シラバス参照

開講年度(Academic Year) 2021 
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
その他/専門演習2
(Seminar(3rd Year)) 
テーマ/サブタイトル等
(Theme / Subtitle)
ライフストーリーの社会学 
担当者 (Instructor) 小倉 康嗣(OGURA YASUTSUGU) 
時間割 (Class Schedule) 通年 (Full year) 木曜日(Thu) 4時限(Period 4) 7253(Room)
単位 (Credit) 4単位(4 Credits) 
科目ナンバリング
(Course Number)
SOC3620 
使用言語
(Language)
日本語
(Japanese) 
備考 (Notes)  
テキスト用コード (Text Code) DA384 



授業の
目標
Course
Objectives
 他者の人生をインタビューし、その生きられた経験の意味と社会的背景を理解し、さらにはそこから自分自身の生を問いなおし、その対話から現代社会における生のありようと生き方について洞察・考察する。 
 Students will interview other lives, understand meanings of these experiences and their social contexts. Furthermore, students will use these to reexamine their lives, while analyzing and reflecting on existences in modern society through these dialogues. 
授業の
内容
Course
Contents
 人間の生(life)のあり方が、その根本から問われている歴史的変革期としての現代社会のなかで、人間がよりよく生きる・豊かに生きるとはどういうことなのか、その人間の生にとって社会はどうあるべきなのか、さらには人間社会と自然・歴史との関係をどう考えるべきなのか、といった原的な課題がするどく浮上しているといえるでしょう。
 このような課題に切り込んでいくテーマに、他者の生と自己の生との出会いと対話から生成するライフストーリー(他者と出会い、関係をつくっていきながら、その人の生き方・生きざまを聞きとっていく調査研究手法)を通してアプローチしていき、ひるがえって自らの生き方・自らが生きる社会のあり方について深く洞察・考察をしていくこと。自らの原問題と正直に向きあい、他者の生と真摯に向きあっていくこと。それが、このゼミのミッションです。 
 Fundamental issues have become clear as foundation of lives in modern society is undergoing historical revolution. What does it mean to live better and abundantly in this society? How should society be for these lives? How should relationships among human society, nature, and history be?
 Students will approach their subjects by analyzing and reflecting deeply on their modes of living and their societies through lives of others, lives of themselves, rencontres, dialogues, and resulting life stories (research methodology with which students meet and connect with others to listen to their lives and ways of living). Students will face their fundamental issues of life and face other lives earnestly. This is the mission of this seminar. 
授業計画
Course
Schedule
1. オリエンテーション 
2. 生き方としての学問、生きられる社会学 
3. 対話的自己紹介① 
4. 対話的自己紹介② 
5. 対話的自己紹介③ 
6. ライフストーリーの社会学の問題意識と方法① 
7. ライフストーリーの社会学の問題意識と方法② 
8. ライフストーリーの社会学の問題意識と方法③ 
9. フィールドをめぐる文献講読と議論① 
10. フィールドをめぐる文献講読と議論② 
11. フィールドをめぐる文献講読と議論③ 
12. 各自の問題意識の発表とグループづくり① 
13. 各自の問題意識の発表とグループづくり② 
14. 問題意識の掘り下げとテーマ設定・調査計画① 
15. 問題意識の掘り下げとテーマ設定・調査計画② 
16. 問題意識の掘り下げとテーマ設定・調査計画③ 
17. 調査実践をめぐる議論① 
18. 調査実践をめぐる議論② 
19. 調査実践をめぐる議論③ 
20. 調査実践をめぐる議論④ 
21. 解釈・考察と調査表現をめぐる議論① 
22. 解釈・考察と調査表現をめぐる議論② 
23. 解釈・考察と調査表現をめぐる議論③ 
24. 報告書論文の検討① 
25. 報告書論文の検討② 
26. 報告書論文の検討③ 
27. 報告書論文の検討④ 
28. 報告書のまとめと総括 
授業時間外
(予習・復習
等)の学習
Study
Required
Outside
of Class
 フィールドワーク、グループワーク、資料の読みこみ、発表準備、報告書論文執筆・編集など、授業時間外の重要な作業・活動があります。また、ゼミの授業時間もほぼ毎回延長することになりますので、当時限以降はゼミ用に空けておいてください。夏休みには、とことん議論するゼミ合宿もおこないます。
 このゼミは、自ら根気づよく考えぬく姿勢と主体的な参加意識が強く求められます。 一年間を通して、一回、一回、対話と経験と認識を積み重ねていきますので、その積み重ねを能動的にたぐりよせ、協働し、自らの視野(実感の及ぶ範囲)を広げ、深めていくことが要請されます。 
成績評価
方法・基準
Evaluation
種類(Kind) 割合(%) 基準(Criteria)
平常点(In-class Points) 100  %
授業・調査・グループ活動への参加の積極性と貢献度(60%) 、折々の発表および報告書論文内容とそこへの貢献度(40%)
備考(Notes)
ゼミはその場を「経験」してナンボです。言うまでもないことですが全回出席は大前提です。
テキスト
Textbooks
小倉康嗣 「生きられた経験へ――社会学を『生きる』ために」岡原正幸編『感情を生きる――パフォーマティブ社会学へ』慶應義塾大学出版会、2014年、14-36頁。

小倉康嗣 「ライフストーリー――個人の生の全体性に接近する」「生/ライフ――『生き方』を主題化し表現する」藤田結子・北村文編『ワードマップ 現代エスノグラフィー――新しいフィールドワークの理論と実践』新曜社、2013年、96-103頁、172-181頁。

小倉康嗣 「ライフストーリー研究はどんな知をもたらし、人間と社会にどんな働きかけをするのか――ライフストーリーの知の生成性と調査表現」『日本オーラル・ヒストリー研究』第7号、2011年、137-155頁。

小倉康嗣「当事者研究と社会学的感染力――当事者研究と社会学との出会いのさきに」『三田社会学』第19号、 2014年、55-69頁。

小倉康嗣 「非被爆者にとっての〈原爆という経験〉――広島市立基町高校『原爆の絵』の取り組みから」『日本オーラル・ヒストリー研究』第14号、2018年、33-51頁。

その他、適宜指示します。
参考文献
Readings
小倉康嗣 『高齢化社会と日本人の生き方――岐路に立つ現代中年のライフストーリー』 慶應義塾大学出版会、2006年。

小倉康嗣 「被爆体験をめぐる調査表現とポジショナリティ――なんのために、どのように表現するのか」浜日出夫・有末賢・竹村英樹編『被爆者調査を読む――ヒロシマ・ナガサキの継承』慶應義塾大学出版会、2013年、207-254頁。

小倉康嗣 「参与する知を仕掛けていくパフォーマティブな調査表現――関わりの構築へ」『社会と調査』第19号、2017年、44-55頁。

小倉康嗣「高校生が描く原爆の絵とエンパワーの連鎖――トラウマ的な感情の継承をめぐって」岡原正行編『アート・ライフ・社会学――エンパワーするアートベース・リサーチ』晃洋書房、2020年、207-257頁。

松尾浩一郎・根本雅也・小倉康嗣編『原爆をまなざす人びと――広島平和記念公園八月六日のビジュアル・エスノグラフィ』新曜社、2018年。

蘭信三・小倉康嗣・今野日出晴編『なぜ戦争体験を継承するのか――ポスト体験時代の歴史実践』みずき書林、近刊。


その他、適宜紹介します。
その他
(HP等)
Others
(e.g. HP)
 授業計画は、議論や調査研究の状況に応じて大幅に前後することがあります。 
注意事項
Notice
 


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