日本語

Course Code etc
Academic Year 2024
College College of Intercultural Communication
Course Code DM621
Theme・Subtitle
Class Format Face to face (all classes are face-to-face)
Class Format (Supplementary Items)
Campus Lecture
Campus Ikebukuro
Semester Spring Semester
DayPeriod・Room Thu.3
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Credits 2
Course Number ICC2330
Language Japanese
Class Registration Method Course Code Registration
Assigned Year 配当年次は開講学部のR Guideに掲載している科目表で確認してください。
Prerequisite Regulations
Acceptance of Other Colleges 履修登録システムの『他学部・他研究科履修不許可科目一覧』で確認してください。
Course Cancellation 〇(履修中止可/ Eligible for cancellation)
Online Classes Subject to 60-Credit Upper Limit
Relationship with Degree Policy 各授業科目は、学部・研究科の定める学位授与方針(DP)や教育課程編成の方針(CP)に基づき、カリキュラム上に配置されています。詳細はカリキュラム・マップで確認することができます。
Notes 基礎科目(一般)

【Course Objectives】

Students will be able to understand key concepts and theories of intercultural communication and apply them to analyze intercultural communication.

【Course Contents】

This course introduces key concepts and theories of intercultural communication, and students will learn how to apply them to critically analyze social issues related to intercultural communication and everyday intercultural communication. Through such analyses, students will explore appropriate and effective ways to engage in intercultural communication. Topics covered in class will include communication, culture, values, nonverbal communication, identity, stereotypes, prejudice, sense of time and space, interpersonal communication, organizational communication, intercultural adaptation, media, and intergenerational communication.

Japanese Items

【授業計画 / Course Schedule】

1 オリエンテーション:コミュニケーション学の射程と重要性
(1) シラバスを配布し、授業の目的、内容、評価方法、課題等を確認する。
(2) 異文化コミュニケーション研究と教育が扱うトピックを示し、その重要性について議論をする。
【予習】教科書「はじめに」および目次を読んで教科書の全体像をつかむこと。
【復習】授業でカバーした概念、説明モデルを復習し、概念、説明モデルに関係する具体例を自分なりに考えておくこと。
2 コミュニケーションとは何か?
(1) コミュニケーションの定義、モデル、基本前提について学ぶ。
(2) 文化によるコミュニケーションの違いについて議論する。
(3) 文化的コンテキストとコミュニケーションの関わりについて議論する。
【予習】教科書「第2章「ふさわしさ」をめぐるコミュニケーション」「第12章 異文化としての「スピーチ」」
【復習】授業でカバーした概念、説明モデルを復習し、概念、説明モデルに関係する具体例を自分なりに考えておくこと。
3 文化のとらえ方(定義、モデル、特性)と「異文化」の意味
(1) 文化に関する多様な見方を示し、文化の多面性、多層性を理解する。
(2) 文化の特性を踏まえつつ、「異文化」概念について議論をする。
【予習】教科書「第1章 他者との出あい」
【復習】授業でカバーした概念、説明モデルを復習し、概念、説明モデルに関係する具体例を自分なりに考えておくこと。
4 見えない文化:価値観とコミュニケーション
(1) 文化の深層部にある価値観の特性・機能について学ぶ。
(2) 価値観がコミュニケーションに与える影響について議論する。
【予習】教科書「第8章 異文化交流の意味」
【復習】授業でカバーした概念、説明モデルを復習し、概念、説明モデルに関係する具体例を自分なりに考えておくこと。
5 非言語コミュニケーション:アイコンタクト、表情、対人距離
(1) 非言語コミュニケーションの定義と重要性について学ぶ。
(2) 非言語コミュニケーションの多機能性について学ぶ。
(3) 非言語コミュニケーションの文化による違いについて議論する。
【予習】「第4章 ことばにできないメッセージ」
【復習】授業でカバーした概念、説明モデルを復習し、概念、説明モデルに関係する具体例を自分なりに考えておくこと。
6 知覚・認知:アイデンティティ、ステレオタイプ、偏見
(1) 「個人内コミュニケーション」と呼ばれる知覚・認知過程の仕組みや特徴について学ぶ。
(2) 異文化、自文化、アイデンティティを知覚、認知する際に見られるパターンについて学ぶ。
(3) ステレオタイプと偏見の定義と影響について理解する。
【予習】「第7章 英語という言語選択」「第11章 移民・難民問題から考える多文化社会」
【復習】授業でカバーした概念、説明モデルを復習し、概念、説明モデルに関係する具体例を自分なりに考えておくこと。
7 時間・空間感覚
(1) 時間のとらえ方が文化によって異なることを2つの説明モデルを用いて理解する。
(2) 空間のとらえ方が文化によって異なることを説明モデルを用いて理解する。
(3) グローバル化とサイバー空間
【予習】教科書「第5章 グローバル化とメディア」
【復習】授業でカバーした概念、説明モデルを復習し、概念、説明モデルに関係する具体例を自分なりに考えておくこと。
8 対人コミュニケーション:異文化アライアンスの構築
(1) 対人関係、対人魅力、不確実性の減少、自己開示といった対人コミュニケーションの基礎概念について学ぶ。
(2) コミュニケーションで深い人間関係を築く考え方である「異文化アライアンス」について学ぶ:歴史、記憶、特権性、「大きな物語」
【予習】教科書「第6章 コミュニケーションの<想像/創造する力>」
【復習】授業でカバーした概念、説明モデルを復習し、概念、説明モデルに関係する具体例を自分なりに考えておくこと。
9 日本的対人関係(シマ社会、大部屋主義、タテ社会、ウチ、甘え)を問い直す
(1) 日本文化に基づく対人関係のあり方を、日本文化論等で示された概念群を用いて理解する。
(2) 日本的対人関係と異文化のそれとの違いについて議論する。
(3)「〇〇人」を問い直す
【予習】「第10章 スペクテータ・スポーツの異文化論」
【復習】授業でカバーした概念、説明モデルを復習し、概念、説明モデルに関係する具体例を自分なりに考えておくこと。
10 組織コミュニケーション:文化と組織モデル、モチベーション、グループ規範 ☆リアクションペーパー提出日【〆切厳守】
(1) 組織コミュニケーションに関わる基礎概念について学ぶ。
(2) 文化による組織コミュニケーションの違いについて議論する。
【予習】「第9章 多国籍チームにみる組織内コミュニケーション」
【復習】授業でカバーした概念、説明モデルを復習し、概念、説明モデルに関係する具体例を自分なりに考えておくこと。
11 カルチャーショックと異文化適応:文化人類学、認知心理学、異文化間心理学における説明
(1) カルチャーショックの定義、症状、事例について学ぶ。
(2) カルチャーショックが起こるメカニズムについて3つの理論的立場から理解する。
【予習】異文化適応について調べ、授業内で他の履修者と共有できるようにしておく。
【復習】授業でカバーした概念、説明モデルを復習し、概念、説明モデルに関係する具体例を自分なりに考えておくこと。
12 メディアとコミュニケーション
(1) メディアの定義
(2) 記号学的アプローチ
(3)ネット時代のことば:道具性と権力
【予習】「第3章 ことばというシンボル」
【復習】授業でカバーした概念、説明モデルを復習し、概念、説明モデルに関係する具体例を自分なりに考えておくこと。
13 障がい者、高齢者とのコミュニケーション
(1) 「障がい者」「高齢者」とは:境界線を問い直す
(2) コミュニケーション調節理論:過剰調節、過少調節
【予習】「第13章 越境・架橋するプロセス」【復習】授業でカバーした概念、説明モデルを復習し、概念、説明モデルに関係する具体例を自分なりに考えておくこと。
14 授業内テストと授業総括
選択式問題30問(1問1点計30点)、持ち込み不可、テスト前に「スタディガイド」を配布します。
※なんらかの事情でテストを受験できない学生は、事前に相談してください。
【予習】1回から13回までの授業を復習すること。
【復習】テストで不確かだった点を授業資料で確認すること。

【活用される授業方法 / Teaching Methods Used】

板書 /Writing on the Board
スライド(パワーポイント等)の使用 /Slides (PowerPoint, etc.)
上記以外の視聴覚教材の使用 /Audiovisual Materials Other than Those Listed Above
個人発表 /Individual Presentations
グループ発表 /Group Presentations
ディスカッション・ディベート /Discussion/Debate
実技・実習・実験 /Practicum/Experiments/Practical Training
学内の教室外施設の利用 /Use of On-Campus Facilities Outside the Classroom
校外実習・フィールドワーク /Field Work
上記いずれも用いない予定 /None of the above

【授業時間外(予習・復習等)の学修 / Study Required Outside of Class】

必ず教科書の該当箇所を読んだ上で授業に参加すること。最終日の授業内テスト前には、「スタディー・ガイド」を配布する。

【成績評価方法・基準 / Evaluation】

種類 (Kind)割合 (%)基準 (Criteria)
平常点 (In-class Points)100 授業参加貢献度(授業感想の記入を含む)(30%)
リアクション・ペーパー(40%)
授業内テスト(30%)
備考 (Notes)
単位修得には75%以上の出席が必要。授業参加度を知る方法の一つとして、毎回CanvasLMSに、授業内容について「感想」を書くための欄を設けますので、授業を振り返って感想を書いてください。

【テキスト / Textbooks】

No著者名 (Author/Editor)書籍名 (Title)出版社 (Publisher)出版年 (Date)ISBN/ISSN
1 池田理知子 塙幸枝 編著 『グローバル社会における異文化コミュニケーション』 三修社 2019 438405937
その他 (Others)
教科書に加えて、授業で使用する資料をPDF等の形式でCanvasLMSにアップロードいたします。

【参考文献 / Readings】

No著者名 (Author/Editor)書籍名 (Title)出版社 (Publisher)出版年 (Date)ISBN/ISSN
1 山本志都 石黒武人 ミルトン・ベネット 岡部大祐 『異文化コミュニケーション・トレーニング 「異」と共に成長する』 三修社 2022 9784384060522
2 石井敏 久米昭元 長谷川典子 桜木俊行 石黒武人 『はじめて学ぶ異文化コミュニケーション 多文化共生と平和構築に向けて』 有斐閣 2013 9784641281332
その他 (Others)
授業で適宜紹介します。

【履修にあたって求められる能力 / Abilities Required to Take the Course】

授業ではペアワークやグループ・ディスカッションを行いますので、ディスカッションにおいてコミュニケーションに対して積極的な姿勢で臨んでください。

【学生が準備すべき機器等 / Equipment, etc., that Students Should Prepare】

授業資料は、授業では配布せずに、事前にCanvasLMSへアップロードしますので、各自事前に印刷して授業にもってくるか、あるいは、パソコンやその他の機器で読めるようにダウンロードしておいてください。

【その他 / Others】

講義形式の授業ですが、教員から学生への質問も行い、また学生同士のペアワーク、グループワークも適宜用い、グループでのディスカッションはほぼ毎回行います。各授業に対応する教科書の該当箇所は、事前に読んで授業に参加してください。

【注意事項 / Notice】