日本語 English
開講年度/ Academic YearAcademic Year |
20252025 |
科目設置学部/ CollegeCollege |
社会学部/College of SociologyCollege of Sociology |
科目コード等/ Course CodeCourse Code |
DK209/DK209DK209 |
テーマ・サブタイトル等/ Theme・SubtitleTheme・Subtitle |
SFコミック・アニメ等を手がかりに科学技術社会を考える |
授業形態/ Class FormatClass Format |
対面(全回対面)/Face to face (all classes are face-to-face)Face to face (all classes are face-to-face) |
授業形態(補足事項)/ Class Format (Supplementary Items)Class Format (Supplementary Items) |
|
授業形式/ Class StyleCampus |
講義/LectureLecture |
校地/ CampusCampus |
池袋/IkebukuroIkebukuro |
学期/ SemesterSemester |
春学期/Spring SemesterSpring Semester |
曜日時限・教室/ DayPeriod・RoomDayPeriod・Room |
金2/Fri.2 Fri.2 ログインして教室を表示する(Log in to view the classrooms.) |
単位/ CreditsCredits |
22 |
科目ナンバリング/ Course NumberCourse Number |
SOX2710 |
使用言語/ LanguageLanguage |
日本語/JapaneseJapanese |
履修登録方法/ Class Registration MethodClass Registration Method |
科目コード登録/Course Code RegistrationCourse Code Registration |
配当年次/ Assigned YearAssigned Year |
配当年次は開講学部のR Guideに掲載している科目表で確認してください。配当年次は開講学部のR Guideに掲載している科目表で確認してください。 |
先修規定/ Prerequisite RegulationsPrerequisite Regulations |
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他学部履修可否/ Acceptance of Other CollegesAcceptance of Other Colleges |
履修登録システムの『他学部・他研究科履修不許可科目一覧』で確認してください。 |
履修中止可否/ Course CancellationCourse Cancellation |
〇(履修中止可/ Eligible for cancellation) |
オンライン授業60単位制限対象科目/ Online Classes Subject to 60-Credit Upper LimitOnline Classes Subject to 60-Credit Upper Limit |
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学位授与方針との関連/ Relationship with Degree PolicyRelationship with Degree Policy |
各授業科目は、学部・研究科の定める学位授与方針(DP)や教育課程編成の方針(CP)に基づき、カリキュラム上に配置されています。詳細はカリキュラム・マップで確認することができます。 |
備考/ NotesNotes |
Students will gain understanding of science, technology and society (STS) from a broad perspective, and form their own ideas concerning the future of science and technology, and the relationship between these and society and the self.
The lecture will broadly cover fundamental matters in theories of science, technology and society (STS) . First, in order to consider what science and technology are, the course will explain key points in the history and current state of science and technology. Next, after overviewing Japan's science and technology policy, the course will introduce new trends in recent years, incorporating cases from overseas. The course will further consider models for education in a science and technology society, and will introduce actual science education programs.
1 | 科学技術のイメージ(1): コミック・アニメ・映画のなかの科学技術 メディア等において形成されている私たちの科学技術へのイメージについて注目し、SF作品を中心に代表例を学ぶ。 |
2 | 科学技術のイメージ(2): 空想から現実へ:宇宙開発とロボット開発を例に 私たちの科学技術イメージがどのように現実化されてきたかについて、宇宙開発とロボット開発を例として学ぶ。 |
3 | 科学とは何か: その定義/科学の各分野の特徴/CUDOSとPLACE 科学の定義や語源を確認するとともに、各分野の特徴について学ぶ。さらに、現代科学の特色についても学ぶ。 |
4 | 科学のあゆみ(1): 科学の源流/科学の継承と発展/科学革命 科学的な営みの源流について学ぶ。さらに、天文学を中心に科学の継承、発展、近代科学の成立までの過程を学ぶ。 |
5 | 科学のあゆみ(2): 近代科学の成立/「科学」の完成と「科学者」の登場 近代科学の成立について、要点を確認する。さらに、職業科学者の登場や科学の制度化について学ぶ。 |
6 | 技術とは何か: その定義/技術の誕生と発展/産業革命と技術革新 科学と技術の違いについて考え、伝統技術の発展や近代技術の誕生について学ぶ。 |
7 | 科学技術の誕生: 科学と技術の接近/科学と技術の融合/科学技術の発展 科学と技術が接近していく過程について学ぶ。さらに、科学と技術が融合していく過程について学ぶ。 |
8 | 科学技術と戦争: 伝統技術と戦争/世界大戦と科学技術/軍事科学技術/未来の戦争 科学技術の発展を戦争との観点から捉え直し、現在および未来の科学技術と軍事・戦争との関わりについて学ぶ。 |
9 | 科学技術のリスクと安全・安心: 科学技術の光と影/リスクの特徴と種類/安全と安心 科学技術の両面について考え、リスク社会におけるリスクの特徴と種類や、安全と安心の意味について学ぶ。 |
10 | 科学技術と倫理: 科学者・技術者に求められる倫理/科学技術の利用における倫理問題 科学技術の専門家が求められる倫理を考える。さらに、科学技術の利用者が直面する倫理的問題について学ぶ。 |
11 | 科学技術政策: 科学技術政策の概要/科学技術・イノベーション基本法/科学技術・イノベーション基本計画/科学技術・イノベーション白書 科学技術・イノベーション基本計画や科学技術・イノベーション白書などを手がかりに、科学技術政策の概要と近年の動向を学ぶ。 |
12 | 科学技術と社会: 科学技術ガバナンス/科学技術コミュニケーション/市民参加型手法 科学技術に関わる意思決定について、いくつかの異なる視点を学ぶ。さらに、市民参加型手法について代表例を学ぶ。 |
13 | 科学技術と教育: 高度科学技術社会に必要な能力/STS教育/STS教材 教育的観点から高度科学技術社会を捉え直し、必要な資質・能力を考える。さらに、STS教育について学ぶとともに、STS教育のために開発された教材を体験する。 |
14 | まとめ: 各回のまとめ/持続可能な社会のための科学技術とは 各回の内容についてまとめるとともに、持続可能な社会のための科学技術について考える。 |
板書 /Writing on the Board
スライド(パワーポイント等)の使用 /Slides (PowerPoint, etc.)
上記以外の視聴覚教材の使用 /Audiovisual Materials Other than Those Listed Above
個人発表 /Individual Presentations
グループ発表 /Group Presentations
ディスカッション・ディベート /Discussion/Debate
実技・実習・実験 /Practicum/Experiments/Practical Training
学内の教室外施設の利用 /Use of On-Campus Facilities Outside the Classroom
校外実習・フィールドワーク /Field Work
上記いずれも用いない予定 /None of the above
補足事項 (Supplementary Items) |
---|
「ディスカッション・ディベート /Discussion/Debate」は、受講人数が多い場合にはペアワークになるか、実施しない場合がある。 |
・科学技術が関わるニュース・新聞記事等に日頃から関心を持ち、気になるものを保管(スクラップ・録画・メモ等)する。
・SF(サイエンス・フィクション)分野の小説・コミック・アニメ・映画作品等を鑑賞し、現代および未来の科学技術利用のあり方について考察する。
・講義内に紹介された参考文献を読み、内容や感想をまとめる。
・指定された図書から1冊を選び、読書レポートを作成する。
・最終レポートに関して、あらかじめ予告された課題については、その回答を事前に準備する。
種類 (Kind) | 割合 (%) | 基準 (Criteria) |
---|---|---|
平常点 (In-class Points) | 100 |
出席テスト(40%) 読書レポート(20%) 最終レポート(最終回に作成)(40%) |
備考 (Notes) | ||
2/3以上出席していない場合には成績評価の対象としない(正当な理由がある場合は個別に考慮する)。 受講希望者は、正当な理由がある場合を除き、初回から出席すること(出席テストは初回から実施する)。 |
なし/None
No | 著者名 (Author/Editor) | 書籍名 (Title) | 出版社 (Publisher) | 出版年 (Date) | ISBN/ISSN |
---|---|---|---|---|---|
1 | 鶴岡義彦 編 | 『科学的リテラシーを育成する理科教育の創造』 | 大学教育出版 | 2019 | 9784866920436 |
2 | 福井智紀・佐藤真久 編 | 『大都市圏の環境教育・ESD』 | 筑波書房 | 2017 | 9784811905211 |
3 | 阿部治・二ノ宮リムさち 編 | 『知る・わかる・伝えるSDGs Ⅱ』 | 学文社 | 2021 | 9784762031090 |
4 | 中島秀人 | 『社会の中の科学』 | 放送大学教育振興会 | 2008 | 9784595308130 |
5 | 村上陽一郎 | 『科学・技術と社会』 | 光村教育図書 | 1999 | 9784895725088 |
その他 (Others) | |||||
上記の他、講義内容に関する参考文献(書籍・コミック・アニメ・映像作品等)を毎回紹介する。 |
通常の講義科目と異なるような特別な能力は必要とされない。科目名から、科学分野の専門知識が必要ではないかと誤解されやすいが、扱う内容はおもに、科学社会学、科学史、科学哲学、科学教育学などの、科学をテーマとした文系分野の知見である。理系分野の専門知識はほとんど必要ない。
出席テストや最終レポート(最終回)に回答いただくため、Canvas LMSに接続できるタブレット端末・ノートPC・スマートフォンのいずれかを持参いただきたい。
毎回、パワーポイントを使用した講義形式を基本とし、映像資料や現物資料なども必要に応じて活用する。特に、各回のプラモデル紹介は好評なので、今年度も継続したい。この科目は、科学技術をテーマとしてはいるが、理系分野の専門知識はほとんど必要ない。SFコミック・アニメ等を適宜活用しながら、この分野の入門的内容を紹介するので、安心して受講いただきたい。
担当者のウェブサイト http://fukuilab.sakura.ne.jp/
科学技術について幅広い観点から理解するとともに、これからの科学技術のあり方や、社会および自分自身との関わり方について、自分なりの考えを持つ。
Students will gain understanding of science, technology and society (STS) from a broad perspective, and form their own ideas concerning the future of science and technology, and the relationship between these and society and the self.
科学技術論の基礎的事項について幅広く講義する。まず、科学技術とは何かを考えるため、科学・技術・科学技術の歴史と現状について、その要点を解説する。次に、日本の科学技術政策の概要について解説したうえで、近年の新しい動向について、海外の事例も含めて紹介する。さらに、科学技術社会における教育のあり方を考察し、実際の科学教育プログラムを紹介する。
The lecture will broadly cover fundamental matters in theories of science, technology and society (STS) . First, in order to consider what science and technology are, the course will explain key points in the history and current state of science and technology. Next, after overviewing Japan's science and technology policy, the course will introduce new trends in recent years, incorporating cases from overseas. The course will further consider models for education in a science and technology society, and will introduce actual science education programs.
1 | 科学技術のイメージ(1): コミック・アニメ・映画のなかの科学技術 メディア等において形成されている私たちの科学技術へのイメージについて注目し、SF作品を中心に代表例を学ぶ。 |
2 | 科学技術のイメージ(2): 空想から現実へ:宇宙開発とロボット開発を例に 私たちの科学技術イメージがどのように現実化されてきたかについて、宇宙開発とロボット開発を例として学ぶ。 |
3 | 科学とは何か: その定義/科学の各分野の特徴/CUDOSとPLACE 科学の定義や語源を確認するとともに、各分野の特徴について学ぶ。さらに、現代科学の特色についても学ぶ。 |
4 | 科学のあゆみ(1): 科学の源流/科学の継承と発展/科学革命 科学的な営みの源流について学ぶ。さらに、天文学を中心に科学の継承、発展、近代科学の成立までの過程を学ぶ。 |
5 | 科学のあゆみ(2): 近代科学の成立/「科学」の完成と「科学者」の登場 近代科学の成立について、要点を確認する。さらに、職業科学者の登場や科学の制度化について学ぶ。 |
6 | 技術とは何か: その定義/技術の誕生と発展/産業革命と技術革新 科学と技術の違いについて考え、伝統技術の発展や近代技術の誕生について学ぶ。 |
7 | 科学技術の誕生: 科学と技術の接近/科学と技術の融合/科学技術の発展 科学と技術が接近していく過程について学ぶ。さらに、科学と技術が融合していく過程について学ぶ。 |
8 | 科学技術と戦争: 伝統技術と戦争/世界大戦と科学技術/軍事科学技術/未来の戦争 科学技術の発展を戦争との観点から捉え直し、現在および未来の科学技術と軍事・戦争との関わりについて学ぶ。 |
9 | 科学技術のリスクと安全・安心: 科学技術の光と影/リスクの特徴と種類/安全と安心 科学技術の両面について考え、リスク社会におけるリスクの特徴と種類や、安全と安心の意味について学ぶ。 |
10 | 科学技術と倫理: 科学者・技術者に求められる倫理/科学技術の利用における倫理問題 科学技術の専門家が求められる倫理を考える。さらに、科学技術の利用者が直面する倫理的問題について学ぶ。 |
11 | 科学技術政策: 科学技術政策の概要/科学技術・イノベーション基本法/科学技術・イノベーション基本計画/科学技術・イノベーション白書 科学技術・イノベーション基本計画や科学技術・イノベーション白書などを手がかりに、科学技術政策の概要と近年の動向を学ぶ。 |
12 | 科学技術と社会: 科学技術ガバナンス/科学技術コミュニケーション/市民参加型手法 科学技術に関わる意思決定について、いくつかの異なる視点を学ぶ。さらに、市民参加型手法について代表例を学ぶ。 |
13 | 科学技術と教育: 高度科学技術社会に必要な能力/STS教育/STS教材 教育的観点から高度科学技術社会を捉え直し、必要な資質・能力を考える。さらに、STS教育について学ぶとともに、STS教育のために開発された教材を体験する。 |
14 | まとめ: 各回のまとめ/持続可能な社会のための科学技術とは 各回の内容についてまとめるとともに、持続可能な社会のための科学技術について考える。 |
板書 /Writing on the Board
スライド(パワーポイント等)の使用 /Slides (PowerPoint, etc.)
上記以外の視聴覚教材の使用 /Audiovisual Materials Other than Those Listed Above
個人発表 /Individual Presentations
グループ発表 /Group Presentations
ディスカッション・ディベート /Discussion/Debate
実技・実習・実験 /Practicum/Experiments/Practical Training
学内の教室外施設の利用 /Use of On-Campus Facilities Outside the Classroom
校外実習・フィールドワーク /Field Work
上記いずれも用いない予定 /None of the above
補足事項 (Supplementary Items) |
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「ディスカッション・ディベート /Discussion/Debate」は、受講人数が多い場合にはペアワークになるか、実施しない場合がある。 |
・科学技術が関わるニュース・新聞記事等に日頃から関心を持ち、気になるものを保管(スクラップ・録画・メモ等)する。
・SF(サイエンス・フィクション)分野の小説・コミック・アニメ・映画作品等を鑑賞し、現代および未来の科学技術利用のあり方について考察する。
・講義内に紹介された参考文献を読み、内容や感想をまとめる。
・指定された図書から1冊を選び、読書レポートを作成する。
・最終レポートに関して、あらかじめ予告された課題については、その回答を事前に準備する。
種類 (Kind) | 割合 (%) | 基準 (Criteria) |
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平常点 (In-class Points) | 100 |
出席テスト(40%) 読書レポート(20%) 最終レポート(最終回に作成)(40%) |
備考 (Notes) | ||
2/3以上出席していない場合には成績評価の対象としない(正当な理由がある場合は個別に考慮する)。 受講希望者は、正当な理由がある場合を除き、初回から出席すること(出席テストは初回から実施する)。 |
なし/None
No | 著者名 (Author/Editor) | 書籍名 (Title) | 出版社 (Publisher) | 出版年 (Date) | ISBN/ISSN |
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1 | 鶴岡義彦 編 | 『科学的リテラシーを育成する理科教育の創造』 | 大学教育出版 | 2019 | 9784866920436 |
2 | 福井智紀・佐藤真久 編 | 『大都市圏の環境教育・ESD』 | 筑波書房 | 2017 | 9784811905211 |
3 | 阿部治・二ノ宮リムさち 編 | 『知る・わかる・伝えるSDGs Ⅱ』 | 学文社 | 2021 | 9784762031090 |
4 | 中島秀人 | 『社会の中の科学』 | 放送大学教育振興会 | 2008 | 9784595308130 |
5 | 村上陽一郎 | 『科学・技術と社会』 | 光村教育図書 | 1999 | 9784895725088 |
その他 (Others) | |||||
上記の他、講義内容に関する参考文献(書籍・コミック・アニメ・映像作品等)を毎回紹介する。 |
通常の講義科目と異なるような特別な能力は必要とされない。科目名から、科学分野の専門知識が必要ではないかと誤解されやすいが、扱う内容はおもに、科学社会学、科学史、科学哲学、科学教育学などの、科学をテーマとした文系分野の知見である。理系分野の専門知識はほとんど必要ない。
出席テストや最終レポート(最終回)に回答いただくため、Canvas LMSに接続できるタブレット端末・ノートPC・スマートフォンのいずれかを持参いただきたい。
毎回、パワーポイントを使用した講義形式を基本とし、映像資料や現物資料なども必要に応じて活用する。特に、各回のプラモデル紹介は好評なので、今年度も継続したい。この科目は、科学技術をテーマとしてはいるが、理系分野の専門知識はほとんど必要ない。SFコミック・アニメ等を適宜活用しながら、この分野の入門的内容を紹介するので、安心して受講いただきたい。
担当者のウェブサイト http://fukuilab.sakura.ne.jp/