日本語 English
開講年度/ Academic YearAcademic Year |
20242024 |
科目設置学部/ CollegeCollege |
社会デザイン研究科/Graduate School of Social Design StudiesGraduate School of Social Design Studies |
科目コード等/ Course CodeCourse Code |
VM304/VM304VM304 |
テーマ・サブタイトル等/ Theme・SubtitleTheme・Subtitle |
(ローカリズム原論1) |
授業形態/ Class FormatClass Format |
ハイフレックス/HyFlexHyFlex |
授業形態(補足事項)/ Class Format (Supplementary Items)Class Format (Supplementary Items) |
|
授業形式/ Class StyleCampus |
講義/LectureLecture |
校地/ CampusCampus |
池袋/IkebukuroIkebukuro |
学期/ SemesterSemester |
春学期/Spring SemesterSpring Semester |
曜日時限・教室/ DayPeriod・RoomDayPeriod・Room |
月5/Mon.5 Mon.5 ログインして教室を表示する(Log in to view the classrooms.) |
単位/ CreditsCredits |
22 |
科目ナンバリング/ Course NumberCourse Number |
SDS5310 |
使用言語/ LanguageLanguage |
日本語/JapaneseJapanese |
履修登録方法/ Class Registration MethodClass Registration Method |
科目コード登録/Course Code RegistrationCourse Code Registration |
配当年次/ Assigned YearAssigned Year |
配当年次は開講学部のR Guideに掲載している科目表で確認してください。配当年次は開講学部のR Guideに掲載している科目表で確認してください。 |
先修規定/ Prerequisite RegulationsPrerequisite Regulations |
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他学部履修可否/ Acceptance of Other CollegesAcceptance of Other Colleges |
履修登録システムの『他学部・他研究科履修不許可科目一覧』で確認してください。 |
履修中止可否/ Course CancellationCourse Cancellation |
-(履修中止制度なし/ No system for cancellation) |
オンライン授業60単位制限対象科目/ Online Classes Subject to 60-Credit Upper LimitOnline Classes Subject to 60-Credit Upper Limit |
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学位授与方針との関連/ Relationship with Degree PolicyRelationship with Degree Policy |
各授業科目は、学部・研究科の定める学位授与方針(DP)や教育課程編成の方針(CP)に基づき、カリキュラム上に配置されています。詳細はカリキュラム・マップで確認することができます。 |
備考/ NotesNotes |
社会デザイン研究科では、教室での対面授業を基本としながら、同時に遠隔地在住の学生の学びを保証するため、オンラインでも受講できる形で授業を行う。なお、履修者全員の了承が取れた場合には、「対面のみ」もしくは「オンラインのみ」で授業を行うこともある。 |
This coursework aims to understand diverse currents of community design theory and practice in Japan. Each lecture scrutinizes history of local development and contemporary problems associated with community building. By doing so, students will learn designs for sustainable future from within diverse experiments of local change. Students also learn normative theoretical approach in the analysis and evaluation of community design practices.
The coursework divides into 4 parts: (1) Basic Theory; (2) Becoming Actor; (3) Politics of Local Commons; (4) Remaking Urban Commons. Part I introduces basic theories of community designs in Japan, deepening our understanding of key concepts and theoretical framework. Part II to IV discuss concrete cases from the vantage of specific thematic issues. Each class consists of lecture, small presentation and discussion.
1 | イントロダクション (4月15日) |
2 | 第1部:基本理論 玉野井芳郎の地域主義(1):歴史的背景と理論について(4月22日)*オンデマンド講義 |
3 | 玉野井芳郎の地域主義(2);現代的課題と応用可能性について(ディスカッション)(4月29日) |
4 | モビリティーズと田園回帰━ネットワーク時代のコミュニティデザインを考える(5月6日) |
5 | 第2部:アクターになる 協同で仕事をおこす━労働者協同組合の可能性(5月13日) |
6 | 有機農業から地域協同組合へ:愛媛県西予市・無茶々園の取り組み(5月20日) |
7 | 分解者たちの実践と思想(1)━都市の周縁性と地域史を考察する方法論として(5月27日)*オンデマンド講義 |
8 | 分解者たちの実践と思想(2)━埼玉県見沼田んぼの農的営みから学ぶ(ディスカッション) (6月3日) |
9 | 第3部:ローカル・コモンズの政治学 グローバル時代のローカル・コモンズ:日本の歴史的・制度的背景を整理する(6月10日) |
10 | ローカル・コモンズをめぐる社会運動:事例研究(6月17日) |
11 | コミュニティ・サヴァイヴァルとコモンズ:山口県上関町の地域開発史と原発建設計画を事例に(6月24日)*オンデマンド講義 |
12 | 第4部:公共政策を再生する 学校給食改革とまちづくり━愛媛県今治市と千葉県いすみ市の実践 (7月1日) |
13 | 都市公共空間の再生─企業主導型アーバニズムから創発的アーバニズムへ (7月8日) |
14 | 最終プレゼンテーション(*受講者数が多い場合は、グループ・プレゼンテーションとする) (7月15日) |
板書 /Writing on the Board
スライド(パワーポイント等)の使用 /Slides (PowerPoint, etc.)
上記以外の視聴覚教材の使用 /Audiovisual Materials Other than Those Listed Above
個人発表 /Individual Presentations
グループ発表 /Group Presentations
ディスカッション・ディベート /Discussion/Debate
実技・実習・実験 /Practicum/Experiments/Practical Training
学内の教室外施設の利用 /Use of On-Campus Facilities Outside the Classroom
校外実習・フィールドワーク /Field Work
上記いずれも用いない予定 /None of the above
各回の授業に関するリーディング・マテリアルに事前に目を通し、プレゼンテーションとディスカッションの準備をすること。
種類 (Kind) | 割合 (%) | 基準 (Criteria) |
---|---|---|
平常点 (In-class Points) | 100 |
最終レポート(Final Report)(10%) 最終プレゼンテーション(第14回)(10%) 授業(第1回~第13回)の課題(リーディング、報告、討論)への積極的参加(80%) |
備考 (Notes) | ||
その他 (Others) | |||||
---|---|---|---|---|---|
特に指定しない。下記の参考文献リストから適宜リーディング課題を指定する。 |
No | 著者名 (Author/Editor) | 書籍名 (Title) | 出版社 (Publisher) | 出版年 (Date) | ISBN/ISSN |
---|---|---|---|---|---|
1 | J・アーリ | 『モビリティーズ━移動の社会学』 | 作品社 | 2015 | |
2 | 猪瀬浩平 | 『分解者たち: 見沼田んぼのほとりを生きる』 | 生活書院 | 2019 | |
3 | 室田武 | 『グローバル時代のローカル・コモンズ』 | ミネルヴァ書房 | 2009 | |
4 | 内山節 | 『ローカリズム原論』 | 農文協 | 2012 | |
5 | ホルヘ・アルマザン+Studiolab著 | 『東京の創発的アーバニズム』 | 学芸出版社 | 2022 | |
6 | 広井良典編、日本労働者協同組合監修 | 『協同で仕事をおこす━社会を変える生き方・働き方』 | コモンズ | 2011 | |
7 | 槇文彦・真壁智治編著 | 『アナザーユートピア━「オープンスペース」から都市を考える』 | NTT出版 | 2019 | |
その他 (Others) | |||||
(8)井上恭介、NHK「里海」取材班(2015)『里海資本論 日本社会は「共生の原理」で動く』角川新書。 (9)大江正章(2015)『地域に希望あり』岩波新書。 (10)小田切徳美(2014)『農山村は消滅しない』岩波新書。 (11)陣内秀信(1992)『東京の空間人類学』ちくま学芸文庫。 (12)広井良典(2015)『ポスト資本主義』岩波新書。 (13)藻谷浩介、NHK広島取材班(2013)『里山資本主義━日本経済は「安心の原理」で動く』角川新書。 (14)山崎亮(2017)『縮充する日本━「参加」が創り出す人口減少社会の希望』PHP新書。 (15)吉原直樹(2011)『コミュニティ・スタディーズ』作品社。 (16)陣内秀信、高村雅彦(2013-2016)『水都学 I-V』法政大学出版局。 (17)『シリーズ田園回帰』全8巻、農文協、2015-2017年。 (18)中野佳裕「脱成長の正義論」勝俣・アンベール編『脱成長の道』コモンズ、2011年。 |
*大学院講義であることを考慮し、事例だけでなく、理論や方法論に関する議論も重視する。
*講師の専門分野の関係上、批判開発学・政治理論・社会理論に関する概念的な議論を行うこともある。
*毎週指定されている課題図書・論文を事前に読了した上で授業に参加すること。
*国際的な研究動向の中に位置づけて議論を行うため、授業内では外国語文献を紹介することがある。
*4月22日、5月27日、6月24日は、オンデマンド講義となる。
*講師のウェブ研究室:https://postcapitalism.jp/index/
本科目は授業回の全てにおいて、理論等学術的な知見を踏まえつつ、担当教員の実務家としての経験、または研究成果を活かし、教員と学生との双方向の討論を重視した実践的な授業とする。学生には、課題の発表や討論など、授業での積極的な参加を期待する。
この講義では、現代日本におけるコミュニティデザインの潮流の理論と実践をテーマ別に整理し理解することを目指す。地域開発などの歴史的背景を踏まえてコミュニティの現代的課題を検証し、持続可能な未来をローカルな変革の中からデザインできるようになることを目指す。加えて、コミュニティデザインの実践の多元性を理論的に理解・評価する規範的アプローチも学ぶ。
This coursework aims to understand diverse currents of community design theory and practice in Japan. Each lecture scrutinizes history of local development and contemporary problems associated with community building. By doing so, students will learn designs for sustainable future from within diverse experiments of local change. Students also learn normative theoretical approach in the analysis and evaluation of community design practices.
全14回の講義は、(1)基本理論、(2)アクターになる、(3)ローカル・コモンズの政治学、(4)公共政策を再生する、の4つのテーマに分かれる。(1)では、日本のコミュニティデザインの基本理論を紹介し、鍵となる概念や理論枠組みを学ぶ。(2)~(4)では、具体的事例をテーマ別に整理して学ぶ。授業は講義とディスカッションで構成される。受講生は各回のトピックに関連する文献資料に事前に目を通し、それらの内容に基づいてプレゼンテーションやディスカッションを行う。
The coursework divides into 4 parts: (1) Basic Theory; (2) Becoming Actor; (3) Politics of Local Commons; (4) Remaking Urban Commons. Part I introduces basic theories of community designs in Japan, deepening our understanding of key concepts and theoretical framework. Part II to IV discuss concrete cases from the vantage of specific thematic issues. Each class consists of lecture, small presentation and discussion.
1 | イントロダクション (4月15日) |
2 | 第1部:基本理論 玉野井芳郎の地域主義(1):歴史的背景と理論について(4月22日)*オンデマンド講義 |
3 | 玉野井芳郎の地域主義(2);現代的課題と応用可能性について(ディスカッション)(4月29日) |
4 | モビリティーズと田園回帰━ネットワーク時代のコミュニティデザインを考える(5月6日) |
5 | 第2部:アクターになる 協同で仕事をおこす━労働者協同組合の可能性(5月13日) |
6 | 有機農業から地域協同組合へ:愛媛県西予市・無茶々園の取り組み(5月20日) |
7 | 分解者たちの実践と思想(1)━都市の周縁性と地域史を考察する方法論として(5月27日)*オンデマンド講義 |
8 | 分解者たちの実践と思想(2)━埼玉県見沼田んぼの農的営みから学ぶ(ディスカッション) (6月3日) |
9 | 第3部:ローカル・コモンズの政治学 グローバル時代のローカル・コモンズ:日本の歴史的・制度的背景を整理する(6月10日) |
10 | ローカル・コモンズをめぐる社会運動:事例研究(6月17日) |
11 | コミュニティ・サヴァイヴァルとコモンズ:山口県上関町の地域開発史と原発建設計画を事例に(6月24日)*オンデマンド講義 |
12 | 第4部:公共政策を再生する 学校給食改革とまちづくり━愛媛県今治市と千葉県いすみ市の実践 (7月1日) |
13 | 都市公共空間の再生─企業主導型アーバニズムから創発的アーバニズムへ (7月8日) |
14 | 最終プレゼンテーション(*受講者数が多い場合は、グループ・プレゼンテーションとする) (7月15日) |
板書 /Writing on the Board
スライド(パワーポイント等)の使用 /Slides (PowerPoint, etc.)
上記以外の視聴覚教材の使用 /Audiovisual Materials Other than Those Listed Above
個人発表 /Individual Presentations
グループ発表 /Group Presentations
ディスカッション・ディベート /Discussion/Debate
実技・実習・実験 /Practicum/Experiments/Practical Training
学内の教室外施設の利用 /Use of On-Campus Facilities Outside the Classroom
校外実習・フィールドワーク /Field Work
上記いずれも用いない予定 /None of the above
各回の授業に関するリーディング・マテリアルに事前に目を通し、プレゼンテーションとディスカッションの準備をすること。
種類 (Kind) | 割合 (%) | 基準 (Criteria) |
---|---|---|
平常点 (In-class Points) | 100 |
最終レポート(Final Report)(10%) 最終プレゼンテーション(第14回)(10%) 授業(第1回~第13回)の課題(リーディング、報告、討論)への積極的参加(80%) |
備考 (Notes) | ||
その他 (Others) | |||||
---|---|---|---|---|---|
特に指定しない。下記の参考文献リストから適宜リーディング課題を指定する。 |
No | 著者名 (Author/Editor) | 書籍名 (Title) | 出版社 (Publisher) | 出版年 (Date) | ISBN/ISSN |
---|---|---|---|---|---|
1 | J・アーリ | 『モビリティーズ━移動の社会学』 | 作品社 | 2015 | |
2 | 猪瀬浩平 | 『分解者たち: 見沼田んぼのほとりを生きる』 | 生活書院 | 2019 | |
3 | 室田武 | 『グローバル時代のローカル・コモンズ』 | ミネルヴァ書房 | 2009 | |
4 | 内山節 | 『ローカリズム原論』 | 農文協 | 2012 | |
5 | ホルヘ・アルマザン+Studiolab著 | 『東京の創発的アーバニズム』 | 学芸出版社 | 2022 | |
6 | 広井良典編、日本労働者協同組合監修 | 『協同で仕事をおこす━社会を変える生き方・働き方』 | コモンズ | 2011 | |
7 | 槇文彦・真壁智治編著 | 『アナザーユートピア━「オープンスペース」から都市を考える』 | NTT出版 | 2019 | |
その他 (Others) | |||||
(8)井上恭介、NHK「里海」取材班(2015)『里海資本論 日本社会は「共生の原理」で動く』角川新書。 (9)大江正章(2015)『地域に希望あり』岩波新書。 (10)小田切徳美(2014)『農山村は消滅しない』岩波新書。 (11)陣内秀信(1992)『東京の空間人類学』ちくま学芸文庫。 (12)広井良典(2015)『ポスト資本主義』岩波新書。 (13)藻谷浩介、NHK広島取材班(2013)『里山資本主義━日本経済は「安心の原理」で動く』角川新書。 (14)山崎亮(2017)『縮充する日本━「参加」が創り出す人口減少社会の希望』PHP新書。 (15)吉原直樹(2011)『コミュニティ・スタディーズ』作品社。 (16)陣内秀信、高村雅彦(2013-2016)『水都学 I-V』法政大学出版局。 (17)『シリーズ田園回帰』全8巻、農文協、2015-2017年。 (18)中野佳裕「脱成長の正義論」勝俣・アンベール編『脱成長の道』コモンズ、2011年。 |
*大学院講義であることを考慮し、事例だけでなく、理論や方法論に関する議論も重視する。
*講師の専門分野の関係上、批判開発学・政治理論・社会理論に関する概念的な議論を行うこともある。
*毎週指定されている課題図書・論文を事前に読了した上で授業に参加すること。
*国際的な研究動向の中に位置づけて議論を行うため、授業内では外国語文献を紹介することがある。
*4月22日、5月27日、6月24日は、オンデマンド講義となる。
*講師のウェブ研究室:https://postcapitalism.jp/index/
本科目は授業回の全てにおいて、理論等学術的な知見を踏まえつつ、担当教員の実務家としての経験、または研究成果を活かし、教員と学生との双方向の討論を重視した実践的な授業とする。学生には、課題の発表や討論など、授業での積極的な参加を期待する。