日本語 English
開講年度/ Academic YearAcademic Year |
20242024 |
科目設置学部/ CollegeCollege |
文学部/College of ArtsCollege of Arts |
科目コード等/ Course CodeCourse Code |
AA353/AA353AA353 |
テーマ・サブタイトル等/ Theme・SubtitleTheme・Subtitle |
キリスト教史1 |
授業形態/ Class FormatClass Format |
対面(全回対面)/Face to face (all classes are face-to-face)Face to face (all classes are face-to-face) |
授業形態(補足事項)/ Class Format (Supplementary Items)Class Format (Supplementary Items) |
|
授業形式/ Class StyleCampus |
講義/LectureLecture |
校地/ CampusCampus |
池袋/IkebukuroIkebukuro |
学期/ SemesterSemester |
春学期/Spring SemesterSpring Semester |
曜日時限・教室/ DayPeriod・RoomDayPeriod・Room |
土2/Sat.2 Sat.2 ログインして教室を表示する(Log in to view the classrooms.) |
単位/ CreditsCredits |
22 |
科目ナンバリング/ Course NumberCourse Number |
CHS1803 |
使用言語/ LanguageLanguage |
その他/OthersOthers |
履修登録方法/ Class Registration MethodClass Registration Method |
科目コード登録/Course Code RegistrationCourse Code Registration |
配当年次/ Assigned YearAssigned Year |
配当年次は開講学部のR Guideに掲載している科目表で確認してください。配当年次は開講学部のR Guideに掲載している科目表で確認してください。 |
先修規定/ Prerequisite RegulationsPrerequisite Regulations |
|
他学部履修可否/ Acceptance of Other CollegesAcceptance of Other Colleges |
履修登録システムの『他学部・他研究科履修不許可科目一覧』で確認してください。 |
履修中止可否/ Course CancellationCourse Cancellation |
〇(履修中止可/ Eligible for cancellation) |
オンライン授業60単位制限対象科目/ Online Classes Subject to 60-Credit Upper LimitOnline Classes Subject to 60-Credit Upper Limit |
|
学位授与方針との関連/ Relationship with Degree PolicyRelationship with Degree Policy |
各授業科目は、学部・研究科の定める学位授与方針(DP)や教育課程編成の方針(CP)に基づき、カリキュラム上に配置されています。詳細はカリキュラム・マップで確認することができます。 |
備考/ NotesNotes |
In this course, we will study several important aspects related to Christianity. Because Christianity is based on practices, we will avoid making abstract statements about Jesus and the Churches. Our aim is to examine the realities of Christian life as embodied in the sacraments of the Church and celebrated in concrete rituals. Furthermore, the course will look into the relationship between the sacraments and what is called “ecclesiology,” that is, the scientific study of the Churches.
The first half of the course will deal with the various ideas that theologians had towards the sacraments, especially the Eucharist. We will start by focusing on the Early Church.
In the second half of the course, we will examine the basic points of ecclesiology, that his, the fundamental doctrines and beliefs of the Church. Our approach will be to study their origins in the Bible as well as in the thought of the Early Church Father’s. Then we will look at the ideas held during the Reformation and, finally, ideas held today.
By the end of the course, students should be able to describe and explain some of the more important ideas of sacramental theology and ecclesiology.
1 | 教会を議論するとは どういうことか 宗教学の「象徴」についての議論から宗教思想は、具体的な媒介を通じて社会と関わるものであるということを見ていく |
2 | 教会論のあり方、サクラメントについて 入門として、教会とサクラメントについて、これからの授業展開のための基礎的な知識を確認する |
3 | 聖書と共同体 旧約と新約聖書から見る教会について、また、サクラメント、聖餐について、聖書の言及を見ていくことで、キリスト教特有の見方を探る 小テスト 「テキストに関して」を実施する |
4 | 教会という具体的な場 教会建築について 本学にある教会建築のあり方について学び、実際の場としての教会が建築史に与えた影響を見る |
5 | 古代教会の状態 古代の教会のあり方を見ていくことによって、教会論の土台を理解する |
6 | 教父たちの聖餐論 教父たちがどのようにサクラメントの中心である聖餐を理解していたかということについて見ていく |
7 | 宗教改革とはなにか、カトリック改革・対宗教改革について 宗教改革前夜の教会の状況、また、改革のあらまし、そしてそれに応じたカトリック側の運動、特にトリエント公会議について取り上げる |
8 | ルターの教会に関する見方と聖餐論 ルターがどういった点で、教会論に新しいものをもたらしたのかということについて、また、彼の聖餐についての見解を探る |
9 | カルバンの教会論と聖餐論 カルバンの教会論の特色は、決してルターの見解と相反するものではないが、大きな違いがある。比較しつつ、カルバンの独自性、そしてその結果を見ていく |
10 | 英国教会・英国聖公会の成り立ち 宗教改革の一つの形としての聖公会の成り立ちを見ていくことで、宗教改革の多様性について、また、ローマ・カトリック教会が何をそこから学びとることができるかについて見ていく |
11 | オックスフォード運動と神学の進展 19世紀のオックスフォード運動は、二十世紀の神学的理解につながる要素を持っている。また礼拝様式にも大きな影響を与えた。この運動を見ていくことによって、古代と現代のつながりを模索した神学の流れを理解していく |
12 | ローワン・ウィリアムズの神学 様々な二十世紀の神学と、カンタベリー大主教であったウィリアムズの関わりを見ることで、伝統と現代の率直な対話を重んじる聖公会の神学の有様を見ていく。 |
13 | 教会論的問題としての「婚姻」について 現代の教会論の大きな問題としてどのように同性婚というものを考えるかということがあり、この点を見ていくことで、アングリカン・コミュニオンの中の考えの多様性を理解する |
14 | まとめ 教場にてレポート作成のための質問受付 |
板書 /Writing on the Board
スライド(パワーポイント等)の使用 /Slides (PowerPoint, etc.)
上記以外の視聴覚教材の使用 /Audiovisual Materials Other than Those Listed Above
個人発表 /Individual Presentations
グループ発表 /Group Presentations
ディスカッション・ディベート /Discussion/Debate
実技・実習・実験 /Practicum/Experiments/Practical Training
学内の教室外施設の利用 /Use of On-Campus Facilities Outside the Classroom
校外実習・フィールドワーク /Field Work
上記いずれも用いない予定 /None of the above
補足事項 (Supplementary Items) |
---|
小テストを二回ほど授業中に実施する。 第二回目の小テストは、七回目から十回目の間に実施する |
予習よりも、復習、また最後のレポート作成のために、授業後一時間の作業を必要とする
世界史を受講していない場合、各授業前に世界史の基本的な知識を得ていることが前提となる
種類 (Kind) | 割合 (%) | 基準 (Criteria) |
---|---|---|
平常点 (In-class Points) | 100 |
授業内小テスト(40%) 授業参加、振り返り発表参加(30%) 最終レポート(Final Report)(30%) |
備考 (Notes) | ||
No | 著者名 (Author/Editor) | 書籍名 (Title) | 出版社 (Publisher) | 出版年 (Date) | ISBN/ISSN |
---|---|---|---|---|---|
1 | 山我 哲雄 | 『キリスト教入門』 | 岩波書店 | 2014 | 9784005007929 |
その他 (Others) | |||||
その他、必要な文献はCanvas LMSに掲載し、共有する。 |
通常の授業に必要な理解力と説明力、特に授業の不明な点について積極的に質問する態度が求められる
スマートフォンは、情報端末デバイスとしては許可しない。A5以上のタブレット、ないしPCをデバイスとして用いること。また授業での作業のため、紙と筆記用具も持参すること。
授業の最後に行う振り返りを特に重視する。
本科目においては、教会という場におけるサクラメントの実践に関して、古代、宗教改革、現代という大まかにいって、三つの時代を中心にして、アングリカンとカトリックという二つの教会共同体における事象を取り扱う。網羅的にではなくても、キリスト教の歴史的性格を理解し、とりわけ古代教会が教会論形成に大きな影響を及ぼしたことを把握し説明できることが目標である。
In this course, we will study several important aspects related to Christianity. Because Christianity is based on practices, we will avoid making abstract statements about Jesus and the Churches. Our aim is to examine the realities of Christian life as embodied in the sacraments of the Church and celebrated in concrete rituals. Furthermore, the course will look into the relationship between the sacraments and what is called “ecclesiology,” that is, the scientific study of the Churches.
特に、教会について初代の弟子たち、古代教会について、また、その中でどのようにサクラメント、とりわけ聖餐についての理解がなされていたかについてみる。また、宗教改革期の教会論、カトリックの応答、また、アングリカンの教会論、聖餐論の立ち位置を見る。また、現代の教会論の流れを見ることによって、キリスト教が歴史的性格をとくに自覚するものであることを見ていく。
The first half of the course will deal with the various ideas that theologians had towards the sacraments, especially the Eucharist. We will start by focusing on the Early Church.
In the second half of the course, we will examine the basic points of ecclesiology, that his, the fundamental doctrines and beliefs of the Church. Our approach will be to study their origins in the Bible as well as in the thought of the Early Church Father’s. Then we will look at the ideas held during the Reformation and, finally, ideas held today.
By the end of the course, students should be able to describe and explain some of the more important ideas of sacramental theology and ecclesiology.
1 | 教会を議論するとは どういうことか 宗教学の「象徴」についての議論から宗教思想は、具体的な媒介を通じて社会と関わるものであるということを見ていく |
2 | 教会論のあり方、サクラメントについて 入門として、教会とサクラメントについて、これからの授業展開のための基礎的な知識を確認する |
3 | 聖書と共同体 旧約と新約聖書から見る教会について、また、サクラメント、聖餐について、聖書の言及を見ていくことで、キリスト教特有の見方を探る 小テスト 「テキストに関して」を実施する |
4 | 教会という具体的な場 教会建築について 本学にある教会建築のあり方について学び、実際の場としての教会が建築史に与えた影響を見る |
5 | 古代教会の状態 古代の教会のあり方を見ていくことによって、教会論の土台を理解する |
6 | 教父たちの聖餐論 教父たちがどのようにサクラメントの中心である聖餐を理解していたかということについて見ていく |
7 | 宗教改革とはなにか、カトリック改革・対宗教改革について 宗教改革前夜の教会の状況、また、改革のあらまし、そしてそれに応じたカトリック側の運動、特にトリエント公会議について取り上げる |
8 | ルターの教会に関する見方と聖餐論 ルターがどういった点で、教会論に新しいものをもたらしたのかということについて、また、彼の聖餐についての見解を探る |
9 | カルバンの教会論と聖餐論 カルバンの教会論の特色は、決してルターの見解と相反するものではないが、大きな違いがある。比較しつつ、カルバンの独自性、そしてその結果を見ていく |
10 | 英国教会・英国聖公会の成り立ち 宗教改革の一つの形としての聖公会の成り立ちを見ていくことで、宗教改革の多様性について、また、ローマ・カトリック教会が何をそこから学びとることができるかについて見ていく |
11 | オックスフォード運動と神学の進展 19世紀のオックスフォード運動は、二十世紀の神学的理解につながる要素を持っている。また礼拝様式にも大きな影響を与えた。この運動を見ていくことによって、古代と現代のつながりを模索した神学の流れを理解していく |
12 | ローワン・ウィリアムズの神学 様々な二十世紀の神学と、カンタベリー大主教であったウィリアムズの関わりを見ることで、伝統と現代の率直な対話を重んじる聖公会の神学の有様を見ていく。 |
13 | 教会論的問題としての「婚姻」について 現代の教会論の大きな問題としてどのように同性婚というものを考えるかということがあり、この点を見ていくことで、アングリカン・コミュニオンの中の考えの多様性を理解する |
14 | まとめ 教場にてレポート作成のための質問受付 |
板書 /Writing on the Board
スライド(パワーポイント等)の使用 /Slides (PowerPoint, etc.)
上記以外の視聴覚教材の使用 /Audiovisual Materials Other than Those Listed Above
個人発表 /Individual Presentations
グループ発表 /Group Presentations
ディスカッション・ディベート /Discussion/Debate
実技・実習・実験 /Practicum/Experiments/Practical Training
学内の教室外施設の利用 /Use of On-Campus Facilities Outside the Classroom
校外実習・フィールドワーク /Field Work
上記いずれも用いない予定 /None of the above
補足事項 (Supplementary Items) |
---|
小テストを二回ほど授業中に実施する。 第二回目の小テストは、七回目から十回目の間に実施する |
予習よりも、復習、また最後のレポート作成のために、授業後一時間の作業を必要とする
世界史を受講していない場合、各授業前に世界史の基本的な知識を得ていることが前提となる
種類 (Kind) | 割合 (%) | 基準 (Criteria) |
---|---|---|
平常点 (In-class Points) | 100 |
授業内小テスト(40%) 授業参加、振り返り発表参加(30%) 最終レポート(Final Report)(30%) |
備考 (Notes) | ||
No | 著者名 (Author/Editor) | 書籍名 (Title) | 出版社 (Publisher) | 出版年 (Date) | ISBN/ISSN |
---|---|---|---|---|---|
1 | 山我 哲雄 | 『キリスト教入門』 | 岩波書店 | 2014 | 9784005007929 |
その他 (Others) | |||||
その他、必要な文献はCanvas LMSに掲載し、共有する。 |
通常の授業に必要な理解力と説明力、特に授業の不明な点について積極的に質問する態度が求められる
スマートフォンは、情報端末デバイスとしては許可しない。A5以上のタブレット、ないしPCをデバイスとして用いること。また授業での作業のため、紙と筆記用具も持参すること。
授業の最後に行う振り返りを特に重視する。