日本語 English
開講年度/ Academic YearAcademic Year |
20242024 |
科目設置学部/ CollegeCollege |
全学共通科目・全学共通カリキュラム(総合系)/University-wide Liberal Arts Courses (Comprehensive Courses)University-wide Liberal Arts Courses (Comprehensive Courses) |
科目コード等/ Course CodeCourse Code |
FA013/FA013FA013 |
テーマ・サブタイトル等/ Theme・SubtitleTheme・Subtitle |
多文化共生社会に生きる、一方で人類の普遍性とは? |
授業形態/ Class FormatClass Format |
対面(全回対面)/Face to face (all classes are face-to-face)Face to face (all classes are face-to-face) |
授業形態(補足事項)/ Class Format (Supplementary Items)Class Format (Supplementary Items) |
|
授業形式/ Class StyleCampus |
講義/LectureLecture |
校地/ CampusCampus |
新座/NiizaNiiza |
学期/ SemesterSemester |
秋学期/Fall semesterFall semester |
曜日時限・教室/ DayPeriod・RoomDayPeriod・Room |
金1/Fri.1 Fri.1 ログインして教室を表示する(Log in to view the classrooms.) |
単位/ CreditsCredits |
22 |
科目ナンバリング/ Course NumberCourse Number |
CMP2100 |
使用言語/ LanguageLanguage |
日本語/JapaneseJapanese |
履修登録方法/ Class Registration MethodClass Registration Method |
抽選他/Exceptional Lottery RegistrationExceptional Lottery Registration |
配当年次/ Assigned YearAssigned Year |
配当年次は開講学部のR Guideに掲載している科目表で確認してください。配当年次は開講学部のR Guideに掲載している科目表で確認してください。 |
先修規定/ Prerequisite RegulationsPrerequisite Regulations |
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他学部履修可否/ Acceptance of Other CollegesAcceptance of Other Colleges |
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履修中止可否/ Course CancellationCourse Cancellation |
〇(履修中止可/ Eligible for cancellation) |
オンライン授業60単位制限対象科目/ Online Classes Subject to 60-Credit Upper LimitOnline Classes Subject to 60-Credit Upper Limit |
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学位授与方針との関連/ Relationship with Degree PolicyRelationship with Degree Policy |
各授業科目は、学部・研究科の定める学位授与方針(DP)や教育課程編成の方針(CP)に基づき、カリキュラム上に配置されています。詳細はカリキュラム・マップで確認することができます。 |
備考/ NotesNotes |
In this course, the aim is for students to acquire the following perspectives necessary to coexist with others in 21st century society where globalization is advancing.
1. Revised perspective of the own-culture-centered attitude
2. A cultural relativistic perspective that seeks to understand different cultures, recognizing that every culture has its own semantic system
3. A perspective that respects one's own traditional culture (including embodied knowledge and traditional techniques) based on cultural relativism
We naturally acquire the cultural values of the society we have grown up with and grasp different cultures through it. In this lecture, we will aim to start from becoming aware of such own-culture-centered thinking hidden in people, look at diverse cultures, and finally make relative and re-evaluate the fact that "common sense = normal behavior" in our own culture. In modern society where globalization is advancing and the need for "understanding different cultures" has been advocated, we would like students to learn cultural anthropology, which is the study of "knowing different cultures and making one's own culture relative."
1 | 概説:講義全体のねらいと流れの概説 |
2 | 文化と文化相対主義 :文化人類学の諸学説と基本理念を学ぶ。 |
3 | 共同性と逸脱:同じ文化の属する者たちのコミュニケーションと異文化コミュニケーションの違いを「お笑い/コント」から考える。 |
4 | 身体に刻まれる文化(暗黙知):文化の中で身につけた言語化し得ない身体に刻まれた知識について考える。ダンス、職人社会の知識伝承。 |
5 | 家族・親族:世界の多様な家族形態を見聞した上で、現代日本の「家族」を再考する。 |
6 | ジェンダー:「僕たち/私たち」は生まれながらにして「男/女」であるのか?それとも徐々に「男/女」になるのだろうか? |
7 | 通過儀礼:人の一生において「子供」と「大人」の境界はどこなのか?大学生は「子供」なのか、それとも「大人」なのか?通過儀礼論を通して考える。 |
8 | ケガレの構造:秩序・境界・認識をキーワードにして、差別や排除を考察する。 |
9 | 互酬性:贈る/もらう行為の意味は?贈与交換から人間関係や社会の仕組みを考える。 |
10 | 宗教と文化の混淆:人間生活と宗教との関係を考える。また、複数の宗教が混ざり合う事例を通して、ハイブリッドな文化を考える。 |
11 | 人類学の応用①:人類学の理論を通して現象を解釈してみる |
12 | 異民族の共存:多様なエスニック・グループが存在する社会を事例に多文化共生を考える。 |
13 | 人類学の応用②:観光人類学、建築人類学、景観人類学などを通して「伝統」文化と現代の関係を考える。 |
14 | 文化の多様性と普遍性:まとめにかえて。 |
板書 /Writing on the Board
スライド(パワーポイント等)の使用 /Slides (PowerPoint, etc.)
上記以外の視聴覚教材の使用 /Audiovisual Materials Other than Those Listed Above
個人発表 /Individual Presentations
グループ発表 /Group Presentations
ディスカッション・ディベート /Discussion/Debate
実技・実習・実験 /Practicum/Experiments/Practical Training
学内の教室外施設の利用 /Use of On-Campus Facilities Outside the Classroom
校外実習・フィールドワーク /Field Work
上記いずれも用いない予定 /None of the above
シラバスをしっかり読み、世界史と世界地理の高校レベルの基本事項を確認しておくこと。なお、詳細な予習事項は講義の際に指示する。
種類 (Kind) | 割合 (%) | 基準 (Criteria) |
---|---|---|
筆記試験 (Written Exam) | 70 | |
平常点 (In-class Points) | 30 |
リアクションペーパー(30%) |
備考 (Notes) | ||
出席率三分の二以下の者は一切評価しない。また、30分以上の遅刻者は入室禁止。講義形式の授業ではあるが、能動的態度で講義に臨んでもらうために、指名して意見を言ってもらうこともあるのでご了解いただきたい。 |
その他 (Others) | |||||
---|---|---|---|---|---|
教科書は用いず、レジュメを配布する。 |
No | 著者名 (Author/Editor) | 書籍名 (Title) | 出版社 (Publisher) | 出版年 (Date) | ISBN/ISSN |
---|---|---|---|---|---|
1 | 綾部恒雄・桑山敬己編 | 『よくわかる文化人類学』 | ミネルヴァ書房 | 2010 | 9784623056965 |
その他 (Others) | |||||
参考文献は毎回の講義時に紹介する。 |
2016年度以降入学者:多彩な学び
2015年度以前入学者:主題別A
本講義では、グローバル化が進む21世紀社会のなかで、他者と共生していくために必要な下記の視点を身につけることを目標とする。
1. 自文化中心主義的態度の見直し的視点
2. すべての文化には独自の意味体系があることを認めた上で、異文化を理解しようとする文化相対主義的視点
3. 文化相対主義を踏まえた上で、自分たちの伝統的な文化(身体化された知識や伝統的な技術を含む)を尊重する視点
In this course, the aim is for students to acquire the following perspectives necessary to coexist with others in 21st century society where globalization is advancing.
1. Revised perspective of the own-culture-centered attitude
2. A cultural relativistic perspective that seeks to understand different cultures, recognizing that every culture has its own semantic system
3. A perspective that respects one's own traditional culture (including embodied knowledge and traditional techniques) based on cultural relativism
私たちは、自分の育った社会の文化的価値観を自然と身につけ、それを通して異文化を捉えてしまう。本講義では、こうした人間に潜む自文化中心的思考を自覚することから始まり、文化の多様姓を見聞し、そして最終的に自文化において「常識=当たり前」とされていることを相対化し再検討することを目指す。グローバリゼーションが進行し「異文化理解」の必要性が唱えられている現代社会だからこそ、「異文化を知り、自文化を相対化する」学問である文化人類学をぜひ学んで欲しい。
We naturally acquire the cultural values of the society we have grown up with and grasp different cultures through it. In this lecture, we will aim to start from becoming aware of such own-culture-centered thinking hidden in people, look at diverse cultures, and finally make relative and re-evaluate the fact that "common sense = normal behavior" in our own culture. In modern society where globalization is advancing and the need for "understanding different cultures" has been advocated, we would like students to learn cultural anthropology, which is the study of "knowing different cultures and making one's own culture relative."
1 | 概説:講義全体のねらいと流れの概説 |
2 | 文化と文化相対主義 :文化人類学の諸学説と基本理念を学ぶ。 |
3 | 共同性と逸脱:同じ文化の属する者たちのコミュニケーションと異文化コミュニケーションの違いを「お笑い/コント」から考える。 |
4 | 身体に刻まれる文化(暗黙知):文化の中で身につけた言語化し得ない身体に刻まれた知識について考える。ダンス、職人社会の知識伝承。 |
5 | 家族・親族:世界の多様な家族形態を見聞した上で、現代日本の「家族」を再考する。 |
6 | ジェンダー:「僕たち/私たち」は生まれながらにして「男/女」であるのか?それとも徐々に「男/女」になるのだろうか? |
7 | 通過儀礼:人の一生において「子供」と「大人」の境界はどこなのか?大学生は「子供」なのか、それとも「大人」なのか?通過儀礼論を通して考える。 |
8 | ケガレの構造:秩序・境界・認識をキーワードにして、差別や排除を考察する。 |
9 | 互酬性:贈る/もらう行為の意味は?贈与交換から人間関係や社会の仕組みを考える。 |
10 | 宗教と文化の混淆:人間生活と宗教との関係を考える。また、複数の宗教が混ざり合う事例を通して、ハイブリッドな文化を考える。 |
11 | 人類学の応用①:人類学の理論を通して現象を解釈してみる |
12 | 異民族の共存:多様なエスニック・グループが存在する社会を事例に多文化共生を考える。 |
13 | 人類学の応用②:観光人類学、建築人類学、景観人類学などを通して「伝統」文化と現代の関係を考える。 |
14 | 文化の多様性と普遍性:まとめにかえて。 |
板書 /Writing on the Board
スライド(パワーポイント等)の使用 /Slides (PowerPoint, etc.)
上記以外の視聴覚教材の使用 /Audiovisual Materials Other than Those Listed Above
個人発表 /Individual Presentations
グループ発表 /Group Presentations
ディスカッション・ディベート /Discussion/Debate
実技・実習・実験 /Practicum/Experiments/Practical Training
学内の教室外施設の利用 /Use of On-Campus Facilities Outside the Classroom
校外実習・フィールドワーク /Field Work
上記いずれも用いない予定 /None of the above
シラバスをしっかり読み、世界史と世界地理の高校レベルの基本事項を確認しておくこと。なお、詳細な予習事項は講義の際に指示する。
種類 (Kind) | 割合 (%) | 基準 (Criteria) |
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筆記試験 (Written Exam) | 70 | |
平常点 (In-class Points) | 30 |
リアクションペーパー(30%) |
備考 (Notes) | ||
出席率三分の二以下の者は一切評価しない。また、30分以上の遅刻者は入室禁止。講義形式の授業ではあるが、能動的態度で講義に臨んでもらうために、指名して意見を言ってもらうこともあるのでご了解いただきたい。 |
その他 (Others) | |||||
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教科書は用いず、レジュメを配布する。 |
No | 著者名 (Author/Editor) | 書籍名 (Title) | 出版社 (Publisher) | 出版年 (Date) | ISBN/ISSN |
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1 | 綾部恒雄・桑山敬己編 | 『よくわかる文化人類学』 | ミネルヴァ書房 | 2010 | 9784623056965 |
その他 (Others) | |||||
参考文献は毎回の講義時に紹介する。 |
2016年度以降入学者:多彩な学び
2015年度以前入学者:主題別A