シラバス参照

開講年度(Academic Year) 2021 
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
文学への扉
(Door to Literature) 
テーマ/サブタイトル等
(Theme / Subtitle)
20世紀フランス小説を読む 
担当者 (Instructor) 坂本 浩也(SAKAMOTO HIROYA) 
時間割 (Class Schedule) 春学期 (Spring Semester) 月曜日(Mon) 3時限(Period 3) オンライン
単位 (Credit) 2単位(2 Credits) 
科目ナンバリング
(Course Number)
CMP2300 
使用言語
(Language)
日本語
(Japanese) 
備考 (Notes) 2016年度以降1年次入学者対象科目 
テキスト用コード (Text Code) FC102 



授業の
目標
Course
Objectives
マルセル・プルーストの小説『失われた時を求めて』は岩波文庫の新訳で全14巻におよぶ大作だが、この講義では、主人公「私」の幼年時代(田舎で過ごした休暇)を描いた第1巻を精読し、その特徴と20世紀フランス文学の諸問題について考察する。 
This course aims to understand the characteristics of Marcel Proust's novel and the issues of French literature in the 20th century. 
授業の
内容
Course
Contents
読みやすくなった岩波文庫版の新訳を用いて,第1巻(第一篇第一部「コンブレー」)を通読し,重要なテーマ・場面を講義形式で解説する。履修者は毎回リアクションペーパーを提出する。
プルーストの『失われた時を求めて』は,難しい哲学小説だと思われがちだが,じつは,私たちの日常生活に潜むちょっとした謎を解くための手がかりを与えてくれる,人生のガイドブックなのだ。子ども時代,親と離ればなれになるのがどうしてあんなにつらかったのか。ひとりで何かに熱中するとあっというまに時が流れたのはなぜなのか。どうして目と目があっただけで恋に落ちてしまうのか。いろんな驚きに満ちた日々だったはずなのに,限られたことしか思い出せないのはなぜなのか。考えてみれば,私たちの人生はわからないことだらけで,しかも私たちはそうした謎をすぐに忘れてしまう。この講義では,プルーストをじっくりと読みながら,肉親との関係,時間感覚,初恋,芸術への憧れ,記憶の限界と可能性などについて考えてみたい。 
This course is designed to examine the first section of "A la recherche du temps perdu", "Combray". Students will be required to submit a response paper based on their readings and the lecture for each class. 
授業計画
Course
Schedule
1. 授業計画・方針確認 
2. 不眠の夜の回想(p. 25-36) 
3. 田舎の生活、スワン氏の来訪(p. 36-72) 
4. 母のキス、就寝の悲劇(p. 72-108) 
5. 紅茶とマドレーヌ、レオニ叔母の部屋(p. 108-140) 
6. 村の教会、アドルフ叔父とバラ色の服の夫人(p. 140-185) 
7. ジョットの寓意像、読書、友人ブロック(p. 185-232) 
8. レオニ叔母の悪夢と妄想(p. 232-264) 
9. 台所のフランソワーズ、ルグランダンのスノビスム(p. 265-294) 
10. 野原の散歩道、ジルベルトへの恋心(p. 294-319) 
11. ヴァントゥイユ嬢のサディスム(p. 319-354) 
12. 川沿いの散歩道、ゲルマント公爵夫人への憧れ(p. 354-381) 
13. マルタンヴィルの鐘塔、不眠の夜ふたたび(p. 381-397) 
14. 最終テスト 
授業時間外
(予習・復習
等)の学習
Study
Required
Outside
of Class
毎回のリアクションペーパーには、講義の感想や発見だけでなく、講義でとりあげなかった部分について、印象に残った表現、じぶんなりの解釈などを書いてもらうので、線を引きメモをとりながら、指定箇所(毎週30〜40ページ程度)を注意深く読むこと。 
成績評価
方法・基準
Evaluation
種類(Kind) 割合(%) 基準(Criteria)
平常点(In-class Points) 100  %
毎回のコメントカード(30%) 、最終テスト(Final Test)(30%) 、最終レポート(Final Report)(40%)
テキスト
Textbooks
No 著者名
(Author/Editor)
書籍名
(Title)
出版社
(Publisher)
出版年
(Date)
ISBN/ISSN
1. プルースト作・吉川一義訳  『失われた時を求めて1 スワン家のほうへ1』   岩波文庫  2010  978-4-00-375109-1 
その他(Others)
参考文献
Readings
必要に応じて授業中に指示する。
その他
(HP等)
Others
(e.g. HP)
岩波書店ウェブマガジン「たねをまく」連載「それぞれの『失われた時を求めて』」
(立教大学公開セミナー「新訳でプルーストを読破する」レポート)
https://tanemaki.iwanami.co.jp/categories/672  
注意事項
Notice
 


PAGE TOP