シラバス参照

開講年度(Academic Year) 2020 
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
VM460/グローバル・リスクガバナンス演習10
(Practical Application:Global Governance-Risk Governance 10) 
テーマ/サブタイトル等
(Theme / Subtitle)
(リスクガバナンス論) 
担当者 (Instructor) 長坂 俊成(NAGASAKA TOSHINARI) 
時間割 (Class Schedule) 秋学期 (Fall Semester) 月曜日(Mon) G5時限(Period G5) オンライン
単位 (Credit) 2単位(2 Credits) 
科目ナンバリング
(Course Number)
SDS5410 
使用言語
(Language)
日本語
(Japanese) 
備考 (Notes) 「VM451~495」 : 21世紀社会デザイン研究科前期課程2015年度以降入学者対象科目
※同前期課程2014年度以前入学者は「VM401~445」(同一科目)を履修すること
※同前期課程以外の学生は「VM451~495」を履修すること 
テキスト用コード (Text Code) VM460 



授業の
目標
Course
Objectives
リスク学の知見を踏まえ、様々な領域で展開されているリスク管理やリスク政策の事例を分析し、リスクガバナンス(多様なステークホルダーによるリスクの社会的な協治)上の課題を明らかにし、あるべきリスクガバナンスについて考究する。 
Risk governance is a social co-operation of risk management among diverse stakeholders. In order for society to respond to risks with uncertainties, it is essential to enhance risk governance.
The aims of this course are to understand risk management and risk policy based on the theory and knowledge of risk science from a risk governance perspective. 
授業の
内容
Course
Contents
授業では、講義とディスカッションを実施する。ケーススタディーでは、超長期の不確実性を特徴とする高レベル放射性廃棄物処分、福島原発事故を巡る帰還と移住、東日本大震災で被災した石巻市立大川小学校の事例検証、災害ボランティアとNPO・プロボノ、認知症高齢者の加害リスクと補償、応急仮設住宅の社会的備蓄などの事例を扱う。研究者や実務家をゲストスピーカーとして招聘するとともに、映像資料や判例、議事録、報告書等を用いて分析し考察を深める。 
Students are expected to understand theories and applications of risk management, risk communication, and risk governance through literature review and discussion. This course deals with the following case studies:
・The geological disposal of high-level radioactive waste;
・The Fukushima nuclear power plant accident;
・School risk management for tsunami disaster;
・The role of disaster volunteers;
・The provision of temporary housing for disaster victims; and
・Compensation for damage caused by elderly people with dementia. 
授業計画
Course
Schedule
1. オリエンテーション:リスクガバナンスの理論と分析枠組み 
2. 高レベル放射性廃棄物処分1:核燃料サイクル、処分政策、超長期のリスク、受容と補償 
3. 高レベル放射性廃棄物処分2:科学的不確実性と技術的信頼性、処分方式の選択、リトリーバビリティー、セーフティーケース 
4. 高レベル放射性廃棄物処分3:科学的・社会的有望地、処分地選定のガバナンス、公募と申し入れ 
5. 高レベル放射性廃棄物処分4:世代間倫理、消費者責任論、合意形成、リスクコミュニケーション 
6. 福島原発事故1:避難行動とリスク情報のガバナンス、知る権利、リスクトレードオフ 
7. 福島原発事故2:低線量長期被ばくリスク、閾値なしモデルと不確実性、除染基準・帰還基準、専門家の限界と役割 
8. 福島原発事故3:補償と被災者支援、エンドポイント、災害関連死、強制避難・自主避難、帰還政策の課題 
9. 石巻市立大川小学校(津波被害)1:学校危機管理の主体とステークホルダー(自治体、教育委員会、学校、保護者、地域住民)、不確実性と想定、予見可能性、最悪シナリオ 
10. 石巻市立大川小学校(津波被害)2:検証における当事者性・第三者性・中立性・専門性、司法判断とリスクガバナンス、再発防止と原因特定・責任追及、教訓と提言 
11. 災害ボランティア:補完性、自発性、機動性、創発性、公共性、協働性、NPOの安全配慮義務、プロボノ、コミュニティの受援力・・・東日本大震災、常総市水害対策、熊本地震の事例 
12. 応急仮設住宅と巡るリスクガバナンス 
13. 認知症高齢者による加害と補償:損害賠償の法理と新たなセーフティーネットのデザイン 
14. 総括:リスクガバナンスと社会デザイン 
授業時間外
(予習・復習
等)の学習
Study
Required
Outside
of Class
上記の項目を相互に関連づけて理解を深めるため順序を変更する場合がある。 
成績評価
方法・基準
Evaluation
種類(Kind) 割合(%) 基準(Criteria)
平常点(In-class Points) 100  %
授業への積極的参加(100%)
備考(Notes)
授業で指示するレポートと発表によって評価する。
テキスト
Textbooks
なし。授業内にレジュメ、資料を配布する。また、授業に授業内に必要なWebサイトを指示する。
参考文献
Readings
授業時に紹介する。
その他
(HP等)
Others
(e.g. HP)
注意事項
Notice
本科目は授業回の全てにおいて、理論等学術的な知見を踏まえつつ、担当教員の実務家としての経験、または研究成果を活かし教員と学生との双方向の討論を重視した実践的な授業とする。学生には、課題の発表や討論など、授業での積極的な参加を期待する。 


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