日本語

Course Code etc
Academic Year 2024
College College of Community and Human Services
Course Code IB285
Theme・Subtitle 就労支援サービス
Class Format Face to face (all classes are face-to-face)
Class Format (Supplementary Items)
Campus Lecture
Campus Niiza
Semester Fall semester
DayPeriod・Room Fri.5
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Credits 2
Course Number CMB2210
Language Japanese
Class Registration Method Course Code Registration
Assigned Year 配当年次は開講学部のR Guideに掲載している科目表で確認してください。
Prerequisite Regulations
Acceptance of Other Colleges 履修登録システムの『他学部・他研究科履修不許可科目一覧』で確認してください。
Course Cancellation 〇(履修中止可/ Eligible for cancellation)
Online Classes Subject to 60-Credit Upper Limit
Relationship with Degree Policy 各授業科目は、学部・研究科の定める学位授与方針(DP)や教育課程編成の方針(CP)に基づき、カリキュラム上に配置されています。詳細はカリキュラム・マップで確認することができます。
Notes 2020年度以前入学者対象

【Course Objectives】

(1) Understand and explain the necessity and significance of employment support and the outline of employment support systems. (2) Explore the state of employment support in modern society, and consider and explain the significance of supporting people to work. (3) Understand and explain systems related to employment support and organizations, groups, and professionals involved in employment support, based on the significance of social workers' efforts to provide employment support.

【Course Contents】

(1) The significance and necessity of employment support, trends in employment and work in modern society and an overview of labor policies, the system and implementation structure of employment support, the role and practice of professionals in employment support, the practice and issues of cooperation in the field of employment support, and the future prospects for employment support will be explained. (2) Lecture on how support should be provided to those who need assistance in finding employment. (3) Referring to the relationship with other designated subjects for social workers, the positioning of employment support services in social work will be clarified.

Japanese Items

【授業計画 / Course Schedule】

1 働くことの意味と社会福祉士の役割
① ILO(国際労働機関)の理念や活動
②日本の労働基準に関する法制度と意義
③ディーセント・ワークの考え方と社会福祉士の役割
・授業内ではグループワークを用いる。
・授業外活動
① ILO(国際労働機関)の理念や活動について調べること。
②日本の労働基準に関する法制度について、厚生労働省のHP(本シラバス「参考 URLの3」等によりその概要を調べること。
2 現代の労働を取り巻く状況と課題
①労働市場の傾向
②就労支援の対象者
③障害者、低所得者、女性、若者の就労の状況と施策
・授業内では統計グラフ等を参考に考察したことを発表する。
3 障害者の就労支援のあり方、福祉的就労の現状と課題
①障害者総合支援法における就労支援系のサービス、支援内容、対象者
②最低賃金と工賃
③福祉的就労と一般雇用
・授業内では②についてグループで話し合う
・授業外学習
障害者総合支援法における障害福祉サービスの中の就労支援系のサービスについて調べ、その支援内容や対象者などをまとめ、事業ごとの主な違いをノートに書きだし、再確認する。
4 就労支援の理念、就労支援と就職困難者
①affirmative action(積極的是正措置)、障害者雇用率制度、合理的配慮
の考え方や国外の事例の紹介
②障害者雇用促進法の概要、障害者雇用率制度の概要、法定雇用率、実雇用率
・授業外学習
障害者雇用を促進する制度がなぜ必要か、割り当て雇用制度の意義について復習する。
5 企業内雇用の仕組みと実際
①特例子会社の概要と実際
②障害者雇用における合理的配慮の紹介
③視聴覚教材による学習(発達障害をもって働く)
・授業内で視聴覚教材によって学び、感想をグループで話し合う。
・授業内で実際に障害者が一般企業で働くことをめぐり、その課題を考察する
6 障害者の就労支援を行う機関と専門職の役割
①障害者職業センターの行う職業リハビリテーション
②就労支援の連携と実際、受け入れ企業のニーズ
③職業カウンセラーやジョブコーチの役割
7 第1回小テストの実施と解説
・小テストの解説と前半のまとめ・補足を行う
・授業内では関連する視聴覚教材を活用して理解を深め、働くための準備性についてグループで話し合う。
8 低所得者に対する就労支援
生活保護制度、生活困窮者自立支援制度の概要
①生活保護受給者への就労支援における自立概念
②生活保護受給世帯の特徴から生活困窮者、低所得の状況にある人々の層を把握し、それぞれの就労支援のニーズを理解する。
・授業内では「自立」とは何かについて考え、話し合う。
・授業外学習
授業で扱ったデータを再度よく見て近年の生活保護受給者の動向や就労困難な人々への就労支援の必要性や意義について復習する
9 生活困窮者自立支援制度における就労支援の実際
①生活困窮者自立支援制度における事業(必須事業と任意事業)
②関係団体のサイトやアンケートから理解を深める
・授業内では実際に行った調査から利用者のニーズを把握し、求められる支援について考える。
10 母子世帯、ひとり親世帯への就労支援の概要
①就労支援の必要性と内容、事例の紹介
②ハローワーク、福祉事務所など関係機関の役割と専門職による支援
・授業外学習
母子世帯への支援制度や養育費についても調べる。
11 多様な働き方について考える
・ソーシャルファーム、ユニバーサル雇用(中間的雇用)など新しい取り組みの実際を紹介し、多様な人々への就労支援のあり方を考える
・授業内ではグループで話し合いを行い、多様な働き方への理解を深める。
12 新しい生活困難層への支援のあり方
宮本太郎氏の寄稿、日経新聞記事(2022年3月)を手掛かりに我が国の「セーフィティネット」論、労働政策について現状と課題を解説する。
・授業内ではこれに基づき、グループで話し合う。
・授業外活動
・予め提示する上記記事を読んでくる。
13 第2回小テストの実施と解説
①小テストの解説と後半のまとめ・補足を行う
②地域共生社会と就労支援を行う社会福祉士の役割について考える
・授業内で地域共生社会における就労困難な人々への支援についてグループで話し合う。
14 最終まとめ
まとめとして、最終授業時に実施する最終レポートを作成する

【活用される授業方法 / Teaching Methods Used】

板書 /Writing on the Board
スライド(パワーポイント等)の使用 /Slides (PowerPoint, etc.)
上記以外の視聴覚教材の使用 /Audiovisual Materials Other than Those Listed Above
個人発表 /Individual Presentations
グループ発表 /Group Presentations
ディスカッション・ディベート /Discussion/Debate
実技・実習・実験 /Practicum/Experiments/Practical Training
学内の教室外施設の利用 /Use of On-Campus Facilities Outside the Classroom
校外実習・フィールドワーク /Field Work
上記いずれも用いない予定 /None of the above

補足事項 (Supplementary Items)
①授業では学生への質問も活発に行うので積極的、主体的に学修する受講態度が求められる。
②毎回、授業のリアクションペーパーの提出を求める。

【授業時間外(予習・復習等)の学修 / Study Required Outside of Class】

①授業時間外の学習に関する指示は、シラバスの授業計画を参照すること。
②また、それ以外の指示については、履修登録完了後に「Canvas LMS」上で履修者に対して行う。

【成績評価方法・基準 / Evaluation】

種類 (Kind)割合 (%)基準 (Criteria)
平常点 (In-class Points)100 最終レポート(Final Report)(40%)
リアクションペーパーの提出と内容(30%)
授業内で行う小テスト2回(15%×2)(30%)
備考 (Notes)
本科目は、社会福祉士国家資格に規定される指定科目です。規定回数以上、授業を欠席した場合は単位取得が認められない。

【テキスト / Textbooks】

その他 (Others)
決まったテキストは用いず、毎回の授業資料に基づき、進行します。資料は、「Canvas LMS」にアップするので各自で授業前にダウンロードしておくこと。

【参考文献 / Readings】

その他 (Others)
決まった参考文献は用いず、毎回の授業資料に基づき、進行します。資料は、「Canvas LMS」にアップするので各自で授業前にダウンロードしておくこと。

【履修にあたって求められる能力 / Abilities Required to Take the Course】

①社会福祉士の指定科目です。働くことを取り巻く課題や関連する社会問題にも広く関心を持ち、社会福祉士に必要なクリティカルな視点で、就労困難な人々の労働や生産活動を取り巻く環境や働くことの意義について各回のテーマに沿ってしっかり考察してほしい。
②毎回の授業では、グループワークを通して話し合うこと、その内容を発表することを求められる。

【学生が準備すべき機器等 / Equipment, etc., that Students Should Prepare】

資料は、教室内のスクリーンでも上映するが、グラフ等見ずらい場合もあるため、ノートPCまたはタブレットなどで「Canvas LMS」にアップした授業資料をみながら講義に参加すること。原則として、印刷した紙資料は配布はしないので注意して下さい。

【その他 / Others】

授業で、以下のサイトを参照することがある。
①ILO駐日事務所
https://www.ilo.org/tokyo/lang--ja/index.htm
②厚労省 障害者雇用対策https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/koyou/shougaishakoyou/index.html
③厚労省 労働基準に関する法制度
https://www.mhlw.go.jp/
④独立行政法人 高齢・障害・求職者雇用支援機構 (jeed.go.jp)
⑤R5年版 厚生労働白書
https://www.mhlw.go.jp/stf/wp/hakusyo/kousei/22/index.html
⑥厚労省 障害福祉サービス等
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/shougaishahukushi/service/index.html
⑦ユニバーサル雇用とは
https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-12000000-Shakaiengokyoku-Shakai/saishin26-file05.pdf

【注意事項 / Notice】

【20240329付変更】時間割:秋水1(修正前)→秋金5(修正後)