日本語 English
開講年度/ Academic YearAcademic Year |
20242024 |
科目設置学部/ CollegeCollege |
経済学研究科/Graduate School of EconomicsGraduate School of Economics |
科目コード等/ Course CodeCourse Code |
KA071/KA071KA071 |
テーマ・サブタイトル等/ Theme・SubtitleTheme・Subtitle |
修士論文執筆に向けたプロセス |
授業形態/ Class FormatClass Format |
対面(一部オンライン)/Face-to-face (partially online)Face-to-face (partially online) |
授業形態(補足事項)/ Class Format (Supplementary Items)Class Format (Supplementary Items) |
発話を伴う授業を学内で受講する場合は8201教室の利用可。 |
授業形式/ Class StyleCampus |
演習・ゼミ/SeminarSeminar |
校地/ CampusCampus |
池袋/IkebukuroIkebukuro |
学期/ SemesterSemester |
通年他/OtherOther |
曜日時限・教室/ DayPeriod・RoomDayPeriod・Room |
ログインして教室を表示する(Log in to view the classrooms.) |
単位/ CreditsCredits |
44 |
科目ナンバリング/ Course NumberCourse Number |
ECX6020 |
使用言語/ LanguageLanguage |
日本語/JapaneseJapanese |
履修登録方法/ Class Registration MethodClass Registration Method |
自動登録/Automatic RegistrationAutomatic Registration |
配当年次/ Assigned YearAssigned Year |
配当年次は開講学部のR Guideに掲載している科目表で確認してください。配当年次は開講学部のR Guideに掲載している科目表で確認してください。 |
先修規定/ Prerequisite RegulationsPrerequisite Regulations |
演習特別指導1 |
他学部履修可否/ Acceptance of Other CollegesAcceptance of Other Colleges |
履修登録システムの『他学部・他研究科履修不許可科目一覧』で確認してください。 |
履修中止可否/ Course CancellationCourse Cancellation |
-(履修中止制度なし/ No system for cancellation) |
オンライン授業60単位制限対象科目/ Online Classes Subject to 60-Credit Upper LimitOnline Classes Subject to 60-Credit Upper Limit |
|
学位授与方針との関連/ Relationship with Degree PolicyRelationship with Degree Policy |
各授業科目は、学部・研究科の定める学位授与方針(DP)や教育課程編成の方針(CP)に基づき、カリキュラム上に配置されています。詳細はカリキュラム・マップで確認することができます。 |
備考/ NotesNotes |
Students will study universal and specialized subjects found in curriculum of Graduate School of Economics, “researching and understanding in depth general and specialized studies in College of Economics as well as economics, accountancy, and train one's personality based on the Christian teaching and to contribute to cultural development”. Students will acquire practical knowledge on economy and accounting. They will make interim and draft presentations before creating and submitting their theses.
Students will learn how to prepare for their thesis writing by creating skeleton sheets. Students will bear in mind their research originalities while discussing about prior researches. To prepare for their master’s thesis interim presentation, students will check their arguments and think about their thesis structures. After discussion at the interim presentation, students will recheck their skeleton sheets and polish their thesis concepts. After master’s thesis draft presentation, students will create and submit their theses.
The following is a conceptual, average progress plan. Students should be aware that they may receive different instructions depending on their specializations. In addition, there will be frequent private instructions, simultaneous progresses, and repetition of certain parts.
1 | 受講の準備。1修士論文作成副指導教員届を提出し,2初回受講の確認を経て,3初回指導にのぞむこと。 |
2 | ★論文テーマ(タイトル)設定。そのために「スケルトンシート」を作成する。スケルトンシートには,下記のうち★印のついた項目を含めるが,若干修正などしてもよい。 |
3 | ★キーワードの列挙。関心ある領域の,関心あるテーマに関連したキーワードを列挙することで,自身の関心を明示し洗い出す補助作業とする。 |
4 | ★問題意識の確認。その課題に取り組もうと思った動機やきっかけを書き出すことで,テーマを意識化する。 |
5 | ★目標と成果の絞り込み。その研究によって何を明らかにできるのか,何が得られるのかを明示する。その後,これを 「目標規定文」にまで絞り込む。 |
6 | ★問いをたてる。疑問や好奇心を出発点にし,気になることがらについて,「なぜ~なのか」という疑問の形で課題をつか む。「なぜ,おもしろいと思ったのか」「本当に,そうなのか」「それだけだと言い切れるか」など,多様な手がかりがある。 |
7 | ★仮説をたてる。テーマによっては,仮説の形で課題設定できる場合がある。論証(反証)可能な命題として示す。 |
8 | 主張を明示する。テーマによっては仮説の形で課題設定しにくい場合もある。「~ではないか」「~のはずだ」という主張として,課題を設定してもよい。 |
9 | ★アプローチ(研究手法)を選ぶ。研究領域によって中心となる手法が異なる。「先行研究のサーベイと考察」は,ほぼすべての領域に共通の基本手法である。その他のアプローチとして「史料サーベイと考察」,「アンケート調査と統計処理」,「インタビューと整理」,「実験と考察」,「モデル化とシミュレーション」なども。 |
10 | 修士論文中間発表会向けのレジュメ,パワーポイント資料等の作成。 |
11 | 修士論文中間発表会(6-7月)での報告。昼の院生は水曜午後,社会人コースは土曜午後を予定。 |
12 | スクリーニング。関連しそうな文献・資料・史料・データ・材料などを収集し,ざっと読む。 |
13 | 図書や雑誌記事等の検索。Webcat Plus1, OPAC, CiNii Books, GeNii, Google Scholar, CiNii Articles, magazineplus, WorldCat などを目的に応じて用いる。 |
14 | ★主要参考文献リストの作成。文献リスト作成のきまりに従って書き出していく。その後も追加・修正等を行う。 |
15 | 先行研究の整理。スクリーニングによって重要なものを絞り込み,精読・検討すべき基本的な先行研究を定める。指導教員や専門家のアドバイスも受ける。 |
16 | 先行研究の精読・検討。必要に応じてメモをとり,レジュメ化する。疑問点を書き出す。疑問解決への努力の中から新たな課題発見やオリジナリティ獲得につながることもある。 |
17 | キーワードのマップ化。すでに書き出し,必要に応じて追加しておいたキーワードを見直す。相互に関連するいくつかのキーワードをまとめ,論点としてとらえなおす。 |
18 | 論点の列挙。研究目標(成果)を「問い」「仮説」や「目標規定文」などの形で明示できたら,論証のために必要な論点を列挙してみる。 |
19 | 論文の構成。列挙された論点を取捨し,最適な叙述の順序(論証の順序)を模索する。すなわち論文の構成(章立て)を考える。 |
20 | オリジナリティの確認。広く認められた学術成果を引用しつつ,従来なかった(すなわちオリジナリティのある)考えや主張,資料などを追加できているかどうか確認する。 |
21 | 注の付け方の確認。他人の学術成果を引用してよいが,出所(出典)を明示し,引用していることを注記しなければ,「盗用」「剽窃」となり,厳しく罰せられる。 |
22 | 注の付け方のルール。注の付け方のきまりを身につける。 |
23 | 参考文献リスト作成のルール。参考文献の表示のしかたのきまりを身につける。 |
24 | 修士論文草稿発表会(11-12月)での報告。演習特別指導や特論での発表となる場合もある。 |
25 | 修士論文草稿発表会における反省,コメント等をふまえて,再検討,再構成しながら,論文執筆。 |
26 | 論文の再確認。スケルトンシートにも立ち返りながら,論文を見直すこと。 |
27 | 論文の再確認。 |
28 | 論文の推敲。 |
板書 /Writing on the Board
スライド(パワーポイント等)の使用 /Slides (PowerPoint, etc.)
上記以外の視聴覚教材の使用 /Audiovisual Materials Other than Those Listed Above
個人発表 /Individual Presentations
グループ発表 /Group Presentations
ディスカッション・ディベート /Discussion/Debate
実技・実習・実験 /Practicum/Experiments/Practical Training
学内の教室外施設の利用 /Use of On-Campus Facilities Outside the Classroom
校外実習・フィールドワーク /Field Work
上記いずれも用いない予定 /None of the above
Master of Writing (立教大学 大学教育開発・支援センター)を入手し,論文執筆に必要な準備を進めておく。
種類 (Kind) | 割合 (%) | 基準 (Criteria) |
---|---|---|
平常点 (In-class Points) | 100 |
修士論文中間発表会,草稿発表会等における報告(50%) スケルトンシートの作成等(30%) 論文執筆準備等(20%) |
備考 (Notes) | ||
なし/None
その他 (Others) | |||||
---|---|---|---|---|---|
修士論文執筆に関わる参考文献は,各研究指導教員の指示・助言に従うこと。 |
【授業形態】授業では学生への質問も活発に行う予定なので,積極的な受講態度が期待される。
【課題に対するフィードバック】最終授業時に,全体に対するフィードバックを行う。
経済学研究科の教育課程編成方針に掲げる「経済学部における一般的ならびに専門的教養の上に,経済学,会計学を研究し,その深奥を究め,かつキリスト教に基づいて人格を陶冶し文化の進展に寄与する」が実現するように,経済学,会計学に関する応用的な知識を修得し,修士論文について中間発表,草稿発表を行ったうえで,論文を作成し,提出する。
Students will study universal and specialized subjects found in curriculum of Graduate School of Economics, “researching and understanding in depth general and specialized studies in College of Economics as well as economics, accountancy, and train one's personality based on the Christian teaching and to contribute to cultural development”. Students will acquire practical knowledge on economy and accounting. They will make interim and draft presentations before creating and submitting their theses.
論文執筆に向けた「スケルトンシート」の作成を通じ,論文を執筆するための方法を身につける。自分の研究のオリジナリティを意識しながら,先行研究の検討を行う。修士論文中間発表会に向けて,論点を確認し論文の構成を考える。中間発表会における検討をうけて, スケルトンシートを再確認し,論文構想の推敲を行う。修士論文草稿発表会を経て,論文を作成し提出する。
なお,下記はあくまで理念的,平均的な進行計画を例示したものである。専修領域ごとに異なる指導となったり,個別指導となったりする部分が少なくないこと,同時並行して進めたり相前後して進めたりすべき部分を含むこと,立ち返って繰り返すべき部分を含むことなどに留意されたい。
Students will learn how to prepare for their thesis writing by creating skeleton sheets. Students will bear in mind their research originalities while discussing about prior researches. To prepare for their master’s thesis interim presentation, students will check their arguments and think about their thesis structures. After discussion at the interim presentation, students will recheck their skeleton sheets and polish their thesis concepts. After master’s thesis draft presentation, students will create and submit their theses.
The following is a conceptual, average progress plan. Students should be aware that they may receive different instructions depending on their specializations. In addition, there will be frequent private instructions, simultaneous progresses, and repetition of certain parts.
1 | 受講の準備。1修士論文作成副指導教員届を提出し,2初回受講の確認を経て,3初回指導にのぞむこと。 |
2 | ★論文テーマ(タイトル)設定。そのために「スケルトンシート」を作成する。スケルトンシートには,下記のうち★印のついた項目を含めるが,若干修正などしてもよい。 |
3 | ★キーワードの列挙。関心ある領域の,関心あるテーマに関連したキーワードを列挙することで,自身の関心を明示し洗い出す補助作業とする。 |
4 | ★問題意識の確認。その課題に取り組もうと思った動機やきっかけを書き出すことで,テーマを意識化する。 |
5 | ★目標と成果の絞り込み。その研究によって何を明らかにできるのか,何が得られるのかを明示する。その後,これを 「目標規定文」にまで絞り込む。 |
6 | ★問いをたてる。疑問や好奇心を出発点にし,気になることがらについて,「なぜ~なのか」という疑問の形で課題をつか む。「なぜ,おもしろいと思ったのか」「本当に,そうなのか」「それだけだと言い切れるか」など,多様な手がかりがある。 |
7 | ★仮説をたてる。テーマによっては,仮説の形で課題設定できる場合がある。論証(反証)可能な命題として示す。 |
8 | 主張を明示する。テーマによっては仮説の形で課題設定しにくい場合もある。「~ではないか」「~のはずだ」という主張として,課題を設定してもよい。 |
9 | ★アプローチ(研究手法)を選ぶ。研究領域によって中心となる手法が異なる。「先行研究のサーベイと考察」は,ほぼすべての領域に共通の基本手法である。その他のアプローチとして「史料サーベイと考察」,「アンケート調査と統計処理」,「インタビューと整理」,「実験と考察」,「モデル化とシミュレーション」なども。 |
10 | 修士論文中間発表会向けのレジュメ,パワーポイント資料等の作成。 |
11 | 修士論文中間発表会(6-7月)での報告。昼の院生は水曜午後,社会人コースは土曜午後を予定。 |
12 | スクリーニング。関連しそうな文献・資料・史料・データ・材料などを収集し,ざっと読む。 |
13 | 図書や雑誌記事等の検索。Webcat Plus1, OPAC, CiNii Books, GeNii, Google Scholar, CiNii Articles, magazineplus, WorldCat などを目的に応じて用いる。 |
14 | ★主要参考文献リストの作成。文献リスト作成のきまりに従って書き出していく。その後も追加・修正等を行う。 |
15 | 先行研究の整理。スクリーニングによって重要なものを絞り込み,精読・検討すべき基本的な先行研究を定める。指導教員や専門家のアドバイスも受ける。 |
16 | 先行研究の精読・検討。必要に応じてメモをとり,レジュメ化する。疑問点を書き出す。疑問解決への努力の中から新たな課題発見やオリジナリティ獲得につながることもある。 |
17 | キーワードのマップ化。すでに書き出し,必要に応じて追加しておいたキーワードを見直す。相互に関連するいくつかのキーワードをまとめ,論点としてとらえなおす。 |
18 | 論点の列挙。研究目標(成果)を「問い」「仮説」や「目標規定文」などの形で明示できたら,論証のために必要な論点を列挙してみる。 |
19 | 論文の構成。列挙された論点を取捨し,最適な叙述の順序(論証の順序)を模索する。すなわち論文の構成(章立て)を考える。 |
20 | オリジナリティの確認。広く認められた学術成果を引用しつつ,従来なかった(すなわちオリジナリティのある)考えや主張,資料などを追加できているかどうか確認する。 |
21 | 注の付け方の確認。他人の学術成果を引用してよいが,出所(出典)を明示し,引用していることを注記しなければ,「盗用」「剽窃」となり,厳しく罰せられる。 |
22 | 注の付け方のルール。注の付け方のきまりを身につける。 |
23 | 参考文献リスト作成のルール。参考文献の表示のしかたのきまりを身につける。 |
24 | 修士論文草稿発表会(11-12月)での報告。演習特別指導や特論での発表となる場合もある。 |
25 | 修士論文草稿発表会における反省,コメント等をふまえて,再検討,再構成しながら,論文執筆。 |
26 | 論文の再確認。スケルトンシートにも立ち返りながら,論文を見直すこと。 |
27 | 論文の再確認。 |
28 | 論文の推敲。 |
板書 /Writing on the Board
スライド(パワーポイント等)の使用 /Slides (PowerPoint, etc.)
上記以外の視聴覚教材の使用 /Audiovisual Materials Other than Those Listed Above
個人発表 /Individual Presentations
グループ発表 /Group Presentations
ディスカッション・ディベート /Discussion/Debate
実技・実習・実験 /Practicum/Experiments/Practical Training
学内の教室外施設の利用 /Use of On-Campus Facilities Outside the Classroom
校外実習・フィールドワーク /Field Work
上記いずれも用いない予定 /None of the above
Master of Writing (立教大学 大学教育開発・支援センター)を入手し,論文執筆に必要な準備を進めておく。
種類 (Kind) | 割合 (%) | 基準 (Criteria) |
---|---|---|
平常点 (In-class Points) | 100 |
修士論文中間発表会,草稿発表会等における報告(50%) スケルトンシートの作成等(30%) 論文執筆準備等(20%) |
備考 (Notes) | ||
なし/None
その他 (Others) | |||||
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修士論文執筆に関わる参考文献は,各研究指導教員の指示・助言に従うこと。 |
【授業形態】授業では学生への質問も活発に行う予定なので,積極的な受講態度が期待される。
【課題に対するフィードバック】最終授業時に,全体に対するフィードバックを行う。