シラバス参照

開講年度(Academic Year) 2020 
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
DD482/アートの社会学
(Sociology of Art) 
テーマ/サブタイトル等
(Theme / Subtitle)
キーワード:アート/ポピュラーカルチャー/サブカルチャー/メディア/ライフスタイル/DIY/シェア 
担当者 (Instructor) 小泉 元宏(KOIZUMI MOTOHIRO) 
時間割 (Class Schedule) 秋学期 (Fall Semester) 金曜日(Fri) 5時限(Period 5) オンライン
単位 (Credit) 2単位(2 Credits) 
科目ナンバリング
(Course Number)
CCS3410 
使用言語
(Language)
日本語
(Japanese) 
備考 (Notes)  
テキスト用コード (Text Code) DD482 



授業の
目標
Course
Objectives
授業の達成目標は以下の通りである。

(1)アート(arts, 美術、音楽、映像など諸芸術)と、社会構造や社会制度の関係性について、文化理論研究等の基本的な用語や概念を用いながら説明できること。
(2) ディスカッションやコメントシート、レポート課題等を通じて、自己の考えを示すこと。
(3)(1)、(2)を通じて、今日の表現領域と社会との関係性を考察、分析するために必要とされる基本的視座を獲得すること。 
By the end of the course you should:

1. Be able to contextualize your own ideas regarding the relationship between arts and social structures/institutions in a theoretical sense.
2. Explain your own thoughts through discussions, comment forms, and reports.
3. Develop basic perspectives in understanding the relationship between arts and society in everyday life. 
授業の
内容
Course
Contents
本授業は、第1に、ポピュラーカルチャー、サブカルチャーなどを含む諸芸術(アート, arts)が、いかなる社会構造や社会制度のなかで生み出されてきたのかを知るとともに、第2に、今日におけるアートの社会的役割を考察することを目的とする。
講義は、まず、「あなたはなぜ、○○というアート(音楽・美術・演劇・・・)が好き(嫌い)なのか」を問うことから始める。その問いへの答えを検討しながら、いかにしてアートが、近現代の社会構造や社会的諸制度のなかで構成されてきたのかを論じていく。
たとえば、⑴国民国家を形成するための近代化におけるアートの制度化や、⑵大衆社会の誕生や、新たな複製技術の広がりを背景とした文化の産業化、⑶趣味の多様化の時代の到来、⑷国・都市・地域が持つ文化的魅力への着目の強化、等のなかで、いかにアートやポピュラーカルチャーなどの概念が生み出され、また、それらが我々の表現文化に対する見方を規定してきたのかを考察していく。
その上で、社会的・経済的・政治的装置としてのアートが、今日、いかなる社会的役割を果たしうるかを、ストリートアート、スクォッティング、DIY思想に基づく表現活動などの、具体事例を通じて考察していく。
フランクフルト学派やカルチュラル・スタディーズ、文化の社会学、メディア研究、クリエイティブ産業研究などの各視座からの、諸文化に対する批評理論は、検討のためのヒントを我々に与えてくれるだろう。
なお授業では、講義に加え、ディスカッションなどを導入し、授業内容の理解を深めることを促す。 
This course provides an opportunity to study how arts (including music, films etc. as well as popular culture) are produced within social structures and institutions; and to analyse the social roles of these arts nowadays. This course will contain the following topics:
- Arts and culture in the wake of social modernization since the 19th century
- Popular Culture and Cultural Industries since the 20th century
- Arts/Creativity/lifestyle in Post-Fordism
- Soft-power, Creative Industries, and Creative Cities
- DIY Culture (Street Art, Squatting etc.)
This course enables students to expand their insights towards a broader engagement with arts/creativity and society, and the challenges arts/creativity face today. 
授業計画
Course
Schedule
1. オリエンテーション(自己紹介、授業の進め方、成績評価についてなど)  
2. 社会によって構成される芸術・文化①
「文化」「芸術」概念の誕生と、国民国家的近代における制度化、他 
3. 社会によって構成される芸術・文化②
フォーディズムにおける文化の産業化、ポピュラーカルチャーの誕生、他 
4. 社会によって構成される芸術・文化③
フランクフルト学派による文化批評理論、他 
5. 社会によって構成される芸術・文化④
ポストフォーディズムにおける趣味の多様化/文化記号論、消費社会論、他 
6. 社会によって構成される芸術・文化⑤
社会的諸主体によるクリエイティビティへの着目、ソフトパワーとしての文化、他 
7. ディスカッション 
8. 芸術・文化を通じた社会変革への試み①
パンクロック、グラフィティ/文化帝国主義批判、サブカルチャー理論、他 
9. 芸術・文化を通じた社会変革への試み②
ソーシャリー・エンゲージド・アートの隆盛とその課題 
10. 芸術・文化を通じた社会変革への試み③
都市・地域社会におけるアートプロジェクトの隆盛/創造産業・創造都市論、他 
11. 芸術・文化を通じた社会変革への試み④
著作権とクリエイティブ・コモンズ、他 
12. 芸術・文化を通じた社会変革への試み⑤
DIY的思想に基づく表現活動、他 
13. ディスカッション 
14. 全体まとめ 
授業時間外
(予習・復習
等)の学習
Study
Required
Outside
of Class
授業内容の予習復習に加え、関連する文化実践にかんする自主的な調査などを行っていくことが求められる。 
成績評価
方法・基準
Evaluation
種類(Kind) 割合(%) 基準(Criteria)
平常点(In-class Points) 100  %
授業参加(ディスカッション参加・クラス運営への積極的関与・コメントシート等)(40%) 、クラス内課題(中間・最終)(60%)
テキスト
Textbooks
なし
参考文献
Readings
No 著者名
(Author/Editor)
書籍名
(Title)
出版社
(Publisher)
出版年
(Date)
ISBN/ISSN
1. アート&サイエンス研究センターSEA研究会編  ソーシャリー・エンゲイド・アートの系譜・理論・実践:芸術の社会的転回をめぐって   フィルムアート社  2018  9784845917112 
2. クレア・ビショップ  人工地獄:現代アートと観客の政治学   フィルムアート社  2016  9784845915750 
3. 小林真理・片山泰輔・伊藤裕夫・中川幾郎・山崎稔惠  アーツ・マネジメント概論 三訂版   水曜社  2009  9784880652191 
4. 野田邦弘・小泉元宏・竹内潔・家中茂編著  アートがひらく地域のこれから:クリエイティビティを生かす社会へ   ミネルヴァ書房  2020  9784623088003 
5. ハンス・アビング  金と芸術:なぜアーティストは貧乏なのか?   grambooks  2007  9784903341002 
6. 毛利嘉孝  ポピュラー音楽と資本主義・増補版   せりか書房  2012  9784796703093 
7. John Hartley ed.  Creative Industries   Wiley-Blackwell  2005  1405101482 
その他(Others)
上記以外は都度、授業内で紹介する。
その他
(HP等)
Others
(e.g. HP)
受講生には、積極的な授業参加態度を求める。 
注意事項
Notice
 


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