日本語

Course Code etc
Academic Year 2024
College College of Arts
Course Code AU304
Theme・Subtitle 文芸評論2/フィクションは(どれほど)自由か?
Class Format Face to face (all classes are face-to-face)
Class Format (Supplementary Items)
Campus Lecture
Campus Ikebukuro
Semester Fall semester
DayPeriod・Room Thu.1
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Credits 2
Course Number PCW2300
Language Japanese
Class Registration Method Course Code Registration
Assigned Year 配当年次は開講学部のR Guideに掲載している科目表で確認してください。
Prerequisite Regulations
Acceptance of Other Colleges 履修登録システムの『他学部・他研究科履修不許可科目一覧』で確認してください。
Course Cancellation 〇(履修中止可/ Eligible for cancellation)
Online Classes Subject to 60-Credit Upper Limit
Relationship with Degree Policy 各授業科目は、学部・研究科の定める学位授与方針(DP)や教育課程編成の方針(CP)に基づき、カリキュラム上に配置されています。詳細はカリキュラム・マップで確認することができます。
Notes

【Course Objectives】

We aim to understand how the social value of literature (or of arts in general) could vary over time, with European history as main field of study.

【Course Contents】

Focusing on early modern Europe (17-18th centuries), we undertake a genealogical investigation into condemning discourses on fiction (here primarily in literary form, but not exclusively), as well as those that attempt to invalidate them.

Japanese Items

【授業計画 / Course Schedule】

1 イントロダクション/「この作品はフィクションです」について
2 「この作品はフィクションです」の始まり?/映画『ラスプーチンと皇后』裁判(1)
3 フィクションと責任の解除/映画『ラスプーチンと皇后』裁判(2)
4 「これはフィクションです」は自明か?/予備的考察:「小説」というジャンルの歴史性
5 「ここには作りごとのようなものは何もない」/デフォー『ロビンソン・クルーソー』/「小説」というジャンルの不安定さ
6 「この作品、というよりは書翰集を…」/ラクロ『危険な関係』/書翰体小説の遊び
7 「我々が書いているのが小説だとしたら…」/サド『ジュリエット、あるいは悪徳の栄え』/フィクションと事実、責任と無責任、匿名と実名
8 「小説にすぎないとみなすべき有力な理由さえ…」/再び『危険な関係』/緊張の緩和
9 少しさかのぼって/「鍵小説」について/ドラリヴィエール・マンリー『リヴェラの冒険』
10 「あなたがたにとって、これはまちがいなくフィクションなのだから…」/ルソー『新エロイーズ』/退廃の徴としてのフィクション
11 「ひとの心は本当の不幸よりも偽りの不幸にいっそうほろりと…」/『ダランベール氏への手紙』/スペクタクル批判
12 「ひとはやがて悲劇のひそかな演じ手となり…」/ボシュエの反演劇論/スペクタクル批判の根(没入、自己愛、フィクションはフィクションにあらず)
13 「芸術というのは、いってみれば新しい性質の存在物を作り出してくれたりはしないだろうか……」/デュボス『詩画論』/不完全なイリュージョン、その社会的効用
14 まとめ

【活用される授業方法 / Teaching Methods Used】

板書 /Writing on the Board
スライド(パワーポイント等)の使用 /Slides (PowerPoint, etc.)
上記以外の視聴覚教材の使用 /Audiovisual Materials Other than Those Listed Above
個人発表 /Individual Presentations
グループ発表 /Group Presentations
ディスカッション・ディベート /Discussion/Debate
実技・実習・実験 /Practicum/Experiments/Practical Training
学内の教室外施設の利用 /Use of On-Campus Facilities Outside the Classroom
校外実習・フィールドワーク /Field Work
上記いずれも用いない予定 /None of the above

【授業時間外(予習・復習等)の学修 / Study Required Outside of Class】

授業テーマに関連しそうな作品や現象に注意を向けてくださったらと思います。

【成績評価方法・基準 / Evaluation】

種類 (Kind)割合 (%)基準 (Criteria)
レポート試験 (Report Exam) 100
備考 (Notes)

【テキスト / Textbooks】

その他 (Others)
こちらで用意します。

【参考文献 / Readings】

その他 (Others)
授業中に指示します。

【履修にあたって求められる能力 / Abilities Required to Take the Course】

予備知識などは必要としません。ただ、授業テーマの必然から、作品の本体ではなく、その周辺にこだわることが多くなるので、ひとによってはフラストレーションが募るかもしれません(タイパ等への期待には応えられないかも…)。

【学生が準備すべき機器等 / Equipment, etc., that Students Should Prepare】

とくにない。

【その他 / Others】

朝早いこともあり、のんびりといらしてください。

【注意事項 / Notice】