日本語

Course Code etc
Academic Year 2026
College University-wide Liberal Arts Courses (Comprehensive Courses)
Course Code FH004
Theme・Subtitle 音楽の中のキリスト教
Class Format Face to face (all classes are face-to-face)
Class Format (Supplementary Items)
Campus Lecture
Campus Niiza
Semester Spring Semester
DayPeriod・Room Wed.2
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Credits 2
Course Number CMP1100
Language Japanese
Class Registration Method Exceptional Lottery Registration
Assigned Year 配当年次は開講学部のR Guideに掲載している科目表で確認してください。
Prerequisite Regulations
Acceptance of Other Colleges
Course Cancellation 〇(履修中止可/ Eligible for cancellation)
Online Classes Subject to 60-Credit Upper Limit
Relationship with Degree Policy 各授業科目は、学部・研究科の定める学位授与方針(DP)や教育課程編成の方針(CP)に基づき、カリキュラム上に配置されています。詳細はカリキュラム・マップで確認することができます。
https://www.rikkyo.ac.jp/about/disclosure/educational_policy/qo9edr0000006ur7-att/zengakukyoutu_sougou.pdf
Notes

【Course Objectives】

The objective of this course is to know the relationship between music and christianity.
Viewing from the history of music, religious music has occupied a considerable portion there.
From the other viewpoint, Christianity has put emphasis on music even from the days of the Old Testament before the time of Jesus, i.e. the days of the New Testament, up until today.
We will investigate such relationship with concrete concepts and music examples. We will also sing some of the historically significant pieces/phrases.

【Course Contents】

The course will start with general introduction of christianity and bible. We will then see with ample examples how music history has treated religious music. We have seen music involveed with politics, and religious music is not an exception. We will see such incidents in the history. In these discussions, we will introduce new viewpoints in contrast with traditional views. Lastly, we will discuss the issue of religion and music, i.e. how contemporary christians and non-christians are facing, or should face, religious music.

Japanese Items

【授業計画 / Course Schedule】

1 【導入とキリスト教入門1】まず導入編としてさまざまな時代(ルネサンスやバロック、あるいはそれ以前のものから近代現代のものまで)の宗教曲を聞きながら、この科目全体の概要を説明します。
続いてこの回と次の回でキリスト教と聖書の入門編を話します。
2 【キリスト教入門2】キリスト教と聖書の入門編の続きです。
講師は宗教曲について書いたり指導したりすることは多く、聖書や信仰について触れることも多いですが、クリスチャンではありません。信仰の立場から、信仰の外側からの立場から、歴史的・政治的な視点から、文学の視点から、など様々な視点からキリスト教と聖書について概観したいと思います。
3 【キリスト教音楽史1~概要とカトリック】音楽史(西洋音楽の歴史)の中でのキリスト教音楽について紹介した上で、この回ではカトリックの宗教曲について論じます。
中世起源のグレゴリオ聖歌(単旋律聖歌)からルネサンスのポリフォニー(多声音楽)、バロック、古典派、ロマン派、近現代まで俯瞰します。
4 【キリスト教音楽史2~プロテスタント、特にルター派&バッハ】音楽史の続きで、プロテスタントの音楽を論じます。
特にバッハとルター派の音楽について、コラール(賛美歌)や受難曲などについて紹介します。
5 【オラトリオ1~初期:開拓者カリッシミ】キリスト教音楽が盛況を呈したバロック期(17-18世紀)に誕生し開花したオラトリオというジャンルについて論じます。オラトリオは《第九》のように演奏会形式で上演する劇音楽ですが、演技・衣装・舞台装置などを使わないのに劇的・演劇的な世界を描くことができます。この回ではバロック初期の大家カリッシミの《イェフタ》を紹介します。旧約聖書の士師記にある話で、リーダーのイェフタの勝利とその娘の悲しい結末を描く物語です。
6 【オラトリオ2~中期:鬼才ストラデッラ】中期バロックの鬼才ストラデッラのオラトリオ《洗礼者ヨハネ》を聞きます。ストラデッラは合奏協奏曲の創始者でもあります。新約聖書でイエス到来の前に福音を宣べ伝えていたヨハネの物語。後のオスカー・ワイルドの戯曲やリヒャルト・シュトラウスのオペラで有名な《サロメ》と同じ題材です。
7 【オラトリオ3~後期:完成と進化のスカルラッティ】後期バロックの巨匠で、ナポリ派オペラの祖とも言われるスカルラッティのオラトリオ《カイン、または最初の殺人》の要所を抜粋で聞きます。それまでの事件中心の物語から、人の心の奥底までえぐり出すスカルラッティの音楽は、当時は必ずしも受けませんでしたが、現代人の心に訴える力を持っていて、時代を先取りした作風です。
8 【オラトリオ4~変革者ヘンデル】バロックの最後を飾るバッハとヘンデルですが、ヘンデルはオラトリオというジャンルを大改造しました。ここでは代表作《メサイア》のストーリーや音楽を紹介します。イエスが降臨する前触れから降誕、現世での伝道、受難と復活、永遠の君臨と統治まで、イエスの全体像を描いた作品。〈ハレルヤ・コーラス〉など名曲が目白押しです。
9 【オラトリオ5~《メサイア》は宗教曲だったのか?】イエスの全体像を描く《メサイア》ですが、当初は別の文脈で作られた作品でした。その実相と、その後宗教曲の代表作としての地位を獲得するまでの経緯を論じます。
10 【オラトリオ6~変革者と見なされたバッハ】バッハには《クリスマス・オラトリオ》という大きな作品があります。実際は6つのカンタータをまとめただけのものですが、後世になってからオラトリオを見なされるようになりました。その背景にも政治がありました。抜粋で紹介します。
11 【政治・社会と音楽1~17・18世紀】《メサイア》《クリスマス・オラトリオ》だけでなく、当時の音楽は政治と深い関わりがありました。メディチ家、ルイ14世、女帝マリア・テレジア、フリードリヒ大王など支配者、フランス、スペイン、ドイツ諸邦、ローマ教皇庁などの国・諸邦、バッハやヘンデルなど音楽家との関係などを論じます。
12 【政治・社会と音楽2~18・19世紀】市民階級の勃興、市民社会の誕生と音楽の変化について論じます。器楽曲・絶対音楽の興隆、合唱音楽・オラトリオの隆盛と限界などを論じます。
13 【政治・社会と音楽3~19・20世紀】19世紀の音楽観(進歩の概念、過去の作品を上演する、など)の過去との違いを理解した上で、20世紀における音楽の政治利用について(ナチス・ドイツ、スターリン時代のソ連など)、またその後の音楽と政治の関係について考察します。
14 【まとめ~再び音楽の中のキリスト教】現代のキリスト教信仰のあり方を考えた上で、現代の信者、信者でない人、他宗派の人が音楽とどう向き合っているか、また向き合って行くべきかを考えます。現代のキリスト教音楽作品についても紹介します。

【活用される授業方法 / Teaching Methods Used】

板書 /Writing on the Board
スライド(パワーポイント等)の使用 /Slides (PowerPoint, etc.)
上記以外の視聴覚教材の使用 /Audiovisual Materials Other than Those Listed Above
個人発表 /Individual Presentations
グループ発表 /Group Presentations
ディスカッション・ディベート /Discussion/Debate
実技・実習・実験 /Practicum/Experiments/Practical Training
学内の教室外施設の利用 /Use of On-Campus Facilities Outside the Classroom
校外実習・フィールドワーク /Field Work
上記いずれも用いない予定 /None of the above

【授業時間外(予習・復習等)の学修 / Study Required Outside of Class】

予習:テキスト(プリント)の指定箇所を熟読しておくこと(各回2時間)。
復習・課題:授業内与えられる課題を消化すること。授業で紹介した関連するウェブサイトを読む・視聴するなどした上で、指定された方法で成果を提出すること。(各回2時間)

【成績評価方法・基準 / Evaluation】

種類 (Kind)割合 (%)基準 (Criteria)
筆記試験 (Written Exam) 41
平常点 (In-class Points)59 出席および授業参加度(14%)
レポート等の課題(28%)
その他(自主的な発言・質問・報告等)(17%)
備考 (Notes)

【テキスト / Textbooks】

No著者名 (Author/Editor)書籍名 (Title)出版社 (Publisher)出版年 (Date)ISBN/ISSN
1 皆川達夫 『宗教音楽の手引き』 日本基督教団出版局 2007 9784818411623

【参考文献 / Readings】

No著者名 (Author/Editor)書籍名 (Title)出版社 (Publisher)出版年 (Date)ISBN/ISSN
1 金澤正剛 『キリスト教と音楽』 音楽之友社 2007 9784276110588
2 三ヶ尻正 『ミサ曲・ラテン語・教会音楽ハンドブック』 ハンナ 2001 4883641473
3 三ヶ尻正 『ヘンデルが駆け抜けた時代』 春秋社 2018 9784393932124
4 川端純四郎 『キリスト教音楽名曲CD100選』 日本基督教団出版局 1995 4818402281

【履修にあたって求められる能力 / Abilities Required to Take the Course】

・クラシック音楽に興味関心があること。
・楽譜を読めること(簡単なもので可)。
・キリスト教に興味関心があること(信仰しているかどうかは問わない。)

【学生が準備すべき機器等 / Equipment, etc., that Students Should Prepare】

・インターネット対応の機器(動画視聴や課題提出のため)。

【その他 / Others】

クラシック音楽が好きな方で、宗教曲に関心のある方(今まであまり宗教曲に関心のなかった方も歓迎)に取って頂きたい科目です。

【注意事項 / Notice】

学びの精神科目
本科目は、担当教員の実務経験、または実務に従事するゲスト・スピーカーの招聘講義等を活かした授業である。