日本語

Course Code etc
Academic Year 2024
College Graduate School of Christian Studies
Course Code NH322
Theme・Subtitle 典礼・礼拝におけるオルガン奏楽の研究と実践
Class Format Face to face (all classes are face-to-face)
Class Format (Supplementary Items) グループレッスン形式でオルガン実技(伴奏法、鍵盤和声、奏楽曲、即興演奏等)の授業を行う。基本的に、授業の前半では共通課題を扱い、後半では各自が準備した奏楽曲のレッスンを行う予定である。
Campus Seminar
Campus Ikebukuro
Semester Fall semester
DayPeriod・Room Wed.4
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Credits 2
Course Number CHS6813
Language Others
Class Registration Method "Other" Registration
Assigned Year 配当年次は開講学部のR Guideに掲載している科目表で確認してください。
Prerequisite Regulations
Acceptance of Other Colleges 履修登録システムの『他学部・他研究科履修不許可科目一覧』で確認してください。
Course Cancellation ×(履修中止不可/ Not eligible for cancellation)
Online Classes Subject to 60-Credit Upper Limit
Relationship with Degree Policy 各授業科目は、学部・研究科の定める学位授与方針(DP)や教育課程編成の方針(CP)に基づき、カリキュラム上に配置されています。詳細はカリキュラム・マップで確認することができます。
Notes

【Course Objectives】

The following objectives have been established for the students in order to ensure their proficiency in playing music for daily liturgy and worship services.
(1) To be able to select music appropriate to the liturgical year and the purpose of the service.
(2) To master accompaniment techniques that appropriately support and lead congregational singing.
(3) To understand the structure and characteristics of the organ instrument.
(4) To create "sound" that makes the most of the instrument's characteristics.
(5) To acquire a wide repertoire of organ works from the Renaissance to the 21st century.

【Course Contents】

In order to ensure the acquisition of the knowledge and skills necessary to be a liturgical and worship musician, group tuition (maximum of five students) is normally used. Through a variety of techniques such as registration (stop selection), accompaniment of hymns and songs, keyboard harmony, improvisation, composition and arrangement, students will deepen their knowledge and understanding of the organ as an instrument and gain a multifaceted view of the organ and its music.The church musician also has the important task of educating the general congregation and increasing the number of people in the church who understand the organ. Therefore, they are required to give lectures on the following topics. (1) explain the instrument in their own words, (2) accompany hymns and songs, and (3) play organ pieces.

Japanese Items

【授業計画 / Course Schedule】

1 オルガンとの対話、オルガンを通しての対話 ― 楽器を歌わせるということ、アーティキュレーションの意味を考える
2 対位法的音楽の基礎 ― Bicinium(2声) 作品を歌う、弾き歌いをする
3 レジストレーションの可能性を探る ― オルガンの「音色」を識別し、コラール変奏曲の演奏を手掛かりに考える
4 主要三和音のみを用いた即興演奏① ― 讃美歌541番《父、御子、御霊の》(ハ長調)を題材として
5 主要三和音のみを用いた即興演奏② ― 各自が選んだ賛美歌・聖歌を題材として
6 鍵盤和声① ― ソプラノとバスが与えられているコラールの和声付け
7 鍵盤和声② ― 単旋律の賛美歌・聖歌を伴奏付けする
8 4声体のコラール、賛美歌・聖歌の伴奏法
9 『典礼聖歌』(カトリック)とグレゴリオ聖歌の伴奏法
10 ワーシップソングやコードネーム付き賛美歌・聖歌の伴奏法
11 短いコラール前奏曲を作ってみよう
12 トッカータや前奏曲を楽曲分析し、短い曲を自分で作ってみよう
13 プレゼンテーション① 奏楽者として「オルガン」という楽器とその役割について会衆に解説し、実演する(解説、賛美歌・聖歌伴奏、奏楽曲)
14 プレゼンテーション② 前回のプレゼンテーションを踏まえて、公開で実施する

【活用される授業方法 / Teaching Methods Used】

板書 /Writing on the Board
スライド(パワーポイント等)の使用 /Slides (PowerPoint, etc.)
上記以外の視聴覚教材の使用 /Audiovisual Materials Other than Those Listed Above
個人発表 /Individual Presentations
グループ発表 /Group Presentations
ディスカッション・ディベート /Discussion/Debate
実技・実習・実験 /Practicum/Experiments/Practical Training
学内の教室外施設の利用 /Use of On-Campus Facilities Outside the Classroom
校外実習・フィールドワーク /Field Work
上記いずれも用いない予定 /None of the above

【授業時間外(予習・復習等)の学修 / Study Required Outside of Class】

各回とも、テーマに沿ったオルガン演奏に関する共通課題を課すので、必ず十分な準備をした上で、授業に臨むこと。
また、この授業においては賛美歌・聖歌の伴奏を弾く際には、まず歌詞を朗読し、呼吸に意識を向けて「弾き歌い」をすることを原則とするので、日々の練習を怠らないこと。

【成績評価方法・基準 / Evaluation】

種類 (Kind)割合 (%)基準 (Criteria)
平常点 (In-class Points)100 毎回の課題への取り組み度(30%)
最終テスト(Final Test)(40%)
最終レポート(Final Report)(30%)
備考 (Notes)

【テキスト / Textbooks】

なし/None

【参考文献 / Readings】

No著者名 (Author/Editor)書籍名 (Title)出版社 (Publisher)出版年 (Date)ISBN/ISSN
1 近藤岳 『オルガン奏法』 道和書院 2020 9784810535013
2 日本オルガニスト協会 『オルガンの芸術』(第2版) 道和書院 2023 9784810530124
3 Siegmar Junker Orgelimprovisation 1 BONIFATIUS 2016 9783897104020
その他 (Others)
必要に応じて印刷資料を配付する

【履修にあたって求められる能力 / Abilities Required to Take the Course】

オルガンまたはピアノで、4声体のコラール、賛美歌・聖歌等を初見である程度弾けること。
バッハの『インヴェンション』(2声)またはそれに準じる対位法的楽曲を習得していることが望ましい。

【学生が準備すべき機器等 / Equipment, etc., that Students Should Prepare】

この授業専用の五線紙を各自用意すること。第3回授業の際は各自、色鉛筆を持参すること。

【その他 / Others】

教会音楽の現場において良き奏楽者であるためには、賛美歌・聖歌を歌う会衆の祈りと歌声を支え、その同伴者となることが求められます。オルガンを弾く際には「独りよがり」「自己満足」に陥ることなく、自らの使命を果たすべく奏楽に臨んでください。鍵盤や奏楽曲を弾くことだけに終始せず、呼吸を意識しながら楽器を喋らせる・歌わせる・自らも共に歌うことに視点と耳を移してオルガンと向き合ってみましょう。
エキュメニズムの時代に生きる私たちは、所属教派の典礼・礼拝音楽に限定することなく、幅広く教会音楽を学んでいく必要があります。本講座を通じて超教派での礼拝にも臨機応変に対応できる力を身につけていきましょう。

〈履修登録について〉この科目はウィリアムズコース1年次の学生を対象として開講される。該当者には研究科から履修希望の調査を行う。それに基づいて、研究科で履修登録(その他登録)を行う。科目の性格上、正規履修者以外の聴講は不可。

〈個人練習について〉学内オルガンを用いる個人練習については、履修開始後、授業担当者から各人が許可を得た後で、なおかつ、研究科が定める、また、研究科がチャペル事務室と取り決めた範囲内でなされるものとする。

【注意事項 / Notice】