日本語 English
開講年度/ Academic YearAcademic Year |
20242024 |
科目設置学部/ CollegeCollege |
文学部/College of ArtsCollege of Arts |
科目コード等/ Course CodeCourse Code |
AN313/AN313AN313 |
テーマ・サブタイトル等/ Theme・SubtitleTheme・Subtitle |
ドイツの都市文化 |
授業形態/ Class FormatClass Format |
対面(全回対面)/Face to face (all classes are face-to-face)Face to face (all classes are face-to-face) |
授業形態(補足事項)/ Class Format (Supplementary Items)Class Format (Supplementary Items) |
|
授業形式/ Class StyleCampus |
講義/LectureLecture |
校地/ CampusCampus |
池袋/IkebukuroIkebukuro |
学期/ SemesterSemester |
秋学期/Fall semesterFall semester |
曜日時限・教室/ DayPeriod・RoomDayPeriod・Room |
水4/Wed.4 Wed.4 ログインして教室を表示する(Log in to view the classrooms.) |
単位/ CreditsCredits |
22 |
科目ナンバリング/ Course NumberCourse Number |
GRL3800 |
使用言語/ LanguageLanguage |
日本語/JapaneseJapanese |
履修登録方法/ Class Registration MethodClass Registration Method |
科目コード登録/Course Code RegistrationCourse Code Registration |
配当年次/ Assigned YearAssigned Year |
配当年次は開講学部のR Guideに掲載している科目表で確認してください。配当年次は開講学部のR Guideに掲載している科目表で確認してください。 |
先修規定/ Prerequisite RegulationsPrerequisite Regulations |
|
他学部履修可否/ Acceptance of Other CollegesAcceptance of Other Colleges |
履修登録システムの『他学部・他研究科履修不許可科目一覧』で確認してください。 |
履修中止可否/ Course CancellationCourse Cancellation |
〇(履修中止可/ Eligible for cancellation) |
オンライン授業60単位制限対象科目/ Online Classes Subject to 60-Credit Upper LimitOnline Classes Subject to 60-Credit Upper Limit |
|
学位授与方針との関連/ Relationship with Degree PolicyRelationship with Degree Policy |
各授業科目は、学部・研究科の定める学位授与方針(DP)や教育課程編成の方針(CP)に基づき、カリキュラム上に配置されています。詳細はカリキュラム・マップで確認することができます。 |
備考/ NotesNotes |
Students will deepen their understanding about arts and culture in modern German-speaking countries, especially Prussia with focusing on the establishing of metropole in the era of modernism and contemporary movements. Students would understand meaning and points of each topics and analyze handled issues through discussions, as thinking about its impact on our present-day society.
(Berlin Story) This course introduces literature and art/culture movements in the era of german modernism (Berliner Moderne) and contemporary works, especially deal with "Berlin" as metropole. In the course, we also focus on the sense of big city (Großstadt) and its people that has been developed intensively by Weimar classics as well as by entire German modernism and culture. We com-bine texts of German-language literature with cultural, histor-ical and sociological issues, thus opening up interesting new perspectives.
The class will focus on history of German speaking world from 19-21 centuries that are faced and struggled with various issues. To do that, literature and art works with various visual materials will be used, as its attentions are especially given to the rising nationalism of modern age and its establishment of gender norms.
1 | ガイダンス:テーマについて・「ドイツ語圏」とは? |
2 | 歴史を伝える絵画、都市化するベルリン:メンツェル『ベルリン〜ポツダム鉄道』(1847年)/『サンスーシ宮殿でのフリードリヒ大王のフルートコンサート』(1850年)/『鉄圧延機工場』(1872-1875年)ほか |
3 | 身分違いの恋?:テオドーア・フォンターネ『謎誤あれば』(1888 年)その1 |
4 | オワコン下級貴族の本音?:テオドーア・フォンターネ『謎誤あれば』(1888 年)その2 |
5 | 新たな時代の生き方 ー「ブリュッケ」(表現主義): O. ミュラー『水浴する風景』(1906年)、E-L. キルヒナー『ノレンドルフ広場』(1912年)『ポツダム広場』(1914年)など |
6 | 審美的な芸術から機能主義へ・機械の時代の芸術・大都市の光と影: O. グロス『大都会』(1927/28年)、C. シャート『ソーニャ』(1929年)、W. グロピウス『バウハウス宣言』(1919年)からバウハウス・デッサウ(1925年)、M-v.d. ローエの時代へ |
7 | (鉄道馬車ではなく)地下鉄の走る街、映画の時代:エーリヒ・ケストナー『エーミールと探偵たち』(1929年)その1 |
8 | 子どもこそ聡明な存在:エーリヒ・ケストナー『エーミールと探偵たち』(1929年)その2 |
9 | 都会の「キラキラ」に 憧れて:イルムガルト・コイン『人工シルクの女の子』(1932 年)その1 |
10 | 「本当の」私を見て好きになってほしい:イルムガルト・コイン『人工シルクの女の子』(1932 年)その2 |
11 | 忘却の彼方へ ー :トーマス・ブルスィヒ 『太陽通り(ゾンネンアレーの短い方の端で)』(1999年)その1 |
12 | いまわしいはずの記憶・「愉快なあの頃」の記憶 :トーマス・ブルスィヒ 『太陽通り(ゾンネンアレーの短い方の端で)』(1999年)その2 |
13 | さえない私/僕、おかしな転校生 :ヴォルフガング・ヘルンドルフ『14歳、僕らの疾走 ー マイクとチック」(2010年)その1 |
14 | 「私はあなたのことを見てる、考えてるから」:ヴォルフガング・ヘルンドルフ『14歳、僕らの疾走 ー マイクとチック」(2010年)その2 |
板書 /Writing on the Board
スライド(パワーポイント等)の使用 /Slides (PowerPoint, etc.)
上記以外の視聴覚教材の使用 /Audiovisual Materials Other than Those Listed Above
個人発表 /Individual Presentations
グループ発表 /Group Presentations
ディスカッション・ディベート /Discussion/Debate
実技・実習・実験 /Practicum/Experiments/Practical Training
学内の教室外施設の利用 /Use of On-Campus Facilities Outside the Classroom
校外実習・フィールドワーク /Field Work
上記いずれも用いない予定 /None of the above
・本授業の授業時間外学習として計4時間以上(準備学習・復習時間各2時間以上)を標準とします。
・授業で言及された参考資料(図書やインターネット記事等)にアクセスし、授業内容に対する理解と思考を深めること。
種類 (Kind) | 割合 (%) | 基準 (Criteria) |
---|---|---|
平常点 (In-class Points) | 100 |
作文(リアクションペーパー)(70%) 最終レポート(Final Report)(30%) |
備考 (Notes) | ||
作文(リアクションペーパー)の未提出(一定の要件を満たさない水準の作文は未提出と数える)が3回以上になった時点で、最終レポートの提出は認めません。 |
その他 (Others) | |||||
---|---|---|---|---|---|
・資料を毎授業配布します。特定の教科書は使用しません。 ・文学作品についてはテクストの抜粋(日本語訳)を配布します。 |
No | 著者名 (Author/Editor) | 書籍名 (Title) | 出版社 (Publisher) | 出版年 (Date) | ISBN/ISSN |
---|---|---|---|---|---|
1 | 宮田眞治、畠山寛、濱中春(編) | 『ドイツ文化55のキーワード』 | ミネルヴァ書房 | 2015 | |
その他 (Others) | |||||
その他、授業時に適宜紹介します。 |
・上記授業回で扱う内容は変更される場合があり、順番もまた前後する可能性があります。
・授業ごと提出する課題(作文/小レポート)に対しては、適宜全体に向けてフィードバックを行う予定です。
近現代ドイツの歴史と文化を、現代と照らし合わせつつ学びます。ドイツ語圏の人々の生活ぶりや価値観から、21世紀の日本に住む私たちがどのような示唆に与ることができるのか、議論を通じて思考できるようになることが授業の目標です。
Students will deepen their understanding about arts and culture in modern German-speaking countries, especially Prussia with focusing on the establishing of metropole in the era of modernism and contemporary movements. Students would understand meaning and points of each topics and analyze handled issues through discussions, as thinking about its impact on our present-day society.
【ベルリンの物語】2度の大戦と都市の分断・再統一を経験したドイツの首都ベルリンは、世界中で、圧倒的な強度で描かれ続けているメトロポール(メトロポリス/大都会)です。この授業では、ベルリンを舞台とする文学作品や、ベルリンにおいて(も)展開した芸術運動やを通して、19 世紀後半から現代までのベルリンとその表象の様相を確認するとともに、変化し続けるメトロポールの姿から、その社会の内実に迫ります。
【扱う作品・内容】
・19世紀末〜20世紀のドイツ語圏の文化現象・表象芸術を、時系列に沿って扱います。
作品・現象は19 世紀後半から21世紀まで、ほぼ時系列的に進みます。
・19世紀のプロイセン/ドイツの歴史と、当時の市民階級/教養市民の社会通念、教育制度の確立やジェンダー規範の変遷等に注目しながら、人々の生活や働き方、生き方に反映される価値観や西洋市民社会の諸制度、都市の形成に関する考察を深めていきます。
・20世紀前半から後半(ヴァイマール共和国の時代から第三帝国、東西ドイツの時代から現代)にかけて、「女性」「弱者」「マイノリティ」がクローズアップされる内容になります。多様性とマージナルなものに対する眼差しの中にこそ、メトロポールとしてのベルリンの魅力が潜んでいると言えるかもしれません。
(Berlin Story) This course introduces literature and art/culture movements in the era of german modernism (Berliner Moderne) and contemporary works, especially deal with "Berlin" as metropole. In the course, we also focus on the sense of big city (Großstadt) and its people that has been developed intensively by Weimar classics as well as by entire German modernism and culture. We com-bine texts of German-language literature with cultural, histor-ical and sociological issues, thus opening up interesting new perspectives.
The class will focus on history of German speaking world from 19-21 centuries that are faced and struggled with various issues. To do that, literature and art works with various visual materials will be used, as its attentions are especially given to the rising nationalism of modern age and its establishment of gender norms.
1 | ガイダンス:テーマについて・「ドイツ語圏」とは? |
2 | 歴史を伝える絵画、都市化するベルリン:メンツェル『ベルリン〜ポツダム鉄道』(1847年)/『サンスーシ宮殿でのフリードリヒ大王のフルートコンサート』(1850年)/『鉄圧延機工場』(1872-1875年)ほか |
3 | 身分違いの恋?:テオドーア・フォンターネ『謎誤あれば』(1888 年)その1 |
4 | オワコン下級貴族の本音?:テオドーア・フォンターネ『謎誤あれば』(1888 年)その2 |
5 | 新たな時代の生き方 ー「ブリュッケ」(表現主義): O. ミュラー『水浴する風景』(1906年)、E-L. キルヒナー『ノレンドルフ広場』(1912年)『ポツダム広場』(1914年)など |
6 | 審美的な芸術から機能主義へ・機械の時代の芸術・大都市の光と影: O. グロス『大都会』(1927/28年)、C. シャート『ソーニャ』(1929年)、W. グロピウス『バウハウス宣言』(1919年)からバウハウス・デッサウ(1925年)、M-v.d. ローエの時代へ |
7 | (鉄道馬車ではなく)地下鉄の走る街、映画の時代:エーリヒ・ケストナー『エーミールと探偵たち』(1929年)その1 |
8 | 子どもこそ聡明な存在:エーリヒ・ケストナー『エーミールと探偵たち』(1929年)その2 |
9 | 都会の「キラキラ」に 憧れて:イルムガルト・コイン『人工シルクの女の子』(1932 年)その1 |
10 | 「本当の」私を見て好きになってほしい:イルムガルト・コイン『人工シルクの女の子』(1932 年)その2 |
11 | 忘却の彼方へ ー :トーマス・ブルスィヒ 『太陽通り(ゾンネンアレーの短い方の端で)』(1999年)その1 |
12 | いまわしいはずの記憶・「愉快なあの頃」の記憶 :トーマス・ブルスィヒ 『太陽通り(ゾンネンアレーの短い方の端で)』(1999年)その2 |
13 | さえない私/僕、おかしな転校生 :ヴォルフガング・ヘルンドルフ『14歳、僕らの疾走 ー マイクとチック」(2010年)その1 |
14 | 「私はあなたのことを見てる、考えてるから」:ヴォルフガング・ヘルンドルフ『14歳、僕らの疾走 ー マイクとチック」(2010年)その2 |
板書 /Writing on the Board
スライド(パワーポイント等)の使用 /Slides (PowerPoint, etc.)
上記以外の視聴覚教材の使用 /Audiovisual Materials Other than Those Listed Above
個人発表 /Individual Presentations
グループ発表 /Group Presentations
ディスカッション・ディベート /Discussion/Debate
実技・実習・実験 /Practicum/Experiments/Practical Training
学内の教室外施設の利用 /Use of On-Campus Facilities Outside the Classroom
校外実習・フィールドワーク /Field Work
上記いずれも用いない予定 /None of the above
・本授業の授業時間外学習として計4時間以上(準備学習・復習時間各2時間以上)を標準とします。
・授業で言及された参考資料(図書やインターネット記事等)にアクセスし、授業内容に対する理解と思考を深めること。
種類 (Kind) | 割合 (%) | 基準 (Criteria) |
---|---|---|
平常点 (In-class Points) | 100 |
作文(リアクションペーパー)(70%) 最終レポート(Final Report)(30%) |
備考 (Notes) | ||
作文(リアクションペーパー)の未提出(一定の要件を満たさない水準の作文は未提出と数える)が3回以上になった時点で、最終レポートの提出は認めません。 |
その他 (Others) | |||||
---|---|---|---|---|---|
・資料を毎授業配布します。特定の教科書は使用しません。 ・文学作品についてはテクストの抜粋(日本語訳)を配布します。 |
No | 著者名 (Author/Editor) | 書籍名 (Title) | 出版社 (Publisher) | 出版年 (Date) | ISBN/ISSN |
---|---|---|---|---|---|
1 | 宮田眞治、畠山寛、濱中春(編) | 『ドイツ文化55のキーワード』 | ミネルヴァ書房 | 2015 | |
その他 (Others) | |||||
その他、授業時に適宜紹介します。 |
・上記授業回で扱う内容は変更される場合があり、順番もまた前後する可能性があります。
・授業ごと提出する課題(作文/小レポート)に対しては、適宜全体に向けてフィードバックを行う予定です。