日本語 English
開講年度/ Academic YearAcademic Year |
20242024 |
科目設置学部/ CollegeCollege |
文学部/College of ArtsCollege of Arts |
科目コード等/ Course CodeCourse Code |
AU327/AU327AU327 |
テーマ・サブタイトル等/ Theme・SubtitleTheme・Subtitle |
尊厳とは何か?ーー人間、動物、AIのそれぞれについて |
授業形態/ Class FormatClass Format |
対面(全回対面)/Face to face (all classes are face-to-face)Face to face (all classes are face-to-face) |
授業形態(補足事項)/ Class Format (Supplementary Items)Class Format (Supplementary Items) |
|
授業形式/ Class StyleCampus |
講義/LectureLecture |
校地/ CampusCampus |
池袋/IkebukuroIkebukuro |
学期/ SemesterSemester |
秋学期/Fall semesterFall semester |
曜日時限・教室/ DayPeriod・RoomDayPeriod・Room |
火4/Tue.4 Tue.4 ログインして教室を表示する(Log in to view the classrooms.) |
単位/ CreditsCredits |
22 |
科目ナンバリング/ Course NumberCourse Number |
PCW2000 |
使用言語/ LanguageLanguage |
日本語/JapaneseJapanese |
履修登録方法/ Class Registration MethodClass Registration Method |
科目コード登録/Course Code RegistrationCourse Code Registration |
配当年次/ Assigned YearAssigned Year |
配当年次は開講学部のR Guideに掲載している科目表で確認してください。配当年次は開講学部のR Guideに掲載している科目表で確認してください。 |
先修規定/ Prerequisite RegulationsPrerequisite Regulations |
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他学部履修可否/ Acceptance of Other CollegesAcceptance of Other Colleges |
履修登録システムの『他学部・他研究科履修不許可科目一覧』で確認してください。 |
履修中止可否/ Course CancellationCourse Cancellation |
〇(履修中止可/ Eligible for cancellation) |
オンライン授業60単位制限対象科目/ Online Classes Subject to 60-Credit Upper LimitOnline Classes Subject to 60-Credit Upper Limit |
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学位授与方針との関連/ Relationship with Degree PolicyRelationship with Degree Policy |
各授業科目は、学部・研究科の定める学位授与方針(DP)や教育課程編成の方針(CP)に基づき、カリキュラム上に配置されています。詳細はカリキュラム・マップで確認することができます。 |
備考/ NotesNotes |
Have you ever experienced the case in which your "dignity" is violated? We respect dignity especially when it is impaired. Then, what exactly is the dignity? Do animals or artificial intelligence have dignity? The goals of this courses are to obtain basic knowledge about the concept of the "dignity" in the history of ethics, to discuss matters further, and to write essays on the topics.
This course introduces the role that dignity plays and its meaning from the perspective of ethics. In the first half of the course, participants examine the arguments about the "dignity" in the basic ethics, from the ancient Greek philosophy to the modern ethics. In the last half of the course, participants learn the various arguments about the "dignity" in animal ethics, environmental ethics, bioethics and robot ethics.
1 | 導入ーー「尊厳」の何が問題なのか/動物やAIの尊厳を考えるとはどういうことか |
2 | 古代ギリシアにおける尊厳(1)ーー人間の「卓越性」 |
3 | 古代ギリシアにおける尊厳(2)ーー「自己への配慮」 |
4 | カントと尊厳の問題(1)ーー人間の「内的価値」とは何か |
5 | カントと尊厳の問題(2)ーー死刑制度と尊厳の問題についての一考察 |
6 | 古典的功利主義と尊厳の問題ーー功利主義と「人間の尊厳」についての思考は対立するか |
7 | ロールズの正義論からーー「公正であること」と「尊厳」 |
8 | 動物の尊厳について考えるーー動物の利用は正当化可能か |
9 | 医療倫理と法の問題(1)――安楽死と尊厳死の間 |
10 | 中間レポート講評 |
11 | 医療倫理と法の問題(2)――中絶と出生前診断 |
12 | 反出生主義を考える |
13 | 次の世代に残す――ハンス・ヨナスの世代間倫理と環境問題 |
14 | AIと尊厳――「人格」概念を再考する |
板書 /Writing on the Board
スライド(パワーポイント等)の使用 /Slides (PowerPoint, etc.)
上記以外の視聴覚教材の使用 /Audiovisual Materials Other than Those Listed Above
個人発表 /Individual Presentations
グループ発表 /Group Presentations
ディスカッション・ディベート /Discussion/Debate
実技・実習・実験 /Practicum/Experiments/Practical Training
学内の教室外施設の利用 /Use of On-Campus Facilities Outside the Classroom
校外実習・フィールドワーク /Field Work
上記いずれも用いない予定 /None of the above
補足事項 (Supplementary Items) |
---|
授業内に課題について考えて意見を書き提出する。その場で教員がチェックし、質問などを全体に共有する。 |
授業内に提示された資料や参考文献を読み込む。また、授業内に出された課題について次の授業時までにもう一度考え、他の人の意見と照らし合わせることのできるようにしておく。
種類 (Kind) | 割合 (%) | 基準 (Criteria) |
---|---|---|
筆記試験 (Written Exam) | 60 | |
平常点 (In-class Points) | 40 |
中間レポート(20%) 毎回の課題(20%) |
備考 (Notes) | ||
毎回の課題では400字程度、中間レポートは2000字程度。 |
その他 (Others) | |||||
---|---|---|---|---|---|
毎回資料を配布する。 |
No | 著者名 (Author/Editor) | 書籍名 (Title) | 出版社 (Publisher) | 出版年 (Date) | ISBN/ISSN |
---|---|---|---|---|---|
1 | マイケル・ローゼン | 『尊厳』 | 岩波書店 | 2021 | |
その他 (Others) | |||||
毎回の授業時にプリントを配布し、参考文献もその都度指示する。 |
倫理学についての知識は前もって必要としない。日本語運用能力(文章表現と授業を聞いて理解する力)はある程度求められる。
課題をオンラインで提出するため、スマホやノートパソコンなどを持ち込むと効率的に授業を受けられる(難しい人は相談に応じる)
「尊厳(dignity)」を傷つけられたと感じた経験はあるだろうか。尊厳は毀損された時にとりわけ尊重される。ではその「尊厳」とは何だろうか。動物やAIには尊厳はあるのだろうか。本講義では、倫理学史における「尊厳」概念の基礎的な知識を身につけ、それについて議論をしたりその主題について意見を文章にしたりする力をつけることを目指す。
Have you ever experienced the case in which your "dignity" is violated? We respect dignity especially when it is impaired. Then, what exactly is the dignity? Do animals or artificial intelligence have dignity? The goals of this courses are to obtain basic knowledge about the concept of the "dignity" in the history of ethics, to discuss matters further, and to write essays on the topics.
この授業では、倫理学の観点から、「尊厳」概念が果たす役割とその意味について学ぶ。授業の前半部では古代ギリシアから近代までの基礎倫理学における「尊厳」に関する議論を検討し、後半部では動物倫理、環境倫理、生命倫理、ロボット倫理などの分野では「尊厳」がどのように問題になっているのかを多様な議論を通じて学ぶ。
This course introduces the role that dignity plays and its meaning from the perspective of ethics. In the first half of the course, participants examine the arguments about the "dignity" in the basic ethics, from the ancient Greek philosophy to the modern ethics. In the last half of the course, participants learn the various arguments about the "dignity" in animal ethics, environmental ethics, bioethics and robot ethics.
1 | 導入ーー「尊厳」の何が問題なのか/動物やAIの尊厳を考えるとはどういうことか |
2 | 古代ギリシアにおける尊厳(1)ーー人間の「卓越性」 |
3 | 古代ギリシアにおける尊厳(2)ーー「自己への配慮」 |
4 | カントと尊厳の問題(1)ーー人間の「内的価値」とは何か |
5 | カントと尊厳の問題(2)ーー死刑制度と尊厳の問題についての一考察 |
6 | 古典的功利主義と尊厳の問題ーー功利主義と「人間の尊厳」についての思考は対立するか |
7 | ロールズの正義論からーー「公正であること」と「尊厳」 |
8 | 動物の尊厳について考えるーー動物の利用は正当化可能か |
9 | 医療倫理と法の問題(1)――安楽死と尊厳死の間 |
10 | 中間レポート講評 |
11 | 医療倫理と法の問題(2)――中絶と出生前診断 |
12 | 反出生主義を考える |
13 | 次の世代に残す――ハンス・ヨナスの世代間倫理と環境問題 |
14 | AIと尊厳――「人格」概念を再考する |
板書 /Writing on the Board
スライド(パワーポイント等)の使用 /Slides (PowerPoint, etc.)
上記以外の視聴覚教材の使用 /Audiovisual Materials Other than Those Listed Above
個人発表 /Individual Presentations
グループ発表 /Group Presentations
ディスカッション・ディベート /Discussion/Debate
実技・実習・実験 /Practicum/Experiments/Practical Training
学内の教室外施設の利用 /Use of On-Campus Facilities Outside the Classroom
校外実習・フィールドワーク /Field Work
上記いずれも用いない予定 /None of the above
補足事項 (Supplementary Items) |
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授業内に課題について考えて意見を書き提出する。その場で教員がチェックし、質問などを全体に共有する。 |
授業内に提示された資料や参考文献を読み込む。また、授業内に出された課題について次の授業時までにもう一度考え、他の人の意見と照らし合わせることのできるようにしておく。
種類 (Kind) | 割合 (%) | 基準 (Criteria) |
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筆記試験 (Written Exam) | 60 | |
平常点 (In-class Points) | 40 |
中間レポート(20%) 毎回の課題(20%) |
備考 (Notes) | ||
毎回の課題では400字程度、中間レポートは2000字程度。 |
その他 (Others) | |||||
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毎回資料を配布する。 |
No | 著者名 (Author/Editor) | 書籍名 (Title) | 出版社 (Publisher) | 出版年 (Date) | ISBN/ISSN |
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1 | マイケル・ローゼン | 『尊厳』 | 岩波書店 | 2021 | |
その他 (Others) | |||||
毎回の授業時にプリントを配布し、参考文献もその都度指示する。 |
倫理学についての知識は前もって必要としない。日本語運用能力(文章表現と授業を聞いて理解する力)はある程度求められる。
課題をオンラインで提出するため、スマホやノートパソコンなどを持ち込むと効率的に授業を受けられる(難しい人は相談に応じる)