English
| 開講年度/ Academic Year |
2024 |
| 科目設置学部/ College |
全学共通科目・全学共通カリキュラム（総合系）/University-wide Liberal Arts Courses (Comprehensive Courses) |
| 科目コード等/ Course Code |
FH025/FH025 |
| テーマ・サブタイトル等/ Theme・Subtitle |
性と人権とのかかわりについて学ぶ。 |
| 授業形態/ Class Format |
対面（全回対面）/Face to face (all classes are face-to-face) |
| 授業形態（補足事項）/ Class Format (Supplementary Items) |
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| 授業形式/ Class Style |
講義/Lecture |
| 校地/ Campus |
新座/Niiza |
| 学期/ Semester |
春学期/Spring Semester |
| 曜日時限・教室/ DayPeriod・Room |
木2/Thu.2 ログインして教室を表示する（Log in to view the classrooms.） |
| 単位/ Credits |
2 |
| 科目ナンバリング/ Course Number |
CMP1100 |
| 使用言語/ Language |
日本語/Japanese |
| 履修登録方法/ Class Registration Method |
抽選他/Exceptional Lottery Registration |
| 配当年次/ Assigned Year |
配当年次は開講学部のR Guideに掲載している科目表で確認してください。 |
| 先修規定/ Prerequisite Regulations |
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| 他学部履修可否/ Acceptance of Other Colleges |
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| 履修中止可否/ Course Cancellation |
〇（履修中止可/ Eligible for cancellation） |
| オンライン授業60単位制限対象科目/ Online Classes Subject to 60-Credit Upper Limit |
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| 学位授与方針との関連/ Relationship with Degree Policy |
各授業科目は、学部・研究科の定める学位授与方針（DP）や教育課程編成の方針（CP）に基づき、カリキュラム上に配置されています。詳細はカリキュラム・マップで確認することができます。 |
| 備考/ Notes |
ジェンダーに関する基本的な知識を習得し、現代社会の様々な事象について人権とジェンダーの視点から考えることができるようになる。
The goal of this course is to obtain basic knowledge of gender studies in order to think critically about social phenomena from the perspective of gender as well as human rights.
すべての人間は生まれながらにして自由でありかつ尊厳と権利とについて平等である（世界人権宣言）。しかし、近代になって生まれた人権の原初的な概念からは女性は排除されており、そのような状況に対する女性たちの反発がイギリスの第一波フェミニズムに結実した。
本講義ではフェミニズムが生まれたそうした背景や、その展開のなかで顕在化した人権とジェンダーに関わる課題について知ることから始める。そしてその延長でもあり、いまだ解決したとは言い難い今日のジェンダーにまつわる問題について、ジェンダー・ギャップ指数や国連持続可能な開発目標（SDGs）等をふまえた日本や国際社会における最新の議論を学ぶ。
ジェンダー平等の実現は、SDGsのすべての目標達成に関わる死活的な課題である。そしてその達成には、市民の理解と声が重要とされる。本授業が、複雑化している現代社会の様々な課題をジェンダーや人権の観点から知る・学ぶだけでなく、「誰ひとり取り残さない」をスローガンに掲げたSDGsの達成にむけて自分になにができるかを市民のひとりとして考えるきっかけになることを願う。
"All human beings are born free and equal in dignity and rights" (Universal Declaration of Human Rights). However, women were excluded from the primal concept of human rights that emerged in the modern era, and the opposition of women to such situation resulted in the first wave of feminism in England.
In this lecture, we will begin with such background behind the emergence of feminism and the modern issues related to gender and human rights, which were revealed through its development and lasting today. The lecture will also cover the latest debates on human rights and gender issues in Japan and the international community, including gender gap index and the UN Sustainable Development Goals (SDGs).
Gender equality is a crucial issue related to all SDGs to achieve. To make it realize, understanding and voice of citizens are very important. I hope this class will not only provide you an opportunity to learn about various contemporary and complex social issues from the perspective of gender and human rights, but also encourage you to think about what you can do as a citizen to contribute to the SDGs whose the slogan is "leave no one behind".
| 1 | 導入：人権の尊重とジェンダー平等推進との関連 |
| 2 | フェミニズムの歴史から考える人権とジェンダー |
| 3 | 身の回りから考える人権とジェンダー（人権・ハラスメントセンター相談員による講義） |
| 4 | 日本の憲法と男女共同参画社会基本法から考える人権とジェンダー |
| 5 | 日本における人権とジェンダーギャップ（１） 経済・労働分野 |
| 6 | 日本における人権とジェンダーギャップ（２） 政治分野 |
| 7 | 日本における人権とジェンダーギャップ（３） 教育・健康 |
| 8 | 人権とジェンダーの課題（１）セクシュアル・リプロダクティブ・ヘルス&ライツ |
| 9 | 人権とジェンダーの課題（２）ジェンダーに基づく暴力 |
| 10 | 人権とジェンダーの課題（３）複合差別と性的マイノリティ |
| 11 | グローバル化に伴う課題の共有と変容（１）経済的自立とケアとの関係 |
| 12 | グローバル化に伴う課題の共有と変容（２）難民・移民・外国人・デジタル化 |
| 13 | グローバル化に伴う課題の共有と変容（３）気候問題 |
| 14 | 振り返り：人権の尊重とジェンダーの今日的課題とあなた―国連持続可能な開発目標（SDGs）を念頭に― |
板書 /Writing on the Board
スライド（パワーポイント等）の使用 /Slides (PowerPoint, etc.)
上記以外の視聴覚教材の使用 /Audiovisual Materials Other than Those Listed Above
個人発表 /Individual Presentations
グループ発表 /Group Presentations
ディスカッション・ディベート /Discussion/Debate
実技・実習・実験 /Practicum/Experiments/Practical Training
学内の教室外施設の利用 /Use of On-Campus Facilities Outside the Classroom
校外実習・フィールドワーク /Field Work
上記いずれも用いない予定 /None of the above
紹介した参考文献の中から複数読むこと。配布資料をよく読むこと。
| 種類 (Kind) | 割合 (%) | 基準 (Criteria) |
|---|---|---|
| 筆記試験 (Written Exam) | 50 | |
| 平常点 (In-class Points) | 50 |
授業毎のリアクションペーパー(50%) |
| 備考 (Notes) | ||
| 2/3 以上の出席をしていない場合は単位修得不可。 | ||
| No | 著者名 (Author/Editor) | 書籍名 (Title) | 出版社 (Publisher) | 出版年 (Date) | ISBN/ISSN |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | なし | なし | なし |
| No | 著者名 (Author/Editor) | 書籍名 (Title) | 出版社 (Publisher) | 出版年 (Date) | ISBN/ISSN |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 木村涼子・伊田久美子・熊安貴美江（編著） | 『よくわかるジェンダー・スタディーズ 人文社会科学から自然科学まで』 | ミネルヴァ書房 | 2013 | 9784623065165 |
| 2 | 伊藤公雄，樹村みのり，國信潤子 | 『女性学・男性学 -- ジェンダー論入門 第3版』 | 有斐閣 | 2013 | 9784641221222 |
| 3 | 辻村 みよ子 | 『人権をめぐる十五講――現代の難問に挑む』 | 岩波書店 | 2019 | 9784000291170 |
| 4 | 藤田 早苗 | 『武器としての国際人権 日本の貧困・報道・差別』 | 集英社 | 2022 | 9784087212464 |
| 5 | 清水 晶子 | 『フェミニズムってなんですか?』 | 文藝春秋 | 2022 | 9784166613618 |
| 6 | 橋本 ヒロ子 (編集), 林 陽子 (編集), 芹田 健太郎 (編集) | 『どうする、日本のジェンダー平等戦略』 | 信山社 | 2023 | 9784797285345 |
| 7 | 三浦 まり | 『さらば、男性政治』 | 岩波書店 | 2023 | 9784004319559 |
| その他 (Others) | |||||
| 授業内で適宜紹介します | |||||
講義の進捗状況やゲストスピーカーの予定等によって扱う内容の順番が前後する場合があるが、事前にお知らせするようにする。
第3回は人権ハラスメント対策センター相談員による授業を予定。他にもゲストスピーカーによる講義を予定している。
2016年度以降1年次入学者対象科目
学びの精神科目