English
開講年度/ Academic Year |
2024 |
科目設置学部/ College |
全学共通科目・全学共通カリキュラム(総合系)/University-wide Liberal Arts Courses (Comprehensive Courses) |
科目コード等/ Course Code |
FE022/FE022 |
テーマ・サブタイトル等/ Theme・Subtitle |
SDGsのうち、地球温暖化・気候変動問題について、より深く学び、国・地方公共団体・企業・大学などの取り組みを知り、自分たちで課題解決の提案をしてみたい学生のための講座 |
授業形態/ Class Format |
対面(全回対面)/Face to face (all classes are face-to-face) |
授業形態(補足事項)/ Class Format (Supplementary Items) |
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授業形式/ Class Style |
講義/Lecture |
校地/ Campus |
新座/Niiza |
学期/ Semester |
秋学期/Fall semester |
曜日時限・教室/ DayPeriod・Room |
金2/Fri.2 ログインして教室を表示する(Log in to view the classrooms.) |
単位/ Credits |
2 |
科目ナンバリング/ Course Number |
CMP2500 |
使用言語/ Language |
日本語/Japanese |
履修登録方法/ Class Registration Method |
抽選登録/Lottery Registration(定員:40人/ Capacity:40) |
配当年次/ Assigned Year |
配当年次は開講学部のR Guideに掲載している科目表で確認してください。 |
先修規定/ Prerequisite Regulations |
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他学部履修可否/ Acceptance of Other Colleges |
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履修中止可否/ Course Cancellation |
〇(履修中止可/ Eligible for cancellation) |
オンライン授業60単位制限対象科目/ Online Classes Subject to 60-Credit Upper Limit |
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学位授与方針との関連/ Relationship with Degree Policy |
各授業科目は、学部・研究科の定める学位授与方針(DP)や教育課程編成の方針(CP)に基づき、カリキュラム上に配置されています。詳細はカリキュラム・マップで確認することができます。 |
備考/ Notes |
近年、極端な熱波、干ばつ、熱帯低気圧の強大化、豪雨などの異常気象が、世界中の人々の生活に深刻な被害をもたらし、生態系にも大きな影響を与えています。これらの異常気象には地球温暖化が関係していると考えられており、気候変動に関する政府間パネル(IPCC)第6次評価報告書第1作業部会報告書(自然科学的根拠)では、人間の影響が大気、海洋及び陸域を温暖化させてきたことに疑う余地はないとされています。私たちの命の基盤である地球を、持続可能な形で次世代へつなげていくために、私たちはいま何をすべきかが問われています。
そこで、この授業では、地球環境の現状をファクトに基づき理解した上で、温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする取り組み(カーボンニュートラル)について深く学び、実際に企業や組織においてカーボンニュートラルを実現するための施策を提案・実行できる人材を育成することを目標とします。
In recent years, extreme weather events such as extreme heat waves, droughts, intensified tropical cyclones, and heavy rains have caused serious damage to people's lives around the world and have a great impact on ecosystems. Global warming is thought to be related to these extreme weather events, and according to the Intergovernmental Panel on Climate Change (IPCC) Sixth Assessment Report, there is no doubt that human influences have warmed the atmosphere, oceans and land. What we should do now is being asked in order to sustainably connect the earth, which is the foundation of our lives, to the next generation.
Therefore, the goals of this class are (1) to understand the current state of the global environment based on facts, (2) to learn deeply about efforts to reduce greenhouse gas emissions to zero as a whole (carbon neutral), and (3)To develop human resources who can actually propose and implement measures to realize carbon neutrality in companies and organizations.
受講生の皆さんには、リアルな課題に取り組んでもらいます。今年度は、地域と本学が連携しながらカーボンニュートラルを実現するにはどうすればよいか、という点に関連する具体的な課題を皆さんに投げかけます。皆さんには、授業を通じて課題解決に役立つ知識を学んでもらい、グループワークによって課題に対する自分たちのアイデアを練り上げ、最後にそのアイデアを披露してもらいます。こうした実践的な学びを通じて得られる力は、皆さんの社会課題解決への思いを実現していく上できっと役立つはずです。この授業では、第一線で活躍される方々にゲストスピーカーとして来ていただき、皆さんの学びをサポートします。本学キャンパスにおける関連施設の見学なども取り入れる予定です。なお、グループを作りますので、最後までこの授業を受講する気持ちのある方だけに参加してもらえればと思います。
また、村上千里先生(本科目兼任講師)に授業のサポートをしていただきます。
We ask all students to take on real challenges. This year, we will raise specific issues related to how local communities and Rikkyo University work together to achieve carbon neutrality. We ask all students to (1) learn useful knowledge for problem solving through class, (2) formulate your own ideas for problems through group work, and (3) finally present your ideas. The power gained through such practical learning will surely help you to realize your thoughts on solving social issues. In this class, we invite people who are active on the front lines to come as guest speakers to support your learning. We also plan to include tours of related facilities on our campus. In addition, since we will create a group, we hope that only those who are willing to take this class until the end will participate.
In addition, Lecturer Chisato Murakami (as a lecturer for this subject) will support the class.
1 | 9/20 授業概要の説明・課題の提示・基礎知識① アイスブレイキング、授業概要の説明・課題の提示、気候変動問題に関する基礎知識① |
2 | 9/27 基礎知識② 気候変動問題に関する基礎知識② |
3 | 10/4 大学生・社会人として気候変動問題への向き合い方を考えよう ゲストスピーカー:本学在学時から気候危機問題に取り組まれていた宮﨑紗矢香様(国立環境研究所 社会対話・協働推進室コミュニケーター/人間活動家) |
4 | 10/11 IPCC報告書を踏まえて気候変動の現状や対策を知ろう ゲストスピーカー:この分野における日本を代表する専門家であり、IPCC報告書の執筆者の一人である江守正多先生(国立環境研究所地球システム領域上級主席研究員、東京大学未来ビジョン研究センター教授) |
5 | 10/18 国の取り組みを学ぼう ゲストスピーカー:日本の環境政策を所管する環境省で気候変動に関する各種政策を担当されている方(環境省) |
6 | 10/25 事業会社の取り組みを学ぼう ゲストスピーカー:気候変動問題への取り組みがビジネスの世界でも重要な関心事になっている中、私たちにとって身近な業界でカーボンニュートラルの取り組みを進めている事業会社の方 |
7 | 11/8 地域新電力や再生可能エネルギーについて学ぼう ゲストスピーカー:再生可能エネルギーの利用拡大、エネルギーの地産地消、地域経済の活性化などの同時解決に取り組んでいる秩父新電力の滝澤隆志様(秩父新電力株式会社COO) |
8 | 11/22 カーボンニュートラルに関する本学の取り組みを学ぼう(キャンパス内施設見学が含まれる予定です) ゲストスピーカー:本学において省エネ等を含めた施設管理等を担当しておられる餅田忠様および施設課の方(立教学院総務部施設課) |
9 | 11/29 カーボンニュートラルに関する地域の取り組みを学ぼう ゲストスピーカー:豊島区において環境施策に係る計画策定や地球温暖化対策等を担当しておられる石井聡美様(豊島区 環境清掃部 環境政策課 環境計画グループ)および新座市環境課の方(各キャンパスに分かれて実施します) |
10 | 12/6 グループワーク(大学・地域のカーボンニュートラルを進めるための企画を考えよう。以下同じ) プレゼンテーションの準備 |
11 | 12/13 グループワーク プレゼンテーションの準備 |
12 | 12/20 グループワーク プレゼンテーション中間報告 |
13 | 1/10 グループワーク プレゼンテーション準備 |
14 | 1/17 プレゼンテーション ゲストスピーカー(プレゼンテーションに対するコメント):地域および本学の方 |
板書 /Writing on the Board
スライド(パワーポイント等)の使用 /Slides (PowerPoint, etc.)
上記以外の視聴覚教材の使用 /Audiovisual Materials Other than Those Listed Above
個人発表 /Individual Presentations
グループ発表 /Group Presentations
ディスカッション・ディベート /Discussion/Debate
実技・実習・実験 /Practicum/Experiments/Practical Training
学内の教室外施設の利用 /Use of On-Campus Facilities Outside the Classroom
校外実習・フィールドワーク /Field Work
上記いずれも用いない予定 /None of the above
最終回のプレゼンテーションに向けて、授業外でも相応の準備時間が必要になります。
また、受講生の皆さんは、各回のテーマに関連する情報を新聞等で収集しておき、先生方の話をより深く理解できるよう努めてください。先生方から予習・復習の指示がある場合には、各回の資料に掲載されますので、それに従ってください。
種類 (Kind) | 割合 (%) | 基準 (Criteria) |
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平常点 (In-class Points) | 100 |
課題に対するプレゼン2回(50%) 授業時の発言・グループワークへの協力・リアクションペーパー等(50%) |
備考 (Notes) | ||
その他 (Others) | |||||
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特に指定しません。 |
その他 (Others) | |||||
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必要に応じ、先生方から紹介していただきます。 |
グループワーク時にはパソコン等で作業をしてもらいます。
・第一線で活躍されるゲストスピーカーの先生方のお話を聞けるだけでなく、受講生自らが課題解決のためのアイデアを検討していく実践型の授業です。
・本授業は対面授業ですが、新座キャンパスと池袋キャンパスをオンラインで繋いで授業を行います。
(新座キャンパス担当:河村 賢治、池袋キャンパス担当:村上 千里)
新座キャンパスで授業を受ける場合は、FE022のシラバスを参照してください。
池袋キャンパスで授業を受ける場合は、FE144のシラバスを参照してください。
履修登録後の受講キャンパスの変更は認められません。
2016年度以降入学者:多彩な学び
2015年度以前入学者:主題別A
本科目は、担当教員の実務経験、または実務に従事するゲスト・スピーカーの招聘講義等を活かした授業である。