基本について考える 
5. ボノボは、GGラビング、尻つけ、セックスで社会調節をす~ 子殺しを回避するメカニズム 
6. ヒトはなぜパンツをはくのか~栗本慎一郎の「パンツ理論」再検討 
7. セックスの比較文化考察からセックスの民族誌へ~性の文化人類学 
8. セックスと父性、その1~妊娠発覚後妊婦が「胎教」にいいため、複数の男とセックスするヴェネズエラ・バリ社会 
9. セックスと父性、その2~精液は妊娠とは関係ないと考えていたニューギニア東部・トロブリアンド諸島の母系社会 
10.  「儀礼的な」セックス~生殖でも欲望でもなく、災いが降りかからないために特別な性交が行われるケニア・ルオ社会 
11. 儀礼的同性愛~精液を飲み、充満させて、成長し、男になるニューギニア高地・サンビア社会 
12. 性器変工、その1~苦痛が快楽へと転じるペニス・ピンを用いるマレーシア・プナン社会 
13. 性器変工、その2~女性器の切除(FGM)か、女子割礼か? 価値普遍主義と文化相対主義 
14. まとめ 
授業時間外
(予習・復習
等)の学習
Study
Required
Outside
of Class
毎回の授業で指示する。 
成績評価
方法・基準
Evaluation
種類(Kind) 割合(%) 基準(Criteria)
平常点(In-class Points) 100  %
最終テスト(Final Test)(40%) 、中間テスト(30%) 、出席および授業参加態度(30%)
テキスト
Textbooks
なし
参考文献
Readings
No 著者名
(Author/Editor)
書籍名
(Title)
出版社
(Publisher)
出版年
(Date)
ISBN/ISSN
1. 奥野克巳・椎野若菜・竹ノ下祐二編  『セックスの人類学』   春風社  2009  978-4-86110-180-9 
その他(Others)
その他
(HP等)
Others
(e.g. HP)
注意事項
Notice
 


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