シラバス参照

開講年度(Academic Year) 2021 
科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
VV408/コミュニケーション理論
(Communication Theory) 
テーマ/サブタイトル等
(Theme / Subtitle)
担当者 (Instructor) 小山 亘(KOYAMA WATARU) 
時間割 (Class Schedule) 春学期 (Spring Semester) 木曜日(Thu) 3時限(Period 3) 5307(Room)
単位 (Credit) 2単位(2 Credits) 
科目ナンバリング
(Course Number)
ICC6340 
使用言語
(Language)
日本語
(Japanese) 
備考 (Notes) 【4/1追記】初回授業はオンラインで実施する。初回授業のURL等はBlackboardに掲載するので必ず事前に確認すること。 
テキスト用コード (Text Code) VV408 



授業の
目標
Course
Objectives
本講義は、言語研究と文化人類学の中間に位置し、人間の文化・社会やその環境という広範な問題に言語とコミュニケーションの視点から接近する分野である言語人類学について、その概要を学ぶことを通して、コミュニケーション理論についての理解を深めることを目的とする。 
The purpose of this course is to introduce linguistic anthropology, a discipline located between language studies and cultural anthropology that approaches the broad question of socioculture and its environment from the perspective of language and communication, and to strengthen the students’ understandings of the theoretical aspects of communication through the comprehension of the linguistic-anthropological view of language and communication. 
授業の
内容
Course
Contents
本講義では、まず、人類学全体の中で言語人類学が占める位置を確認したうえで、過去200年間の言語研究と人間学の歴史を俯瞰し、言語人類学とその隣接分野(言語学、言語教育、認知科学、語用論、会話分析、談話分析、社会学、文化人類学、カルチュラル・スタディーズなど)との関係の全体像を把握する。つぎに、20世紀言語人類学の変遷を概観したのち、ヤコブソン、ハイムズ、ガンパーズ、そしてシルヴァスティンへと続く現代言語人類学のコミュニケーション・モデルの概要を説明する。こうして現代言語人類学の基本的な位置づけ、歴史、理論的基礎を学んだうえで、つぎに具体的な事例へと移り、アメリカ中流社会の成員たちのインタラクションに見られる、文化的知識とコミュニケーションの相互作用、社会文化的アイデンティティの構築を扱ったシルヴァスティン論文(「知とコミュニケーション」)、および、日本のマス・メディアを通したインタラクションに見られる、地理的アイデンティティ、ジェンダー、(近現代・伝統)文化表象を扱った小山論文を精読し、現代言語人類学の記号論的「言説分析」の理論と手法を学ぶ。 
In this course, we begin with observing the status of linguistic anthropology in relation to anthropology as a whole as well as the neighboring disciplines such as linguistics, linguistic pedagogy, cognitive science, pragmatics, and so on. Then, we move to the history of linguistic anthropology in the 20th century, with explications of the linguistic-anthropological theories of communication advanced by Jakobson, Hymes, Gumperz, and Silverstein. Afterwards, we proceed to discuss two linguistic-anthropological case studies, one dealing with face-to-face interactions among young members of the American middle class, involving the construction of sociocultural identities and the interactions between cultural knowledge and communication, and the other dealing with communicative practices mediated by print mass media in modern Japan, involving geographical identity, gender, and cultural representations. 
授業計画
Course
Schedule
1. 言語と文化:言語人類学とは何か 
2. 人類学の構成と言語人類学の布置(一) 
3. 人類学の構成と言語人類学の布置(二) 
4. 言語人類学と隣接分野(一):ドイツ・ロマン派以降の言語研究の系譜 
5. 言語人類学と隣接分野(二):カント以降の人間学の系譜 
6. 20世紀言語人類学の変遷:ボアスからシルヴァスティンまで 
7. 20世紀文化人類学の変遷:解釈、構造、象徴、儀礼、日常行為 
8. 言語人類学のコミュニケーション・モデル(一):ヤコブソンの記号論(六機能モデル、詩的機能とテクスト生成、スピーチ・イヴェントと転換子) 
9. 言語人類学のコミュニケーション・モデル(二):ハイムズのコミュニケーションの民族誌(スピーチ・イヴェント、SPEAKINGモデル、コミュニケーションの適切さと効果) 
10. 言語人類学のコミュニケーション・モデル(三):ガンパーズの談話分析(状況的・隠喩的コード・スイッチング、コンテクスト化の合図) 
11. 言語人類学のコミュニケーション・モデル(四):シルヴァスティン(現代の社会文化記号論) 
12. 事例研究(一):アメリカ中流社会の成員たちのインタラクションに見られる、知とコミュニケーションの相互作用、および社会文化的アイデンティティの構築 
13. 現代言語人類学の記号論的「言説分析」:理論的枠組み 
14. 事例研究(二):日本のマス・メディアを通したインタラクションに見られる、地理的アイデンティティ、ジェンダー、(近現代・伝統)文化表象 
授業時間外
(予習・復習
等)の学習
Study
Required
Outside
of Class
準備学習については毎回の授業で指示する。 
成績評価
方法・基準
Evaluation
種類(Kind) 割合(%) 基準(Criteria)
平常点(In-class Points) 100  %
授業参加(10%) 、最終レポート(Final Report)(40%) 、発表など(50%)
テキスト
Textbooks
No 著者名
(Author/Editor)
書籍名
(Title)
出版社
(Publisher)
出版年
(Date)
ISBN/ISSN
1. 小山亘  『コミュニケーション論のまなざし』   三元社  2012  978-4-88303-313-3 
その他(Others)
教室ないしBlackboardでレジュメを配布し、それに沿って授業は進行する。
参考文献
Readings
No 著者名
(Author/Editor)
書籍名
(Title)
出版社
(Publisher)
出版年
(Date)
ISBN/ISSN
1. 小山亘  『近代言語イデオロギー論』   三元社  2011  978-4-88303-280-8 
2. 小山亘  『記号の思想』   三元社  2009  978-4-88303-246-4 
3. 小山亘  『記号の系譜』   三元社  2008  978-4-88303-219-8 
その他(Others)
その他
(HP等)
Others
(e.g. HP)
注意事項
Notice
 


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