シラバス参照

開講年度(Academic Year) 2021 
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
HM321/社会心理学(社会・集団・家族心理学)
(Social Psychology (Social, Group & Family Psychology)) 
テーマ/サブタイトル等
(Theme / Subtitle)
担当者 (Instructor) 石黒 格(ISHIGURO ITARU) 
時間割 (Class Schedule) 秋学期 (Fall Semester) 金曜日(Fri) 2時限(Period 2) オンライン
単位 (Credit) 2単位(2 Credits) 
科目ナンバリング
(Course Number)
PSY2320 
使用言語
(Language)
日本語
(Japanese) 
備考 (Notes)  
テキスト用コード (Text Code) HM321 



授業の
目標
Course
Objectives
 ヒトの心理と行動における社会的影響を、個体、集団、マクロ社会構造の3つのレベルから理解する。 
 Students taking this course will learn the impact of social and societal environments in human behaviors.  
授業の
内容
Course
Contents
 ヒトの態度や行動は、社会的な環境の制約を受け、また社会的環境への適応として生じます。そのため、ヒトの思考や行動は、社会的環境から強い影響を受けています。こうした影響力を自覚するのは困難であり、それが差別、偏見をはじめとする社会問題の原因ともなっています。この授業では、ヒトが社会的環境の影響を受けやすい理由を進化心理学的なアイディアで紹介した後、集団からの影響と、出身世帯の社会経済的地位というソシエタルな環境の影響について紹介します。
 具体的なキーワードは、以下の通りです。社会性によるヒトの進化、集団の同調的影響力、well-beingへの社会的影響、教育・職業的達成の階層・地域差、社会関係の地域差。 
 Human-beings do not think and behave in a social vacuum. They are strongly influenced by their social and societal surroundings, but hardly recognize the influence. This ignorance sometimes causes a social discrimination. During this course, students will learn ideas regarding the origin of social nature of human beings. Based on the ideas, students also will learn theories and empirical evidences regarding social influences on judgments, social and societal influences on well-being, impacts of family socio-economical status on educational and vocational attainment, and differences of social relationships between urban and rural areas. 
授業計画
Course
Schedule
1. イントロ なぜ社会的影響が重要か 
2. 社会性の進化的起源1 同調的行動 
3. 社会性の進化的起源2 社会脳仮説 
4. 社会性の進化的起源3 模倣と贈与 
5. well-beingと社会環境1 幸福感と健康 
6. well-beingと社会環境2 経済の格差が生む功利主義と死 
7. 就職と社会環境 学歴差と地域差 
8. 学力と社会環境1 家庭環境と地域環境 
9. 学力と社会環境2 文化資本 
10. 学力と社会環境3 欠乏は認知能力を損なう 
11. 社会関係と社会環境1 近接性の影響とICT普及 
12. 社会関係と社会環境2 なぜICTは社会関係を変えないのか 
13. 社会関係の同類性原理 
14. 社会関係の自由市場化と民主主義の危機 
授業時間外
(予習・復習
等)の学習
Study
Required
Outside
of Class
 適宜紹介する参考文献を読んでいってください。 
成績評価
方法・基準
Evaluation
種類(Kind) 割合(%) 基準(Criteria)
レポート試験(Report Exam) 100  %  
テキスト
Textbooks
なし
参考文献
Readings
 数が多いので、リストを配布する他、適宜、授業中に追加していきます。
その他
(HP等)
Others
(e.g. HP)
 この授業は、公認心理師資格における「社会・集団・家族心理学」に含まれる内容のうち、以下を3単元すべてを含み、公認心理師資格取得に必要な単位として認定されます。

①対人関係並びに集団における人の意識及び行動についての心の過程
②人の態度及び行動
③家族、集団及び文化が個人に及ぼす影響

 ただし、臨床的な意味での家族心理学的な内容は含みません。この授業で取り上げられる家庭環境の影響は、主として学業や認知的発達に対する影響と、その階層差、地域差となります。
 なお、シラバスはあくまでも計画です。参加者には積極的に質問等のかたちで授業に参加してもらいたいと思っていますし、学生と議論することで、シラバスの内容すべてを紹介することができないとしても、やむをえないと考えています。

 レポートについては剽窃に厳しくあたりますので、その点について理解しておいてください。剽窃は本質的に曖昧ですので、認定は石黒が行い、異議は認めません。 
注意事項
Notice
 


PAGE TOP