日本語 English
開講年度/ Academic YearAcademic Year |
20242024 |
科目設置学部/ CollegeCollege |
法学部/College of Law and PoliticsCollege of Law and Politics |
科目コード等/ Course CodeCourse Code |
EX862/EX862EX862 |
テーマ・サブタイトル等/ Theme・SubtitleTheme・Subtitle |
具体的な問いから現代正義論に接近する |
授業形態/ Class FormatClass Format |
対面(全回対面)/Face to face (all classes are face-to-face)Face to face (all classes are face-to-face) |
授業形態(補足事項)/ Class Format (Supplementary Items)Class Format (Supplementary Items) |
対面 |
授業形式/ Class StyleCampus |
演習・ゼミ/SeminarSeminar |
校地/ CampusCampus |
池袋/IkebukuroIkebukuro |
学期/ SemesterSemester |
通年/Full yearFull year |
曜日時限・教室/ DayPeriod・RoomDayPeriod・Room |
木4/Thu.4 Thu.4 ログインして教室を表示する(Log in to view the classrooms.) |
単位/ CreditsCredits |
44 |
科目ナンバリング/ Course NumberCourse Number |
LPX4910 |
使用言語/ LanguageLanguage |
日本語/JapaneseJapanese |
履修登録方法/ Class Registration MethodClass Registration Method |
その他登録/"Other" Registration"Other" Registration |
配当年次/ Assigned YearAssigned Year |
配当年次は開講学部のR Guideに掲載している科目表で確認してください。配当年次は開講学部のR Guideに掲載している科目表で確認してください。 |
先修規定/ Prerequisite RegulationsPrerequisite Regulations |
|
他学部履修可否/ Acceptance of Other CollegesAcceptance of Other Colleges |
履修登録システムの『他学部・他研究科履修不許可科目一覧』で確認してください。 |
履修中止可否/ Course CancellationCourse Cancellation |
〇(履修中止可/ Eligible for cancellation) |
オンライン授業60単位制限対象科目/ Online Classes Subject to 60-Credit Upper LimitOnline Classes Subject to 60-Credit Upper Limit |
|
学位授与方針との関連/ Relationship with Degree PolicyRelationship with Degree Policy |
各授業科目は、学部・研究科の定める学位授与方針(DP)や教育課程編成の方針(CP)に基づき、カリキュラム上に配置されています。詳細はカリキュラム・マップで確認することができます。 |
備考/ NotesNotes |
Although theories of justice have flourished in legal philosophy, being highly abstract, it is not easy to comprehend the theoretical points and significances. Therefore, in this seminar, I will select philosophical papers and books that directly address practical issues. I believe that these texts will help you understand theories of justice and, at the same time, contemplate important normative problems in today’s world. Additionally, I expect students to develop their skills in critically understanding philosophical texts.
In each class, a presenter make a presentation about an assigned chapter or section. Other students also need to read the chapter or section in advance. After the presentation, we discuss about the reading assignment and the presentation. In addition, a joint-seminar with Gakushuin University is going to be held.
1 | イントロダクション(*以下、取り上げるトピック・文献と順番は、参加者と相談の上で確定します。参加者の関心・前提知識次第で順番の入れ替え、トピックの取捨選択がありえる点に注意してください) |
2 | 売買はどこまで自由か?①(マイケル・サンデル『それをお金で買いますか』) |
3 | 売買はどこまで自由か?②(マイケル・サンデル『それをお金で買いますか』) |
4 | 売買はどこまで自由か?③(ジョナサン・ウルフ「自由市場」in『「正しい政策」が無ければどうすべきか』) |
5 | 能力と平等①(米村幸太郎「ドーピングはなぜ禁じられるべきか?」in 瀧川裕英編『問いかける法哲学』) |
6 | 能力と平等②(ジョナサン・ウルフ「障碍」in『「正しい政策」が無ければどうすべきか』) |
7 | 能力と平等③(マイケル・サンデル『実力も運のうち:能力主義は正義か?』) |
8 | 能力と平等④(マイケル・サンデル『実力も運のうち:能力主義は正義か?』) |
9 | 罪と罰①(若松良樹「犯罪者を薬物で改善してよいか?」in 瀧川裕英編『問いかける法哲学』) |
10 | 罪と罰②(ジョナサン・ウルフ「犯罪と刑罰」in 『「正しい政策」が無ければどうすべきか』) |
11 | 罪と罰③(ジョナサン・ウルフ「犯罪と刑罰」in 『「正しい政策」が無ければどうすべきか』) |
12 | 罪と罰④(児玉聡「死刑は廃止すべきか」in 『実践倫理学』) |
13 | ジェンダー・平等・家族①(瀧川裕英「児童手当は独身者差別か?」in 瀧川裕英編『問いかける法哲学』 ) |
14 | ジェンダー・平等・家族②(土井崇宏「同性間の婚姻 を法的に認めるべきか?」in 瀧川裕英編『問いかける法哲学』 ) |
15 | ジェンダー・平等・家族③(「女性議席を設けるべきか?」in 瀧川裕英編『問いかける法哲学』 ) |
16 | ジェンダー・平等・家族④(エリザベス・ブレイク『最小の結婚』 ) |
17 | 自己決定とパターナリズム①(ジョナサン・ウルフ「ギャンブル」in 『「正しい政策」が無ければどうすべきか』) |
18 | 自己決定とパターナリズム②(リチャード・セイラー&キャス・サンスティーン『実践行動経済学』) |
19 | 自己決定とパターナリズム③(リチャード・セイラー&キャス・サンスティーン『実践行動経済学』) |
20 | 自己決定とパターナリズム④(若松良樹「肥満の法哲学」) |
21 | 表現の自由①(ジョセフ・ヒース『啓蒙思想2.0』) |
22 | 表現の自由②(ジョセフ・ヒース『啓蒙思想2.0』) |
23 | 表現の自由③(デボラ・ヘルマン『差別はいつ悪質になるのか』) |
24 | 表現の自由④(デボラ・ヘルマン『差別はいつ悪質になるのか』) |
25 | どの国も民主主義でないといけないのか?①(ダニエル・A・ベル『アジア的価値とリベラル・デモクラシー:西洋と東洋の対話』) |
26 | どの国も民主主義でないといけないのか?②(ダニエル・A・ベル『アジア的価値とリベラル・デモクラシー:西洋と東洋の対話』) |
27 | どの国も民主主義でないといけないのか?③(ダニエル・A・ベル『アジア的価値とリベラル・デモクラシー:西洋と東洋の対話』) |
28 | どの国も民主主義でないといけないのか?④(ダニエル・A・ベル『アジア的価値とリベラル・デモクラシー:西洋と東洋の対話』) |
板書 /Writing on the Board
スライド(パワーポイント等)の使用 /Slides (PowerPoint, etc.)
上記以外の視聴覚教材の使用 /Audiovisual Materials Other than Those Listed Above
個人発表 /Individual Presentations
グループ発表 /Group Presentations
ディスカッション・ディベート /Discussion/Debate
実技・実習・実験 /Practicum/Experiments/Practical Training
学内の教室外施設の利用 /Use of On-Campus Facilities Outside the Classroom
校外実習・フィールドワーク /Field Work
上記いずれも用いない予定 /None of the above
毎回、報告担当者を決めて文献の内容について報告をしてもらいます。報告者は内容をまとめたレジュメを準備する必要があります。担当となっていない皆さんも事前にきちんと文献を読んでくることが前提になります。
種類 (Kind) | 割合 (%) | 基準 (Criteria) |
---|---|---|
平常点 (In-class Points) | 100 |
演習中の議論への貢献度(50%) 担当報告回の内容(50%) |
備考 (Notes) | ||
無断欠席又は正当な理由のない欠席が3回以上の場合,成績評価の対象としません。 |
No | 著者名 (Author/Editor) | 書籍名 (Title) | 出版社 (Publisher) | 出版年 (Date) | ISBN/ISSN |
---|---|---|---|---|---|
1 | 瀧川裕英 | 問いかける法哲学 | 法律文化社 | 2016 | 9784589037886 |
2 | ジョナサン・ウルフ | 「正しい政策」が無ければどうすべきか | 勁草書房 | 2016 | 9784326154401 |
その他 (Others) | |||||
テキストとして使う可能性のある文献だが、全てを扱うわけではないし、現時点で購入を求めることはない。実際にどの文献のどの章を扱うかについては、ゼミ中に相談の上確定させる。 |
その他 (Others) | |||||
---|---|---|---|---|---|
参考文献は授業中に指示する |
法哲学を事前に履修している必要はありませんが、毎回一定の分量のテキストを読むことになります。
<選考方法>
採用人数:最大15名程度
配当年次:2〜4年次
選考方法:レポート
①題目:この演習を志望する理由について
②字数:1000字程度(これより多くても構いません)
演習論文:なし
「正義とは何か」を問う現代正義論の分野は、法哲学の中でもとくに研究が盛んな分野ですが、概して議論が抽象的なので、その意義やポイントがわかりづらいのは否めません。本演習では、ギャンブル、喫煙規制、薬物による犯罪者の改善、臓器売買、女性への議席クォータ制、差別的発言の是非etc.、 哲学的議論を具体的問題に応用することを目指したテキストを素材にしながら、現代正義論をより深く理解すると同時に、そこで取り上げられるさまざまな規範的問題についても深く考えることを目指します。また、それを通じて、哲学文献を批判的に理解する能力を涵養することも目的としています。
Although theories of justice have flourished in legal philosophy, being highly abstract, it is not easy to comprehend the theoretical points and significances. Therefore, in this seminar, I will select philosophical papers and books that directly address practical issues. I believe that these texts will help you understand theories of justice and, at the same time, contemplate important normative problems in today’s world. Additionally, I expect students to develop their skills in critically understanding philosophical texts.
毎回、担当者を決めて、文献の対象部分の内容を報告してもらいます。他の参加者も文献は読んできてもらいます。その上で、全員で議論する形でゼミを進めます。
また、今年度からの試みとして、通常回とは別にプラス1回、学習院大学(若松ゼミ)との合同ゼミを実施する予定です(日程はゼミ開始後に調整したいと思いますが、夏になる見込みです)。
In each class, a presenter make a presentation about an assigned chapter or section. Other students also need to read the chapter or section in advance. After the presentation, we discuss about the reading assignment and the presentation. In addition, a joint-seminar with Gakushuin University is going to be held.
1 | イントロダクション(*以下、取り上げるトピック・文献と順番は、参加者と相談の上で確定します。参加者の関心・前提知識次第で順番の入れ替え、トピックの取捨選択がありえる点に注意してください) |
2 | 売買はどこまで自由か?①(マイケル・サンデル『それをお金で買いますか』) |
3 | 売買はどこまで自由か?②(マイケル・サンデル『それをお金で買いますか』) |
4 | 売買はどこまで自由か?③(ジョナサン・ウルフ「自由市場」in『「正しい政策」が無ければどうすべきか』) |
5 | 能力と平等①(米村幸太郎「ドーピングはなぜ禁じられるべきか?」in 瀧川裕英編『問いかける法哲学』) |
6 | 能力と平等②(ジョナサン・ウルフ「障碍」in『「正しい政策」が無ければどうすべきか』) |
7 | 能力と平等③(マイケル・サンデル『実力も運のうち:能力主義は正義か?』) |
8 | 能力と平等④(マイケル・サンデル『実力も運のうち:能力主義は正義か?』) |
9 | 罪と罰①(若松良樹「犯罪者を薬物で改善してよいか?」in 瀧川裕英編『問いかける法哲学』) |
10 | 罪と罰②(ジョナサン・ウルフ「犯罪と刑罰」in 『「正しい政策」が無ければどうすべきか』) |
11 | 罪と罰③(ジョナサン・ウルフ「犯罪と刑罰」in 『「正しい政策」が無ければどうすべきか』) |
12 | 罪と罰④(児玉聡「死刑は廃止すべきか」in 『実践倫理学』) |
13 | ジェンダー・平等・家族①(瀧川裕英「児童手当は独身者差別か?」in 瀧川裕英編『問いかける法哲学』 ) |
14 | ジェンダー・平等・家族②(土井崇宏「同性間の婚姻 を法的に認めるべきか?」in 瀧川裕英編『問いかける法哲学』 ) |
15 | ジェンダー・平等・家族③(「女性議席を設けるべきか?」in 瀧川裕英編『問いかける法哲学』 ) |
16 | ジェンダー・平等・家族④(エリザベス・ブレイク『最小の結婚』 ) |
17 | 自己決定とパターナリズム①(ジョナサン・ウルフ「ギャンブル」in 『「正しい政策」が無ければどうすべきか』) |
18 | 自己決定とパターナリズム②(リチャード・セイラー&キャス・サンスティーン『実践行動経済学』) |
19 | 自己決定とパターナリズム③(リチャード・セイラー&キャス・サンスティーン『実践行動経済学』) |
20 | 自己決定とパターナリズム④(若松良樹「肥満の法哲学」) |
21 | 表現の自由①(ジョセフ・ヒース『啓蒙思想2.0』) |
22 | 表現の自由②(ジョセフ・ヒース『啓蒙思想2.0』) |
23 | 表現の自由③(デボラ・ヘルマン『差別はいつ悪質になるのか』) |
24 | 表現の自由④(デボラ・ヘルマン『差別はいつ悪質になるのか』) |
25 | どの国も民主主義でないといけないのか?①(ダニエル・A・ベル『アジア的価値とリベラル・デモクラシー:西洋と東洋の対話』) |
26 | どの国も民主主義でないといけないのか?②(ダニエル・A・ベル『アジア的価値とリベラル・デモクラシー:西洋と東洋の対話』) |
27 | どの国も民主主義でないといけないのか?③(ダニエル・A・ベル『アジア的価値とリベラル・デモクラシー:西洋と東洋の対話』) |
28 | どの国も民主主義でないといけないのか?④(ダニエル・A・ベル『アジア的価値とリベラル・デモクラシー:西洋と東洋の対話』) |
板書 /Writing on the Board
スライド(パワーポイント等)の使用 /Slides (PowerPoint, etc.)
上記以外の視聴覚教材の使用 /Audiovisual Materials Other than Those Listed Above
個人発表 /Individual Presentations
グループ発表 /Group Presentations
ディスカッション・ディベート /Discussion/Debate
実技・実習・実験 /Practicum/Experiments/Practical Training
学内の教室外施設の利用 /Use of On-Campus Facilities Outside the Classroom
校外実習・フィールドワーク /Field Work
上記いずれも用いない予定 /None of the above
毎回、報告担当者を決めて文献の内容について報告をしてもらいます。報告者は内容をまとめたレジュメを準備する必要があります。担当となっていない皆さんも事前にきちんと文献を読んでくることが前提になります。
種類 (Kind) | 割合 (%) | 基準 (Criteria) |
---|---|---|
平常点 (In-class Points) | 100 |
演習中の議論への貢献度(50%) 担当報告回の内容(50%) |
備考 (Notes) | ||
無断欠席又は正当な理由のない欠席が3回以上の場合,成績評価の対象としません。 |
No | 著者名 (Author/Editor) | 書籍名 (Title) | 出版社 (Publisher) | 出版年 (Date) | ISBN/ISSN |
---|---|---|---|---|---|
1 | 瀧川裕英 | 問いかける法哲学 | 法律文化社 | 2016 | 9784589037886 |
2 | ジョナサン・ウルフ | 「正しい政策」が無ければどうすべきか | 勁草書房 | 2016 | 9784326154401 |
その他 (Others) | |||||
テキストとして使う可能性のある文献だが、全てを扱うわけではないし、現時点で購入を求めることはない。実際にどの文献のどの章を扱うかについては、ゼミ中に相談の上確定させる。 |
その他 (Others) | |||||
---|---|---|---|---|---|
参考文献は授業中に指示する |
法哲学を事前に履修している必要はありませんが、毎回一定の分量のテキストを読むことになります。
<選考方法>
採用人数:最大15名程度
配当年次:2〜4年次
選考方法:レポート
①題目:この演習を志望する理由について
②字数:1000字程度(これより多くても構いません)
演習論文:なし