日本語 English
開講年度/ Academic YearAcademic Year |
20242024 |
科目設置学部/ CollegeCollege |
社会学部/College of SociologyCollege of Sociology |
科目コード等/ Course CodeCourse Code |
DD482/DD482DD482 |
テーマ・サブタイトル等/ Theme・SubtitleTheme・Subtitle |
キーワード:美術/音楽/映像/演劇/ポピュラーカルチャー/サブカルチャー/メディア/ライフスタイル/DIY/まちづくり/コミュニティ/芸術・文化政策/クリエイティブ産業 |
授業形態/ Class FormatClass Format |
対面(全回対面)/Face to face (all classes are face-to-face)Face to face (all classes are face-to-face) |
授業形態(補足事項)/ Class Format (Supplementary Items)Class Format (Supplementary Items) |
|
授業形式/ Class StyleCampus |
講義/LectureLecture |
校地/ CampusCampus |
池袋/IkebukuroIkebukuro |
学期/ SemesterSemester |
春学期/Spring SemesterSpring Semester |
曜日時限・教室/ DayPeriod・RoomDayPeriod・Room |
水3/Wed.3 Wed.3 ログインして教室を表示する(Log in to view the classrooms.) |
単位/ CreditsCredits |
22 |
科目ナンバリング/ Course NumberCourse Number |
CCS3410 |
使用言語/ LanguageLanguage |
日本語/JapaneseJapanese |
履修登録方法/ Class Registration MethodClass Registration Method |
科目コード登録/Course Code RegistrationCourse Code Registration |
配当年次/ Assigned YearAssigned Year |
配当年次は開講学部のR Guideに掲載している科目表で確認してください。配当年次は開講学部のR Guideに掲載している科目表で確認してください。 |
先修規定/ Prerequisite RegulationsPrerequisite Regulations |
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他学部履修可否/ Acceptance of Other CollegesAcceptance of Other Colleges |
履修登録システムの『他学部・他研究科履修不許可科目一覧』で確認してください。 |
履修中止可否/ Course CancellationCourse Cancellation |
〇(履修中止可/ Eligible for cancellation) |
オンライン授業60単位制限対象科目/ Online Classes Subject to 60-Credit Upper LimitOnline Classes Subject to 60-Credit Upper Limit |
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学位授与方針との関連/ Relationship with Degree PolicyRelationship with Degree Policy |
各授業科目は、学部・研究科の定める学位授与方針(DP)や教育課程編成の方針(CP)に基づき、カリキュラム上に配置されています。詳細はカリキュラム・マップで確認することができます。 |
備考/ NotesNotes |
社会学部生用.他学部生は抽選登録. |
By the end of the course you should:
1. Be able to contextualize your own ideas regarding the relationship between arts/culture and social structures/institutions in a theoretical sense.
2. Explain your own thoughts through discussions, guest talk (and/or) art / research projects, comment forms, and reports.
3. Develop basic perspectives in understanding the relationship between arts and society in everyday life.
This course provides an opportunity to study how arts (including music, films, popular culture etc.) are produced within social structures and institutions; and to analyse the social roles of these arts nowadays. This course will contain the following topics:
- Arts and culture in the wake of social modernization since the 19th century
- Popular Culture and Cultural Industries since the 20th century
- Arts/Creativity/lifestyle in Post-Fordism
- Soft-power, Creative Industries, and Creative Cities
- DIY Culture (Street Art, Squatting etc.)
This course enables students to expand their insights towards a broader engagement with arts/creativity and society, and the challenges arts/creativity face today.
1 | オリエンテーション(自己紹介、授業の進め方、成績評価についてなど) |
2 | 社会によって構成される芸術・文化① 「文化」「芸術」概念の誕生と、国民国家的近代における制度化、他 |
3 | 社会によって構成される芸術・文化② フォーディズムにおける文化の産業化、ポピュラーカルチャーの誕生、他 |
4 | 社会によって構成される芸術・文化③ フランクフルト学派による文化批評理論、他 |
5 | 社会によって構成される芸術・文化④ ポストフォーディズムにおける趣味の多様化/文化記号論、消費社会論、他 |
6 | 社会によって構成される芸術・文化⑤ 社会的諸主体によるクリエイティビティへの着目、ソフトパワーとしての文化、他 |
7 | プロジェクト/ディスカッション |
8 | 芸術・文化を通じた社会変革への試み① パンクロック、グラフィティ/文化帝国主義批判、サブカルチャー理論、他 |
9 | 芸術・文化を通じた社会変革への試み② ソーシャリー・エンゲージド・アートの隆盛とその課題、他 |
10 | 芸術・文化を通じた社会変革への試み③ 都市・地域社会におけるアートプロジェクトの隆盛/創造産業・創造都市論、他 |
11 | 芸術・文化を通じた社会変革への試み④ アートと公共圏/著作権とクリエイティブ・コモンズ、他 |
12 | 芸術・文化を通じた社会変革への試み⑤ 参加型文化/DIY的思想に基づく表現活動、他 |
13 | プロジェクト/ディスカッション |
14 | 全体まとめ |
板書 /Writing on the Board
スライド(パワーポイント等)の使用 /Slides (PowerPoint, etc.)
上記以外の視聴覚教材の使用 /Audiovisual Materials Other than Those Listed Above
個人発表 /Individual Presentations
グループ発表 /Group Presentations
ディスカッション・ディベート /Discussion/Debate
実技・実習・実験 /Practicum/Experiments/Practical Training
学内の教室外施設の利用 /Use of On-Campus Facilities Outside the Classroom
校外実習・フィールドワーク /Field Work
上記いずれも用いない予定 /None of the above
補足事項 (Supplementary Items) |
---|
主にスライド(動画、音楽などを含む)によって講義型の授業を進める。一部、補足的な形での板書や、任意によるリサーチ発表、ディスカッション、課外でのフィールドワーク課題を導入する場合がある。 |
授業内容の予習復習に加え、関連する文化実践に関する自主的な調査や、プロジェクト準備などを行っていくことが求められる。
種類 (Kind) | 割合 (%) | 基準 (Criteria) |
---|---|---|
平常点 (In-class Points) | 100 |
授業参加(コメントシート・ディスカッション参加・クラス運営への積極的関与等)(60%) クラス内課題(40%) |
備考 (Notes) | ||
なし/None
No | 著者名 (Author/Editor) | 書籍名 (Title) | 出版社 (Publisher) | 出版年 (Date) | ISBN/ISSN |
---|---|---|---|---|---|
1 | パブロ・エルゲラ | 『ソーシャリー・エンゲイジド・アート入門』 | フィルムアート社 | 2015 | 9784845914500 |
2 | 野田邦弘・小泉元宏・竹内潔・家中茂編著 | 『アートがひらく地域のこれから:クリエイティビティを生かす社会へ』 | ミネルヴァ書房 | 2020 | 9784623088003 |
3 | 毛利嘉孝 | 『はじめてのDIY 何でもお金で買えると思うなよ!』 | スペースシャワーネットワーク | 2008 | 9784860202705 |
4 | John Hartley ed. | Creative Industries | Wiley-Blackwell | 2005 | 1405101482 |
その他 (Others) | |||||
その他、都度、授業内で紹介する。 |
受講生には、積極的な授業参加態度を求める。
授業の達成目標は以下の通りである。
(1)アート(arts, 美術、音楽、映像など諸芸術や、ポピュラーカルチャーなど)と、社会構造や社会制度の関係性について、文化理論研究等の基本的な用語や概念を用いながら説明できること。
(2) ディスカッションやプロジェクト(履修者の関心や人数により、ゲストトークやリサーチ/アートプロジェクトなどから実施)、コメントシート、レポート課題等を通じて、自己の考えを示すこと。
(3)(1)、(2)を通じて、今日の表現領域と社会との関係性を考察、分析するために必要とされる基本的視座を獲得すること。
By the end of the course you should:
1. Be able to contextualize your own ideas regarding the relationship between arts/culture and social structures/institutions in a theoretical sense.
2. Explain your own thoughts through discussions, guest talk (and/or) art / research projects, comment forms, and reports.
3. Develop basic perspectives in understanding the relationship between arts and society in everyday life.
本授業は、第1に、ポピュラーカルチャー、サブカルチャーなどを含む広義の諸芸術(アート, arts)が、いかなる社会構造や社会制度のなかで生み出されてきたのかを知るとともに、第2に、今日におけるアートの社会的役割を考察することを目的とする。
前半の講義は、「あなたはなぜ、○○というアート(音楽・美術・演劇・映画・ポピュラーカルチャー・・・)が好き(嫌い)なのか」を問うことから始める。その問いへの答えを検討しながら、いかにしてアートが、近現代の社会構造の変容や社会的諸制度のなかで構成されてきたのかを論じていく。
たとえば、⑴国民国家を形成するための近代化におけるアートの制度化や、⑵大衆社会の誕生や、新たな複製技術の広がりを背景とした大衆文化の誕生と文化の産業化、⑶趣味の多様化の時代の到来、⑷国・都市・地域における文化的魅力への着目の強化、等のなかで、いかにアートやポピュラーカルチャーなどの概念が生み出され、拡大し、また、それらが我々の表現文化に対する見方・嗜好を規定してきたのかを考察していく。
その上で、講義の後半では、社会的・経済的・政治的装置としてのアート実践が、今日、いかなる社会的役割を果たしうるかを、ストリートアートやグラフィティ、スクォッティング、ソーシャリーエンゲージド・アート、DIY思想に基づく表現活動などの具体事例を通じて考察していく。
フランクフルト学派やカルチュラル・スタディーズ、文化の社会学、メディア研究、クリエイティブ産業研究などの各視座からの諸文化に対する批評理論や考察は、検討のためのヒントを我々に与えてくれるだろう。
なお授業では、講義に加え、アートプロジェクトやグループ・ディスカッション、ビジュアル資料視聴などを導入し、授業内容の理解を深めることを促す。
This course provides an opportunity to study how arts (including music, films, popular culture etc.) are produced within social structures and institutions; and to analyse the social roles of these arts nowadays. This course will contain the following topics:
- Arts and culture in the wake of social modernization since the 19th century
- Popular Culture and Cultural Industries since the 20th century
- Arts/Creativity/lifestyle in Post-Fordism
- Soft-power, Creative Industries, and Creative Cities
- DIY Culture (Street Art, Squatting etc.)
This course enables students to expand their insights towards a broader engagement with arts/creativity and society, and the challenges arts/creativity face today.
1 | オリエンテーション(自己紹介、授業の進め方、成績評価についてなど) |
2 | 社会によって構成される芸術・文化① 「文化」「芸術」概念の誕生と、国民国家的近代における制度化、他 |
3 | 社会によって構成される芸術・文化② フォーディズムにおける文化の産業化、ポピュラーカルチャーの誕生、他 |
4 | 社会によって構成される芸術・文化③ フランクフルト学派による文化批評理論、他 |
5 | 社会によって構成される芸術・文化④ ポストフォーディズムにおける趣味の多様化/文化記号論、消費社会論、他 |
6 | 社会によって構成される芸術・文化⑤ 社会的諸主体によるクリエイティビティへの着目、ソフトパワーとしての文化、他 |
7 | プロジェクト/ディスカッション |
8 | 芸術・文化を通じた社会変革への試み① パンクロック、グラフィティ/文化帝国主義批判、サブカルチャー理論、他 |
9 | 芸術・文化を通じた社会変革への試み② ソーシャリー・エンゲージド・アートの隆盛とその課題、他 |
10 | 芸術・文化を通じた社会変革への試み③ 都市・地域社会におけるアートプロジェクトの隆盛/創造産業・創造都市論、他 |
11 | 芸術・文化を通じた社会変革への試み④ アートと公共圏/著作権とクリエイティブ・コモンズ、他 |
12 | 芸術・文化を通じた社会変革への試み⑤ 参加型文化/DIY的思想に基づく表現活動、他 |
13 | プロジェクト/ディスカッション |
14 | 全体まとめ |
板書 /Writing on the Board
スライド(パワーポイント等)の使用 /Slides (PowerPoint, etc.)
上記以外の視聴覚教材の使用 /Audiovisual Materials Other than Those Listed Above
個人発表 /Individual Presentations
グループ発表 /Group Presentations
ディスカッション・ディベート /Discussion/Debate
実技・実習・実験 /Practicum/Experiments/Practical Training
学内の教室外施設の利用 /Use of On-Campus Facilities Outside the Classroom
校外実習・フィールドワーク /Field Work
上記いずれも用いない予定 /None of the above
補足事項 (Supplementary Items) |
---|
主にスライド(動画、音楽などを含む)によって講義型の授業を進める。一部、補足的な形での板書や、任意によるリサーチ発表、ディスカッション、課外でのフィールドワーク課題を導入する場合がある。 |
授業内容の予習復習に加え、関連する文化実践に関する自主的な調査や、プロジェクト準備などを行っていくことが求められる。
種類 (Kind) | 割合 (%) | 基準 (Criteria) |
---|---|---|
平常点 (In-class Points) | 100 |
授業参加(コメントシート・ディスカッション参加・クラス運営への積極的関与等)(60%) クラス内課題(40%) |
備考 (Notes) | ||
なし/None
No | 著者名 (Author/Editor) | 書籍名 (Title) | 出版社 (Publisher) | 出版年 (Date) | ISBN/ISSN |
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1 | パブロ・エルゲラ | 『ソーシャリー・エンゲイジド・アート入門』 | フィルムアート社 | 2015 | 9784845914500 |
2 | 野田邦弘・小泉元宏・竹内潔・家中茂編著 | 『アートがひらく地域のこれから:クリエイティビティを生かす社会へ』 | ミネルヴァ書房 | 2020 | 9784623088003 |
3 | 毛利嘉孝 | 『はじめてのDIY 何でもお金で買えると思うなよ!』 | スペースシャワーネットワーク | 2008 | 9784860202705 |
4 | John Hartley ed. | Creative Industries | Wiley-Blackwell | 2005 | 1405101482 |
その他 (Others) | |||||
その他、都度、授業内で紹介する。 |
受講生には、積極的な授業参加態度を求める。