日本語 English
| 開講年度/ Academic YearAcademic Year |
20252025 |
| 科目設置学部/ CollegeCollege |
社会学部/College of SociologyCollege of Sociology |
| 科目コード等/ Course CodeCourse Code |
DE511/DE511DE511 |
| テーマ・サブタイトル等/ Theme・SubtitleTheme・Subtitle |
雑誌から考える若者文化史 |
| 授業形態/ Class FormatClass Format |
対面（全回対面）/Face to face (all classes are face-to-face)Face to face (all classes are face-to-face) |
| 授業形態（補足事項）/ Class Format (Supplementary Items)Class Format (Supplementary Items) |
|
| 授業形式/ Class StyleCampus |
講義/LectureLecture |
| 校地/ CampusCampus |
池袋/IkebukuroIkebukuro |
| 学期/ SemesterSemester |
春学期/Spring SemesterSpring Semester |
| 曜日時限・教室/ DayPeriod・RoomDayPeriod・Room |
金2/Fri.2 Fri.2 ログインして教室を表示する（Log in to view the classrooms.） |
| 単位/ CreditsCredits |
22 |
| 科目ナンバリング/ Course NumberCourse Number |
CMS3210 |
| 使用言語/ LanguageLanguage |
日本語/JapaneseJapanese |
| 履修登録方法/ Class Registration MethodClass Registration Method |
抽選登録/Lottery RegistrationLottery Registration（定員：50人/ Capacity：50） |
| 配当年次/ Assigned YearAssigned Year |
配当年次は開講学部のR Guideに掲載している科目表で確認してください。配当年次は開講学部のR Guideに掲載している科目表で確認してください。 |
| 先修規定/ Prerequisite RegulationsPrerequisite Regulations |
|
| 他学部履修可否/ Acceptance of Other CollegesAcceptance of Other Colleges |
履修登録システムの『他学部・他研究科履修不許可科目一覧』で確認してください。 |
| 履修中止可否/ Course CancellationCourse Cancellation |
〇（履修中止可/ Eligible for cancellation） |
| オンライン授業60単位制限対象科目/ Online Classes Subject to 60-Credit Upper LimitOnline Classes Subject to 60-Credit Upper Limit |
|
| 学位授与方針との関連/ Relationship with Degree PolicyRelationship with Degree Policy |
各授業科目は、学部・研究科の定める学位授与方針（DP）や教育課程編成の方針（CP）に基づき、カリキュラム上に配置されています。詳細はカリキュラム・マップで確認することができます。 |
| 備考/ NotesNotes |
社会学部以外の学部生の抽選登録用．社会学部生は科目コード登録． |
Students are able to view the culture they are interested in from a historical perspective. Additionally, they can compare multiple cultures, even if they are not directly related to their primary interests. They can articulate the characteristics of contemporary culture in relation to the past.
Currently, various hobby activities, especially those related to popular culture, involve gathering information through the internet, and interactions often take place on social media. However, one important foundation of hobbies that is gradually being lost is magazines. We focus on what kind of media magazine culture was as one lineage of contemporary culture. By examining the possibilities and innovations it had in spreading various cultures centered around hobbies, we aim to gain a different perspective on how modern hobby culture and other cultures have been built upon certain foundations
| 1 | ガイダンス：シラバスとともに、講義者が書いた関連文献や参考文献との関係からテキストの特徴を明らかにする。 |
| 2 | 雑誌から捉え返す現代文化：テキスト序章を元に現代文化の特徴を考えるうえで雑誌がどのように重要なテキストであるかを論じる。 |
| 3 | 雑誌利用の可能性：ジャンルを区切る・情報を使いこなす・感覚と感性を作り上げるという三つの視点の特徴を議論する。 |
| 4 | アニメ文化とマンガ文化(1)：雑誌利用の仕方の一つとしてリストの活用という観点から議論を行う。 |
| 5 | アニメ文化とマンガ文化(2)：雑誌利用の仕方の一つとして作り手のインタビューをどのように取り扱うことができるかについて注目する。 |
| 6 | ジャンルを区切る(1)：ライトノベルという雑誌メディアが小説文化とアニメ文化の間の媒体として成立した点を論じる。 |
| 7 | ジャンルを区切る(2)：アニメソングという音楽としての境界事例的な音楽がどのように成立しているかを論じる。 |
| 8 | ジャンルを区切る(3)：コロコロコミックを題材に同誌がどのように児童文化を作り上げていったかを論じる。 |
| 9 | 情報を使いこなす(1)：街歩き雑誌として東京カレンダーの活用に注目する |
| 10 | 情報を使いこなす(2)：リクルートスーツが女性向けファッション雑誌上でどのように語られてきたかから女性の就職活動について論じる。 |
| 11 | 情報を使いこなす(3)：ゼクシイを事例に女性の婚姻の変化がどのように可能になっていったかを論じる。 |
| 12 | 感覚と感性を作り上げる(1)：DTM音楽を事例に音楽という趣味活動が雑誌という活字メディアでいかに可能になったかを論じる。 |
| 13 | 感覚と感性を作り上げる(2)：ファッション雑誌のモデルを「あこがれ」の変化として議論する。 |
| 14 | 感覚と感性を作り上げる(3)：「食べる」ことの魅力が雑誌の中でどのように再現されていたのかという工夫の実践に注目する。 |
板書 /Writing on the Board
スライド（パワーポイント等）の使用 /Slides (PowerPoint, etc.)
上記以外の視聴覚教材の使用 /Audiovisual Materials Other than Those Listed Above
個人発表 /Individual Presentations
グループ発表 /Group Presentations
ディスカッション・ディベート /Discussion/Debate
実技・実習・実験 /Practicum/Experiments/Practical Training
学内の教室外施設の利用 /Use of On-Campus Facilities Outside the Classroom
校外実習・フィールドワーク /Field Work
上記いずれも用いない予定 /None of the above
テキスト指定範囲を予め読み、予習・復習にそれぞれ2時間をかけること。
| 種類 (Kind) | 割合 (%) | 基準 (Criteria) |
|---|---|---|
| レポート試験 (Report Exam) | 60 | |
| 平常点 (In-class Points) | 40 |
授業内リアクションペーパーおよび小レポート(40%) |
| 備考 (Notes) | ||
| No | 著者名 (Author/Editor) | 書籍名 (Title) | 出版社 (Publisher) | 出版年 (Date) | ISBN/ISSN |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 永田大輔・近藤和都編 | 『文化の社会学のフロンティア②雑誌利用のメディア社会学――文化を可能にする「工夫」に着目して』 | ナカニシヤ出版 | 2025 | |
| その他 (Others) | |||||
| 授業開始までにテキストを入手できなかった場合の対応について初回授業で案内する | |||||
| No | 著者名 (Author/Editor) | 書籍名 (Title) | 出版社 (Publisher) | 出版年 (Date) | ISBN/ISSN |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 高野光平・加島卓・飯田豊編 | 『新版 現代文化への社会学――90年代と「いま」を比較する』 | 北樹出版 | 2024 | 4779307228 |
| 2 | 永田大輔 | 『アニメオタクとビデオの文化社会学――映像視聴経験の系譜』 | 青弓社 | 2024 | 4787235451 |
雑誌を主なテーマにするので最低限自分の関心がある雑誌などに目を通す習慣を持つこと。実際に検索するのではなく雑誌の物質性を経験することは重要である。可能であれば専門図書館などで過去の雑誌を大量に読んでみること。これによって卒業研究の選択肢や章の一部として雑誌を活用することが可能になると思われる。
学生が自分の関心がある文化を歴史的な観点から捉えることができる。また必ずしも直接の関心の対象でない文化でも複数の文化を比較することができる。現代文化の特徴を過去との関係から言語化できる。
Students are able to view the culture they are interested in from a historical perspective. Additionally, they can compare multiple cultures, even if they are not directly related to their primary interests. They can articulate the characteristics of contemporary culture in relation to the past.
現在様々な趣味活動、とりわけポピュラーカルチャーに関わる趣味活動はインターネットを介して情報が収集され、その交流もSNS上で行われることが多い。しかし、現在失われつつあるが趣味の重要な基盤となっていたものとして、雑誌が存在する。
現代の様々な文化の一つの系譜としての雑誌文化がどのようなメディアであったかに注目する。それがどのような趣味を中心とした諸文化を広げる可能性と工夫を持っていたかについて注目することで、現代の趣味文化やその他の文化がどのような基盤によって成り立ってきたかに関して異なる視点から眺め直す視点を獲得できるようにする。
Currently, various hobby activities, especially those related to popular culture, involve gathering information through the internet, and interactions often take place on social media. However, one important foundation of hobbies that is gradually being lost is magazines. We focus on what kind of media magazine culture was as one lineage of contemporary culture. By examining the possibilities and innovations it had in spreading various cultures centered around hobbies, we aim to gain a different perspective on how modern hobby culture and other cultures have been built upon certain foundations
| 1 | ガイダンス：シラバスとともに、講義者が書いた関連文献や参考文献との関係からテキストの特徴を明らかにする。 |
| 2 | 雑誌から捉え返す現代文化：テキスト序章を元に現代文化の特徴を考えるうえで雑誌がどのように重要なテキストであるかを論じる。 |
| 3 | 雑誌利用の可能性：ジャンルを区切る・情報を使いこなす・感覚と感性を作り上げるという三つの視点の特徴を議論する。 |
| 4 | アニメ文化とマンガ文化(1)：雑誌利用の仕方の一つとしてリストの活用という観点から議論を行う。 |
| 5 | アニメ文化とマンガ文化(2)：雑誌利用の仕方の一つとして作り手のインタビューをどのように取り扱うことができるかについて注目する。 |
| 6 | ジャンルを区切る(1)：ライトノベルという雑誌メディアが小説文化とアニメ文化の間の媒体として成立した点を論じる。 |
| 7 | ジャンルを区切る(2)：アニメソングという音楽としての境界事例的な音楽がどのように成立しているかを論じる。 |
| 8 | ジャンルを区切る(3)：コロコロコミックを題材に同誌がどのように児童文化を作り上げていったかを論じる。 |
| 9 | 情報を使いこなす(1)：街歩き雑誌として東京カレンダーの活用に注目する |
| 10 | 情報を使いこなす(2)：リクルートスーツが女性向けファッション雑誌上でどのように語られてきたかから女性の就職活動について論じる。 |
| 11 | 情報を使いこなす(3)：ゼクシイを事例に女性の婚姻の変化がどのように可能になっていったかを論じる。 |
| 12 | 感覚と感性を作り上げる(1)：DTM音楽を事例に音楽という趣味活動が雑誌という活字メディアでいかに可能になったかを論じる。 |
| 13 | 感覚と感性を作り上げる(2)：ファッション雑誌のモデルを「あこがれ」の変化として議論する。 |
| 14 | 感覚と感性を作り上げる(3)：「食べる」ことの魅力が雑誌の中でどのように再現されていたのかという工夫の実践に注目する。 |
板書 /Writing on the Board
スライド（パワーポイント等）の使用 /Slides (PowerPoint, etc.)
上記以外の視聴覚教材の使用 /Audiovisual Materials Other than Those Listed Above
個人発表 /Individual Presentations
グループ発表 /Group Presentations
ディスカッション・ディベート /Discussion/Debate
実技・実習・実験 /Practicum/Experiments/Practical Training
学内の教室外施設の利用 /Use of On-Campus Facilities Outside the Classroom
校外実習・フィールドワーク /Field Work
上記いずれも用いない予定 /None of the above
テキスト指定範囲を予め読み、予習・復習にそれぞれ2時間をかけること。
| 種類 (Kind) | 割合 (%) | 基準 (Criteria) |
|---|---|---|
| レポート試験 (Report Exam) | 60 | |
| 平常点 (In-class Points) | 40 |
授業内リアクションペーパーおよび小レポート(40%) |
| 備考 (Notes) | ||
| No | 著者名 (Author/Editor) | 書籍名 (Title) | 出版社 (Publisher) | 出版年 (Date) | ISBN/ISSN |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 永田大輔・近藤和都編 | 『文化の社会学のフロンティア②雑誌利用のメディア社会学――文化を可能にする「工夫」に着目して』 | ナカニシヤ出版 | 2025 | |
| その他 (Others) | |||||
| 授業開始までにテキストを入手できなかった場合の対応について初回授業で案内する | |||||
| No | 著者名 (Author/Editor) | 書籍名 (Title) | 出版社 (Publisher) | 出版年 (Date) | ISBN/ISSN |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 高野光平・加島卓・飯田豊編 | 『新版 現代文化への社会学――90年代と「いま」を比較する』 | 北樹出版 | 2024 | 4779307228 |
| 2 | 永田大輔 | 『アニメオタクとビデオの文化社会学――映像視聴経験の系譜』 | 青弓社 | 2024 | 4787235451 |
雑誌を主なテーマにするので最低限自分の関心がある雑誌などに目を通す習慣を持つこと。実際に検索するのではなく雑誌の物質性を経験することは重要である。可能であれば専門図書館などで過去の雑誌を大量に読んでみること。これによって卒業研究の選択肢や章の一部として雑誌を活用することが可能になると思われる。