日本語

Course Code etc
Academic Year 2024
College University-wide Liberal Arts Courses (Comprehensive Courses)
Course Code FA126
Theme・Subtitle ニーチェ哲学とギリシア精神
Class Format Face to face (all classes are face-to-face)
Class Format (Supplementary Items)
Campus Lecture
Campus Ikebukuro
Semester Fall semester
DayPeriod・Room Wed.4
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Credits 2
Course Number CMP2100
Language Japanese
Class Registration Method Exceptional Lottery Registration
Assigned Year 配当年次は開講学部のR Guideに掲載している科目表で確認してください。
Prerequisite Regulations
Acceptance of Other Colleges
Course Cancellation 〇(履修中止可/ Eligible for cancellation)
Online Classes Subject to 60-Credit Upper Limit
Relationship with Degree Policy 各授業科目は、学部・研究科の定める学位授与方針(DP)や教育課程編成の方針(CP)に基づき、カリキュラム上に配置されています。詳細はカリキュラム・マップで確認することができます。
Notes

【Course Objectives】

We will decipher how Nietzsche, the 19th-century philosopher, accepted and interpreted ancient Greek culture, and how this interpretation influenced Nietzsche's own philosophy. We will pursue the meaning of learning different cultures through this act of deciphering.

【Course Contents】

In the classes, first of all, we will decipher Nietzsche's acceptance and interpretation of the Greek spirit, focusing on "The Birth of Tragedy". At that time, we will focus on grasping the concept of "the Dionysian". Next, we will decipher the contents of Nietzsche's core idea, eternal return, mainly through "Zarathustra". Finally, we will clarify the relationship between "Pessimism of Strength", derived from the concept of "the Dionysian" and the meaning of Nietzsche's "Nihilism" through deciphering the third treatise in "On the Genealogy of Morality", and analyze the way in which Nietzsche's early interpretation of the Greek spirit influenced his later philosophy.

Japanese Items

【授業計画 / Course Schedule】

1 ガイダンス
2 「ディオニュソス的なもの」と「アポロ的なもの」 講義
3 「ディオニュソス的なもの」と「アポロ的なもの」の相互関係 講義
4 抒情詩と音楽 講義
5 ギリシア悲劇作家アイスキュロス、ソフォクレスに対するニーチェの評価 講義
6 エウリピデスとソクラテス 講義
7 永遠回帰のインスピレーションと『悦ばしき知識』における永遠回帰思想の最初の伝達 講義
8 『ツァラトゥストラ』第二部「ある予言者」における永遠回帰思想の伝達  講義
9 『ツァラトゥストラ』第二部「救済」における永遠回帰思想の伝達 講義 
10 『ツァラトゥストラ』第三部「幻影と謎」における永遠回帰思想の伝達 講義
11 『ツァラトゥストラ』第三部「回癒しつつある者」における永遠回帰思想の伝達 講義
12 『道徳の系譜学』第三論文の解読1─『道徳の系譜学』の狙いについて 講義
13 『道徳の系譜学』第三論文の解読2─禁欲主義的理想について 講義
14 『道徳の系譜学』第三論文の解読3─ヨーロッパのニヒリズムについて 講義

【活用される授業方法 / Teaching Methods Used】

板書 /Writing on the Board
スライド(パワーポイント等)の使用 /Slides (PowerPoint, etc.)
上記以外の視聴覚教材の使用 /Audiovisual Materials Other than Those Listed Above
個人発表 /Individual Presentations
グループ発表 /Group Presentations
ディスカッション・ディベート /Discussion/Debate
実技・実習・実験 /Practicum/Experiments/Practical Training
学内の教室外施設の利用 /Use of On-Campus Facilities Outside the Classroom
校外実習・フィールドワーク /Field Work
上記いずれも用いない予定 /None of the above

【授業時間外(予習・復習等)の学修 / Study Required Outside of Class】

『悲劇の誕生』『ツァラトゥストラ』『道徳の系譜学』を読んでいくので、適時予習と復習をしておくこと。
毎週授業資料のスライドを用意する。また随時プリントを配布する。授業後にダウンロードし、読んでおくこと。
また、講義の期間中にアイスキュロス、ソフォクレス、エウリピデスの作品のうち、少なくとも1冊を読むこと。

【成績評価方法・基準 / Evaluation】

種類 (Kind)割合 (%)基準 (Criteria)
平常点 (In-class Points)100 出席および授業への参加度(30%)
中間レポート(30%)
最終レポート(Final Report)(40%)
備考 (Notes)
授業内に行う中間レポートでは、参考文献に挙げる古代ギリシア悲劇の四つの作品の内の少なくとも一つを論じること。

【テキスト / Textbooks】

No著者名 (Author/Editor)書籍名 (Title)出版社 (Publisher)出版年 (Date)ISBN/ISSN
1 ニーチェ 『悲劇の誕生』 岩波文庫 1966年 4003363914
2 ニーチェ 『ツァラトゥストラ』 中央公論新社 2018年 4122065933
その他 (Others)
『悲劇の誕生』はできれば岩波文庫のものを入手して欲しい。『ツァラトゥストラ』はどの翻訳でもよいが、授業では中央公論社の文庫を用いる。『道徳の系譜学』は無理して購入する必要はない。授業では主にちくま学芸文庫のものを使う(参考文献を参照)。

【参考文献 / Readings】

No著者名 (Author/Editor)書籍名 (Title)出版社 (Publisher)出版年 (Date)ISBN/ISSN
1 ニーチェ 『ニーチェ全集<11>善悪の彼岸 道徳の系譜』 ちくま学芸文庫 1993年 4480080813
2 アイスキュロス 『縛られたプロメーテウス』 岩波文庫 1974年 4003210433
3 ソポクレス 『オイディプス王』 岩波文庫 1967年 4003210522
4 ソポクレス 『コロノスのオイディプス』 岩波文庫 1973年 4003210530
5 エウリーピデース 『バッカイ─バッコスに憑かれた女たち』 岩波文庫 2013年 4003210638
その他 (Others)
ギリシア悲劇に関しては、『悲劇の誕生』に関連するものを挙げた。この中の少なくとも1篇を読んで、中間レポートを書いてもらう。

【履修にあたって求められる能力 / Abilities Required to Take the Course】

【学生が準備すべき機器等 / Equipment, etc., that Students Should Prepare】

【その他 / Others】

Power Pointを使用した講義形式で、映像資料や現物資料なども適宜活用する。
資料の配布、課題の提出などに「Canvas LMS」を使用する。

【注意事項 / Notice】

2016年度以降入学者:多彩な学び
2015年度以前入学者:主題別A