English
開講年度/ Academic Year |
2024 |
科目設置学部/ College |
文学部/College of Arts |
科目コード等/ Course Code |
AU310/AU310 |
テーマ・サブタイトル等/ Theme・Subtitle |
小説創作論2 |
授業形態/ Class Format |
対面(全回対面)/Face to face (all classes are face-to-face) |
授業形態(補足事項)/ Class Format (Supplementary Items) |
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授業形式/ Class Style |
講義/Lecture |
校地/ Campus |
池袋/Ikebukuro |
学期/ Semester |
秋学期/Fall semester |
曜日時限・教室/ DayPeriod・Room |
水3/Wed.3 ログインして教室を表示する(Log in to view the classrooms.) |
単位/ Credits |
2 |
科目ナンバリング/ Course Number |
PCW2300 |
使用言語/ Language |
日本語/Japanese |
履修登録方法/ Class Registration Method |
科目コード登録/Course Code Registration |
配当年次/ Assigned Year |
配当年次は開講学部のR Guideに掲載している科目表で確認してください。 |
先修規定/ Prerequisite Regulations |
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他学部履修可否/ Acceptance of Other Colleges |
履修登録システムの『他学部・他研究科履修不許可科目一覧』で確認してください。 |
履修中止可否/ Course Cancellation |
〇(履修中止可/ Eligible for cancellation) |
オンライン授業60単位制限対象科目/ Online Classes Subject to 60-Credit Upper Limit |
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学位授与方針との関連/ Relationship with Degree Policy |
各授業科目は、学部・研究科の定める学位授与方針(DP)や教育課程編成の方針(CP)に基づき、カリキュラム上に配置されています。詳細はカリキュラム・マップで確認することができます。 |
備考/ Notes |
いま、日本で小説を書くということに必要な幾つかの問題を(体験的に)話していくので、そこからさらに自分にとって必要なことを身につける。実作と批評と批評理論をできるだけ広く紹介する。
In this course, we will read various texts that represent Japanese literary criticism.
講義担当者は長年、日本で「文芸批評」を書いてきたが、この数年、数本の「小説」を書いた。なぜ、いま、小説を書くことにしたのか、何が小説を書かせているのか、ということを講義の最初に話したうえで、現代日本文学の担い手の中で学生にとって大切だと思われる作家を紹介し、その技法や思想について解説します。 さらに、秋学期の後半では、文学理論のなかで大切と思われるものを幾つか紹介し、理解してもらおうと思います。
The lecturer has been writing "literary criticism" in Japan for many years, and has written several "novels" in the last few years.At the beginning of the lecture, I will talk about why I decided to write a novel now, and what makes me write a novel, and then I will talk about writers who are important to students among the leaders of contemporary Japanese literature. and explain its techniques and ideas. In addition, I would like to introduce some of the literary theories that I think are important.
1 | イントロダクション~フェイクの時代にどうして小説を書く必要があるのか(1)……ウンベルト・エードの晩年の2作品から |
2 | フェイクの時代のどうして小説を書く必要があるのか(2) 体験的小説論、自作について |
3 | 津村記久子論~日常を描くヒント、初期作品から『水車小屋のネネ』まで |
4 | 村田沙耶香論~振り切れた人間像、『生命式』と『コンビニ人間』 |
5 | 綿矢りさ論~初期作品からの変貌、『かわいそうだね?』と『嫌いなら呼ぶなよ』まで |
6 | 新しい政治小説について~高橋和己『邪宗門』から、大江健三郎を経て、星野智幸へ |
7 | 韓国の現代文学へ~『こびとの打ち上げた小さなボール』から、現代まで |
8 | 批評理論(1)精神分析批評とスラヴォイ・ジジェク |
9 | 批評理論(2)クィア理論とジェンダー批評 松浦理恵子作品を読む |
10 | 批評理論(3)ポスト・コロニアル批評 目取真俊や青来有一の小説 |
11 | ミラン・クンデラの語る「継続性」と「複数性」について~中原昌也まで |
12 | アフリカ文学とは何か~『やし酒飲み』をめぐる小説のあれこれ |
13 | 聞き書きという形式~アレクシェヴィッチと森崎和江 |
14 | まとめと振り返り |
板書 /Writing on the Board
スライド(パワーポイント等)の使用 /Slides (PowerPoint, etc.)
上記以外の視聴覚教材の使用 /Audiovisual Materials Other than Those Listed Above
個人発表 /Individual Presentations
グループ発表 /Group Presentations
ディスカッション・ディベート /Discussion/Debate
実技・実習・実験 /Practicum/Experiments/Practical Training
学内の教室外施設の利用 /Use of On-Campus Facilities Outside the Classroom
校外実習・フィールドワーク /Field Work
上記いずれも用いない予定 /None of the above
予習は必要ないのですが、毎回、リアクションを提出してもらいます。これは小レポートのような形になるので、講義の後、自分なりに考えを深める必要があります。
種類 (Kind) | 割合 (%) | 基準 (Criteria) |
---|---|---|
平常点 (In-class Points) | 100 |
毎回提出のリアクションシート(65%) 最終レポート(Final Report)(35%) |
備考 (Notes) | ||
なし/None