シラバス参照

開講年度(Academic Year) 2020 
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
VM365/コミュニティデザイン学演習65
(Practical Application:Community Design 65) 
テーマ/サブタイトル等
(Theme / Subtitle)
(映像ジャーナリズム論) 
担当者 (Instructor) 宮本 聖二(MIYAMOTO SEIJI) 
時間割 (Class Schedule) 春学期 (Spring Semester) 水曜日(Wed) G5時限(Period G5)  
単位 (Credit) 2単位(2 Credits) 
科目ナンバリング
(Course Number)
SDS5310 
使用言語
(Language)
日本語
(Japanese) 
備考 (Notes)  
テキスト用コード (Text Code) VM365 



授業の
目標
Course
Objectives
この演習を通して、映像ジャーナリズムとしてドキュメンタリーの歴史と私たちの社会にドキュメンタリーがどのように作用しているのか把握し、社会課題解決のためにドキュメンタリーを活用する手法やあるいは実際に関われる手法を考えます。  
Through this seminar, students will understand the history of documentaries and how they work in our society as film journalism, and think about the methods of using documentaries to solve social problems and actual related methods.  
授業の
内容
Course
Contents
ドキュメンタリーは、社会課題を映像化してテレビを通して広く提示しようというコンテンツです。さらに、制作者は、その課題を視聴する人々も当事者であることを求めるし、現代史がテーマなら制作者は、人々をその歴史につなげようとしています。
さらに、ドキュメンタリーは、社会課題を描くにあたって個々の出来事(個人)を映像に記録しながらそれを常に普遍化しようとします。このドキュメンタリーの制作手法は、私たちが調査・研究を通して論文や研究報告に仕上げて行く課程ときわめて親和性があると考えます。
 演習のテーマは、「沖縄現代史」と「東日本大震災」。戦後70年たっても変わらず、米軍基地から派生する事故や事件が相次ぎ、普天間飛行場に代わる基地建設のため名護市辺野古沖を埋め立てを強行する国と反対する沖縄県が対立しています。甚大な被害をもたらした災害と復興、原発事故と避難、廃炉。いずれも、日本人全員が当事者であるはずなのに、地域とそこに暮らす人々の問題に押し込められています。私たちが、ドキュメンタリーに真剣に向き会うことは、その当事者感を獲得し、課題解決の主体に一歩踏み出すことになるはずです。また、一方でニュース報道が政権の介入の影響を受けている、事実を伝えていないのではないかとの批判が寄せられています。あるいは、フェイクやヘイトを含んだテレビ番組が放送されてもいます。映像ジャーナリズムが直面している課題にも迫ります。 
A documentary is a form of content that aims to visualize social issues and present them widely through television. In addition, producers seek to make the people who watch the issue involved, and if contemporary history is the theme, producers are trying to connect people to that history.
In addition, documentaries always try to be universal while recording individual events (individuals) in the film as they describe social issues. I think that the production method of documentaries is very compatible with the process in which we finish surveys and research into essays and research reports.
The theme of the seminar is "Okinawan Contemporary History" and the "Great East Japan Earthquake". Even 70 years after the war, there have been a series of accidents and incidents that have derived from US military bases, and Okinawa Prefecture opposes the Japanese Government that is forcing land reclamation off Nago City Henoko Bay, to build a base to replace Futenma Air Base. Furthermore, huge damage and reconstruction, the nuclear accident, evacuation of residents, and decommissioning of a nuclear reactor, were all brought by the Great East Japan Earthquake. All of these are the problems of the area that local residents face in particular, even though all Japanese people should be involved with. If we face a documentary seriously, we will gain a sense of the persons concerned and take a step forward in solving the problems. Also, on the other hand, there have been criticisms that news coverage is affected by the government intervention and may not be conveying the facts. Or, there are TV shows that include fake news and hate. This also brings up the challenges facing video journalism. 
授業計画
Course
Schedule
1. はじめに~ドキュメンタリーができること 
2. 沖縄戦を知る 「Nスぺ・沖縄戦全記録」(2015年)  
3. 沖縄、戦争、メディア 「一枚の新聞~沖縄戦下の記者たち~」(1993年) 
4. 沖縄戦を描いた初めてのドキュメンタリー 「沖縄の勲章」(1969年)  
5. 復帰闘争 民主平和の国・日本への渇望 「現代の映像 沖縄全軍労」 
6. 復帰20年 復帰後も翻弄され続ける 「Nスペ 沖縄を知っていますか」(1992年) 
7. 基地依存の言説は真実か 「安保と基地の間で 基地に一番近い学校」(2000年)  
8. まだ残る核疑惑 「Nスペ スクープドキュメント 沖縄と核」(2017年) 
9. 震災をどう伝えるべきか 2015年の番組から  
10. その日何が起きたのか ①「私を襲った津波」  
11. その日何が起きたのか ② 「“原発避難” 7日間の記録」  
12. メディアは真実を伝えきれているか 「ETV 特集 ネットワークで作る放射の汚染地図」  
13. 私たちが伝える震災 21世紀社会デザイン研究科で制作された震災をテーマにしたコンテンツ  
14. まとめ  いまも続く事態(米軍基地問題、復興と原発事故避難)を当事者としてどう受け止めて、何をなし得るのか議論し、 メディアのあり方を問いながら、私自身による発信の手法を探る。 
授業時間外
(予習・復習
等)の学習
Study
Required
Outside
of Class
事前にNHKオンデマンドやDVDで視聴しておくよう指示することもある 
成績評価
方法・基準
Evaluation
種類(Kind) 割合(%) 基準(Criteria)
平常点(In-class Points) 100  %
最終レポート(Final Report)(30%) 、コメントペーパー提出発表(40%) 、授業内での発言や議論への参加(30%)
テキスト
Textbooks
なし
参考文献
Readings
No 著者名
(Author/Editor)
書籍名
(Title)
出版社
(Publisher)
出版年
(Date)
ISBN/ISSN
1. 辻泰明  映像メディア論   和泉書院  2017  978-4-7576-0812-2 C1336 
2. NHK ETV特集取材班  ホットスポット ネットワークで作る放射汚染地図   講談社  2012  978-4-7576-0812-2 C1336 
その他(Others)
その他
(HP等)
Others
(e.g. HP)
随時指示します。 
注意事項
Notice
本科目は授業回の全てにおいて、理論等学術的な知見を踏まえつつ、担当教員の実務家としての経験、または研究成果を活かし教員と学生との双方向の討論を重視した実践的な授業とする。学生には、課題の発表や討論など、授業での積極的な参加を期待する。 


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