日本語 English
開講年度/ Academic YearAcademic Year |
20252025 |
科目設置学部/ CollegeCollege |
理学研究科/Graduate School of ScienceGraduate School of Science |
科目コード等/ Course CodeCourse Code |
LB109/LB109LB109 |
テーマ・サブタイトル等/ Theme・SubtitleTheme・Subtitle |
|
授業形態/ Class FormatClass Format |
対面(全回対面)/Face to face (all classes are face-to-face)Face to face (all classes are face-to-face) |
授業形態(補足事項)/ Class Format (Supplementary Items)Class Format (Supplementary Items) |
対面 |
授業形式/ Class StyleCampus |
講義/LectureLecture |
校地/ CampusCampus |
池袋/IkebukuroIkebukuro |
学期/ SemesterSemester |
春学期他/Spring OthersSpring Others |
曜日時限・教室/ DayPeriod・RoomDayPeriod・Room |
ログインして教室を表示する(Log in to view the classrooms.) |
単位/ CreditsCredits |
22 |
科目ナンバリング/ Course NumberCourse Number |
CHE5490 |
使用言語/ LanguageLanguage |
日本語/JapaneseJapanese |
履修登録方法/ Class Registration MethodClass Registration Method |
科目コード登録/Course Code RegistrationCourse Code Registration |
配当年次/ Assigned YearAssigned Year |
配当年次は開講学部のR Guideに掲載している科目表で確認してください。配当年次は開講学部のR Guideに掲載している科目表で確認してください。 |
先修規定/ Prerequisite RegulationsPrerequisite Regulations |
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他学部履修可否/ Acceptance of Other CollegesAcceptance of Other Colleges |
履修登録システムの『他学部・他研究科履修不許可科目一覧』で確認してください。 |
履修中止可否/ Course CancellationCourse Cancellation |
-(履修中止制度なし/ No system for cancellation) |
オンライン授業60単位制限対象科目/ Online Classes Subject to 60-Credit Upper LimitOnline Classes Subject to 60-Credit Upper Limit |
|
学位授与方針との関連/ Relationship with Degree PolicyRelationship with Degree Policy |
各授業科目は、学部・研究科の定める学位授与方針(DP)や教育課程編成の方針(CP)に基づき、カリキュラム上に配置されています。詳細はカリキュラム・マップで確認することができます。 |
備考/ NotesNotes |
集中講義:日程はR Guide「集中講義日程」を確認すること RB109有機化学応用特論1と合同授業 |
Students will be able to acquire basic knowledge about crystalline solid materials based on organic materials and apply it to analysis and consideration in actual research activities.
Modern society is full of functional materials based on organic crystals, including organic ELs. This class will discuss the basic knowledge and latest research developments necessary to understand the properties of these organic crystals and develop them into actual research.
1 | そもそも論…結晶とは何なのか? まず結晶とはどのようなモノなのかについての定義について説明し、身の回りの結晶について紹介する。 |
2 | 溶液と何が違うのか?…結晶性固体が持つ性質・機能 結晶性固体について、溶液状態と異なる点を示しながら、その理解に必要なポイントを要約し、結晶性固体が示す種々の性質に関しての理解を深める。 |
3 | 金属?無機物?有機物?全然違う!…有機物結晶が持つ特徴 様々な結晶性固体を分類づける相互作用に注目し、有機結晶ならではの特徴を理解する。 |
4 | どうすれば狙った構造を作れる?…有機物結晶における構造の制御 前項3を元に、有機物を使って望む結晶構造配列を得るためのポイントを概説する。 |
5 | 結晶構造はどうやったらわかるのか?…X線結晶構造解析のイロハ 結晶構造を明らかにするための学理と手法についての基礎を紹介する。 |
6 | 結晶構造の注目ポイントって?…結晶構造の評価手法 得られた結晶の一体どこをみればいいのか?解析・評価における重要ポイントを実際②用いるソフトウェア等を用いて紹介する。 |
7 | 有機物結晶をどう応用するか…基礎から応用へのプロセス 潜在的な機能性有機物結晶をどのようにして応用していくか、必要とされるものは何か?克服すべきポイントとは?、について概説する。 |
8 | 有機物結晶が主役の研究分野①…電荷移動錯体 ペリレン・臭素錯体に端を発する電荷移動錯体の化学は、今日に至るまで有機結晶材料化学における重要な研究対象の一つであり続けている。電荷移動錯体とは?といったところから、その特徴的な物性までを紹介する。 |
9 | 有機物結晶が主役の研究分野②…ホストゲスト化学 「分子を内部に取り込む」という性質を元に様々な機能を発現するホストゲスト化学では、有機物結晶が主な研究フィールドとなっている。ここでは、構造体の種類に応じた特徴や可能な機能について紹介する。 |
10 | 有機物結晶が主役の研究分野③…ソフトクリスタル 近年、有機物結晶が持つ柔軟性が最大限に発揮されることで、アクチュエータ特性をはじめとした動的機能を示す化合物が数多く報告されてきている。ここでは有機物結晶がどのような仕組みで柔軟性を発揮するのか、どのような応用が期待されているのかなどについて紹介する。 |
11 | 有機物結晶が主役の研究分野④…発光材料 OLEDに代表される発光材料開発では有機物結晶が大活躍する。ここではこうした有機物発光材料に関するこれまでの報告例や、これらを作る際に必要とされる条件、評価手法等を概説する。 |
12 | 有機物結晶が主役の研究分野⑤…誘電性材料 誘電体開発はこれまで無機物が主役であったが、近年、有機物を基盤とした材料開発が盛んに行われている。ここではその設計指針や、求められている特性などについて概観する。 |
13 | 有機結晶化学における最新の研究展開① 最近展開されている有機結晶化学を基盤とした機能性材料開発における最新の研究展開について述べる。 |
14 | 有機結晶化学における最新の研究展開② 最近展開されている有機結晶化学を基盤とした機能性材料開発における最新の研究展開について述べる。 |
板書 /Writing on the Board
スライド(パワーポイント等)の使用 /Slides (PowerPoint, etc.)
上記以外の視聴覚教材の使用 /Audiovisual Materials Other than Those Listed Above
個人発表 /Individual Presentations
グループ発表 /Group Presentations
ディスカッション・ディベート /Discussion/Debate
実技・実習・実験 /Practicum/Experiments/Practical Training
学内の教室外施設の利用 /Use of On-Campus Facilities Outside the Classroom
校外実習・フィールドワーク /Field Work
上記いずれも用いない予定 /None of the above
授業内容を参考に、有機結晶を用いた過去5年以内の論文を探して読むこと。内容に関してはA4サイズ4ページ以内にまとめて提出すること(期日・提出場所等は別途指定する)。
種類 (Kind) | 割合 (%) | 基準 (Criteria) |
---|---|---|
平常点 (In-class Points) | 100 |
最終レポート(Final Report)(40%) 授業への出席および参加度(60%) |
備考 (Notes) | ||
なし/None
No | 著者名 (Author/Editor) | 書籍名 (Title) | 出版社 (Publisher) | 出版年 (Date) | ISBN/ISSN |
---|---|---|---|---|---|
1 | 小林啓二・林 直人 | 『固体有機化学』 | 化学同人 | 2009 | 9784759811438 |
初歩的な有機・無機化学、物理化学を修得していることが望ましい。
特になし。授業スライドは授業の際に配布予定。
櫻井研究室HP: https://www-chem.eng.osaka-u.ac.jp/~sakurai-lab/
科目担当者個人ページ: https://sites.google.com/view/yumi-yakiyama/
有機物を基盤とした結晶性固体材料に関する基礎的知識を習得し、実際の研究活動における解析・考察に応用することができる。
Students will be able to acquire basic knowledge about crystalline solid materials based on organic materials and apply it to analysis and consideration in actual research activities.
現代社会は有機ELをはじめとして、有機結晶を基盤とした機能性材料があふれている。この授業では、これら有機結晶の性質を理解し、実研究へと展開していくために必要な基礎知識と最新の研究展開について講義する。
Modern society is full of functional materials based on organic crystals, including organic ELs. This class will discuss the basic knowledge and latest research developments necessary to understand the properties of these organic crystals and develop them into actual research.
1 | そもそも論…結晶とは何なのか? まず結晶とはどのようなモノなのかについての定義について説明し、身の回りの結晶について紹介する。 |
2 | 溶液と何が違うのか?…結晶性固体が持つ性質・機能 結晶性固体について、溶液状態と異なる点を示しながら、その理解に必要なポイントを要約し、結晶性固体が示す種々の性質に関しての理解を深める。 |
3 | 金属?無機物?有機物?全然違う!…有機物結晶が持つ特徴 様々な結晶性固体を分類づける相互作用に注目し、有機結晶ならではの特徴を理解する。 |
4 | どうすれば狙った構造を作れる?…有機物結晶における構造の制御 前項3を元に、有機物を使って望む結晶構造配列を得るためのポイントを概説する。 |
5 | 結晶構造はどうやったらわかるのか?…X線結晶構造解析のイロハ 結晶構造を明らかにするための学理と手法についての基礎を紹介する。 |
6 | 結晶構造の注目ポイントって?…結晶構造の評価手法 得られた結晶の一体どこをみればいいのか?解析・評価における重要ポイントを実際②用いるソフトウェア等を用いて紹介する。 |
7 | 有機物結晶をどう応用するか…基礎から応用へのプロセス 潜在的な機能性有機物結晶をどのようにして応用していくか、必要とされるものは何か?克服すべきポイントとは?、について概説する。 |
8 | 有機物結晶が主役の研究分野①…電荷移動錯体 ペリレン・臭素錯体に端を発する電荷移動錯体の化学は、今日に至るまで有機結晶材料化学における重要な研究対象の一つであり続けている。電荷移動錯体とは?といったところから、その特徴的な物性までを紹介する。 |
9 | 有機物結晶が主役の研究分野②…ホストゲスト化学 「分子を内部に取り込む」という性質を元に様々な機能を発現するホストゲスト化学では、有機物結晶が主な研究フィールドとなっている。ここでは、構造体の種類に応じた特徴や可能な機能について紹介する。 |
10 | 有機物結晶が主役の研究分野③…ソフトクリスタル 近年、有機物結晶が持つ柔軟性が最大限に発揮されることで、アクチュエータ特性をはじめとした動的機能を示す化合物が数多く報告されてきている。ここでは有機物結晶がどのような仕組みで柔軟性を発揮するのか、どのような応用が期待されているのかなどについて紹介する。 |
11 | 有機物結晶が主役の研究分野④…発光材料 OLEDに代表される発光材料開発では有機物結晶が大活躍する。ここではこうした有機物発光材料に関するこれまでの報告例や、これらを作る際に必要とされる条件、評価手法等を概説する。 |
12 | 有機物結晶が主役の研究分野⑤…誘電性材料 誘電体開発はこれまで無機物が主役であったが、近年、有機物を基盤とした材料開発が盛んに行われている。ここではその設計指針や、求められている特性などについて概観する。 |
13 | 有機結晶化学における最新の研究展開① 最近展開されている有機結晶化学を基盤とした機能性材料開発における最新の研究展開について述べる。 |
14 | 有機結晶化学における最新の研究展開② 最近展開されている有機結晶化学を基盤とした機能性材料開発における最新の研究展開について述べる。 |
板書 /Writing on the Board
スライド(パワーポイント等)の使用 /Slides (PowerPoint, etc.)
上記以外の視聴覚教材の使用 /Audiovisual Materials Other than Those Listed Above
個人発表 /Individual Presentations
グループ発表 /Group Presentations
ディスカッション・ディベート /Discussion/Debate
実技・実習・実験 /Practicum/Experiments/Practical Training
学内の教室外施設の利用 /Use of On-Campus Facilities Outside the Classroom
校外実習・フィールドワーク /Field Work
上記いずれも用いない予定 /None of the above
授業内容を参考に、有機結晶を用いた過去5年以内の論文を探して読むこと。内容に関してはA4サイズ4ページ以内にまとめて提出すること(期日・提出場所等は別途指定する)。
種類 (Kind) | 割合 (%) | 基準 (Criteria) |
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平常点 (In-class Points) | 100 |
最終レポート(Final Report)(40%) 授業への出席および参加度(60%) |
備考 (Notes) | ||
なし/None
No | 著者名 (Author/Editor) | 書籍名 (Title) | 出版社 (Publisher) | 出版年 (Date) | ISBN/ISSN |
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1 | 小林啓二・林 直人 | 『固体有機化学』 | 化学同人 | 2009 | 9784759811438 |
初歩的な有機・無機化学、物理化学を修得していることが望ましい。
特になし。授業スライドは授業の際に配布予定。
櫻井研究室HP: https://www-chem.eng.osaka-u.ac.jp/~sakurai-lab/
科目担当者個人ページ: https://sites.google.com/view/yumi-yakiyama/