日本語 English
| 開講年度/ Academic YearAcademic Year |
20252025 |
| 科目設置学部/ CollegeCollege |
社会デザイン研究科/Graduate School of Social Design StudiesGraduate School of Social Design Studies |
| 科目コード等/ Course CodeCourse Code |
VM107/VM107VM107 |
| テーマ・サブタイトル等/ Theme・SubtitleTheme・Subtitle |
（人間の安全保障と社会デザイン） |
| 授業形態/ Class FormatClass Format |
ハイフレックス/HyFlexHyFlex |
| 授業形態（補足事項）/ Class Format (Supplementary Items)Class Format (Supplementary Items) |
|
| 授業形式/ Class StyleCampus |
講義/LectureLecture |
| 校地/ CampusCampus |
池袋/IkebukuroIkebukuro |
| 学期/ SemesterSemester |
春学期/Spring SemesterSpring Semester |
| 曜日時限・教室/ DayPeriod・RoomDayPeriod・Room |
木6/Thu.6 Thu.6 ログインして教室を表示する（Log in to view the classrooms.） |
| 単位/ CreditsCredits |
22 |
| 科目ナンバリング/ Course NumberCourse Number |
SDS5110 |
| 使用言語/ LanguageLanguage |
日本語/JapaneseJapanese |
| 履修登録方法/ Class Registration MethodClass Registration Method |
科目コード登録/Course Code RegistrationCourse Code Registration |
| 配当年次/ Assigned YearAssigned Year |
配当年次は開講学部のR Guideに掲載している科目表で確認してください。配当年次は開講学部のR Guideに掲載している科目表で確認してください。 |
| 先修規定/ Prerequisite RegulationsPrerequisite Regulations |
|
| 他学部履修可否/ Acceptance of Other CollegesAcceptance of Other Colleges |
履修登録システムの『他学部・他研究科履修不許可科目一覧』で確認してください。 |
| 履修中止可否/ Course CancellationCourse Cancellation |
－（履修中止制度なし/ No system for cancellation) |
| オンライン授業60単位制限対象科目/ Online Classes Subject to 60-Credit Upper LimitOnline Classes Subject to 60-Credit Upper Limit |
|
| 学位授与方針との関連/ Relationship with Degree PolicyRelationship with Degree Policy |
各授業科目は、学部・研究科の定める学位授与方針（DP）や教育課程編成の方針（CP）に基づき、カリキュラム上に配置されています。詳細はカリキュラム・マップで確認することができます。 |
| 備考/ NotesNotes |
社会デザイン研究科では、教室での対面授業を基本としながら、同時に遠隔地在住の学生の学びを保証するため、オンラインでも受講できる形で授業を行う。なお、履修者全員の了承が取れた場合には、「対面のみ」もしくは「オンラインのみ」で授業を行うこともある。 |
Social design projects are multifaceted. This course aims to deepen understanding of social design by analysing historical and contemporary attempts to design society from the perspective of 'human security'.
The concept of human security, the basis for the analysis, will first be examined in terms of its origins, background and the concept itself. Next, social design initiatives by various actors, including 1) the state, 2) the international society, 3) civil society, and 4) corporations and foundations, will be presented and examined from the perspective of human security.
In the second half of the course, students will present case studies of social design.
| 1 | 導入：本講座における社会デザインの射程 社会デザインの失敗学（あるいは成功事例）としての紛争 |
| 2 | 人間の安全保障概念とは何か：その成り立ちと背景 |
| 3 | 国際社会の社会デザイン：国際連盟と戦間期の不戦の取り組み |
| 4 | 国際社会の社会デザイン：第2次世界大戦と国際連合憲章 |
| 5 | 国家による社会デザイン：ジェノサイドや大量殺害、強制移送、強制移住、強制労働という社会デザイン（アルメニア人虐殺、ホロコースト、スターリンの粛清、毛沢東と文化大革命、ポルポト派によるカンボジア支配） |
| 6 | 国家による社会デザイン：大規模人権侵害、軍部の独走、戦時下の統制（日本、ナチスドイツ、ミャンマー、アルゼンチンほか） |
| 7 | ノーベル財団による社会デザイン：ノーベル平和賞と社会デザイン |
| 8 | 企業や財団にみる社会デザイン |
| 9 | 市民社会による社会デザイン（軍縮）：核兵器、地雷、クラスター爆弾の（被害の）ない世界 |
| 10 | 市民社会による社会デザイン（人権）：国際刑事裁判所の設立、貧困、人権侵害への対応 |
| 11 | その他の主体による社会デザイン：行政による取り組み、社会起業家、規範起業家としての市民社会 |
| 12 | 学生発表 |
| 13 | 学生発表 |
| 14 | 学生発表 |
板書 /Writing on the Board
スライド（パワーポイント等）の使用 /Slides (PowerPoint, etc.)
上記以外の視聴覚教材の使用 /Audiovisual Materials Other than Those Listed Above
個人発表 /Individual Presentations
グループ発表 /Group Presentations
ディスカッション・ディベート /Discussion/Debate
実技・実習・実験 /Practicum/Experiments/Practical Training
学内の教室外施設の利用 /Use of On-Campus Facilities Outside the Classroom
校外実習・フィールドワーク /Field Work
上記いずれも用いない予定 /None of the above
テキストおよび配布資料の講読
| 種類 (Kind) | 割合 (%) | 基準 (Criteria) |
|---|---|---|
| レポート試験 (Report Exam) | 50 | |
| 平常点 (In-class Points) | 50 |
授業への積極的参加(25%) 授業内での発表(25%) |
| 備考 (Notes) | ||
| No | 著者名 (Author/Editor) | 書籍名 (Title) | 出版社 (Publisher) | 出版年 (Date) | ISBN/ISSN |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 長 有紀枝 | 増補改訂版『入門 人間の安全保障 恐怖と欠乏からの自由を求めて』 | 中央公論新社 | 2021 | 9784121921956 |
| 2 | 石田淳・長 有紀枝・山田哲也編 | 『国際平和論ー驚異の認識と対応の模索』 | 有斐閣 | 2024 | 9784641149533 |
| No | 著者名 (Author/Editor) | 書籍名 (Title) | 出版社 (Publisher) | 出版年 (Date) | ISBN/ISSN |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 東大作・峯陽一他 | 『人間の安全保障と平和構築』 | 日本評論社 | 2017 | |
| 2 | 野田真理他編 | 『SDGsを問い直す: ポスト/ウィズ・コロナと人間の安全保障』 | 法律文化社 | 2023 |
本科目は授業回の全てにおいて、理論等学術的な知見を踏まえつつ、担当教員の実務家としての経験、または研究成果を活かし、教員と学生との双方向の討論を重視した実践的な授業とする。学生には、課題の発表や討論など、授業での積極的な参加を期待する。
社会をデザインする試みは、多種多様である。構成員の一部を排除、あるいは破壊してきたのも社会デザインである。本授業では社会をデザインする歴史的あるいは現代的取り組み・試みを、「人間の安全保障」の視点から分析し、設計者・企図者にとっての成功例・失敗例は構成員にとって何を意味するのか、検討を加えながら、社会デザインについて、理解を深めることを目的とする。
Social design projects are multifaceted. This course aims to deepen understanding of social design by analysing historical and contemporary attempts to design society from the perspective of 'human security'.
本授業では、まず、分析の切り口とする人間の安全保障概念について、その成り立ちや背景、概念そのものについて検討を加える。次に、１）国家、２）国際社会、３）市民社会、４）企業や財団、といったさまざまな主体による社会デザインの取り組みを紹介し、人間の安全保障の視点から検討を加えていく。
授業後半では、受講生による社会デザイン事例の発表を予定している。
The concept of human security, the basis for the analysis, will first be examined in terms of its origins, background and the concept itself. Next, social design initiatives by various actors, including 1) the state, 2) the international society, 3) civil society, and 4) corporations and foundations, will be presented and examined from the perspective of human security.
In the second half of the course, students will present case studies of social design.
| 1 | 導入：本講座における社会デザインの射程 社会デザインの失敗学（あるいは成功事例）としての紛争 |
| 2 | 人間の安全保障概念とは何か：その成り立ちと背景 |
| 3 | 国際社会の社会デザイン：国際連盟と戦間期の不戦の取り組み |
| 4 | 国際社会の社会デザイン：第2次世界大戦と国際連合憲章 |
| 5 | 国家による社会デザイン：ジェノサイドや大量殺害、強制移送、強制移住、強制労働という社会デザイン（アルメニア人虐殺、ホロコースト、スターリンの粛清、毛沢東と文化大革命、ポルポト派によるカンボジア支配） |
| 6 | 国家による社会デザイン：大規模人権侵害、軍部の独走、戦時下の統制（日本、ナチスドイツ、ミャンマー、アルゼンチンほか） |
| 7 | ノーベル財団による社会デザイン：ノーベル平和賞と社会デザイン |
| 8 | 企業や財団にみる社会デザイン |
| 9 | 市民社会による社会デザイン（軍縮）：核兵器、地雷、クラスター爆弾の（被害の）ない世界 |
| 10 | 市民社会による社会デザイン（人権）：国際刑事裁判所の設立、貧困、人権侵害への対応 |
| 11 | その他の主体による社会デザイン：行政による取り組み、社会起業家、規範起業家としての市民社会 |
| 12 | 学生発表 |
| 13 | 学生発表 |
| 14 | 学生発表 |
板書 /Writing on the Board
スライド（パワーポイント等）の使用 /Slides (PowerPoint, etc.)
上記以外の視聴覚教材の使用 /Audiovisual Materials Other than Those Listed Above
個人発表 /Individual Presentations
グループ発表 /Group Presentations
ディスカッション・ディベート /Discussion/Debate
実技・実習・実験 /Practicum/Experiments/Practical Training
学内の教室外施設の利用 /Use of On-Campus Facilities Outside the Classroom
校外実習・フィールドワーク /Field Work
上記いずれも用いない予定 /None of the above
テキストおよび配布資料の講読
| 種類 (Kind) | 割合 (%) | 基準 (Criteria) |
|---|---|---|
| レポート試験 (Report Exam) | 50 | |
| 平常点 (In-class Points) | 50 |
授業への積極的参加(25%) 授業内での発表(25%) |
| 備考 (Notes) | ||
| No | 著者名 (Author/Editor) | 書籍名 (Title) | 出版社 (Publisher) | 出版年 (Date) | ISBN/ISSN |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 長 有紀枝 | 増補改訂版『入門 人間の安全保障 恐怖と欠乏からの自由を求めて』 | 中央公論新社 | 2021 | 9784121921956 |
| 2 | 石田淳・長 有紀枝・山田哲也編 | 『国際平和論ー驚異の認識と対応の模索』 | 有斐閣 | 2024 | 9784641149533 |
| No | 著者名 (Author/Editor) | 書籍名 (Title) | 出版社 (Publisher) | 出版年 (Date) | ISBN/ISSN |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 東大作・峯陽一他 | 『人間の安全保障と平和構築』 | 日本評論社 | 2017 | |
| 2 | 野田真理他編 | 『SDGsを問い直す: ポスト/ウィズ・コロナと人間の安全保障』 | 法律文化社 | 2023 |
本科目は授業回の全てにおいて、理論等学術的な知見を踏まえつつ、担当教員の実務家としての経験、または研究成果を活かし、教員と学生との双方向の討論を重視した実践的な授業とする。学生には、課題の発表や討論など、授業での積極的な参加を期待する。