日本語

Course Code etc
Academic Year 2024
College College of Community and Human Services
Course Code IB136
Theme・Subtitle 障害者の障害理解と「生きづらさ」をめぐる生活理解と福祉的支援を考える
Class Format Face to face (all classes are face-to-face)
Class Format (Supplementary Items)
Campus Lecture
Campus Niiza
Semester Fall semester
DayPeriod・Room Thu.5
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Credits 2
Course Number CMB2200
Language Japanese
Class Registration Method Course Code Registration
Assigned Year 配当年次は開講学部のR Guideに掲載している科目表で確認してください。
Prerequisite Regulations
Acceptance of Other Colleges 履修登録システムの『他学部・他研究科履修不許可科目一覧』で確認してください。
Course Cancellation 〇(履修中止可/ Eligible for cancellation)
Online Classes Subject to 60-Credit Upper Limit
Relationship with Degree Policy 各授業科目は、学部・研究科の定める学位授与方針(DP)や教育課程編成の方針(CP)に基づき、カリキュラム上に配置されています。詳細はカリキュラム・マップで確認することができます。
Notes 2023年度以降入学者対象

【Course Objectives】

Learn the concepts and philosophy of disability welfare as required for practicing welfare for people with disabilities in the modern society. Understand types of disabilities and the current status of people with disabilities, outline of systems and policies, and their issues.

【Course Contents】

Understand the outline of laws, systems, measures and services related to people with disabilities in relation to the history and concept of disability and disability welfare in modern society, as well as the current status of people with disabilities and the measures being taken to help them. This course aims to develop an awareness of people’s disabilities and of what concrete steps can be taken to support them.

Japanese Items

【授業計画 / Course Schedule】

1 現代社会と障害及び障害者について多角的な視点から考える=障害者を描くメディア作品(文学・マンガ・映画・演劇・ドラマ)を手がかりとして
2 障害者福祉の思想・理念の歴史的展開〜国際的動向〜
3 障害者福祉の制度・施策の歴史的展開〜日本の動向〜障害者の制度施策とその実態と福祉ニーズを考える。
4 障害概念の検討と課題・・障害の構造的理解(ICIDH〜ICF)について:医学モデルから社会モデルへの転換と障害者の当事者主権
5 障害者の権利条約と障害概念の検討と課題・・障害の受容とは何か?そして合理的配慮とは何かについて考える。
6 障害のある人の生活実態と福祉支援:ノーマライゼーションからリハビリテーション・インクルージョン・ユニバーサルデザイン等の課題
7 家族・施設ケアから自立生活(CIL)運動がもたらした障害者の自立概念と自立生活の条件を考える。
8 障害のある人の日々の「暮らしの基盤づくり」(生活ニーズ把握)の視点・・障害関連の法律を中心に
9 障害者福祉の関連法の歴史・目的・対象・サービス体系の展開:障害者基本法とリハビリテーション体系について(各障害別の体系と内容を含む)
10 障害論=身体障害・知的障害・自閉症・学習障害・強度行動障害・精神障害をふくめた障害者の高齢化問題の視点から。
11 障害者総合支援法の概要(支援サービス体系と支援内容)=現代の障害者の生活ニーズと支援課題について
12 障障害者福祉と関連する施策について(保健医療・教育・雇用就労・年金と経済問題及び生活環境支援サービス)
13 障害者の民間サービスとボランティアの役割の意義と現状・・貧困問題と障害者の地域生活の課題について。
14 「障害者の生活の質(QOL)を高める支援活動〜障害者スポーツ及びアール・ブリュットなどの障害当事者の自己表現力について〜

【活用される授業方法 / Teaching Methods Used】

板書 /Writing on the Board
スライド(パワーポイント等)の使用 /Slides (PowerPoint, etc.)
上記以外の視聴覚教材の使用 /Audiovisual Materials Other than Those Listed Above
個人発表 /Individual Presentations
グループ発表 /Group Presentations
ディスカッション・ディベート /Discussion/Debate
実技・実習・実験 /Practicum/Experiments/Practical Training
学内の教室外施設の利用 /Use of On-Campus Facilities Outside the Classroom
校外実習・フィールドワーク /Field Work
上記いずれも用いない予定 /None of the above

【授業時間外(予習・復習等)の学修 / Study Required Outside of Class】

授業時間外の学習に関する指示は、必要に応じて適宜,別途指示する。

【成績評価方法・基準 / Evaluation】

種類 (Kind)割合 (%)基準 (Criteria)
筆記試験 (Written Exam) 70
平常点 (In-class Points)30 課題レポート(20%)
出席および授業参加度(10%)
備考 (Notes)

【テキスト / Textbooks】

No著者名 (Author/Editor)書籍名 (Title)出版社 (Publisher)出版年 (Date)ISBN/ISSN
1 結城俊哉編著 『共に生きるための障害者福祉学入門』 大月書店 2018 9784272412396
その他 (Others)
基本的には、テキストの内容に適宜準拠しながら進め、同時にその後の発展的内容に言及した講義を行う。

【参考文献 / Readings】

No著者名 (Author/Editor)書籍名 (Title)出版社 (Publisher)出版年 (Date)ISBN/ISSN
1 奥野英子・結城俊哉編著 『生活支援の障害福祉学』 明石書店 2007 9784750326306
2 植田章・岡村正幸・結城俊哉編著 『障害者福祉原論』 高菅出版 2001 4990075811
3 結城俊哉 『ケアのフォークロア=対人援助の基本原則と展開方法を考える』 高菅出版 2016 9784901793629
4 結城俊哉・長野秀樹 『相談活動と言語としての手話』 文理閣 2014 9784892597312
5 キーロン・スミス(臼井陽一郎<監訳>結城俊哉<訳者代表> 『ダウン症をめぐる政治ー誰もが排除されない社会へ向けて』 明石書店 2018 9784750347134
その他 (Others)
講義の進度に合わせて適宜紹介する。

【履修にあたって求められる能力 / Abilities Required to Take the Course】

授業に参加する、新聞を読む、読書をするという学びの営みの中から、障害者当事者の生活問題としての「生きづらさ」の根本問題の中に社会問題(社会環境)とのコンフリクトについて日常的に興味・関心を持っていてほしい。

【学生が準備すべき機器等 / Equipment, etc., that Students Should Prepare】

【その他 / Others】

パワーポイントを使用した講義形式で、当日は資料配布をしないため積極的・集中した受講態度が要求される。
尚、授業用の配布レジュメはCanvasLMSから授業前に教材掲示をおこなう。
指定テキストの内容を踏まえながら、視聴覚映像教材なども適宜活用する。

【注意事項 / Notice】