日本語

Course Code etc
Academic Year 2024
College College of Sociology
Course Code DE438
Theme・Subtitle
Class Format Face to face (all classes are face-to-face)
Class Format (Supplementary Items)
Campus Lecture
Campus Ikebukuro
Semester Spring Semester
DayPeriod・Room Wed.3
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Credits 2
Course Number CMS3110
Language Japanese
Class Registration Method Course Code Registration
Assigned Year 配当年次は開講学部のR Guideに掲載している科目表で確認してください。
Prerequisite Regulations
Acceptance of Other Colleges 履修登録システムの『他学部・他研究科履修不許可科目一覧』で確認してください。
Course Cancellation 〇(履修中止可/ Eligible for cancellation)
Online Classes Subject to 60-Credit Upper Limit
Relationship with Degree Policy 各授業科目は、学部・研究科の定める学位授与方針(DP)や教育課程編成の方針(CP)に基づき、カリキュラム上に配置されています。詳細はカリキュラム・マップで確認することができます。
Notes

【Course Objectives】

The aim of this course is to help students acquire the basic concepts of risk communication. The goals of this course are to be able to explain major theories, evaluate practices, and apply theories or findings to real world situations.

【Course Contents】

This course deals with the following case studies. Natural disasters, BSE, GMO technology, GMO food, Geological disposal of high-level radioactive waste, Nuclear power plant accident,
Infectious disease control, Dementia patients, Decision support for people with disabilities.
All students will discuss the presentations on actual cases. Students must submit two small paper on this course.

Japanese Items

【授業計画 / Course Schedule】

1 概説:リスクと社会~リスクコミュニケーションが目指すもの
【キーワード】不確実性、科学的判断と社会的価値判断、安全と安心、脆弱性、レジリエンス、規制・管理、政策的介入、私的自治、自己決定、パターナリズム、市民知と専門知、リスク認知、ガバナンス、ステークホルダー、信頼、倫理、ナラティブ、リスクコミュニケーションの定義
2 リスク学の理論と基礎的概念(1)
【キーワード】リスクの概念と定義、リスク評価、リスク管理、危機管理、リスク比較、コストベネフィット、リスクベネフィット、リスク・リスクトレードオフ、合意形成や意思決定、政策決定、紛争解決
3 リスク学の理論と基礎的概念(2)
【キーワード】規制と自主管理、規制と監督、基準値、リスクリテラシー、欠陥モデル、パターナリズム、自己責任、自己決定権、愚行権、科学的判断と社会的・政策的決定、生命倫理、予防原則、被害の賠償と救済、企業の社会的責任、残余リスクと説明責任、世代間倫理
4 リスク学の理論と基礎的概念(3)
【キーワード】リスク認知、客観的リスクと主観的リスク、リスク認知のモデル化、認知バイアス、フレーミング、メディアと風評被害、社会的増幅、ゼロリスク神話、社会的受容、公平性、NINBY、自発的リスクと非自発的リスク、人工的リスクと自然的リスク(残留農薬、食品添加物等)、モラルハザード、リスク管理者と信頼
5 リスク学の理論と基礎的概念(4)
【キーワード】テクノロジーアセスメント、コンセンサス会議、円卓会議、市民陪審、パブリックインボルブメント、サイエンスコミュニケーション、サイエンスカフェ、消費者教育、防災教育
6 事例研究1:災害リスクの不確実性と対策・対応
・リスク評価とハザードマップ(被害想定、重要事項説明、情報公開、自己責任、土地利用・建築規制・誘導)
・東日本大震災・石巻市大川小学校の避難対策をめぐる事例(予見可能性、回避可能性、事前対策・計画・マニュエル、事後対応
・防災気象情報・避難情報の民間開放、シングルボイス
7 事例研究2:自然災害と間接リスク
・避難所生活QOL改善、災害関連死の予防
・公民協働による応急仮設住宅の社会的備蓄
8 事例研究3:食の安全(1)
・BSE:全頭検査神話、検出限界、トレーサビリティー、予防原則
9 事例研究4:食の安全(2)
・遺伝子組み換え農作物・食品:リスク対策、表示と自己決定権、知的財産権と食料自給
10 事例研究5:高レベル放射性廃棄物の地層処分
・超長期のリスク、処分候補地の民主的決定(手上げ方式、申し入れ方式)、科学的有望地と社会的考慮事項、自国処分の原則、世代間倫理、リスクとベネフィットの帰属先の違い、規制庁の役割と信頼
11 事例研究6:福島原発事故
・強制避難と自主避難、長期広域避難と対策、災害関連死、低線量晩成リスク
・帰還と移住、原状回復と除染、ふるさと喪失と慰謝料、差別と偏見
12 事例研究7:感染症対策
・新型コロナウィルス:未知性・エビデンスと規制、差別と偏見・人権侵害
・子宮頸がんワクチンの集団予防接種と副作用問題:個人と集団、救済
13 事例研究8:高齢化社会における認知症高齢者の加害リスクと行動の自由、社会的包摂
・家族・親族の責任、成年後見制度、責任無能力者と準法定監督義務者、救済制度
14 総括:現代社会におけるリスクコミュニケーションの課題と解決策

【活用される授業方法 / Teaching Methods Used】

板書 /Writing on the Board
スライド(パワーポイント等)の使用 /Slides (PowerPoint, etc.)
上記以外の視聴覚教材の使用 /Audiovisual Materials Other than Those Listed Above
個人発表 /Individual Presentations
グループ発表 /Group Presentations
ディスカッション・ディベート /Discussion/Debate
実技・実習・実験 /Practicum/Experiments/Practical Training
学内の教室外施設の利用 /Use of On-Campus Facilities Outside the Classroom
校外実習・フィールドワーク /Field Work
上記いずれも用いない予定 /None of the above

【授業時間外(予習・復習等)の学修 / Study Required Outside of Class】

各回授業の前にCanvas LMSにアップするレジュメ・参考文献を予習し、参考文献に基づき発展的に学習に取り組むことを期待する。

【成績評価方法・基準 / Evaluation】

種類 (Kind)割合 (%)基準 (Criteria)
筆記試験 (Written Exam) 100
備考 (Notes)

【テキスト / Textbooks】

その他 (Others)
なし。授業内にレジュメ、参考文献をCanvas LMSにアップし、必要なWebサイトを指示する。

【参考文献 / Readings】

その他 (Others)
授業時に紹介する。

【履修にあたって求められる能力 / Abilities Required to Take the Course】

【学生が準備すべき機器等 / Equipment, etc., that Students Should Prepare】

【その他 / Others】

上記の項目を相互に関連づけて理解を深めるため授業計画の順序と事例を変更する場合がある。

【注意事項 / Notice】