日本語

Course Code etc
Academic Year 2025
College University-wide Liberal Arts Courses (Comprehensive Courses)
Course Code FB183
Theme・Subtitle 被害の不可視化と加害構造の再生産
Class Format Face to face (all classes are face-to-face)
Class Format (Supplementary Items)
Campus Lecture
Campus Ikebukuro
Semester Spring Semester
DayPeriod・Room Wed.3
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Credits 2
Course Number CMP2210
Language Japanese
Class Registration Method Exceptional Lottery Registration
Assigned Year 配当年次は開講学部のR Guideに掲載している科目表で確認してください。
Prerequisite Regulations
Acceptance of Other Colleges
Course Cancellation 〇(履修中止可/ Eligible for cancellation)
Online Classes Subject to 60-Credit Upper Limit
Relationship with Degree Policy 各授業科目は、学部・研究科の定める学位授与方針(DP)や教育課程編成の方針(CP)に基づき、カリキュラム上に配置されています。詳細はカリキュラム・マップで確認することができます。
Notes

【Course Objectives】

In this course, students learn how to analyse and consider social problems in an interdisciplinary way,with the case of Fukushima nuclear desaster, which caused an unprecedented catastrophe, and learn approaches to social ploblems from various genres and academic disciplines.

【Course Contents】

In this course, students will analyse and consider ongoing issues brought about by the Fukushima nuclear accident in March 2011. Although the evacuation zone has been lifted and reconstruvtion projects have been carried out, the damages still remains, as some areas remain difficult to return to, some people have been left out of compensation, and corts are still onTgoing. There are still problems that need to be examined. Students will consider these variou problems togather with guest speakers.

Japanese Items

【授業計画 / Course Schedule】

1 ガイダンス―その時、どこで、何があったか?(テキスト:序・3章)
なぜ福島県に原発がつくられたのか。原発はどのような技術なのか。
[科学技術と社会、「夢の技術」、中心と周辺、環境正義]
2 ふるさとは赤―短歌で辿る3.11後の「わたし」(テキスト:序、参考文献①)
幼保園児~小学校低学年であった「あなた」は、福原発事故をどう記憶しているか。世代によって、地域によって異なる記憶から出来事を捉え直す。
[災害、避難指示区域、オーラル・ヒストリー]
3 原発はいたるところで分断をもたらす(テキスト:2章)
原発は事故だけでなく、立地の段階からさまざまな分断をもたらしてきた。原発立地を阻止した地域がいまなお抱える分断の傷を考える。
[社会運動(反対運動)、社会運動論、折り合い、よそ者]
4 原発城下町の形成と原発事故の構造的背景(テキスト:2章)
なぜ原発は特定地域に集中して立地するのか。事故やトラブルが多発するなかで「安全神話」が受け入れられるのはなぜか。事故に至る構造的要因を探り、事故後のエネルギー政策の在り方を問う。
[原発城下町(企業城下町)、組織の隠蔽体質、市民社会の脆弱性]
5 福島原発事故がもたらした分断(テキスト:1章)
福島原発事故がもたらした「分断」の諸層はどのようなものか。また、その修復はいかにして図られるだろうか。さまざまな「被害」のなかで、地域や人々はどのように葛藤し、どのように地域再建・生活再建を図ろうしているのか。
[キーワード:リスク、境界、分断]
6 中間のまとめと補足①
7 ジャーナリストが見た原発(参考文献②)
新聞記者としてどのように原発問題に切り込んだのか
[ジャーナリズム、司法、世論]
8 裁判官が見た原発(参考文献③)
原発の差止を認める判決後、どのように原発問題・原発事故を見てきたのか。
[差止訴訟、国富、災害]
9 中間のまとめ②[中間課題提出](3章、6章、10章)
原発事故後に提訴された損害賠償請求訴訟は、どんな被害について、何を訴えてきたか、見取り図を描いてみよう。
10 原発事故からの「自主避難」(テキスト:3章、5章)
「自主避難」とは何であったか。いま、「自主避難者」はどうなっているのか。制 度がもたらした困難について考える。
[広義の加害構造、リスク、子ども・被災者支援法]
11 農林水産業の条件不利地化(テキスト:7章)
福島県の農林水産業は、避難指示区域内外を問わず困難に直面してきた。農林水産業の条件不利地化の原因は、「風評」で片づけられるが、本当にそうなのか。農林水産業の「復興」には何が必要なのか。
[産業(生業)、「風評」、条件不利地化、除染、市場]
12 避難指示区域の「伝統」の行方(テキスト:8章)
原発事故に限らず、災害後の生活再建もままならないなか、伝統の復活が行われることがある。ここでは、帰還困難区域になった地区の伝統工芸の復活を事例に、「伝統」をめぐる葛藤について考える。
[ふるさと、伝統、「定住なき避難」、生活環境主義]
13 「生活再建」とは何か(テキスト:9章)
「生活再建」とはどのようなことを意味するのか。居住の場所を定めることは「生活再建の一歩であるが、全てではない。また「生活再建」には被害を不可視化するという側面がある。「生活再建」の現場で何が生じているのか。
[リスク、被害の不可視化、被害構造論、〈加害―被害〉論]
14 最終のまとめ③

【活用される授業方法 / Teaching Methods Used】

板書 /Writing on the Board
スライド(パワーポイント等)の使用 /Slides (PowerPoint, etc.)
上記以外の視聴覚教材の使用 /Audiovisual Materials Other than Those Listed Above
個人発表 /Individual Presentations
グループ発表 /Group Presentations
ディスカッション・ディベート /Discussion/Debate
実技・実習・実験 /Practicum/Experiments/Practical Training
学内の教室外施設の利用 /Use of On-Campus Facilities Outside the Classroom
校外実習・フィールドワーク /Field Work
上記いずれも用いない予定 /None of the above

補足事項 (Supplementary Items)
ゲストスピーカーの話題提供、ゲストスピーカーとの対談形式によって論点を掘り下げる。

【授業時間外(予習・復習等)の学修 / Study Required Outside of Class】

事前に関連するテキストを読む、課題に取り組む

【成績評価方法・基準 / Evaluation】

種類 (Kind)割合 (%)基準 (Criteria)
筆記試験 (Written Exam) 70
平常点 (In-class Points)30 課題(30%)
備考 (Notes)

【テキスト / Textbooks】

No著者名 (Author/Editor)書籍名 (Title)出版社 (Publisher)出版年 (Date)ISBN/ISSN
1 関礼子・原口弥生編 『原発事故は人びとに何をもたらしたのか』 新泉社 2023

【参考文献 / Readings】

No著者名 (Author/Editor)書籍名 (Title)出版社 (Publisher)出版年 (Date)ISBN/ISSN
1 三原由起子 『ふるさとは赤』 本阿弥書店 2021 9784776815624
2 磯村健太郎・山口栄二 『原発に挑んだ裁判官』 朝日新聞出版 2019 9784022619716
3 樋口 『原発と司法』 岩波書店 2025 9784002711034

【履修にあたって求められる能力 / Abilities Required to Take the Course】

物事を深く考察しようという意欲、複雑な問題をむやみに単純化せずに考えようとする態度。

【学生が準備すべき機器等 / Equipment, etc., that Students Should Prepare】

パソコン等。

【その他 / Others】

【注意事項 / Notice】

2016年度以降1年次入学者対象科目
多彩な学び
本科目は、担当教員の実務経験、または実務に従事するゲスト・スピーカーの招聘講義等を活かした授業である。