シラバス参照

開講年度(Academic Year) 2021 
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
DM541/人間環境概論
(Introduction to Human and Environment) 
テーマ/サブタイトル等
(Theme / Subtitle)
セックスの人類学 
担当者 (Instructor) 奥野 克巳(OKUNO KATSUMI) 
時間割 (Class Schedule) 春学期 (Spring Semester) 月曜日(Mon) 4時限(Period 4) オンライン
単位 (Credit) 2単位(2 Credits) 
科目ナンバリング
(Course Number)
ICC2430 
使用言語
(Language)
日本語
(Japanese) 
備考 (Notes)  
テキスト用コード (Text Code) DM541 



授業の
目標
Course
Objectives
異文化におけるセックスをめぐる暴力や突飛な習慣は、私たちを戸惑わせる。はたして、性をめぐる文化は、「普遍主義な観点」から捉えるべきか、あるいは「文化相対主義的な観点」から眺めるべきなのだろうか。その点について考えるために、本授業では、人間にとってセックスが持つ意味を、その起源にまで遡って考えることから始める。生物の進化および地球上の人類の諸社会を尺度として、セックスについて考えてみる。 
This course aims to help students understand and critically reflect on the diverse sexual customs of various cultures. Students will contemplate whether such customs should be viewed and evaluated from a universalist or cultural-relativist perspective. To this end, the course will initiate a discourse on the meaning of sex in different cultures and among different peoples and will use biological evolution and practices from various human societies as yardsticks for evaluation of this topic 
授業の
内容
Course
Contents
本授業では、人類学からセックスに接近する。前半では、人間へといたる長い生物進化の道のりで、生きものの性の営みがどのようであったのか、またヒト以外の生きものとヒトの性はどのように同じで、どのように異なるのかを概説する。後半では、地球上の諸社会の事例を取り上げて、セックスの多様なあり方や価値観について考えてみる。 
This course will examine the topic of sex from an anthropological perspective. The first half of the course will comprise an overview of the sexual activities of living beings and the similarities and differences between human and non-human sex along the long path of biological evolution that resulted in the emergence of humankind. In the second half of the course, practices and beliefs from various societies from around the world will be presented as case studies for reflection on the diverse manifestations of sex and values accorded to the act of intercourse 
授業計画
Course
Schedule
1. セックスの人類学入門~セックスをめぐる人類学からのアプローチとは? 
2. 性の起源と生き物の多様な性~15億年前に誕生した性から語るセックスの生物学 
3. 発情と交尾のメカニズム~ヒトだけがなぜ「発情徴候」を失ったのか 
4. ハヌマンラングールにみる子殺しの行動学~動物行動の基本について考える 
5. ボノボは、GGラビング、尻つけ、セックスで社会調節をする~子殺しを回避するメカニズム 
6. ヒトはなぜパンツをはくのか~栗本慎一郎の「パンツ理論」の再検討 
7. セックスの比較文化考察からセックスの民族誌へ~性の文化人類学への導入 
8. セックスと父性、その1~妊娠発覚後妊婦が「胎教」にいいため、複数の男とセックスするヴェネズエラ・バリ社会 
9. セックスと父性、その2~精液は妊娠とは関係ないと考えていたニューギニア東部・トロブリアンド諸島の母系社会 
10.  「儀礼的な」セックス~生殖でも欲望でもなく、災いが降りかからないために特別な性交が行われるケニア・ルオ社会 
11. 儀礼的同性愛~精液を飲み、充満させて、成長し、男になるニューギニア高地・サンビア社会 
12. 性器変工の文化~苦痛が快楽へと転じるペニス・ピンを用いるマレーシア・プナン社会 
13. 第3のジェンダー~インドネシア・ブギスのチャラバイと5つのジェンダー 
14. まとめ 
授業時間外
(予習・復習
等)の学習
Study
Required
Outside
of Class
毎回の授業で指示する。 
成績評価
方法・基準
Evaluation
種類(Kind) 割合(%) 基準(Criteria)
平常点(In-class Points) 100  %
最終テスト(Final Test)(40%) 、中間テスト(30%) 、出席および授業参加態度(30%)
テキスト
Textbooks
なし
参考文献
Readings
No 著者名
(Author/Editor)
書籍名
(Title)
出版社
(Publisher)
出版年
(Date)
ISBN/ISSN
1. 奥野克巳・椎野若菜・竹ノ下祐二編  『セックスの人類学』   春風社  2009  978-4-86110-180-9 
その他(Others)
その他
(HP等)
Others
(e.g. HP)
2019年以前の科目「DM673 国際協力・開発学特論」とほぼ同じ内容の授業なので、既履修者は履修しないこと。 
注意事項
Notice
 


PAGE TOP