日本語 English
| 開講年度/ Academic YearAcademic Year |
20252025 |
| 科目設置学部/ CollegeCollege |
文学部/College of ArtsCollege of Arts |
| 科目コード等/ Course CodeCourse Code |
AN315/AN315AN315 |
| テーマ・サブタイトル等/ Theme・SubtitleTheme・Subtitle |
ドイツの生活文化 |
| 授業形態/ Class FormatClass Format |
対面（全回対面）/Face to face (all classes are face-to-face)Face to face (all classes are face-to-face) |
| 授業形態（補足事項）/ Class Format (Supplementary Items)Class Format (Supplementary Items) |
|
| 授業形式/ Class StyleCampus |
講義/LectureLecture |
| 校地/ CampusCampus |
池袋/IkebukuroIkebukuro |
| 学期/ SemesterSemester |
春学期/Spring SemesterSpring Semester |
| 曜日時限・教室/ DayPeriod・RoomDayPeriod・Room |
水4/Wed.4 Wed.4 ログインして教室を表示する（Log in to view the classrooms.） |
| 単位/ CreditsCredits |
22 |
| 科目ナンバリング/ Course NumberCourse Number |
GRL3800 |
| 使用言語/ LanguageLanguage |
日本語/JapaneseJapanese |
| 履修登録方法/ Class Registration MethodClass Registration Method |
科目コード登録/Course Code RegistrationCourse Code Registration |
| 配当年次/ Assigned YearAssigned Year |
配当年次は開講学部のR Guideに掲載している科目表で確認してください。配当年次は開講学部のR Guideに掲載している科目表で確認してください。 |
| 先修規定/ Prerequisite RegulationsPrerequisite Regulations |
|
| 他学部履修可否/ Acceptance of Other CollegesAcceptance of Other Colleges |
履修登録システムの『他学部・他研究科履修不許可科目一覧』で確認してください。 |
| 履修中止可否/ Course CancellationCourse Cancellation |
〇（履修中止可/ Eligible for cancellation） |
| オンライン授業60単位制限対象科目/ Online Classes Subject to 60-Credit Upper LimitOnline Classes Subject to 60-Credit Upper Limit |
|
| 学位授与方針との関連/ Relationship with Degree PolicyRelationship with Degree Policy |
各授業科目は、学部・研究科の定める学位授与方針（DP）や教育課程編成の方針（CP）に基づき、カリキュラム上に配置されています。詳細はカリキュラム・マップで確認することができます。 |
| 備考/ NotesNotes |
Students will deepen their understanding about life and culture in modern German-speaking area and countries, especially Prussia with focusing on the way of living and Gender norms - for examples health care and body consciousness, infection and biomedicine, modern western music and sports and that all related with in the era of modernism. Students would understand meaning and points of topics and analyze handled issues through discussions, as thinking about its impact on our present-day society.
The class will focus on history of German speaking world from 19-20 centuries that are faced and struggled with various issues. To do that, literature and art works with various visual materials will be used, as its attentions are especially given to the rising of nationalism of modern age and establishment of gender norms at that times.
| 1 | ガイダンス（１）：近現代ドイツの歴史と社会：前提（１） |
| 2 | ガイダンス（２）：近現代ドイツの歴史と社会：前提（２） |
| 3 | 「女性がコーヒーを飲むなんて（けしからん）」？：公共圏の生成と「コーヒーハウス」、『トルコ行進曲』と『コーヒーカンタータ』 |
| 4 | 市場経済の成長と「交響曲」：ハイドンにできてモーツァルトにできなかったこと、モーツァルトにとってはめちゃくちゃ重要でベートーヴェンにとってはどうでも良かったこと |
| 5 | 「音楽が流れる素敵な家庭」？：革命と国歌のための学校、音楽について学んだらそのあとはどうやって稼ぐ？楽器とジェンダーの関係 |
| 6 | 「ドイツ国民に告ぐ」：啓蒙と教育こそが革命の第一歩、大学の建立と若者の夢見る自由な世界、ポストナポレオン時代の軍隊制度 |
| 7 | 富国強兵を目指して：「カッコイイ兵士」と「産む性」の関係、「体育」って何のため？ F. ヤーンの『ドイツ体操術』 |
| 8 | 『舞姫』の世界：細菌と近代医学、「病気になるのには原因がある」、細菌学と衛生学、「清潔」な住まいと水 |
| 9 | 『ハイジ』の世界』：日光浴とサナトリウムと菜食主義者たちの世界、観光業と出稼ぎする人々 |
| 10 | ドイツ統一とヴィルヘルム時代の到来：「ワンダーフォーゲル」で発散する反抗期、「大学を出ておけば後で楽ができる」？、「生活改革運動」とモダンダンスの誕生 |
| 11 | 長い平和の後で：「第一次世界大戦でガラガラポン」のワケ、食糧計画と「カブラの冬」、「拡大路線」の終焉 |
| 12 | 長い戦争の後で：ハイパーインフレと大不況、食品工業の興隆と「おうちでごはん」の関係について |
| 13 | 華やかな「外食」：本家「アメリカ」よりアメリカらしい大都会、エンターテイメント化するレストラン、カフェにやってくる人々 |
| 14 | 寒さと飢えとコーヒーの記憶：「働かざるもの食うべからず」、農芸化学産業の果てに |
板書 /Writing on the Board
スライド（パワーポイント等）の使用 /Slides (PowerPoint, etc.)
上記以外の視聴覚教材の使用 /Audiovisual Materials Other than Those Listed Above
個人発表 /Individual Presentations
グループ発表 /Group Presentations
ディスカッション・ディベート /Discussion/Debate
実技・実習・実験 /Practicum/Experiments/Practical Training
学内の教室外施設の利用 /Use of On-Campus Facilities Outside the Classroom
校外実習・フィールドワーク /Field Work
上記いずれも用いない予定 /None of the above
・本授業の授業時間外学習として計４時間以上（準備学習・復習時間各２時間以上）を標準とします。
・授業で言及された参考資料（図書やインターネット記事等）にアクセスし、授業内容に対する理解と思考を深めること。
| 種類 (Kind) | 割合 (%) | 基準 (Criteria) |
|---|---|---|
| 平常点 (In-class Points) | 100 |
作文（リアクションペーパー・授業ごと提出・日本語）(70%) 最終レポート(30%) |
| 備考 (Notes) | ||
| ・原則として、作文の未提出（要件を満たさない水準の作文の提出も含まれる）が３回を超えたら、最終レポートの提出は認められません。 | ||
| その他 (Others) | |||||
|---|---|---|---|---|---|
| 資料を授業ごと配布します。特定の教科書は使用しません。 |
| No | 著者名 (Author/Editor) | 書籍名 (Title) | 出版社 (Publisher) | 出版年 (Date) | ISBN/ISSN |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 宮田眞治、畠山寛、濱中春 | 『ドイツ文化55のキーワード』 | ミネルヴァ書房 | 2015 | |
| 2 | 臼井隆一郎 | 『コーヒーが巡り世界史が巡る 近代市民社会の黒い血液』 | 中央公論新社 | 2012 | |
| 3 | F. ホフマン（阪井葉子、玉川裕子訳） | 『楽器と身体ー市民社会における女性の音楽活動』 | 春秋社 | 2004 | |
| 4 | 渡辺裕 | 『歌う国民ー唱歌・校歌・うたごえ』 | 中央公論新社 | 2010 | |
| 5 | 美留町義雄 | 『鴎外のベルリンー交通・衛生・メディア』 | 水声社 | 2010 | |
| 6 | 藤原辰史 | 『ナチスのキッチン 「食べる」ことの環境史』 | 水声社 | 2012 | |
| 7 | 弓削尚子 | 『はじめての西洋ジェンダー史 家庭史からグローバルヒストリーまで』 | 山川出版社 | 2021 | |
| その他 (Others) | |||||
| 授業時に適宜紹介します。 | |||||
・上記授業回で扱う内容は変更される場合があり、かつ扱う順番も前後する可能性があります。
・資料配布と課題の提出にはLMSを利用します。
・授業ごと提出する課題（作文／リアクションペーパー）に対しては、適宜フィードバックを行う予定です。
この授業のキーワードは ①住まいと身体／病 ②音楽とスポーツ ③愛国的ナショナリズム ④ジェンダー規範 の４点です。近代から現代に至るドイツ語圏の人々の生活ぶりや価値観から、21世紀の日本に住む私たちがどのような示唆に与ることができるのか、考えを深められるようになることが授業の目標です。
Students will deepen their understanding about life and culture in modern German-speaking area and countries, especially Prussia with focusing on the way of living and Gender norms - for examples health care and body consciousness, infection and biomedicine, modern western music and sports and that all related with in the era of modernism. Students would understand meaning and points of topics and analyze handled issues through discussions, as thinking about its impact on our present-day society.
文学・芸術作品に触れながら、図像や写真、一部は映像（動画）資料を用いつつ、近代ドイツ語圏の文化と社会、歴史を時系列に沿って概観します。授業では、おもに19〜20世紀ドイツ語圏におけるナショナリズムの高まりとジェンダー規範の形成に着目しながら、人々の生活や働き方、価値観に関する考察を深めていきます。
The class will focus on history of German speaking world from 19-20 centuries that are faced and struggled with various issues. To do that, literature and art works with various visual materials will be used, as its attentions are especially given to the rising of nationalism of modern age and establishment of gender norms at that times.
| 1 | ガイダンス（１）：近現代ドイツの歴史と社会：前提（１） |
| 2 | ガイダンス（２）：近現代ドイツの歴史と社会：前提（２） |
| 3 | 「女性がコーヒーを飲むなんて（けしからん）」？：公共圏の生成と「コーヒーハウス」、『トルコ行進曲』と『コーヒーカンタータ』 |
| 4 | 市場経済の成長と「交響曲」：ハイドンにできてモーツァルトにできなかったこと、モーツァルトにとってはめちゃくちゃ重要でベートーヴェンにとってはどうでも良かったこと |
| 5 | 「音楽が流れる素敵な家庭」？：革命と国歌のための学校、音楽について学んだらそのあとはどうやって稼ぐ？楽器とジェンダーの関係 |
| 6 | 「ドイツ国民に告ぐ」：啓蒙と教育こそが革命の第一歩、大学の建立と若者の夢見る自由な世界、ポストナポレオン時代の軍隊制度 |
| 7 | 富国強兵を目指して：「カッコイイ兵士」と「産む性」の関係、「体育」って何のため？ F. ヤーンの『ドイツ体操術』 |
| 8 | 『舞姫』の世界：細菌と近代医学、「病気になるのには原因がある」、細菌学と衛生学、「清潔」な住まいと水 |
| 9 | 『ハイジ』の世界』：日光浴とサナトリウムと菜食主義者たちの世界、観光業と出稼ぎする人々 |
| 10 | ドイツ統一とヴィルヘルム時代の到来：「ワンダーフォーゲル」で発散する反抗期、「大学を出ておけば後で楽ができる」？、「生活改革運動」とモダンダンスの誕生 |
| 11 | 長い平和の後で：「第一次世界大戦でガラガラポン」のワケ、食糧計画と「カブラの冬」、「拡大路線」の終焉 |
| 12 | 長い戦争の後で：ハイパーインフレと大不況、食品工業の興隆と「おうちでごはん」の関係について |
| 13 | 華やかな「外食」：本家「アメリカ」よりアメリカらしい大都会、エンターテイメント化するレストラン、カフェにやってくる人々 |
| 14 | 寒さと飢えとコーヒーの記憶：「働かざるもの食うべからず」、農芸化学産業の果てに |
板書 /Writing on the Board
スライド（パワーポイント等）の使用 /Slides (PowerPoint, etc.)
上記以外の視聴覚教材の使用 /Audiovisual Materials Other than Those Listed Above
個人発表 /Individual Presentations
グループ発表 /Group Presentations
ディスカッション・ディベート /Discussion/Debate
実技・実習・実験 /Practicum/Experiments/Practical Training
学内の教室外施設の利用 /Use of On-Campus Facilities Outside the Classroom
校外実習・フィールドワーク /Field Work
上記いずれも用いない予定 /None of the above
・本授業の授業時間外学習として計４時間以上（準備学習・復習時間各２時間以上）を標準とします。
・授業で言及された参考資料（図書やインターネット記事等）にアクセスし、授業内容に対する理解と思考を深めること。
| 種類 (Kind) | 割合 (%) | 基準 (Criteria) |
|---|---|---|
| 平常点 (In-class Points) | 100 |
作文（リアクションペーパー・授業ごと提出・日本語）(70%) 最終レポート(30%) |
| 備考 (Notes) | ||
| ・原則として、作文の未提出（要件を満たさない水準の作文の提出も含まれる）が３回を超えたら、最終レポートの提出は認められません。 | ||
| その他 (Others) | |||||
|---|---|---|---|---|---|
| 資料を授業ごと配布します。特定の教科書は使用しません。 |
| No | 著者名 (Author/Editor) | 書籍名 (Title) | 出版社 (Publisher) | 出版年 (Date) | ISBN/ISSN |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 宮田眞治、畠山寛、濱中春 | 『ドイツ文化55のキーワード』 | ミネルヴァ書房 | 2015 | |
| 2 | 臼井隆一郎 | 『コーヒーが巡り世界史が巡る 近代市民社会の黒い血液』 | 中央公論新社 | 2012 | |
| 3 | F. ホフマン（阪井葉子、玉川裕子訳） | 『楽器と身体ー市民社会における女性の音楽活動』 | 春秋社 | 2004 | |
| 4 | 渡辺裕 | 『歌う国民ー唱歌・校歌・うたごえ』 | 中央公論新社 | 2010 | |
| 5 | 美留町義雄 | 『鴎外のベルリンー交通・衛生・メディア』 | 水声社 | 2010 | |
| 6 | 藤原辰史 | 『ナチスのキッチン 「食べる」ことの環境史』 | 水声社 | 2012 | |
| 7 | 弓削尚子 | 『はじめての西洋ジェンダー史 家庭史からグローバルヒストリーまで』 | 山川出版社 | 2021 | |
| その他 (Others) | |||||
| 授業時に適宜紹介します。 | |||||
・上記授業回で扱う内容は変更される場合があり、かつ扱う順番も前後する可能性があります。
・資料配布と課題の提出にはLMSを利用します。
・授業ごと提出する課題（作文／リアクションペーパー）に対しては、適宜フィードバックを行う予定です。