シラバス参照

開講年度(Academic Year) 2020 
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
DE438/リスク・コミュニケーション論
(Risk Communication) 
テーマ/サブタイトル等
(Theme / Subtitle)
担当者 (Instructor) 長坂 俊成(NAGASAKA TOSHINARI) 
時間割 (Class Schedule) 春学期 (Spring Semester) 水曜日(Wed) 3時限(Period 3)  
単位 (Credit) 2単位(2 Credits) 
科目ナンバリング
(Course Number)
CMS3110 
使用言語
(Language)
日本語
(Japanese) 
備考 (Notes)  
テキスト用コード (Text Code) DE438 



授業の
目標
Course
Objectives
リスクコミュニケーションは、市民がリスクに関する規制や管理を民主的にガバナンスするためのステークホルダー間の社会的相互作用の手法として発展してきた。授業ではリスクコミュニケーションに関するリスク学の基礎理論を理解し、事例分析を通じて既存のリスクコミュニケーションを批判的に考察し、それらを踏まえて実践的なリスクコミュニケーション手法をデザインする技法を習得する。さらに、リスクコミュニケーションと連続的に展開される合意形成や意思決定、政策決定、紛争解決、テクノロジーアセスメント、インプリメンテーション過程における公民協働などと関係づけ、リスクコミュニケーションをリスクガバナンスの枠組みの中で再考する。 
The aim of this course is to help students acquire the basic concepts of risk communication. The goals of this course are to be able to explain major theories, evaluate practices, and apply theories or findings to real world situations. 
授業の
内容
Course
Contents
授業では、リスクコミュニケーションを理解する上で不可欠となるリスク学の基礎的知見について解説する。様々な分野で実際に行われているリスクコミュニケーションの事例分析を通じて、その失敗の原因を分析しあるべきリスクコミュニケーションをデザインする技法について学ぶ。さらに、リスクコミュニケーションの結果を、リスクの規制や管理を巡る政策決定に反映される過程を分析し、スクガバナンスの視点からリスクコミュニケーションの制度化について検討する。 
This course deals with the following case studies. Natural disasters, BSE, GMO technology, GMO food, Geological disposal of high-level radioactive waste, Nuclear power plant accident,
Infectious disease control, Dementia patients, Decision support for people with disabilities.
All students will discuss the presentations on actual cases. Students must submit two small paper on this course.
 
授業計画
Course
Schedule
1. 概説:リスクと社会、リスクコミュニケーションが目指すもの
【キーワード】不確実性、確率、安全と安心、脆弱性、レジリエンス、自己決定、パターナリズム、市民知と専門知、ガバナンス、ステークホルダー、信頼、リスクコミュニケーションの定義と成立要件、制度化 
2. リスク学の基礎的概念と理論(1) リスクの概念と定義、リスク管理
【キーワード】リスクの概念と定義、リスク評価、エンドポイント、リスク管理、リスク比較、コストベネフィット、リスクベネフィット、リスク・リスクトレードオフ、合意形成や意思決定、政策決定、紛争解決 
3. リスク学の基礎的概念と理論(2) リスクガバナンス
【キーワード】規制と自主管理、規制と監督、基準値、リスクリテラシー、欠陥モデル、パターナリズム、自己責任、自己決定権、愚行権、科学的判断と社会的価値判断、生命倫理、予防原則、被害の賠償と救済、企業の社会的責任 
4. リスク学の基礎的概念と理論(3) リスク認知と社会的受容
【キーワード】リスク認知、客観的リスクと主観的リスク、リスク認知のモデル化、認知バイアス、フレーミング、メディアと風評被害、社会的増幅、ゼロリスク神話、社会的受容、公平性、NINBY、自発的リスクと非自発的リスク、人工的リスクと自然的リスク、モラルハザード 
5. テクノロジーアセスメントとサイエンスコミュニケーション
【キーワード】テクノロジーアセスメント、コンセンサス会議、円卓会議、市民陪審、パブリックインボルブメント、サイエンスコミュニケーション、サイエンスカフェ、消費者教育、防災教育 
6. 事例研究1:自然災害の避難情報と避難行動 
7. 事例研究2:避難生活と災害関連死 
8. 事例研究3:食の安全管理とBSE問題、遺伝子組み換え技術・遺伝子組み換え食品 
9. 事例研究4:高レベル放射性廃棄物地層処分 
10. 事例研究5:福島原発事故の避難行動と健康被害、長期広域避難のリスク 
11. 事例研究6:感染症対策:子宮頸がんワクチンの副作用問題、パンデミック、バイオハザード 
12. 事例研究7:認知症社会のリスク 
13. 事例研究8:障がい者をめぐる意思決定支援 
14. 総括:リスクコミュニケーションの有効性と課題 
授業時間外
(予習・復習
等)の学習
Study
Required
Outside
of Class
授業時に指示する。 
成績評価
方法・基準
Evaluation
種類(Kind) 割合(%) 基準(Criteria)
レポート試験(Report Exam) 100  %  
備考(Notes)
【変更前】筆記試験(Written Exam)80%, 平常点(In-class Points)20% (授業内に指示する小レポート(宿題)20%)
テキスト
Textbooks
なし。授業内にレジュメ、資料を配布する。また、授業に授業内に必要なWebサイトを指示する。
参考文献
Readings
授業時に紹介する。
その他
(HP等)
Others
(e.g. HP)
上記の項目を相互に関連づけて理解を深めるため授業計画の順序を変更する場合がある。 
注意事項
Notice
 


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