日本語 English
開講年度/ Academic YearAcademic Year |
20252025 |
科目設置学部/ CollegeCollege |
法学研究科/Graduate School of Law and PoliticsGraduate School of Law and Politics |
科目コード等/ Course CodeCourse Code |
ND127/ND127ND127 |
テーマ・サブタイトル等/ Theme・SubtitleTheme・Subtitle |
田宮裕『刑事訴訟法』を読む |
授業形態/ Class FormatClass Format |
対面(全回対面)/Face to face (all classes are face-to-face)Face to face (all classes are face-to-face) |
授業形態(補足事項)/ Class Format (Supplementary Items)Class Format (Supplementary Items) |
|
授業形式/ Class StyleCampus |
演習・ゼミ/SeminarSeminar |
校地/ CampusCampus |
池袋/IkebukuroIkebukuro |
学期/ SemesterSemester |
春学期/Spring SemesterSpring Semester |
曜日時限・教室/ DayPeriod・RoomDayPeriod・Room |
火6/Tue.6 Tue.6 ログインして教室を表示する(Log in to view the classrooms.) |
単位/ CreditsCredits |
22 |
科目ナンバリング/ Course NumberCourse Number |
LAP5310 |
使用言語/ LanguageLanguage |
日本語/JapaneseJapanese |
履修登録方法/ Class Registration MethodClass Registration Method |
科目コード登録/Course Code RegistrationCourse Code Registration |
配当年次/ Assigned YearAssigned Year |
配当年次は開講学部のR Guideに掲載している科目表で確認してください。配当年次は開講学部のR Guideに掲載している科目表で確認してください。 |
先修規定/ Prerequisite RegulationsPrerequisite Regulations |
|
他学部履修可否/ Acceptance of Other CollegesAcceptance of Other Colleges |
履修登録システムの『他学部・他研究科履修不許可科目一覧』で確認してください。 |
履修中止可否/ Course CancellationCourse Cancellation |
-(履修中止制度なし/ No system for cancellation) |
オンライン授業60単位制限対象科目/ Online Classes Subject to 60-Credit Upper LimitOnline Classes Subject to 60-Credit Upper Limit |
|
学位授与方針との関連/ Relationship with Degree PolicyRelationship with Degree Policy |
各授業科目は、学部・研究科の定める学位授与方針(DP)や教育課程編成の方針(CP)に基づき、カリキュラム上に配置されています。詳細はカリキュラム・マップで確認することができます。 |
備考/ NotesNotes |
1 | 「履修にあたって求められる能力」(本シラバスの該当項参照)を有することを確認するための口頭試問,および,本演習全体の導入=田宮刑訴法学の学説史上の位置づけについての概観 |
2 | 田宮刑訴の精読と情報の補充作業その1 |
3 | 田宮刑訴の精読と情報の補充作業その2 |
4 | 田宮刑訴の精読と情報の補充作業その3 |
5 | 田宮刑訴の精読と情報の補充作業その4 |
6 | 田宮刑訴の精読と情報の補充作業その5 |
7 | 田宮刑訴の精読と情報の補充作業その6 |
8 | 田宮刑訴の精読と情報の補充作業その7 |
9 | 田宮刑訴の精読と情報の補充作業その8 |
10 | 田宮刑訴の精読と情報の補充作業その9 |
11 | 田宮刑訴の精読と情報の補充作業その10 |
12 | 田宮刑訴の精読と情報の補充作業その11 |
13 | 田宮刑訴の精読と情報の補充作業その12 |
14 | 田宮刑訴の精読と情報の補充作業その13 |
板書 /Writing on the Board
スライド(パワーポイント等)の使用 /Slides (PowerPoint, etc.)
上記以外の視聴覚教材の使用 /Audiovisual Materials Other than Those Listed Above
個人発表 /Individual Presentations
グループ発表 /Group Presentations
ディスカッション・ディベート /Discussion/Debate
実技・実習・実験 /Practicum/Experiments/Practical Training
学内の教室外施設の利用 /Use of On-Campus Facilities Outside the Classroom
校外実習・フィールドワーク /Field Work
上記いずれも用いない予定 /None of the above
毎回の準備として,田宮刑訴の該当箇所を精読し,当該箇所を正確に理解することはもとより,当該箇所で扱われている事項について田宮刑訴の刊行後の立法や新たに現れた判例,学説を網羅的に調査し詳細なレポートを作成することを要する。
種類 (Kind) | 割合 (%) | 基準 (Criteria) |
---|---|---|
平常点 (In-class Points) | 100 |
各回のレポート(35%) 受講態度および授業における発言の内容・水準(35%) 最終レポート(Final Report)(30%) |
備考 (Notes) | ||
No | 著者名 (Author/Editor) | 書籍名 (Title) | 出版社 (Publisher) | 出版年 (Date) | ISBN/ISSN |
---|---|---|---|---|---|
1 | 田宮裕 | 『刑事訴訟法(新版)』 | 有斐閣 | 1996 | 4641041520 |
1.本科目は大学院に開設される「刑事訴訟法『特論』」であり,その目的・内容に照らして,法学部専門科目としての刑事訴訟法の知識・理解を十分に有することが履修の当然かつ最低限の前提である。より具体的に述べれば,本科目の履修に適するのは,学部で専門科目としての刑事訴訟法を履修し(もとより出身大学を問わないが,立教大学法学部の基準に照らして)S(あるいはせめてA)の成績を得た者である。学部段階で刑事訴訟法の単位を取得していない者,あるいは,単位取得済みであったとしても(立教大学法学部の基準で)評語がB・Cであった者には本科目は不適である。
2.初回の授業では,本科目が想定する学力を有するか否かを確認するための口頭試問を行い,有すると判定された者のみ履修を許可する。学部段階で刑事訴訟法の単位未取得の者,あるいは履修したがB・Cの成績しか得られなかった者についても,口頭試問で要求水準を満たす学力を有することが確認された場合には,例外的に履修を許可する。
3.「授業の内容」の項で述べたとおり,毎回の負担はかなり重いと想定されるので,それに堪え得る客観的見込みと主観的意欲のある者のみが履修されたい。
次の事由が通算で3回に達した場合は,その時点で単位不認定とし,履修の継続を許さない。
(1)無断のまたは正当な理由のない欠席
(2)無断のまたは正当な理由のない30分以上の遅刻
(3)無断のまたは正当な理由のないレポート課題の懈怠
注 授業前日午後5時までに連絡のない場合を「無断」とする。ただし,その後に生じた合理的に予期し得ない事態に起因する場合(例=授業当日朝に風邪様症状を発症し発熱したとき,公共交通機関で大学に向かう途中に豪雨による運転見合わせに遭遇したとき等)は,当該事態が生じた後,可能な限度で速やかに連絡すれば「無断」とはしない。「正当な理由」に当たるか否かは大学の規則・規程および社会通念に照らして判断する。
田宮裕『刑事訴訟法〔新版〕』(有斐閣,1996年)の精読とその情報の更新作業を通じて,田宮の刑事訴訟法理論の現代的意義を探究する。
田宮裕(1933年生・1999年没)は「デュー・プロセスの旗手」として知られ,1950年代半ばから20世紀末までの我が国の刑事訴訟法学を牽引した文字どおりの第一人者であり,しかも,立教大学法学部の「看板教授」であった。立教法は日本の法学界を代表する優秀な研究者が数多く集うことで知られるが,その過去・現在の在籍者のうちでも田宮が群を抜いて優れた法学者であったことは衆目の一致するところであろう。
田宮は多作の人であり,夥しい数の業績を残したが,中でも『刑事訴訟法〔新版〕』(有斐閣,1996年)は,司法試験受験のための「基本書」として多くの学生に愛読された上,今なお他の追随を許さない最高水準の体系書である。しかし,残念ながら,著者の没後,一切改訂されておらず,もはや「教科書」としては使えなくなってしまっている。ところが,それにもかかわらず,同書は,刷を重ねて2020年代においてもなお読み継がれている。このことは,同書が疑いなく名著であることの端的な証しである。
そこで,ほかならぬ立教大学の大学院で開設される本演習では,同書を丹念に読みつつ,同書刊行後四半世紀強の間の立法・判例・解釈論の展開を補う作業を行い,それを通じて,田宮説の現代的意義を問うことにしたい。
履修者には,全14回で同書を読み切るという授業進度を前提に,毎回扱う箇所について,刊行後今日に至るまでの四半世紀強の間に生じた立法・判例・解釈論の展開を事前に調査し,同書のどの部分をどのように修正すれば現在でも通用する内容となるかを検討した上で,その結果をまとめたレポートを毎回作成し,各回の授業で報告することを求める。その上で,学期末には,田宮刑訴の現代的意義を論じる最終レポート(総括レポート)を執筆して提出してもらう。
毎回の予習・準備の負担はきわめて重いと予想されるので,それに堪える覚悟のある者のみが履修されたい。
1 | 「履修にあたって求められる能力」(本シラバスの該当項参照)を有することを確認するための口頭試問,および,本演習全体の導入=田宮刑訴法学の学説史上の位置づけについての概観 |
2 | 田宮刑訴の精読と情報の補充作業その1 |
3 | 田宮刑訴の精読と情報の補充作業その2 |
4 | 田宮刑訴の精読と情報の補充作業その3 |
5 | 田宮刑訴の精読と情報の補充作業その4 |
6 | 田宮刑訴の精読と情報の補充作業その5 |
7 | 田宮刑訴の精読と情報の補充作業その6 |
8 | 田宮刑訴の精読と情報の補充作業その7 |
9 | 田宮刑訴の精読と情報の補充作業その8 |
10 | 田宮刑訴の精読と情報の補充作業その9 |
11 | 田宮刑訴の精読と情報の補充作業その10 |
12 | 田宮刑訴の精読と情報の補充作業その11 |
13 | 田宮刑訴の精読と情報の補充作業その12 |
14 | 田宮刑訴の精読と情報の補充作業その13 |
板書 /Writing on the Board
スライド(パワーポイント等)の使用 /Slides (PowerPoint, etc.)
上記以外の視聴覚教材の使用 /Audiovisual Materials Other than Those Listed Above
個人発表 /Individual Presentations
グループ発表 /Group Presentations
ディスカッション・ディベート /Discussion/Debate
実技・実習・実験 /Practicum/Experiments/Practical Training
学内の教室外施設の利用 /Use of On-Campus Facilities Outside the Classroom
校外実習・フィールドワーク /Field Work
上記いずれも用いない予定 /None of the above
毎回の準備として,田宮刑訴の該当箇所を精読し,当該箇所を正確に理解することはもとより,当該箇所で扱われている事項について田宮刑訴の刊行後の立法や新たに現れた判例,学説を網羅的に調査し詳細なレポートを作成することを要する。
種類 (Kind) | 割合 (%) | 基準 (Criteria) |
---|---|---|
平常点 (In-class Points) | 100 |
各回のレポート(35%) 受講態度および授業における発言の内容・水準(35%) 最終レポート(Final Report)(30%) |
備考 (Notes) | ||
No | 著者名 (Author/Editor) | 書籍名 (Title) | 出版社 (Publisher) | 出版年 (Date) | ISBN/ISSN |
---|---|---|---|---|---|
1 | 田宮裕 | 『刑事訴訟法(新版)』 | 有斐閣 | 1996 | 4641041520 |
1.本科目は大学院に開設される「刑事訴訟法『特論』」であり,その目的・内容に照らして,法学部専門科目としての刑事訴訟法の知識・理解を十分に有することが履修の当然かつ最低限の前提である。より具体的に述べれば,本科目の履修に適するのは,学部で専門科目としての刑事訴訟法を履修し(もとより出身大学を問わないが,立教大学法学部の基準に照らして)S(あるいはせめてA)の成績を得た者である。学部段階で刑事訴訟法の単位を取得していない者,あるいは,単位取得済みであったとしても(立教大学法学部の基準で)評語がB・Cであった者には本科目は不適である。
2.初回の授業では,本科目が想定する学力を有するか否かを確認するための口頭試問を行い,有すると判定された者のみ履修を許可する。学部段階で刑事訴訟法の単位未取得の者,あるいは履修したがB・Cの成績しか得られなかった者についても,口頭試問で要求水準を満たす学力を有することが確認された場合には,例外的に履修を許可する。
3.「授業の内容」の項で述べたとおり,毎回の負担はかなり重いと想定されるので,それに堪え得る客観的見込みと主観的意欲のある者のみが履修されたい。
次の事由が通算で3回に達した場合は,その時点で単位不認定とし,履修の継続を許さない。
(1)無断のまたは正当な理由のない欠席
(2)無断のまたは正当な理由のない30分以上の遅刻
(3)無断のまたは正当な理由のないレポート課題の懈怠
注 授業前日午後5時までに連絡のない場合を「無断」とする。ただし,その後に生じた合理的に予期し得ない事態に起因する場合(例=授業当日朝に風邪様症状を発症し発熱したとき,公共交通機関で大学に向かう途中に豪雨による運転見合わせに遭遇したとき等)は,当該事態が生じた後,可能な限度で速やかに連絡すれば「無断」とはしない。「正当な理由」に当たるか否かは大学の規則・規程および社会通念に照らして判断する。