日本語 English
開講年度/ Academic YearAcademic Year |
20242024 |
科目設置学部/ CollegeCollege |
文学部/College of ArtsCollege of Arts |
科目コード等/ Course CodeCourse Code |
AU304/AU304AU304 |
テーマ・サブタイトル等/ Theme・SubtitleTheme・Subtitle |
文芸評論2/フィクションは(どれほど)自由か? |
授業形態/ Class FormatClass Format |
対面(全回対面)/Face to face (all classes are face-to-face)Face to face (all classes are face-to-face) |
授業形態(補足事項)/ Class Format (Supplementary Items)Class Format (Supplementary Items) |
|
授業形式/ Class StyleCampus |
講義/LectureLecture |
校地/ CampusCampus |
池袋/IkebukuroIkebukuro |
学期/ SemesterSemester |
秋学期/Fall semesterFall semester |
曜日時限・教室/ DayPeriod・RoomDayPeriod・Room |
木1/Thu.1 Thu.1 ログインして教室を表示する(Log in to view the classrooms.) |
単位/ CreditsCredits |
22 |
科目ナンバリング/ Course NumberCourse Number |
PCW2300 |
使用言語/ LanguageLanguage |
日本語/JapaneseJapanese |
履修登録方法/ Class Registration MethodClass Registration Method |
科目コード登録/Course Code RegistrationCourse Code Registration |
配当年次/ Assigned YearAssigned Year |
配当年次は開講学部のR Guideに掲載している科目表で確認してください。配当年次は開講学部のR Guideに掲載している科目表で確認してください。 |
先修規定/ Prerequisite RegulationsPrerequisite Regulations |
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他学部履修可否/ Acceptance of Other CollegesAcceptance of Other Colleges |
履修登録システムの『他学部・他研究科履修不許可科目一覧』で確認してください。 |
履修中止可否/ Course CancellationCourse Cancellation |
〇(履修中止可/ Eligible for cancellation) |
オンライン授業60単位制限対象科目/ Online Classes Subject to 60-Credit Upper LimitOnline Classes Subject to 60-Credit Upper Limit |
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学位授与方針との関連/ Relationship with Degree PolicyRelationship with Degree Policy |
各授業科目は、学部・研究科の定める学位授与方針(DP)や教育課程編成の方針(CP)に基づき、カリキュラム上に配置されています。詳細はカリキュラム・マップで確認することができます。 |
備考/ NotesNotes |
We aim to understand how the social value of literature (or of arts in general) could vary over time, with European history as main field of study.
Focusing on early modern Europe (17-18th centuries), we undertake a genealogical investigation into condemning discourses on fiction (here primarily in literary form, but not exclusively), as well as those that attempt to invalidate them.
1 | イントロダクション/「この作品はフィクションです」について |
2 | 「この作品はフィクションです」の始まり?/映画『ラスプーチンと皇后』裁判(1) |
3 | フィクションと責任の解除/映画『ラスプーチンと皇后』裁判(2) |
4 | 「これはフィクションです」は自明か?/予備的考察:「小説」というジャンルの歴史性 |
5 | 「ここには作りごとのようなものは何もない」/デフォー『ロビンソン・クルーソー』/「小説」というジャンルの不安定さ |
6 | 「この作品、というよりは書翰集を…」/ラクロ『危険な関係』/書翰体小説の遊び |
7 | 「我々が書いているのが小説だとしたら…」/サド『ジュリエット、あるいは悪徳の栄え』/フィクションと事実、責任と無責任、匿名と実名 |
8 | 「小説にすぎないとみなすべき有力な理由さえ…」/再び『危険な関係』/緊張の緩和 |
9 | 少しさかのぼって/「鍵小説」について/ドラリヴィエール・マンリー『リヴェラの冒険』 |
10 | 「あなたがたにとって、これはまちがいなくフィクションなのだから…」/ルソー『新エロイーズ』/退廃の徴としてのフィクション |
11 | 「ひとの心は本当の不幸よりも偽りの不幸にいっそうほろりと…」/『ダランベール氏への手紙』/スペクタクル批判 |
12 | 「ひとはやがて悲劇のひそかな演じ手となり…」/ボシュエの反演劇論/スペクタクル批判の根(没入、自己愛、フィクションはフィクションにあらず) |
13 | 「芸術というのは、いってみれば新しい性質の存在物を作り出してくれたりはしないだろうか……」/デュボス『詩画論』/不完全なイリュージョン、その社会的効用 |
14 | まとめ |
板書 /Writing on the Board
スライド(パワーポイント等)の使用 /Slides (PowerPoint, etc.)
上記以外の視聴覚教材の使用 /Audiovisual Materials Other than Those Listed Above
個人発表 /Individual Presentations
グループ発表 /Group Presentations
ディスカッション・ディベート /Discussion/Debate
実技・実習・実験 /Practicum/Experiments/Practical Training
学内の教室外施設の利用 /Use of On-Campus Facilities Outside the Classroom
校外実習・フィールドワーク /Field Work
上記いずれも用いない予定 /None of the above
授業テーマに関連しそうな作品や現象に注意を向けてくださったらと思います。
種類 (Kind) | 割合 (%) | 基準 (Criteria) |
---|---|---|
レポート試験 (Report Exam) | 100 | |
備考 (Notes) | ||
その他 (Others) | |||||
---|---|---|---|---|---|
こちらで用意します。 |
その他 (Others) | |||||
---|---|---|---|---|---|
授業中に指示します。 |
予備知識などは必要としません。ただ、授業テーマの必然から、作品の本体ではなく、その周辺にこだわることが多くなるので、ひとによってはフラストレーションが募るかもしれません(タイパ等への期待には応えられないかも…)。
とくにない。
朝早いこともあり、のんびりといらしてください。
ヨーロッパの歴史を主たる対象としながら、文学(あるいは芸術一般)の社会的な位置づけがどれほど変化しうるものであるかを理解する。
We aim to understand how the social value of literature (or of arts in general) could vary over time, with European history as main field of study.
ヨーロッパ初期近代(16-17世紀)にフォーカスしながら、フィクション(メインは文学、ただしそれ以外の形式を含む)を断罪しようとする言説の流れと、それを解除しようと試みる流れの双方を検討する。
Focusing on early modern Europe (17-18th centuries), we undertake a genealogical investigation into condemning discourses on fiction (here primarily in literary form, but not exclusively), as well as those that attempt to invalidate them.
1 | イントロダクション/「この作品はフィクションです」について |
2 | 「この作品はフィクションです」の始まり?/映画『ラスプーチンと皇后』裁判(1) |
3 | フィクションと責任の解除/映画『ラスプーチンと皇后』裁判(2) |
4 | 「これはフィクションです」は自明か?/予備的考察:「小説」というジャンルの歴史性 |
5 | 「ここには作りごとのようなものは何もない」/デフォー『ロビンソン・クルーソー』/「小説」というジャンルの不安定さ |
6 | 「この作品、というよりは書翰集を…」/ラクロ『危険な関係』/書翰体小説の遊び |
7 | 「我々が書いているのが小説だとしたら…」/サド『ジュリエット、あるいは悪徳の栄え』/フィクションと事実、責任と無責任、匿名と実名 |
8 | 「小説にすぎないとみなすべき有力な理由さえ…」/再び『危険な関係』/緊張の緩和 |
9 | 少しさかのぼって/「鍵小説」について/ドラリヴィエール・マンリー『リヴェラの冒険』 |
10 | 「あなたがたにとって、これはまちがいなくフィクションなのだから…」/ルソー『新エロイーズ』/退廃の徴としてのフィクション |
11 | 「ひとの心は本当の不幸よりも偽りの不幸にいっそうほろりと…」/『ダランベール氏への手紙』/スペクタクル批判 |
12 | 「ひとはやがて悲劇のひそかな演じ手となり…」/ボシュエの反演劇論/スペクタクル批判の根(没入、自己愛、フィクションはフィクションにあらず) |
13 | 「芸術というのは、いってみれば新しい性質の存在物を作り出してくれたりはしないだろうか……」/デュボス『詩画論』/不完全なイリュージョン、その社会的効用 |
14 | まとめ |
板書 /Writing on the Board
スライド(パワーポイント等)の使用 /Slides (PowerPoint, etc.)
上記以外の視聴覚教材の使用 /Audiovisual Materials Other than Those Listed Above
個人発表 /Individual Presentations
グループ発表 /Group Presentations
ディスカッション・ディベート /Discussion/Debate
実技・実習・実験 /Practicum/Experiments/Practical Training
学内の教室外施設の利用 /Use of On-Campus Facilities Outside the Classroom
校外実習・フィールドワーク /Field Work
上記いずれも用いない予定 /None of the above
授業テーマに関連しそうな作品や現象に注意を向けてくださったらと思います。
種類 (Kind) | 割合 (%) | 基準 (Criteria) |
---|---|---|
レポート試験 (Report Exam) | 100 | |
備考 (Notes) | ||
その他 (Others) | |||||
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こちらで用意します。 |
その他 (Others) | |||||
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授業中に指示します。 |
予備知識などは必要としません。ただ、授業テーマの必然から、作品の本体ではなく、その周辺にこだわることが多くなるので、ひとによってはフラストレーションが募るかもしれません(タイパ等への期待には応えられないかも…)。
とくにない。
朝早いこともあり、のんびりといらしてください。