日本語 English
開講年度/ Academic YearAcademic Year |
20242024 |
科目設置学部/ CollegeCollege |
観光学部/College of TourismCollege of Tourism |
科目コード等/ Course CodeCourse Code |
HB083/HB083HB083 |
テーマ・サブタイトル等/ Theme・SubtitleTheme・Subtitle |
若者文化の歴史をメディア論、消費社会論、観光社会学の側面から考察する |
授業形態/ Class FormatClass Format |
対面(全回対面)/Face to face (all classes are face-to-face)Face to face (all classes are face-to-face) |
授業形態(補足事項)/ Class Format (Supplementary Items)Class Format (Supplementary Items) |
|
授業形式/ Class StyleCampus |
講義/LectureLecture |
校地/ CampusCampus |
新座/NiizaNiiza |
学期/ SemesterSemester |
秋学期/Fall semesterFall semester |
曜日時限・教室/ DayPeriod・RoomDayPeriod・Room |
木4/Thu.4 Thu.4 ログインして教室を表示する(Log in to view the classrooms.) |
単位/ CreditsCredits |
22 |
科目ナンバリング/ Course NumberCourse Number |
TRC2300 |
使用言語/ LanguageLanguage |
日本語/JapaneseJapanese |
履修登録方法/ Class Registration MethodClass Registration Method |
科目コード登録/Course Code RegistrationCourse Code Registration |
配当年次/ Assigned YearAssigned Year |
配当年次は開講学部のR Guideに掲載している科目表で確認してください。配当年次は開講学部のR Guideに掲載している科目表で確認してください。 |
先修規定/ Prerequisite RegulationsPrerequisite Regulations |
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他学部履修可否/ Acceptance of Other CollegesAcceptance of Other Colleges |
履修登録システムの『他学部・他研究科履修不許可科目一覧』で確認してください。 |
履修中止可否/ Course CancellationCourse Cancellation |
〇(履修中止可/ Eligible for cancellation) |
オンライン授業60単位制限対象科目/ Online Classes Subject to 60-Credit Upper LimitOnline Classes Subject to 60-Credit Upper Limit |
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学位授与方針との関連/ Relationship with Degree PolicyRelationship with Degree Policy |
各授業科目は、学部・研究科の定める学位授与方針(DP)や教育課程編成の方針(CP)に基づき、カリキュラム上に配置されています。詳細はカリキュラム・マップで確認することができます。 |
備考/ NotesNotes |
Youth theory is a field that examines the general behavior of young people (around 20 years old) . In this lecture, entitled "Introduction to Youth Theory," we will examine the structure and history of this field, as well as the problems of its paradigm. With regard to tourism, the focus will be on youth and tourism, particularly backpacking.
Youth theory is a "discussion about youth," but it is not a "discussion about the young people involved. Therefore, it is important to recognize that the discussion itself is based on the speculation of adult society, and at the same time, it is regarded as something that illuminates general society or predicts the future of general society. In other words, the goal of the study is to relativize the discussion of youth theory itself.
Translated with www.DeepL.com/Translator (free version)
1 | 若者論とは何か。シラバスに基づき講義内容を説明する。 若者論というジャンル全般についてのオーバービュー。とりわけ、これが一つの文化社会論であることを確認する。 |
2 | 若者論の歴史(1):若者論以前:青年論の時代 若者論の前史として江戸時代から戦後に至る若者像=青年の描かれ方について見ていく。 |
3 | 若者論の歴史(2):団塊の世代 若者論の前史として60年代の若者像について触れる。当時の若者の呼称となっていた団塊の世代のイメージを媒介としてサブカルチャー、学生運動、消費文化の広がりを見ていく。 |
4 | 若者論の歴史(3):青年論 70年代、若者論は心理学の影響を受け青年論と呼ばれていた。E.エリクソンによる発達段階論の「青年期」に該当する世代が分析対象となったためである。この文脈での若者論を展開する。 |
5 | 若者論の歴史(4):モラトリアム人間とやさしさの時代 70年代若者論の議論の基調となった小此木啓吾のモラトリアム人間論とやさしさ論(栗原彬と大平健)を取り上げる。 |
6 | 若者論の歴史(5):消費の旗手としての新 80年代、若者論は「若者文化論」という言葉に置き換えられる。そして若者は「新人類」と呼ばれ、消費社会の旗手としてみなされるようになった。これについて見ていく。 |
7 | 若者論の歴史(6):切り捨てられた若者、そして議論の多様化 90年代、若者は消費だけではなく労働者として、女性として、若年層として、地域居住者としても語られるようになる。こういった多方面からの議論展開の嚆矢となった宮台真司の議論を取り上げる。 |
8 | メディアと若者a〜マスメディアとの関わり メディアとりわけテレビ、ビデオ、雑誌、ビデオゲームと若者の関係について考えていく。 |
9 | メディアと若者b〜ケータイ、スマホ、SNSとの関わり ポケベル・ケータイからスマホに持ち替えることで、若者の情報行動がどのように変化したのかについて考えていく。 |
10 | 消費と若者 消費者、とりわけ「ヤング」「分衆」「オタク」としての若者について考える。 |
11 | 若者とコミュニケーション(1) 若者のコミュニケーション形態はどのように変化していったのか。カプセル人間、みんなぼっち、やさしさといった概念を用いながら考える。 |
12 | 若者とコミュニケーション(2) 2000年以降に出現した若者のコミュニケーションスタイルについて考察する。キーワードは空気を読む、友だち地獄、サードプレイス等。 |
13 | 旅と若者(1)〜バックパッキングの60〜70年代 若者と旅の関係について戦後以降の変容を見ていく。ちなみに、ここではこれまで提示してきた各種概念を様々に運用し、若者の旅について考察していく。とりわけこの回では国内バックパッキングに注目する。 |
14 | 旅と若者(2)〜バックパッキングの80年代〜 80年代バックパッキングはメディアと旅をめぐるインフラストラクチャーの発展により、若者を海外に押し出すことになる。さらに21世紀に入るとインターネットとスマホ、SNSの出現によりバックパッキングのスタイルが根本的に変容を来すようになるが、その動向を見ていく。 |
板書 /Writing on the Board
スライド(パワーポイント等)の使用 /Slides (PowerPoint, etc.)
上記以外の視聴覚教材の使用 /Audiovisual Materials Other than Those Listed Above
個人発表 /Individual Presentations
グループ発表 /Group Presentations
ディスカッション・ディベート /Discussion/Debate
実技・実習・実験 /Practicum/Experiments/Practical Training
学内の教室外施設の利用 /Use of On-Campus Facilities Outside the Classroom
校外実習・フィールドワーク /Field Work
上記いずれも用いない予定 /None of the above
参考文献を事前に読んでおいていただければ、講義の理解が進みます。また、毎回コメントを求めますが、これはいくつかをピックアップして次の階の講義でリアクションします。
種類 (Kind) | 割合 (%) | 基準 (Criteria) |
---|---|---|
レポート試験 (Report Exam) | 80 | |
平常点 (In-class Points) | 20 |
リアクションペーパーへの書き込み(20%) |
備考 (Notes) | ||
なし/None
No | 著者名 (Author/Editor) | 書籍名 (Title) | 出版社 (Publisher) | 出版年 (Date) | ISBN/ISSN |
---|---|---|---|---|---|
1 | 小谷敏編 | 若者論を読む | 世界思想社 | 1993 | 4790704815 |
2 | 新井克弥 | バックパッカーズタウン・カオサン探検 | 双葉社 | 2000 | 4575291129 |
3 | 山口誠 | ニッポンの海外旅行〜若者と観光メディアの50年史 | ちくま新書 | 2010 | 4480065598 |
4 | 早川洋行編 | よくわかる社会学史 | ミネルヴァ書房 | 2011 | 4623059901 |
5 | 小谷敏編 | 二十一世紀の若者論―あいまいな不安を生きる | 世界思想社 | 2017 | 4790716937 |
6 | 須藤廣他編 | よく分かる観光コミュニケーション | ミネルヴァ書房 | 2022 | 4623091872 |
若者論とは世代世代における若年層(20歳前後)の行動一般について考察する分野である。70年代から立ち上がった本研究分野は、以後一貫してアカデミズムのみでなく、一般にも広く親しまれている。本講義では、若者論概論と称して、その構造と歴史、そしてパラダイムの問題点など全般について考察する。観光については若者とツーリズム、とりわけバックパッキングに注目する。
Youth theory is a field that examines the general behavior of young people (around 20 years old) . In this lecture, entitled "Introduction to Youth Theory," we will examine the structure and history of this field, as well as the problems of its paradigm. With regard to tourism, the focus will be on youth and tourism, particularly backpacking.
若者論は「若者についての議論」であるが「当事者=若者が語る議論」ではない。それゆえ議論そのものが大人社会の思惑に基づくと同時に、一般社会を照射する、あるいは一般社会の未来を占うものともみなされていることを認識する。言い換えれば若者論という議論それ自体の相対化を学習の達成目標とする
Youth theory is a "discussion about youth," but it is not a "discussion about the young people involved. Therefore, it is important to recognize that the discussion itself is based on the speculation of adult society, and at the same time, it is regarded as something that illuminates general society or predicts the future of general society. In other words, the goal of the study is to relativize the discussion of youth theory itself.
Translated with www.DeepL.com/Translator (free version)
1 | 若者論とは何か。シラバスに基づき講義内容を説明する。 若者論というジャンル全般についてのオーバービュー。とりわけ、これが一つの文化社会論であることを確認する。 |
2 | 若者論の歴史(1):若者論以前:青年論の時代 若者論の前史として江戸時代から戦後に至る若者像=青年の描かれ方について見ていく。 |
3 | 若者論の歴史(2):団塊の世代 若者論の前史として60年代の若者像について触れる。当時の若者の呼称となっていた団塊の世代のイメージを媒介としてサブカルチャー、学生運動、消費文化の広がりを見ていく。 |
4 | 若者論の歴史(3):青年論 70年代、若者論は心理学の影響を受け青年論と呼ばれていた。E.エリクソンによる発達段階論の「青年期」に該当する世代が分析対象となったためである。この文脈での若者論を展開する。 |
5 | 若者論の歴史(4):モラトリアム人間とやさしさの時代 70年代若者論の議論の基調となった小此木啓吾のモラトリアム人間論とやさしさ論(栗原彬と大平健)を取り上げる。 |
6 | 若者論の歴史(5):消費の旗手としての新 80年代、若者論は「若者文化論」という言葉に置き換えられる。そして若者は「新人類」と呼ばれ、消費社会の旗手としてみなされるようになった。これについて見ていく。 |
7 | 若者論の歴史(6):切り捨てられた若者、そして議論の多様化 90年代、若者は消費だけではなく労働者として、女性として、若年層として、地域居住者としても語られるようになる。こういった多方面からの議論展開の嚆矢となった宮台真司の議論を取り上げる。 |
8 | メディアと若者a〜マスメディアとの関わり メディアとりわけテレビ、ビデオ、雑誌、ビデオゲームと若者の関係について考えていく。 |
9 | メディアと若者b〜ケータイ、スマホ、SNSとの関わり ポケベル・ケータイからスマホに持ち替えることで、若者の情報行動がどのように変化したのかについて考えていく。 |
10 | 消費と若者 消費者、とりわけ「ヤング」「分衆」「オタク」としての若者について考える。 |
11 | 若者とコミュニケーション(1) 若者のコミュニケーション形態はどのように変化していったのか。カプセル人間、みんなぼっち、やさしさといった概念を用いながら考える。 |
12 | 若者とコミュニケーション(2) 2000年以降に出現した若者のコミュニケーションスタイルについて考察する。キーワードは空気を読む、友だち地獄、サードプレイス等。 |
13 | 旅と若者(1)〜バックパッキングの60〜70年代 若者と旅の関係について戦後以降の変容を見ていく。ちなみに、ここではこれまで提示してきた各種概念を様々に運用し、若者の旅について考察していく。とりわけこの回では国内バックパッキングに注目する。 |
14 | 旅と若者(2)〜バックパッキングの80年代〜 80年代バックパッキングはメディアと旅をめぐるインフラストラクチャーの発展により、若者を海外に押し出すことになる。さらに21世紀に入るとインターネットとスマホ、SNSの出現によりバックパッキングのスタイルが根本的に変容を来すようになるが、その動向を見ていく。 |
板書 /Writing on the Board
スライド(パワーポイント等)の使用 /Slides (PowerPoint, etc.)
上記以外の視聴覚教材の使用 /Audiovisual Materials Other than Those Listed Above
個人発表 /Individual Presentations
グループ発表 /Group Presentations
ディスカッション・ディベート /Discussion/Debate
実技・実習・実験 /Practicum/Experiments/Practical Training
学内の教室外施設の利用 /Use of On-Campus Facilities Outside the Classroom
校外実習・フィールドワーク /Field Work
上記いずれも用いない予定 /None of the above
参考文献を事前に読んでおいていただければ、講義の理解が進みます。また、毎回コメントを求めますが、これはいくつかをピックアップして次の階の講義でリアクションします。
種類 (Kind) | 割合 (%) | 基準 (Criteria) |
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レポート試験 (Report Exam) | 80 | |
平常点 (In-class Points) | 20 |
リアクションペーパーへの書き込み(20%) |
備考 (Notes) | ||
なし/None
No | 著者名 (Author/Editor) | 書籍名 (Title) | 出版社 (Publisher) | 出版年 (Date) | ISBN/ISSN |
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1 | 小谷敏編 | 若者論を読む | 世界思想社 | 1993 | 4790704815 |
2 | 新井克弥 | バックパッカーズタウン・カオサン探検 | 双葉社 | 2000 | 4575291129 |
3 | 山口誠 | ニッポンの海外旅行〜若者と観光メディアの50年史 | ちくま新書 | 2010 | 4480065598 |
4 | 早川洋行編 | よくわかる社会学史 | ミネルヴァ書房 | 2011 | 4623059901 |
5 | 小谷敏編 | 二十一世紀の若者論―あいまいな不安を生きる | 世界思想社 | 2017 | 4790716937 |
6 | 須藤廣他編 | よく分かる観光コミュニケーション | ミネルヴァ書房 | 2022 | 4623091872 |