日本語

Course Code etc
Academic Year 2024
College College of Arts
Course Code AC331
Theme・Subtitle 中世日本史論1
Class Format Face to face (all classes are face-to-face)
Class Format (Supplementary Items)
Campus Lecture
Campus Ikebukuro
Semester Fall semester
DayPeriod・Room Fri.1
ログインして教室を表示する(Log in to view the classrooms.)
Credits 2
Course Number HIS3500
Language Japanese
Class Registration Method Course Code Registration
Assigned Year 配当年次は開講学部のR Guideに掲載している科目表で確認してください。
Prerequisite Regulations
Acceptance of Other Colleges 履修登録システムの『他学部・他研究科履修不許可科目一覧』で確認してください。
Course Cancellation 〇(履修中止可/ Eligible for cancellation)
Online Classes Subject to 60-Credit Upper Limit
Relationship with Degree Policy 各授業科目は、学部・研究科の定める学位授与方針(DP)や教育課程編成の方針(CP)に基づき、カリキュラム上に配置されています。詳細はカリキュラム・マップで確認することができます。
Notes

【Course Objectives】

To understand the process of conversion of the city society of Kyoto in the late Medieval times.

【Course Contents】

・Relationship between citizens in Kyoto and the Muromachi shogunate.
・Religious faith of merchants and craftsmen in Kyoto in the late Medieval times.
・Social groups and gender of residents of Kyoto.
・Process of formation of Cho communities in Kyoto.

Japanese Items

【授業計画 / Course Schedule】

1 イントロダクション
日本中世史研究における都市という問題の位置を理解する。
2 町共同体論
日本中世都市の研究史における町共同体論の意義と、その問題点を理解する。
3 中世の商工業者
中世における商工業者の特質、および14世紀における商工業の発展について理解する。
4 土倉・酒屋
中世京都における土倉・酒屋の特質、比叡山延暦寺との関係を理解する。
5 非人集団
中世都市の周縁に成立した非人集団の特質について理解する。
6 中世都市とジェンダー
日本中世都市研究においてジェンダーの視角がもつ重要性を理解する。
7 都市と祭礼
中世京都における祭礼(祇園会、稲荷祭など)と都市における社会集団の特質を理解する。
8 都市課税
室町幕府による都市課税(地口銭・土倉酒屋役・諸商売役など)の展開について理解する。
9 室町幕府の都市民支配
室町幕府と京都の商工業者の結びつきの形成過程について理解する。
10 法華宗と都市民
戦国期京都における法華宗の勢力拡大過程について理解する。
11 門閥都市民
戦国期京都に成立した門閥都市民の特質を理解する。
12 社会的結合と家族
戦国期京都における都市民の社会的結合と家族について理解する。
13 町共同体
町共同体の形成過程について、既存の町共同体論を批判しつつ再検討を加える。
14 総括と展望
講義内容を総括し、今後の日本中世都市研究において有する意義を展望する。

【活用される授業方法 / Teaching Methods Used】

板書 /Writing on the Board
スライド(パワーポイント等)の使用 /Slides (PowerPoint, etc.)
上記以外の視聴覚教材の使用 /Audiovisual Materials Other than Those Listed Above
個人発表 /Individual Presentations
グループ発表 /Group Presentations
ディスカッション・ディベート /Discussion/Debate
実技・実習・実験 /Practicum/Experiments/Practical Training
学内の教室外施設の利用 /Use of On-Campus Facilities Outside the Classroom
校外実習・フィールドワーク /Field Work
上記いずれも用いない予定 /None of the above

補足事項 (Supplementary Items)
毎回提出されるリアクションペーパーについて次回授業冒頭で解説を加える。

【授業時間外(予習・復習等)の学修 / Study Required Outside of Class】

授業時間外の学習については授業内で適宜指示する。

【成績評価方法・基準 / Evaluation】

種類 (Kind)割合 (%)基準 (Criteria)
レポート試験 (Report Exam) 80
平常点 (In-class Points)20 コメントシート(20%)
備考 (Notes)

【テキスト / Textbooks】

なし/None

【参考文献 / Readings】

No著者名 (Author/Editor)書籍名 (Title)出版社 (Publisher)出版年 (Date)ISBN/ISSN
1 網野善彦 『日本中世都市の世界』 講談社 2013 4062921898
2 仁木宏 『空間・公・共同体』 青木書店 1997 4250970213
3 三枝暁子 『比叡山と室町幕府』 東京大学出版会 2011 4130262297
4 仁木宏 『京都の都市共同体と権力』 思文閣出版 2010 4784215182
5 今谷明 『天文法華一揆』 洋泉社 2009 4862484379
6 早島大祐 『首都の経済と室町幕府』 吉川弘文館 2006 4642028587

【履修にあたって求められる能力 / Abilities Required to Take the Course】

講義資料として中世の古文書や記録を提示する場合がある。これらは主に漢文で書かれているので、基礎的な漢文読解能力があることが望ましい。

【学生が準備すべき機器等 / Equipment, etc., that Students Should Prepare】

講義スライド(PDFファイル)を見られる機器。各自でプリントアウトして持参する場合は不要。

【その他 / Others】

教員のこれまでの研究については下記を参照
https://researchmap.jp/hokke1ki

【注意事項 / Notice】