日本語 English
開講年度/ Academic YearAcademic Year |
20252025 |
科目設置学部/ CollegeCollege |
観光学部/College of TourismCollege of Tourism |
科目コード等/ Course CodeCourse Code |
HA806/HA806HA806 |
テーマ・サブタイトル等/ Theme・SubtitleTheme・Subtitle |
社会問題教育の視点に立ち、「学習者」に着目して生涯学習を考え、実践してみる |
授業形態/ Class FormatClass Format |
対面(全回対面)/Face to face (all classes are face-to-face)Face to face (all classes are face-to-face) |
授業形態(補足事項)/ Class Format (Supplementary Items)Class Format (Supplementary Items) |
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授業形式/ Class StyleCampus |
講義/LectureLecture |
校地/ CampusCampus |
新座/NiizaNiiza |
学期/ SemesterSemester |
春学期/Spring SemesterSpring Semester |
曜日時限・教室/ DayPeriod・RoomDayPeriod・Room |
金2/Fri.2 Fri.2 ログインして教室を表示する(Log in to view the classrooms.) |
単位/ CreditsCredits |
22 |
科目ナンバリング/ Course NumberCourse Number |
TRM1200 |
使用言語/ LanguageLanguage |
日本語/JapaneseJapanese |
履修登録方法/ Class Registration MethodClass Registration Method |
科目コード登録/Course Code RegistrationCourse Code Registration |
配当年次/ Assigned YearAssigned Year |
配当年次は開講学部のR Guideに掲載している科目表で確認してください。配当年次は開講学部のR Guideに掲載している科目表で確認してください。 |
先修規定/ Prerequisite RegulationsPrerequisite Regulations |
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他学部履修可否/ Acceptance of Other CollegesAcceptance of Other Colleges |
履修登録システムの『他学部・他研究科履修不許可科目一覧』で確認してください。 |
履修中止可否/ Course CancellationCourse Cancellation |
〇(履修中止可/ Eligible for cancellation) |
オンライン授業60単位制限対象科目/ Online Classes Subject to 60-Credit Upper LimitOnline Classes Subject to 60-Credit Upper Limit |
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学位授与方針との関連/ Relationship with Degree PolicyRelationship with Degree Policy |
各授業科目は、学部・研究科の定める学位授与方針(DP)や教育課程編成の方針(CP)に基づき、カリキュラム上に配置されています。詳細はカリキュラム・マップで確認することができます。 |
備考/ NotesNotes |
2016年度~2018年度1年次入学者対象 ※2019年度以降入学者の科目コードはIC411(科目設置学部はコミュニティ福祉学部) |
In this class, we will focus on the "learners" who receive lifelong learning support, and develop the ability to relativize and recognize the problems of various learners. Classes are recommended for the purpose of learning the principles of establishment and development of various activities (social movement / education / learning activities) by these students.
The outline of this class is as follows. Allows you to think about the problems faced by different learners. We will systematically explain the transition of various activities for the acquisition of human rights, and explain the development of various activities.
1 | オリエンテーション |
2 | 「学習」とはなにか ①教育・教化・学習の違いとは? |
3 | 「学習」とはなにか ②「発達可能態」としての人間 |
4 | 「学習」とはなにか ③「社会問題教育」とはなにか? |
5 | グループディスカッション ①自分の教育/学習経験から考えよう |
6 | 社会問題教育と学習者の立場性 ①批判的教育学とはなにか? |
7 | 社会問題教育と学習者の立場性 ②パウロフレイレ『被抑圧者の教育学』とリテラシー |
8 | 社会問題教育と学習者の立場性 ③フェミニズムペダゴジーとフェミニズム運動 |
9 | 社会問題教育と学習者の立場性 ④エンパワーメントという観点から |
10 | グループディスカッション ②あなたにとっての「社会問題」とは? |
11 | 一生涯にわたる学習権の保障 ①多様な学習者が集う「夜間中学」に着目して |
12 | 一生涯にわたる学習権の保障 ②戦争と教育 |
13 | グループディスカッション ③どのように一生涯を送りたい? |
14 | まとめ(論点の整理と内容補充) |
板書 /Writing on the Board
スライド(パワーポイント等)の使用 /Slides (PowerPoint, etc.)
上記以外の視聴覚教材の使用 /Audiovisual Materials Other than Those Listed Above
個人発表 /Individual Presentations
グループ発表 /Group Presentations
ディスカッション・ディベート /Discussion/Debate
実技・実習・実験 /Practicum/Experiments/Practical Training
学内の教室外施設の利用 /Use of On-Campus Facilities Outside the Classroom
校外実習・フィールドワーク /Field Work
上記いずれも用いない予定 /None of the above
補足事項 (Supplementary Items) |
---|
グループディスカッションを授業方法として多用します。基本的に、対面方式で授業を行います。受動的に知識を吸収し、ただ座っていればよいといった「座学」ではありません。教員と学生、学生同士で積極的に交流していただきますので、受講する場合は、その点を十分に留意してください。 |
授業時間外の予習は特段に必要はありません。ただし、授業時に集中して課題に取り組むこと(個人ワーク・グループディスカッションなど)を強く希望します。受講者と授業担当者で学びの場はつくられると考えておりますので、共に学び合いながら不安も解消して進めていきましょう。
種類 (Kind) | 割合 (%) | 基準 (Criteria) |
---|---|---|
平常点 (In-class Points) | 100 |
最終レポート(Final Report)(40%) リアクションペーパー(60%) |
備考 (Notes) | ||
「リアクションペーパー」として、毎授業後に提出する「学びと感想」を評価します。毎授業後にWEB上で提出いただきます。コメントシート課題の内容をふまえて出席を確認します。「最終レポート」として、文献精読レポート、あるいは、授業に関連する学習イベントへの参加レポートなどに取り組んでいただく予定です。 |
No | 著者名 (Author/Editor) | 書籍名 (Title) | 出版社 (Publisher) | 出版年 (Date) | ISBN/ISSN |
---|---|---|---|---|---|
1 | 堀川修平 | 『「日本に性教育はなかった」と言う前に』 | 柏書房 | 2023 | 4760155295 |
2 | 堀川修平 | 『気付く 立ちあがる 育てる―日本の性教育史におけるクィアペダゴジー』 | エイデル研究所 | 2022 | 4871686809 |
その他 (Others) | |||||
テキストの入手方法ならびに、授業における利用方法に関しては、初回オリエンテーションでご説明しますのでそれを待って購入に移ってください。このテキストのほかに、授業内で適宜資料を配布しますので、紛失しないように気をつけましょう。 |
No | 著者名 (Author/Editor) | 書籍名 (Title) | 出版社 (Publisher) | 出版年 (Date) | ISBN/ISSN |
---|---|---|---|---|---|
1 | 高橋哲哉 | 『犠牲のシステム 福島・沖縄』 | 集英社 | 2012 | |
2 | 好井裕明 | 『差別原論――〈わたし〉のなかの権力とつきあう』 | 平凡社 | 2007 | |
3 | 渡辺大輔 | 『性の多様性ってなんだろう? (中学生の質問箱)』 | 平凡社 | 2018 | |
4 | 石田仁 | 『はじめて学ぶLGBT 基礎からトレンドまで』 | ナツメ社 | 2019 | |
5 | ベル・フックス | 『フェミニズムはみんなのもの 情熱の政治学』 | エトセトラブックス | 2020 | |
6 | ベル・フックス | 『ベル・フックスの「フェミニズム理論」―周辺から中心へ』 | あけび書房 | 2017 | |
7 | 子どもの権利・教育・文化全国センター | 『20改訂ポケット版子どもの権利ノート』 | 子どもの権利・教育・文化全国センター | 2020 | |
その他 (Others) | |||||
授業内で随時参考文献は紹介しますので、メモを取ってください。 |
この授業では「社会教育は、社会問題教育である」という立場に立ち、現代社会における「差別」問題とそれらを乗り越えるための教育的営みについて考えていきます。
その際、皆さんに「じぶんごと」としてこれらの問題を捉えてもらいたいと思いますので、積極的にグループディスカッションや個人ワークを方法として用います。グループディスカッションや個人ワークに取り組まないことは、他の受講生の学習権の侵害にあたりますので、課題に取り組めない方の受講は希望しません。他の受講生の学習権の侵害がないように、各々積極的に参加していただきたいと思います。
膨大なデータファイルを配布すること、加えて、毎時のコメントシートをWEB上で提出いただくことから、PC(それに準ずる電子機器)を持参することが望ましいです。ただし、データファイルを個別に印刷して持参することや、コメントシートを授業後に自宅など教室外で入力することは問題ありません。
※本授業は、「生涯学習支援論2」(2025年度秋学期)と関連した内容となっています。そのため、併せて受講することを希望します。また、受講者の学習度合い・関心事項を勘案しながらシラバス内容を再考する場合がありますので、ご承知おきください。
本授業では、生涯学習支援を受ける「学習者」側に焦点を当てて、多様な学習者の抱える問題を相対化して認識できる力を養うこと、しょうがい者や外国人、女性、性的マイノリティらといった「マイノリティ(被抑圧者)」による諸活動(社会運動・教育/学習活動)の成立と展開の原理を学ぶことを目的として授業をすすめます。
In this class, we will focus on the "learners" who receive lifelong learning support, and develop the ability to relativize and recognize the problems of various learners. Classes are recommended for the purpose of learning the principles of establishment and development of various activities (social movement / education / learning activities) by these students.
多様な学習者の抱える問題を反省的にとらえる契機を確保し、人間形成と差別問題一般について省察的な意見をもてるような交流を行うこと、人権獲得のための諸活動の変遷を系統的に説明し諸活動の展開を解説すること、人種・民族、ジェンダーなどの差別問題と社会教育施設のあり方、人間形成と差別をめぐる国際的な動向などの現代的諸課題について具体的ケースを示しながら検討することを授業の概要とします。
The outline of this class is as follows. Allows you to think about the problems faced by different learners. We will systematically explain the transition of various activities for the acquisition of human rights, and explain the development of various activities.
1 | オリエンテーション |
2 | 「学習」とはなにか ①教育・教化・学習の違いとは? |
3 | 「学習」とはなにか ②「発達可能態」としての人間 |
4 | 「学習」とはなにか ③「社会問題教育」とはなにか? |
5 | グループディスカッション ①自分の教育/学習経験から考えよう |
6 | 社会問題教育と学習者の立場性 ①批判的教育学とはなにか? |
7 | 社会問題教育と学習者の立場性 ②パウロフレイレ『被抑圧者の教育学』とリテラシー |
8 | 社会問題教育と学習者の立場性 ③フェミニズムペダゴジーとフェミニズム運動 |
9 | 社会問題教育と学習者の立場性 ④エンパワーメントという観点から |
10 | グループディスカッション ②あなたにとっての「社会問題」とは? |
11 | 一生涯にわたる学習権の保障 ①多様な学習者が集う「夜間中学」に着目して |
12 | 一生涯にわたる学習権の保障 ②戦争と教育 |
13 | グループディスカッション ③どのように一生涯を送りたい? |
14 | まとめ(論点の整理と内容補充) |
板書 /Writing on the Board
スライド(パワーポイント等)の使用 /Slides (PowerPoint, etc.)
上記以外の視聴覚教材の使用 /Audiovisual Materials Other than Those Listed Above
個人発表 /Individual Presentations
グループ発表 /Group Presentations
ディスカッション・ディベート /Discussion/Debate
実技・実習・実験 /Practicum/Experiments/Practical Training
学内の教室外施設の利用 /Use of On-Campus Facilities Outside the Classroom
校外実習・フィールドワーク /Field Work
上記いずれも用いない予定 /None of the above
補足事項 (Supplementary Items) |
---|
グループディスカッションを授業方法として多用します。基本的に、対面方式で授業を行います。受動的に知識を吸収し、ただ座っていればよいといった「座学」ではありません。教員と学生、学生同士で積極的に交流していただきますので、受講する場合は、その点を十分に留意してください。 |
授業時間外の予習は特段に必要はありません。ただし、授業時に集中して課題に取り組むこと(個人ワーク・グループディスカッションなど)を強く希望します。受講者と授業担当者で学びの場はつくられると考えておりますので、共に学び合いながら不安も解消して進めていきましょう。
種類 (Kind) | 割合 (%) | 基準 (Criteria) |
---|---|---|
平常点 (In-class Points) | 100 |
最終レポート(Final Report)(40%) リアクションペーパー(60%) |
備考 (Notes) | ||
「リアクションペーパー」として、毎授業後に提出する「学びと感想」を評価します。毎授業後にWEB上で提出いただきます。コメントシート課題の内容をふまえて出席を確認します。「最終レポート」として、文献精読レポート、あるいは、授業に関連する学習イベントへの参加レポートなどに取り組んでいただく予定です。 |
No | 著者名 (Author/Editor) | 書籍名 (Title) | 出版社 (Publisher) | 出版年 (Date) | ISBN/ISSN |
---|---|---|---|---|---|
1 | 堀川修平 | 『「日本に性教育はなかった」と言う前に』 | 柏書房 | 2023 | 4760155295 |
2 | 堀川修平 | 『気付く 立ちあがる 育てる―日本の性教育史におけるクィアペダゴジー』 | エイデル研究所 | 2022 | 4871686809 |
その他 (Others) | |||||
テキストの入手方法ならびに、授業における利用方法に関しては、初回オリエンテーションでご説明しますのでそれを待って購入に移ってください。このテキストのほかに、授業内で適宜資料を配布しますので、紛失しないように気をつけましょう。 |
No | 著者名 (Author/Editor) | 書籍名 (Title) | 出版社 (Publisher) | 出版年 (Date) | ISBN/ISSN |
---|---|---|---|---|---|
1 | 高橋哲哉 | 『犠牲のシステム 福島・沖縄』 | 集英社 | 2012 | |
2 | 好井裕明 | 『差別原論――〈わたし〉のなかの権力とつきあう』 | 平凡社 | 2007 | |
3 | 渡辺大輔 | 『性の多様性ってなんだろう? (中学生の質問箱)』 | 平凡社 | 2018 | |
4 | 石田仁 | 『はじめて学ぶLGBT 基礎からトレンドまで』 | ナツメ社 | 2019 | |
5 | ベル・フックス | 『フェミニズムはみんなのもの 情熱の政治学』 | エトセトラブックス | 2020 | |
6 | ベル・フックス | 『ベル・フックスの「フェミニズム理論」―周辺から中心へ』 | あけび書房 | 2017 | |
7 | 子どもの権利・教育・文化全国センター | 『20改訂ポケット版子どもの権利ノート』 | 子どもの権利・教育・文化全国センター | 2020 | |
その他 (Others) | |||||
授業内で随時参考文献は紹介しますので、メモを取ってください。 |
この授業では「社会教育は、社会問題教育である」という立場に立ち、現代社会における「差別」問題とそれらを乗り越えるための教育的営みについて考えていきます。
その際、皆さんに「じぶんごと」としてこれらの問題を捉えてもらいたいと思いますので、積極的にグループディスカッションや個人ワークを方法として用います。グループディスカッションや個人ワークに取り組まないことは、他の受講生の学習権の侵害にあたりますので、課題に取り組めない方の受講は希望しません。他の受講生の学習権の侵害がないように、各々積極的に参加していただきたいと思います。
膨大なデータファイルを配布すること、加えて、毎時のコメントシートをWEB上で提出いただくことから、PC(それに準ずる電子機器)を持参することが望ましいです。ただし、データファイルを個別に印刷して持参することや、コメントシートを授業後に自宅など教室外で入力することは問題ありません。
※本授業は、「生涯学習支援論2」(2025年度秋学期)と関連した内容となっています。そのため、併せて受講することを希望します。また、受講者の学習度合い・関心事項を勘案しながらシラバス内容を再考する場合がありますので、ご承知おきください。