日本語

Course Code etc
Academic Year 2024
College University-wide Liberal Arts Courses (Comprehensive Courses)
Course Code FH707
Theme・Subtitle じぶんごととして、ジェンダー・セクシュアリティ平等の視点から〈教育〉と〈社会〉の「あたりまえ」を問いなおそう
Class Format Face to face (all classes are face-to-face)
Class Format (Supplementary Items)
Campus Lecture
Campus Ikebukuro
Semester Fall semester
DayPeriod・Room Fri.4
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Credits 2
Course Number -------
Language Japanese
Class Registration Method Exceptional Lottery Registration
Assigned Year 配当年次は開講学部のR Guideに掲載している科目表で確認してください。
Prerequisite Regulations
Acceptance of Other Colleges
Course Cancellation 〇(履修中止可/ Eligible for cancellation)
Online Classes Subject to 60-Credit Upper Limit
Relationship with Degree Policy 各授業科目は、学部・研究科の定める学位授与方針(DP)や教育課程編成の方針(CP)に基づき、カリキュラム上に配置されています。詳細はカリキュラム・マップで確認することができます。
Notes

【Course Objectives】

In this class, the aim is that students become aware of gender and sexuality issues that bind us all on the premise of acquiring basic knowledge about human rights, especially "gender and human rights," and face issues in contemporary society with problem-awareness.

【Course Contents】

Do you think that you have nothing to do with gender, such as "discrimination," and you don't need to think about discrimination or gender and sexuality? Gender and sexuality issues in modern society are at the point of being "invisible," and exist in various "educational" places such as school education, social education, and family education, etc. that we have all experienced so far and in daily life. And we grow up while "learning" those problems. In this class, the aim is that students first become aware of gender and sexuality issues that bind us, and then face issues in "society" with problem-awareness.

Japanese Items

【授業計画 / Course Schedule】

1 オリエンテーション
2 性教育とはなんだろう?(1)私たちは「性教育」を学んできたのか?
3 性教育とはなんだろう?(2)「包括的性教育」と「純潔教育」の違いとは?
4 グループディスカッション(1)どのような「性教育」を受けてきたのか?
5 ジェンダーの視点・性の多様性の視点(1)機会の平等・結果の平等とジェンダー
6 ジェンダーの視点・性の多様性の視点(2)「性の多様性」=LGBT??
7 グループディスカッション(2)重なる属性・重なる差別
8 噂とジェンダー・セクシュアリティ~「デマ」に抗する知識を身につけよう
9 「特権」と「社会的マイノリティ」~「性的少数者」は適切な表現なのか?
10 ジェンダーバッシング・包括的性教育バッシングの歴史に学ぶ(1)「バッシング」とは何か?
11 ジェンダーバッシング・包括的性教育バッシングの歴史に学ぶ(2)バッシングを煽動するのは誰か?
12 ジェンダーバッシング・包括的性教育バッシングの歴史に学ぶ(3)バッシングに抵抗するための知識を身につけよう
13 グループディスカッション(3)わたしたちが、今、始められることとは?
14 まとめ:「涓滴岩を穿つ」ために

【活用される授業方法 / Teaching Methods Used】

板書 /Writing on the Board
スライド(パワーポイント等)の使用 /Slides (PowerPoint, etc.)
上記以外の視聴覚教材の使用 /Audiovisual Materials Other than Those Listed Above
個人発表 /Individual Presentations
グループ発表 /Group Presentations
ディスカッション・ディベート /Discussion/Debate
実技・実習・実験 /Practicum/Experiments/Practical Training
学内の教室外施設の利用 /Use of On-Campus Facilities Outside the Classroom
校外実習・フィールドワーク /Field Work
上記いずれも用いない予定 /None of the above

補足事項 (Supplementary Items)
グループディスカッションを授業方法として多用します。基本的に、対面方式で授業を行います。受動的に知識を吸収し、ただ座っていればよいといった「座学」ではありません。教員と学生、学生同士で積極的に交流していただきますので、受講する場合は、その点を十分に留意してください。授業方法が変更になる場合は、授業内の指示に従ってください。

【授業時間外(予習・復習等)の学修 / Study Required Outside of Class】

受講にあたって準備は必要ありません。ただし、授業中に提示する学習課題および授業内容について、ノートづくりが必要です。また、授業で配布するレジュメや資料は「膨大」になりますので、各自ファイリングをするようにしましょう。

【成績評価方法・基準 / Evaluation】

種類 (Kind)割合 (%)基準 (Criteria)
平常点 (In-class Points)100 授業毎に書いてもらうコメントや感想内容(60%)
最終レポート(Final Report)(40%)
備考 (Notes)
最終レポートに関しては、これまでの年度では、書籍の精読レポートや授業内容にかかわる学習イベントへの参加レポートなど(5000字程度)を課してまいりました。本年度に関しては、受講者の学習ニーズ、学習深度などを加味して、授業中終盤で提示する予定です。

【テキスト / Textbooks】

No著者名 (Author/Editor)書籍名 (Title)出版社 (Publisher)出版年 (Date)ISBN/ISSN
1 堀川修平 『気付く 立ちあがる 育てる―日本の性教育史におけるクィアペダゴジー』 エイデル研究所 2022 4871686809
2 堀川修平 『「日本に性教育はなかった」と言う前に』 柏書房 2023 4760155295
その他 (Others)
テキストの入手方法ならびに、授業における利用方法に関しては、初回オリエンテーションでご説明しますのでそれを待って購入に移ってください。また、このテキストのほかに、授業内で適宜資料を配布しますので、紛失しないように気をつけましょう。

【参考文献 / Readings】

No著者名 (Author/Editor)書籍名 (Title)出版社 (Publisher)出版年 (Date)ISBN/ISSN
1 ベル・フックス 『フェミニズムはみんなのもの』 新水社 2003
2 高橋哲哉 『犠牲のシステム 福島・沖縄』 集英社 2012
3 伊田広行 『デートDV・ストーカー対策のネクストステージ:被害者支援/加害者対応のコツとポイント』 解放出版社 2015
4 好井裕明 『差別原論――〈わたし〉のなかの権力とつきあう』 平凡社 2007
5 パウロ・フレイレ 『被抑圧者の教育学―新訳』 亜紀書房 2011
6 渡辺大輔 『性の多様性ってなんだろう? (中学生の質問箱)』 平凡社 2018
その他 (Others)
その他、学習の手助けになる文献などは各授業で推薦いたします。

【履修にあたって求められる能力 / Abilities Required to Take the Course】

【学生が準備すべき機器等 / Equipment, etc., that Students Should Prepare】

【その他 / Others】

この授業では「ジェンダー・セクシュアリティ平等の視点」を"社会におけるすべての人の〈性〉に関する抑圧の解放を目指すために、性の多様性を認め、性の差別や偏見から自由になること"と定義して、現代社会における「差別」問題について考えていきます。また、社会にすでに存在している差別に関する内容として、「暴力」や「生と死」に関わる内容を取り扱うことも前提としています。
 その際、皆さんに「じぶんごと」としてこれらの問題を捉えてもらいたいと思います。ですので、「自説のみにこだわり、周りの人たちと対話するつもりのない方」「この社会のあらゆる差別に関して敏感に捉えるつもりのない方」「授業内でのあらゆる課題に取り組むつもりのない方」「小難しい知識を暗記することのみに力を注ぎたい方」などもいらっしゃると思いますが、そのような自分をこの授業を通して変えるつもりのない方は、別の授業の受講やご自身の趣味の時間に使った方が有意義だと思います。本授業の受講を取りやめることを検討してください。また、積極的に教員と学生、学生同士の交流をしていただきますので、他の受講生の学習権の侵害がないように積極的に参加していただきたいと思います。
 なお、シラバスの「授業計画」に関しては、受講者の学習ニーズや学習深度をふまえて変更する可能性がありますので、予めご了承ください。

【注意事項 / Notice】

2012~2015年度1年次入学者対象科目 立教A科目