日本語 English
| 開講年度/ Academic YearAcademic Year |
20252025 |
| 科目設置学部/ CollegeCollege |
ビジネスデザイン研究科/Graduate School of Business AdministrationGraduate School of Business Administration |
| 科目コード等/ Course CodeCourse Code |
VH871/VH871VH871 |
| テーマ・サブタイトル等/ Theme・SubtitleTheme・Subtitle |
|
| 授業形態/ Class FormatClass Format |
対面（全回対面）/Face to face (all classes are face-to-face)Face to face (all classes are face-to-face) |
| 授業形態（補足事項）/ Class Format (Supplementary Items)Class Format (Supplementary Items) |
|
| 授業形式/ Class StyleCampus |
講義/LectureLecture |
| 校地/ CampusCampus |
池袋/IkebukuroIkebukuro |
| 学期/ SemesterSemester |
秋学期1/Fall Semester1Fall Semester1 |
| 曜日時限・教室/ DayPeriod・RoomDayPeriod・Room |
木G5/Thu.G5 Thu.G5 , 木G6/Thu.G6, Thu.G6 ログインして教室を表示する（Log in to view the classrooms.） |
| 単位/ CreditsCredits |
22 |
| 科目ナンバリング/ Course NumberCourse Number |
BDS6700 |
| 使用言語/ LanguageLanguage |
日本語/JapaneseJapanese |
| 履修登録方法/ Class Registration MethodClass Registration Method |
科目コード登録/Course Code RegistrationCourse Code Registration |
| 配当年次/ Assigned YearAssigned Year |
配当年次は開講学部のR Guideに掲載している科目表で確認してください。配当年次は開講学部のR Guideに掲載している科目表で確認してください。 |
| 先修規定/ Prerequisite RegulationsPrerequisite Regulations |
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| 他学部履修可否/ Acceptance of Other CollegesAcceptance of Other Colleges |
履修登録システムの『他学部・他研究科履修不許可科目一覧』で確認してください。 |
| 履修中止可否/ Course CancellationCourse Cancellation |
－（履修中止制度なし/ No system for cancellation) |
| オンライン授業60単位制限対象科目/ Online Classes Subject to 60-Credit Upper LimitOnline Classes Subject to 60-Credit Upper Limit |
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| 学位授与方針との関連/ Relationship with Degree PolicyRelationship with Degree Policy |
各授業科目は、学部・研究科の定める学位授与方針（DP）や教育課程編成の方針（CP）に基づき、カリキュラム上に配置されています。詳細はカリキュラム・マップで確認することができます。 |
| 備考/ NotesNotes |
In this course, students can acquire skills such as problem recognition and leadership that will be necessary for planning and coordinating urban management business, and leading urban management in private companies, NPOs, and local governments.
Specifically, the lecturer will have experience in planning and drafting urban management in the central government, local governments, foundations, universities, and local activities that have been responsible for reforms in urban management and urban management business practices, as well as experience in planning and drafting urban management projects. Based on specific business planning and execution, specific project cases, urban management related businesses such as urban planning, urban development, urban project finance, urban district management, urban data use and urban economic analysis, urban revitalization, international urban business, etc. We will provide you with the actual situation and challenges of urban management, as well as the knowledge and know-how needed to develop your urban management.
| 1 | 都市マネジメントの全体像 授業内容：都市マネジメントの学術的な体系、わが国における過去から今日までの都市マネジメントの展開の経緯、都市マネジメント関連の政策の動向、わが国の都市マネジメントの政策課題、本科目の全体像について、分かりやすく解説する。 事前学修：私が考える都市マネジメントとは、私が展開する都市マネジメントとは、ということを事前に考える。 事後学修：都市のデザイン＜きわだつ＞から＜おさまる＞へ（学芸出版社）、都市の空閑地空き家を考える（プログレス）から、興味のあるテーマ・章を選んで、どのようなことを考えたか、今後、どんな都市マネジメントに関わりたいのか、ミニレポートを書く。 |
| 2 | 都市計画制度の活用 授業内容：都市計画など都市マネジメントに必要となる制度、都市マネジメント関連の制度について解説し、今後の都市計画関連ビジネスの方向性について議論する。 事前学修：最近の都市計画に関する紛争・注目の事例について情報収集し、今後どのような都市計画関連ビジネスの需要・都市マネジメントへの影響や効果があり得るかを考える。 事後学修：これからの人口減少・高齢化社会における都市計画のあり方、立地適正化計画の効果的な活動のあり方等、これからの都市計画について考えて、ミニレポートを書く。 |
| 3 | 都市の環境的な持続可能性の確保 授業内容：都市における環境建築物の普及、ESG 投資、都市の緑地確保・グリーンインフラの取組・課題について解説し、わが国の都市マネジメントにおける環境的な持続可能性のあり方、今後の方向性について議論する。 事前学修：都市の環境的な持続可能性に関する取組・政策に関する情報収集を行い、都市環境マネジメントの課題について考える。 事後学修：都市マネジメントを効果的に行うための環境政策・民間事業との連携に向けて、今後、どのような開発事業者、地域金融機関との関係構築が必要となるか考えて、ミニレポートを書く。 |
| 4 | 都市の創造・交流の推進 授業内容：都市の多様性の確保に関する現状・課題、都市の創造性の確保、イノベーション拠点の整備、ワーケーション・二地域居住の確保に関する政策やインクルーシブな都市の空間構築に関する最新動向を解説し、都市の創造・交流を推進する都市マネジメントについて議論する。 事前学修：G７都市大臣会合２０２３・２０２４のコミュニケ、国土審議会資料等を事前に読む。 事後学修：G７都市大臣会合２０２３・２０２４、講義資料を踏まえて、インクルーシブな都市空間の再構築、イノベーション拠点の構築に向けた抱負、取り組みたいことを考えて、ミニレポートを書く。 |
| 5 | 都市交通システムの再構築（リ・デザイン） 授業内容：都市の公共交通の再構築に向けた政策・取組を解説し、効果的な都市マネジメントの実現に向けた公共交通事業者との合意形成のポイントを解説し、対応策について議論する。 事前学修：事前に都市公共交通の再構築に関する情報収集を行う。 事後学修：講義資料を踏まえて、都市公共交通の再構築による都市マネジメントに向けた抱負、取り組みたいことを考えて、ミニレポートを書く。 |
| 6 | 都市における多様性の確保 授業内容：空き家・空き地等都市のストックの増加、歴史的建造物・文化材保護や活用の必要性、人口減少・高齢化等の課題を解説しながら、都市における多様性の確保の観点からの都市マネジメントについて議論する。 事前学修：「世界の空き家対策」（学芸出版社）、「都市のデザイン＜きわだつ＞から＜おさまる＞へ」（学芸出版社）、「都市の空閑地空き家を考える」（プログレス）等を事前に読む。 事後学修：教科書・参考書から、興味のあるテーマ・章を選んで、都市のストックを活用して都市の多様性を確保するためにはどのような取組が必要かを考えて、ミニレポートを書く。 |
| 7 | 都市空間データの活用と経済分析 授業内容：データを活用した都市の経済分析の手法について解説し、都市マネジメントを効果的に進めていくためのデータ活用や市場関係者との連携・協働のあり方について議論する。 事前学修：『未来をつくるパーパス都市経営』を事前に読む。 事後学修：『未来をつくるパーパス都市経営』から、興味のあるテーマ・章を選んで、どんなことを考えたか、ミニレポートを書く。 |
| 8 | 都市における安全の確保 授業内容：わが国の都市の安全性の確保のための防災・減災、国土強靭化、都市防災に関する取組、都市における環境建築物の普及、ESG 投資、都市の緑地・グリーンインフラの現状・課題について解説し、都市マネジメントにおける都市安全政策、都市環境政策の取組や今後の都市の安全性・持続可能性の確保に向けた都市マネジメントの方法論について議論する。 事前学修：都市の安全性・持続可能性確保に向けた政策の情報収集を行う。 事後学修：講義資料を踏まえて、安全な都市、持続可能な都市の成功モデルだと思われる事例を選び、安全で持続可能な都市マネジメントの効果について考えて、ミニレポートを書く。 |
| 9 | 都市のエリアマネジメントの推進 授業内容：国内外のエリアマネジメントの事例、わが国の都市のエリアマネジメントの取組の現状や課題について解説し、都市のエリアマネジメントのあるべき方向性について議論する。 事前学修：都市のエリアマネジメントに関する取組について情報収集し、今後の都市のエリアマネジメントにおける政策課題を考える。 事後学修：都市のエリアマネジメントビジネスを確立し、都市・地域の社会的課題の解決につなげる方策を考えて、エリアマネジメントの提案・計画に関するミニレポートを書く。 |
| 10 | 都市再生の方法論と展開 授業内容：これまでの都市再生政策、官民連携による低未利用地、ストックを活かした都市再生事業の現状・課題について解説し、都市再生により都市マネジメントの可能性について議論する。 事前学修：不動産政策研究・各論 III「不動産再生政策」を事前に読む。 事後学修：不動産政策研究・各論 III「不動産再生政策」から、興味のあるテーマ・章を選んで、どんなことを考えたか、ミニレポートを書く。 |
| 11 | 公民学連携による新たな都市デザインの展開 授業内容：国内における都市の官民連携事業（PPP/PFI）や官民連携による都市マネジメントの事例を解説し、公民学連携による都市マネジメントの進め方について議論する。 事前学修：都市の官民連携事業（PPP/PFI）について情報収集し、都市マネジメントの公民学連携の成功のポイントを考える。 事後学修：都市マネジメントの官民連携事業（PPP/PFI）の成功事例を選び、どのようなことが成功の要因・効果と言えるかを考えて、ミニレポートを書く。 |
| 12 | 都市空間におけるＤＸとスマートシティの展開 授業内容：国内におけるスマートシティ、都市空間DX（PLATEAU及びBIM等）の取組を解説し、国内外のスマートシティ、都市空間DXの活用の先行事例を紹介しながら、効果的な都市マネジメントを行うための都市空間DXの可能性について議論する。 事前学修：国内外のスマートシティ、都市空間DX（PLATEAU及びBIM等）の情報収集を行い、スマートシティ・都市空間DXを成功するための要因を考える。 事後学修：どのようなスマートシティ・都市空間DXが成功と言えるかを考えて、国内外の成功と言えるスマートシティ・都市空間DXの事例を選び、ミニレポートを書く。 |
| 13 | グローバル化する都市とマネジメントの展開 授業内容：海外の都市マネジメントの把握と国際化時代における都市マネジメントの実態と課題について解説し、グローバル化する都市と都市マネジメントのあり方について議論する。 事前学修：不動産政策研究・各論 IV「国際不動産政策」、Transnational Private Regulations for Sustainable Urban Development, Springerを事前に読む。 事後学修：不動産政策研究・各論 IV「国際不動産政策」、Transnational Private Regulations for Sustainable Urban Development, Springerから、興味のあるテーマ・章を選んで、どんなことを考えたか、ミニレポートを書く。 |
| 14 | 都市マネジメントに関するテーマ別グループワーク＆グループ発表 授業内容：事前に提示するグループワークについて、各自が選択したグループに分かれて、自分のグループメンバーとの発表、講師・ゲストとの意見交換を行う。また、都市マネジメントに関する総括的なまとめの解説・議論を行う。 事前学修：各チームメンバーとプレゼン資料を準備する。 事後学修：グループワークを振り返りつつ、最終レポートの作成・提出を行う。 |
板書 /Writing on the Board
スライド（パワーポイント等）の使用 /Slides (PowerPoint, etc.)
上記以外の視聴覚教材の使用 /Audiovisual Materials Other than Those Listed Above
個人発表 /Individual Presentations
グループ発表 /Group Presentations
ディスカッション・ディベート /Discussion/Debate
実技・実習・実験 /Practicum/Experiments/Practical Training
学内の教室外施設の利用 /Use of On-Campus Facilities Outside the Classroom
校外実習・フィールドワーク /Field Work
上記いずれも用いない予定 /None of the above
講義の前に、動画（20-30 分程度のもの）やファイルを Google Classroom にアップロードし、受講生は予習として授業前に動画やファイルを視聴・チェックしていただきます。授業内では、毎回の授業テーマとなる問題を事前に提起した内容について、意見交換する機会も設けたいと思います。
| 種類 (Kind) | 割合 (%) | 基準 (Criteria) |
|---|---|---|
| 平常点 (In-class Points) | 100 |
最終レポート(Final Report)(40%) ミニレポート(30%) 授業への参加、意見の内容(30%) |
| 備考 (Notes) | ||
| No | 著者名 (Author/Editor) | 書籍名 (Title) | 出版社 (Publisher) | 出版年 (Date) | ISBN/ISSN |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 不動産政策研究会（浅見泰司、小林正典 編集） | 『不動産政策研究 各論III 不動産再生政策』 | 東洋経済新報社 | 2018 | 9784492961445 |
| 2 | 不動産政策研究会（中川雅之、小林正典 編集） | 『不動産政策研究 各論IV 国際不動産政策 』 | 東洋経済新報社 | 2018 | 9784492961452 |
| 3 | 米山秀隆、小林正典、室田昌子、小柳春一郎ほか | 『世界の空き家対策 : 公民連携による不動産活用とエリア再生』 | 学芸出版社 | 2018 | 9784761526863 |
| 4 | 井口勝文、宮前保子、丸茂弘幸、山崎正史、面出薫ほか | 『都市のデザイン : <きわだつ>から<おさまる>へ』 | 学芸出版社 | 2002 | 9784761522926 |
| 5 | 広井良典 | 『コミュニティを問いなおす : つながり・都市・日本社会の未来 』 | ちくま新書 | 2009 | 9784480065018 |
| その他 (Others) | |||||
| 小林正典『都市経営論 ― 持続可能な都市マネジメント』（ISBN：978-4-621-31103-5）（丸善出版）を 2025 年夏に出版予定ですので、講義の中で テキストとして購入方法をお示しいたします。 | |||||
| No | 著者名 (Author/Editor) | 書籍名 (Title) | 出版社 (Publisher) | 出版年 (Date) | ISBN/ISSN |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 谷口守、片山健介、斉田英子、髙見淳史、松中亮治ほか | 『世界のコンパクトシティ : 都市を賢く縮退するしくみと効果』 | 学芸出版社 | 2019 | 9784761527259 |
| 2 | カルロス・モレノ（著作）、小林重裕（翻訳） | 『15分都市 : 人にやさしいコンパクトな街を求めて』 | 柏書房 | 2024 | 9784760155712 |
| 3 | 安岡美佳、ユリアン 森江 原 ニールセン | 『北欧のスマートシティ : テクノロジーを活用したウェルビーイングな都市づくり』 | 学芸出版社 | 2022 | 9784761528386 |
| 4 | 中島健祐 | 『デンマークのスマートシティ : データを活用した人間中心の都市づくり』 | 学芸出版社 | 2019 | 9784761527280 |
| 5 | 西岡満代 | 『未来をつくるパーパス都市経営 : 健康、交通、観光、防災……新たなビジネスを生み、ウェルビーイングを高める方法』 | 日経BP | 2023 | 9784296200559 |
| 6 | Masanori Kobayashi | Transnational private regulations for sustainable urban development | Springer | 2023 | 9789819914531 |
| 7 | 浅見泰司 | 『都市の空閑地・空き家を考える 』 | プログレス | 2014 | 9784905366355 |
| その他 (Others) | |||||
| その他の参考情報『Ｇ７都市大臣会合』関連サイト https://www.mlit.go.jp/toshi/daisei/toshi_daisei_tk_000085.html | |||||
この科目の履修条件は特にありません。都市マネジメントの基礎的な知識や経験がなくても、この科目の履修を通じて、都市マネジメントの様々な分野（都市計画、都市開発、エリアマネジメント、都市の分析、都市再生、国際都市ビジネス等）の理解ができるように、教科書の購入・活用をしていただくだけで履修可能です。なるべく多くの学生の皆さんの履修を歓迎します。
履修者の授業における発言の機会・内容、グループワークへの貢献、ミニレポート、最終レポート等を総合して、成績評価を行います。なるべく積極的な授業への参加を期待しております。
本科目は、5年以上の実務経験を有する実務家教員による授業であり、全授業回数の50％以上がディスカッションなど双方向形式の授業によって運営されます。
この科目では、履修者が修了後に企業、ＮＰＯ、自治体等の組織の都市マネジメント関連の企画・立案・調整や都市マネジメントを先導する際に必要となる課題認識力、リーダーシップ等の実践的スキルを養います。
In this course, students can acquire skills such as problem recognition and leadership that will be necessary for planning and coordinating urban management business, and leading urban management in private companies, NPOs, and local governments.
具体的には、講師が都市マネジメントの実務での改革を担った中央政府、地方自治体、財団、大学、地域活動での都市マネジメントに係る企画・立案の経験、都市マネジメント分野の具体的な事業の計画・遂行、具体的なプロジェクトのケースに基づき、都市計画、都市開発、都市関連事業へのファイナンス、都市でのエリアマネジメント、都市のデータ活用と経済分析、都市再生、都市の国際化対応等の都市マネジメントの実務の実態と課題、都市マネジメントの活動に必要となる知識・ノウハウを提供します。
Specifically, the lecturer will have experience in planning and drafting urban management in the central government, local governments, foundations, universities, and local activities that have been responsible for reforms in urban management and urban management business practices, as well as experience in planning and drafting urban management projects. Based on specific business planning and execution, specific project cases, urban management related businesses such as urban planning, urban development, urban project finance, urban district management, urban data use and urban economic analysis, urban revitalization, international urban business, etc. We will provide you with the actual situation and challenges of urban management, as well as the knowledge and know-how needed to develop your urban management.
| 1 | 都市マネジメントの全体像 授業内容：都市マネジメントの学術的な体系、わが国における過去から今日までの都市マネジメントの展開の経緯、都市マネジメント関連の政策の動向、わが国の都市マネジメントの政策課題、本科目の全体像について、分かりやすく解説する。 事前学修：私が考える都市マネジメントとは、私が展開する都市マネジメントとは、ということを事前に考える。 事後学修：都市のデザイン＜きわだつ＞から＜おさまる＞へ（学芸出版社）、都市の空閑地空き家を考える（プログレス）から、興味のあるテーマ・章を選んで、どのようなことを考えたか、今後、どんな都市マネジメントに関わりたいのか、ミニレポートを書く。 |
| 2 | 都市計画制度の活用 授業内容：都市計画など都市マネジメントに必要となる制度、都市マネジメント関連の制度について解説し、今後の都市計画関連ビジネスの方向性について議論する。 事前学修：最近の都市計画に関する紛争・注目の事例について情報収集し、今後どのような都市計画関連ビジネスの需要・都市マネジメントへの影響や効果があり得るかを考える。 事後学修：これからの人口減少・高齢化社会における都市計画のあり方、立地適正化計画の効果的な活動のあり方等、これからの都市計画について考えて、ミニレポートを書く。 |
| 3 | 都市の環境的な持続可能性の確保 授業内容：都市における環境建築物の普及、ESG 投資、都市の緑地確保・グリーンインフラの取組・課題について解説し、わが国の都市マネジメントにおける環境的な持続可能性のあり方、今後の方向性について議論する。 事前学修：都市の環境的な持続可能性に関する取組・政策に関する情報収集を行い、都市環境マネジメントの課題について考える。 事後学修：都市マネジメントを効果的に行うための環境政策・民間事業との連携に向けて、今後、どのような開発事業者、地域金融機関との関係構築が必要となるか考えて、ミニレポートを書く。 |
| 4 | 都市の創造・交流の推進 授業内容：都市の多様性の確保に関する現状・課題、都市の創造性の確保、イノベーション拠点の整備、ワーケーション・二地域居住の確保に関する政策やインクルーシブな都市の空間構築に関する最新動向を解説し、都市の創造・交流を推進する都市マネジメントについて議論する。 事前学修：G７都市大臣会合２０２３・２０２４のコミュニケ、国土審議会資料等を事前に読む。 事後学修：G７都市大臣会合２０２３・２０２４、講義資料を踏まえて、インクルーシブな都市空間の再構築、イノベーション拠点の構築に向けた抱負、取り組みたいことを考えて、ミニレポートを書く。 |
| 5 | 都市交通システムの再構築（リ・デザイン） 授業内容：都市の公共交通の再構築に向けた政策・取組を解説し、効果的な都市マネジメントの実現に向けた公共交通事業者との合意形成のポイントを解説し、対応策について議論する。 事前学修：事前に都市公共交通の再構築に関する情報収集を行う。 事後学修：講義資料を踏まえて、都市公共交通の再構築による都市マネジメントに向けた抱負、取り組みたいことを考えて、ミニレポートを書く。 |
| 6 | 都市における多様性の確保 授業内容：空き家・空き地等都市のストックの増加、歴史的建造物・文化材保護や活用の必要性、人口減少・高齢化等の課題を解説しながら、都市における多様性の確保の観点からの都市マネジメントについて議論する。 事前学修：「世界の空き家対策」（学芸出版社）、「都市のデザイン＜きわだつ＞から＜おさまる＞へ」（学芸出版社）、「都市の空閑地空き家を考える」（プログレス）等を事前に読む。 事後学修：教科書・参考書から、興味のあるテーマ・章を選んで、都市のストックを活用して都市の多様性を確保するためにはどのような取組が必要かを考えて、ミニレポートを書く。 |
| 7 | 都市空間データの活用と経済分析 授業内容：データを活用した都市の経済分析の手法について解説し、都市マネジメントを効果的に進めていくためのデータ活用や市場関係者との連携・協働のあり方について議論する。 事前学修：『未来をつくるパーパス都市経営』を事前に読む。 事後学修：『未来をつくるパーパス都市経営』から、興味のあるテーマ・章を選んで、どんなことを考えたか、ミニレポートを書く。 |
| 8 | 都市における安全の確保 授業内容：わが国の都市の安全性の確保のための防災・減災、国土強靭化、都市防災に関する取組、都市における環境建築物の普及、ESG 投資、都市の緑地・グリーンインフラの現状・課題について解説し、都市マネジメントにおける都市安全政策、都市環境政策の取組や今後の都市の安全性・持続可能性の確保に向けた都市マネジメントの方法論について議論する。 事前学修：都市の安全性・持続可能性確保に向けた政策の情報収集を行う。 事後学修：講義資料を踏まえて、安全な都市、持続可能な都市の成功モデルだと思われる事例を選び、安全で持続可能な都市マネジメントの効果について考えて、ミニレポートを書く。 |
| 9 | 都市のエリアマネジメントの推進 授業内容：国内外のエリアマネジメントの事例、わが国の都市のエリアマネジメントの取組の現状や課題について解説し、都市のエリアマネジメントのあるべき方向性について議論する。 事前学修：都市のエリアマネジメントに関する取組について情報収集し、今後の都市のエリアマネジメントにおける政策課題を考える。 事後学修：都市のエリアマネジメントビジネスを確立し、都市・地域の社会的課題の解決につなげる方策を考えて、エリアマネジメントの提案・計画に関するミニレポートを書く。 |
| 10 | 都市再生の方法論と展開 授業内容：これまでの都市再生政策、官民連携による低未利用地、ストックを活かした都市再生事業の現状・課題について解説し、都市再生により都市マネジメントの可能性について議論する。 事前学修：不動産政策研究・各論 III「不動産再生政策」を事前に読む。 事後学修：不動産政策研究・各論 III「不動産再生政策」から、興味のあるテーマ・章を選んで、どんなことを考えたか、ミニレポートを書く。 |
| 11 | 公民学連携による新たな都市デザインの展開 授業内容：国内における都市の官民連携事業（PPP/PFI）や官民連携による都市マネジメントの事例を解説し、公民学連携による都市マネジメントの進め方について議論する。 事前学修：都市の官民連携事業（PPP/PFI）について情報収集し、都市マネジメントの公民学連携の成功のポイントを考える。 事後学修：都市マネジメントの官民連携事業（PPP/PFI）の成功事例を選び、どのようなことが成功の要因・効果と言えるかを考えて、ミニレポートを書く。 |
| 12 | 都市空間におけるＤＸとスマートシティの展開 授業内容：国内におけるスマートシティ、都市空間DX（PLATEAU及びBIM等）の取組を解説し、国内外のスマートシティ、都市空間DXの活用の先行事例を紹介しながら、効果的な都市マネジメントを行うための都市空間DXの可能性について議論する。 事前学修：国内外のスマートシティ、都市空間DX（PLATEAU及びBIM等）の情報収集を行い、スマートシティ・都市空間DXを成功するための要因を考える。 事後学修：どのようなスマートシティ・都市空間DXが成功と言えるかを考えて、国内外の成功と言えるスマートシティ・都市空間DXの事例を選び、ミニレポートを書く。 |
| 13 | グローバル化する都市とマネジメントの展開 授業内容：海外の都市マネジメントの把握と国際化時代における都市マネジメントの実態と課題について解説し、グローバル化する都市と都市マネジメントのあり方について議論する。 事前学修：不動産政策研究・各論 IV「国際不動産政策」、Transnational Private Regulations for Sustainable Urban Development, Springerを事前に読む。 事後学修：不動産政策研究・各論 IV「国際不動産政策」、Transnational Private Regulations for Sustainable Urban Development, Springerから、興味のあるテーマ・章を選んで、どんなことを考えたか、ミニレポートを書く。 |
| 14 | 都市マネジメントに関するテーマ別グループワーク＆グループ発表 授業内容：事前に提示するグループワークについて、各自が選択したグループに分かれて、自分のグループメンバーとの発表、講師・ゲストとの意見交換を行う。また、都市マネジメントに関する総括的なまとめの解説・議論を行う。 事前学修：各チームメンバーとプレゼン資料を準備する。 事後学修：グループワークを振り返りつつ、最終レポートの作成・提出を行う。 |
板書 /Writing on the Board
スライド（パワーポイント等）の使用 /Slides (PowerPoint, etc.)
上記以外の視聴覚教材の使用 /Audiovisual Materials Other than Those Listed Above
個人発表 /Individual Presentations
グループ発表 /Group Presentations
ディスカッション・ディベート /Discussion/Debate
実技・実習・実験 /Practicum/Experiments/Practical Training
学内の教室外施設の利用 /Use of On-Campus Facilities Outside the Classroom
校外実習・フィールドワーク /Field Work
上記いずれも用いない予定 /None of the above
講義の前に、動画（20-30 分程度のもの）やファイルを Google Classroom にアップロードし、受講生は予習として授業前に動画やファイルを視聴・チェックしていただきます。授業内では、毎回の授業テーマとなる問題を事前に提起した内容について、意見交換する機会も設けたいと思います。
| 種類 (Kind) | 割合 (%) | 基準 (Criteria) |
|---|---|---|
| 平常点 (In-class Points) | 100 |
最終レポート(Final Report)(40%) ミニレポート(30%) 授業への参加、意見の内容(30%) |
| 備考 (Notes) | ||
| No | 著者名 (Author/Editor) | 書籍名 (Title) | 出版社 (Publisher) | 出版年 (Date) | ISBN/ISSN |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 不動産政策研究会（浅見泰司、小林正典 編集） | 『不動産政策研究 各論III 不動産再生政策』 | 東洋経済新報社 | 2018 | 9784492961445 |
| 2 | 不動産政策研究会（中川雅之、小林正典 編集） | 『不動産政策研究 各論IV 国際不動産政策 』 | 東洋経済新報社 | 2018 | 9784492961452 |
| 3 | 米山秀隆、小林正典、室田昌子、小柳春一郎ほか | 『世界の空き家対策 : 公民連携による不動産活用とエリア再生』 | 学芸出版社 | 2018 | 9784761526863 |
| 4 | 井口勝文、宮前保子、丸茂弘幸、山崎正史、面出薫ほか | 『都市のデザイン : <きわだつ>から<おさまる>へ』 | 学芸出版社 | 2002 | 9784761522926 |
| 5 | 広井良典 | 『コミュニティを問いなおす : つながり・都市・日本社会の未来 』 | ちくま新書 | 2009 | 9784480065018 |
| その他 (Others) | |||||
| 小林正典『都市経営論 ― 持続可能な都市マネジメント』（ISBN：978-4-621-31103-5）（丸善出版）を 2025 年夏に出版予定ですので、講義の中で テキストとして購入方法をお示しいたします。 | |||||
| No | 著者名 (Author/Editor) | 書籍名 (Title) | 出版社 (Publisher) | 出版年 (Date) | ISBN/ISSN |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 谷口守、片山健介、斉田英子、髙見淳史、松中亮治ほか | 『世界のコンパクトシティ : 都市を賢く縮退するしくみと効果』 | 学芸出版社 | 2019 | 9784761527259 |
| 2 | カルロス・モレノ（著作）、小林重裕（翻訳） | 『15分都市 : 人にやさしいコンパクトな街を求めて』 | 柏書房 | 2024 | 9784760155712 |
| 3 | 安岡美佳、ユリアン 森江 原 ニールセン | 『北欧のスマートシティ : テクノロジーを活用したウェルビーイングな都市づくり』 | 学芸出版社 | 2022 | 9784761528386 |
| 4 | 中島健祐 | 『デンマークのスマートシティ : データを活用した人間中心の都市づくり』 | 学芸出版社 | 2019 | 9784761527280 |
| 5 | 西岡満代 | 『未来をつくるパーパス都市経営 : 健康、交通、観光、防災……新たなビジネスを生み、ウェルビーイングを高める方法』 | 日経BP | 2023 | 9784296200559 |
| 6 | Masanori Kobayashi | Transnational private regulations for sustainable urban development | Springer | 2023 | 9789819914531 |
| 7 | 浅見泰司 | 『都市の空閑地・空き家を考える 』 | プログレス | 2014 | 9784905366355 |
| その他 (Others) | |||||
| その他の参考情報『Ｇ７都市大臣会合』関連サイト https://www.mlit.go.jp/toshi/daisei/toshi_daisei_tk_000085.html | |||||
この科目の履修条件は特にありません。都市マネジメントの基礎的な知識や経験がなくても、この科目の履修を通じて、都市マネジメントの様々な分野（都市計画、都市開発、エリアマネジメント、都市の分析、都市再生、国際都市ビジネス等）の理解ができるように、教科書の購入・活用をしていただくだけで履修可能です。なるべく多くの学生の皆さんの履修を歓迎します。
履修者の授業における発言の機会・内容、グループワークへの貢献、ミニレポート、最終レポート等を総合して、成績評価を行います。なるべく積極的な授業への参加を期待しております。
本科目は、5年以上の実務経験を有する実務家教員による授業であり、全授業回数の50％以上がディスカッションなど双方向形式の授業によって運営されます。