日本語 English
開講年度/ Academic YearAcademic Year |
20242024 |
科目設置学部/ CollegeCollege |
全学共通科目・全学共通カリキュラム(総合系)/University-wide Liberal Arts Courses (Comprehensive Courses)University-wide Liberal Arts Courses (Comprehensive Courses) |
科目コード等/ Course CodeCourse Code |
FC128/FC128FC128 |
テーマ・サブタイトル等/ Theme・SubtitleTheme・Subtitle |
現代アメリカ映画論 |
授業形態/ Class FormatClass Format |
対面(一部オンライン)/Face-to-face (partially online)Face-to-face (partially online) |
授業形態(補足事項)/ Class Format (Supplementary Items)Class Format (Supplementary Items) |
対面(一部オンライン) ・第1, 3, 5, 6, 11, 12, 13回授業をオンライン(オンデマンド)で実施する予定。 ・大学の規定にしたがい、オンデマンドでの実施回は7回以下とする。 ・オンデマンド実施回のスケジュールは諸事情により変更となる場合がある。その場合、なるべく早めに授業内およびCanvas LMSのアナウンスメント機能にて通達する。 |
授業形式/ Class StyleCampus |
講義/LectureLecture |
校地/ CampusCampus |
池袋/IkebukuroIkebukuro |
学期/ SemesterSemester |
春学期/Spring SemesterSpring Semester |
曜日時限・教室/ DayPeriod・RoomDayPeriod・Room |
金5/Fri.5 Fri.5 ログインして教室を表示する(Log in to view the classrooms.) |
単位/ CreditsCredits |
22 |
科目ナンバリング/ Course NumberCourse Number |
CMP2300 |
使用言語/ LanguageLanguage |
日本語/JapaneseJapanese |
履修登録方法/ Class Registration MethodClass Registration Method |
抽選他/Exceptional Lottery RegistrationExceptional Lottery Registration |
配当年次/ Assigned YearAssigned Year |
配当年次は開講学部のR Guideに掲載している科目表で確認してください。配当年次は開講学部のR Guideに掲載している科目表で確認してください。 |
先修規定/ Prerequisite RegulationsPrerequisite Regulations |
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他学部履修可否/ Acceptance of Other CollegesAcceptance of Other Colleges |
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履修中止可否/ Course CancellationCourse Cancellation |
〇(履修中止可/ Eligible for cancellation) |
オンライン授業60単位制限対象科目/ Online Classes Subject to 60-Credit Upper LimitOnline Classes Subject to 60-Credit Upper Limit |
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学位授与方針との関連/ Relationship with Degree PolicyRelationship with Degree Policy |
各授業科目は、学部・研究科の定める学位授与方針(DP)や教育課程編成の方針(CP)に基づき、カリキュラム上に配置されています。詳細はカリキュラム・マップで確認することができます。 |
備考/ NotesNotes |
In this class, students will learn the basic knowledge for discussing “contemporary American cinema” through the practice of analyzing films. Through this perspective, the class aims to develop the ability to “see” and “listen” in order to understand films more deeply from a critical perspective, rather than simply consuming them as entertainment.
In this class, students will learn how to approach American cinema of recent decades from an academic perspective. In order to get a clear picture of the outline of the “contemporary American cinema,” students will first acquire knowledge of the history and format of “classical Hollywood cinema,” and then learn about the changes that have taken place since the late 1960s, known as the “New Hollywood” period. In addition, students will learn about the various changes that have taken place since the 1990s: the development of digital technology, including computer graphics; industrial changes, such as conglomeration and the rise of independent production companies; the introduction of political correctness, emphasizing racial and sexual minority rights; and changes in reception, such as DVD, cable television and Internet streaming.
1 | イントロダクション |
2 | 古典的ハリウッド映画① |
3 | 古典的ハリウッド映画② |
4 | 撮影所システムとそれ以後① |
5 | 撮影所システムとそれ以後② |
6 | ニュー・ハリウッド① |
7 | ニュー・ハリウッド② |
8 | ブロックバスター① |
9 | ブロックバスター② |
10 | デジタル革命とインデックス性① |
11 | デジタル革命とインデックス性② |
12 | インディペンデント映画① |
13 | インディペンデント映画② |
14 | まとめ |
板書 /Writing on the Board
スライド(パワーポイント等)の使用 /Slides (PowerPoint, etc.)
上記以外の視聴覚教材の使用 /Audiovisual Materials Other than Those Listed Above
個人発表 /Individual Presentations
グループ発表 /Group Presentations
ディスカッション・ディベート /Discussion/Debate
実技・実習・実験 /Practicum/Experiments/Practical Training
学内の教室外施設の利用 /Use of On-Campus Facilities Outside the Classroom
校外実習・フィールドワーク /Field Work
上記いずれも用いない予定 /None of the above
特定の映画作品の観覧や、文献の熟読を課す場合がある。作品の観覧にあたっては、図書館やレンタルショップ、動画配信サイトなどを活用すること。それらの活用方法に関しては、授業内で詳しく説明する。なお、授業で紹介された作品や文献をはじめ、興味を持った作品や文献を自発的に観覧したり、読んだりする姿勢が望ましい。
種類 (Kind) | 割合 (%) | 基準 (Criteria) |
---|---|---|
レポート試験 (Report Exam) | 60 | |
平常点 (In-class Points) | 40 |
リアクションペーパー(40%) |
備考 (Notes) | ||
・レポート試験の提出が単位取得の前提となる。 ・単位取得のためには平常点とレポート試験の点数の合計が合格点を上回る必要がある(=レポート試験を提出しても、平常点との合計が合格点を上回っていない場合、単位を取得できない)。 ・出席していれば自動的に平常点が加算されるわけではない(=出席自体は平常点とならない)。平常点はリアクションペーパーの内容に応じて、毎回0〜5点で採点し加算していく。 ・すなわち、一定の出席回数を満たしていれば単位が自ずと取得できるタイプの授業ではない。出席の回数よりもリアクションペーパーの内容を重視する。裏を返せば、多少の欠席があっても、充実したリアクションペーパーを提出していれば高い平常点を得ることができる。 ・リアクションペーパーにおいては、主に映画の画面や音響に関する具体的な指摘、自分の頭で考えたことや疑問などを高く評価する。中身の薄い感想文や無駄に抽象的なコメントは低評価となる。 ・リアクションペーパーの具体的な採点方式や採点基準については、初回オンデマンド授業で詳しく説明する。初回オンデマンド授業を必ず受講すること。 ・リアクションペーパーはGoogle Formを用いたweb上での回答形式を予定しており、原則として授業の当日23:59までに送信するものとする(つまり、ある程度回答のための時間的余裕は与えられる)。オンデマンド授業回については、3日間程度の回答期間が設けられる。 ・映画の画面や音響を「見る」「聴く」という具体的な行為が要求される授業であり、リアクションペーパーでもそうした姿勢が重視される。詳細は初回授業で説明するが、ポイントを押さえてさえいれば必ずしも長文のリアクションペーパーを提出しなくとも高得点を得ることは可能である。映画の具体性に向き合う意欲のある学生にとっては単位取得は決して難しくなく、実りある授業となるはずだ。しかし、「映像を扱う授業だからなんとなく楽そうだ、話半分で聞いていればいいだろう」という態度で受講する学生にとっては、きわめて「コスパ」の悪い授業となるだろう。というのも、既存の文献や授業資料などの文字情報を脊髄反射的にまとめることではなく、能動的に「見て」「聴いて」いなければわからない具体的なことに基づいて自分の頭で考えることが要求されるからである。 |
その他 (Others) | |||||
---|---|---|---|---|---|
なし |
その他 (Others) | |||||
---|---|---|---|---|---|
授業内で適宜指示する。 なお、参考資料としてさしあたり以下を挙げておく。 北野圭介『新版ハリウッド100年史講義』平凡社新書、2017年。 藤井仁子(編)『入門・現代ハリウッド映画講義』人文書院、2008 年。 『現代思想』2003年6月臨時増刊号〈総特集=ハリウッド映画〉青土社。 村山匡一郎(編)『新装増補版 映画史を学ぶクリティカル・ワーズ』フィルムアート社、2013年。 吉本光宏『イメージの帝国/映画の終わり』以文社、2007年。 トマス・エルセサー&ウォーレン・バックランド『現代アメリカ映画研究入門』書肆心水、2014年。 エドワード・J・エプスタイン『ビッグ・ピクチャー』早川書房、 2006年。 グッチーズ・フリースクール(編)『USムービー・ホットサンド 2010年代アメリカ映画ガイド』フィルムアート社、2020年。 |
■レジュメまたはPowerPointを用いた講義形式で、映像資料も適宜使用する。
■上記「授業計画」はあくまで暫定的なものであり、受講者の意向や関心に応じて臨機応変に調整することがある。
■《※注意》暴力的・性的にやや過激な描写を含む作品を取り扱う場合がある。そうした場合は上映前にアナウンスをする等、一定の配慮をするが、そのような描写が極端に苦手な方は受講の際に注意すること。
■専門や学年を問わず、映画に関心を持つ者を歓迎する。ただし、「好き/嫌い」や「共感できる/できない」などといったアマチュア的な態度はいったん脇に置いてもらう。この授業では、具体的な画面や音を手掛かりに、映画を読み解いて「思考する」ための方法を学ぶ。あらかじめ映画に詳しい必要はないが、ほとんど共感しがたいもの、自分の理解を超えたもの、わけのわからないもの、一見すると古びて見えるもの等に対して自らを開き、未知なる何かとの遭遇を喜ぶことのできる感性を求めたい。映画を観ることは、未知なる何かとの遭遇を通じて、自分がこれまでとは違う何者かへと変貌してしまう体験にほかならない。
2016年度以降入学者:多彩な学び
2015年度以前入学者:主題別A
この授業では、具体的な作品分析の実践を通じて、現代のアメリカ映画を考察するための基本的な知識を学習する。映画を単に娯楽として消費するだけでなく、批判的に捉えたうえでより深く理解するための「見る力」および「聴く力」を鍛えることを目指す。
In this class, students will learn the basic knowledge for discussing “contemporary American cinema” through the practice of analyzing films. Through this perspective, the class aims to develop the ability to “see” and “listen” in order to understand films more deeply from a critical perspective, rather than simply consuming them as entertainment.
この授業では、現代のアメリカ映画について学術的にアプローチするための方法を学ぶ。「現代」の輪郭を明瞭に捉えるために、まずは「古典的ハリウッド映画」の歴史や形式に関する知識を習得し、そのうえで1960年代後半以後の「ニュー・ハリウッド」と呼ばれる変革について学習していく。さらには1990年代以降の様々な変化──CGをはじめとするデジタル技術の進展と普及、コングロマリット化や独立プロダクションの台頭といった産業面での変革、人種的・性的マイノリティの権利を重視したポリティカル・コレクトネスの導入、DVDやケーブルテレビおよびインターネット配信の普及などによる受容面での変化──についても学ぶことになるだろう。
In this class, students will learn how to approach American cinema of recent decades from an academic perspective. In order to get a clear picture of the outline of the “contemporary American cinema,” students will first acquire knowledge of the history and format of “classical Hollywood cinema,” and then learn about the changes that have taken place since the late 1960s, known as the “New Hollywood” period. In addition, students will learn about the various changes that have taken place since the 1990s: the development of digital technology, including computer graphics; industrial changes, such as conglomeration and the rise of independent production companies; the introduction of political correctness, emphasizing racial and sexual minority rights; and changes in reception, such as DVD, cable television and Internet streaming.
1 | イントロダクション |
2 | 古典的ハリウッド映画① |
3 | 古典的ハリウッド映画② |
4 | 撮影所システムとそれ以後① |
5 | 撮影所システムとそれ以後② |
6 | ニュー・ハリウッド① |
7 | ニュー・ハリウッド② |
8 | ブロックバスター① |
9 | ブロックバスター② |
10 | デジタル革命とインデックス性① |
11 | デジタル革命とインデックス性② |
12 | インディペンデント映画① |
13 | インディペンデント映画② |
14 | まとめ |
板書 /Writing on the Board
スライド(パワーポイント等)の使用 /Slides (PowerPoint, etc.)
上記以外の視聴覚教材の使用 /Audiovisual Materials Other than Those Listed Above
個人発表 /Individual Presentations
グループ発表 /Group Presentations
ディスカッション・ディベート /Discussion/Debate
実技・実習・実験 /Practicum/Experiments/Practical Training
学内の教室外施設の利用 /Use of On-Campus Facilities Outside the Classroom
校外実習・フィールドワーク /Field Work
上記いずれも用いない予定 /None of the above
特定の映画作品の観覧や、文献の熟読を課す場合がある。作品の観覧にあたっては、図書館やレンタルショップ、動画配信サイトなどを活用すること。それらの活用方法に関しては、授業内で詳しく説明する。なお、授業で紹介された作品や文献をはじめ、興味を持った作品や文献を自発的に観覧したり、読んだりする姿勢が望ましい。
種類 (Kind) | 割合 (%) | 基準 (Criteria) |
---|---|---|
レポート試験 (Report Exam) | 60 | |
平常点 (In-class Points) | 40 |
リアクションペーパー(40%) |
備考 (Notes) | ||
・レポート試験の提出が単位取得の前提となる。 ・単位取得のためには平常点とレポート試験の点数の合計が合格点を上回る必要がある(=レポート試験を提出しても、平常点との合計が合格点を上回っていない場合、単位を取得できない)。 ・出席していれば自動的に平常点が加算されるわけではない(=出席自体は平常点とならない)。平常点はリアクションペーパーの内容に応じて、毎回0〜5点で採点し加算していく。 ・すなわち、一定の出席回数を満たしていれば単位が自ずと取得できるタイプの授業ではない。出席の回数よりもリアクションペーパーの内容を重視する。裏を返せば、多少の欠席があっても、充実したリアクションペーパーを提出していれば高い平常点を得ることができる。 ・リアクションペーパーにおいては、主に映画の画面や音響に関する具体的な指摘、自分の頭で考えたことや疑問などを高く評価する。中身の薄い感想文や無駄に抽象的なコメントは低評価となる。 ・リアクションペーパーの具体的な採点方式や採点基準については、初回オンデマンド授業で詳しく説明する。初回オンデマンド授業を必ず受講すること。 ・リアクションペーパーはGoogle Formを用いたweb上での回答形式を予定しており、原則として授業の当日23:59までに送信するものとする(つまり、ある程度回答のための時間的余裕は与えられる)。オンデマンド授業回については、3日間程度の回答期間が設けられる。 ・映画の画面や音響を「見る」「聴く」という具体的な行為が要求される授業であり、リアクションペーパーでもそうした姿勢が重視される。詳細は初回授業で説明するが、ポイントを押さえてさえいれば必ずしも長文のリアクションペーパーを提出しなくとも高得点を得ることは可能である。映画の具体性に向き合う意欲のある学生にとっては単位取得は決して難しくなく、実りある授業となるはずだ。しかし、「映像を扱う授業だからなんとなく楽そうだ、話半分で聞いていればいいだろう」という態度で受講する学生にとっては、きわめて「コスパ」の悪い授業となるだろう。というのも、既存の文献や授業資料などの文字情報を脊髄反射的にまとめることではなく、能動的に「見て」「聴いて」いなければわからない具体的なことに基づいて自分の頭で考えることが要求されるからである。 |
その他 (Others) | |||||
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なし |
その他 (Others) | |||||
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授業内で適宜指示する。 なお、参考資料としてさしあたり以下を挙げておく。 北野圭介『新版ハリウッド100年史講義』平凡社新書、2017年。 藤井仁子(編)『入門・現代ハリウッド映画講義』人文書院、2008 年。 『現代思想』2003年6月臨時増刊号〈総特集=ハリウッド映画〉青土社。 村山匡一郎(編)『新装増補版 映画史を学ぶクリティカル・ワーズ』フィルムアート社、2013年。 吉本光宏『イメージの帝国/映画の終わり』以文社、2007年。 トマス・エルセサー&ウォーレン・バックランド『現代アメリカ映画研究入門』書肆心水、2014年。 エドワード・J・エプスタイン『ビッグ・ピクチャー』早川書房、 2006年。 グッチーズ・フリースクール(編)『USムービー・ホットサンド 2010年代アメリカ映画ガイド』フィルムアート社、2020年。 |
■レジュメまたはPowerPointを用いた講義形式で、映像資料も適宜使用する。
■上記「授業計画」はあくまで暫定的なものであり、受講者の意向や関心に応じて臨機応変に調整することがある。
■《※注意》暴力的・性的にやや過激な描写を含む作品を取り扱う場合がある。そうした場合は上映前にアナウンスをする等、一定の配慮をするが、そのような描写が極端に苦手な方は受講の際に注意すること。
■専門や学年を問わず、映画に関心を持つ者を歓迎する。ただし、「好き/嫌い」や「共感できる/できない」などといったアマチュア的な態度はいったん脇に置いてもらう。この授業では、具体的な画面や音を手掛かりに、映画を読み解いて「思考する」ための方法を学ぶ。あらかじめ映画に詳しい必要はないが、ほとんど共感しがたいもの、自分の理解を超えたもの、わけのわからないもの、一見すると古びて見えるもの等に対して自らを開き、未知なる何かとの遭遇を喜ぶことのできる感性を求めたい。映画を観ることは、未知なる何かとの遭遇を通じて、自分がこれまでとは違う何者かへと変貌してしまう体験にほかならない。
2016年度以降入学者:多彩な学び
2015年度以前入学者:主題別A