日本語

Course Code etc
Academic Year 2024
College Graduate School of Social Design Studies
Course Code VM309
Theme・Subtitle (資源と環境の経済社会論)
Class Format HyFlex
Class Format (Supplementary Items)
Campus Lecture
Campus Ikebukuro
Semester Spring Semester
DayPeriod・Room Sat.2
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Credits 2
Course Number SDS5310
Language Japanese
Class Registration Method Course Code Registration
Assigned Year 配当年次は開講学部のR Guideに掲載している科目表で確認してください。
Prerequisite Regulations
Acceptance of Other Colleges 履修登録システムの『他学部・他研究科履修不許可科目一覧』で確認してください。
Course Cancellation -(履修中止制度なし/ No system for cancellation)
Online Classes Subject to 60-Credit Upper Limit
Relationship with Degree Policy 各授業科目は、学部・研究科の定める学位授与方針(DP)や教育課程編成の方針(CP)に基づき、カリキュラム上に配置されています。詳細はカリキュラム・マップで確認することができます。
Notes 社会デザイン研究科では、教室での対面授業を基本としながら、同時に遠隔地在住の学生の学びを保証するため、オンラインでも受講できる形で授業を行う。なお、履修者全員の了承が取れた場合には、「対面のみ」もしくは「オンラインのみ」で授業を行うこともある。

【Course Objectives】

The society, which 2050 carbon neutral target is trying to create, will require transformation of our economy and society developed since industrial revolution. Participating students will examine the 21 century transformation process from various aspects of decarbonization and plastic circulation. This study might give good image of future economy and society.

【Course Contents】

Guided by the 1.5 degree target of the Paris Agreement and the IPCC reports, major countries now have targets which achieve carbon neutral around 2050. Utilizing oil, coal and natural gas as fuel or material will be quite difficult by mid century. This means that the economy and society created by industrial revolution will be widely transformed in coming decades. This course will examine what will happen in this transition, review major industrial groups' activities and technologies, and will study potential impacts of decarbonization and plastic circulation on the economy and society.
The themes and order of the course schedule may change according to the interests and questions of the course participants.

Japanese Items

【授業計画 / Course Schedule】

1 ガイダンス
気候変動対策、プラスチック資源循環対策ととは何か、概観する。
2 気候変動対策の国際的取組
気候変動枠組条約から京都議定書、パリ協定へとの国際交渉を振り返る。
3 気候変動の国内対策枠組
日本の温室効果ガス削減目標と戦略の概要を過去、現在について検討、考察する。
4 プラスチックと環境政策/廃棄物政策
プラスチック使用拡大を押し止めようとした環境政策、廃棄物政策の歴史を振り返る。
5 気候変動対策の経済学
気候変動対策は経済の悪影響を及ぼすか、経済学的な論争の歴史や、カーボンプライシングの政策的意味を考える。
6 気候変動の抵抗学
気候変動問題への市民、NPOや若者の動き、国際的な活動について、考察する。
7 気候変動対策①電力、製造業
エネルギー転換部門(発電)、製鉄、セメントなど製造業での取組と今後の方向を探る。
8 気候変動対策②自動車、交通
自動車の電動化、航空機燃料のグリーン化、船舶の動力源など運輸部門での取組お現状、今後について考察する。
9 気候変動対策③家庭/オフィスでのエネルギー使用
家庭や商業ビルなどでのエネルギー(電気)使用での対策を、断熱、ZEB/ZEHなどの取組から考察する。
10 気候変動対策④農業
農業部門での取組を、緩和策、適応策双方の視点から検討する。
11 プラスチック対策①マテリアルフロー
プラスチックのマテリアルフローを踏まえつつ、プラスチック資源の利用のあり方、途上国への輸出の問題点などを考察する。
12 プラスチック対策②素材代替
バイオマスプラスチックなど新素材の開発や、紙/金属など代替素材への移行、その問題点、政策について現状を考察する。
13 金融・経済活動とカーボンニュートラル
ESG投資やTCFD、EUタクソノミーと言った経済活動を左右するような政策と経済活動やCO2削減へのインパクトを考察する。
14 まとめ・クロージング
脱炭素、プラスチック資源循環の今後について、予測、考察する。

【活用される授業方法 / Teaching Methods Used】

板書 /Writing on the Board
スライド(パワーポイント等)の使用 /Slides (PowerPoint, etc.)
上記以外の視聴覚教材の使用 /Audiovisual Materials Other than Those Listed Above
個人発表 /Individual Presentations
グループ発表 /Group Presentations
ディスカッション・ディベート /Discussion/Debate
実技・実習・実験 /Practicum/Experiments/Practical Training
学内の教室外施設の利用 /Use of On-Campus Facilities Outside the Classroom
校外実習・フィールドワーク /Field Work
上記いずれも用いない予定 /None of the above

【授業時間外(予習・復習等)の学修 / Study Required Outside of Class】

カーボンニュートラル、プラスチック資源循環に関わる政策や、企業の動きはとても速い。日頃から政策・事業・技術の状況に目を配り、興味ある分野の活動については深掘りをしておくこと。
そのほかの学習関連事項については、授業の中で提示する。

【成績評価方法・基準 / Evaluation】

種類 (Kind)割合 (%)基準 (Criteria)
平常点 (In-class Points)100 発表、発言など(30%)
振り返り(30%)
最終レポート(Final Report)(40%)
備考 (Notes)

【テキスト / Textbooks】

なし/None

【参考文献 / Readings】

No著者名 (Author/Editor)書籍名 (Title)出版社 (Publisher)出版年 (Date)ISBN/ISSN
1 環境省 令和5年版環境白書 日経印刷 2023 4865793232

【履修にあたって求められる能力 / Abilities Required to Take the Course】

積極的な議論への参加

【学生が準備すべき機器等 / Equipment, etc., that Students Should Prepare】

【その他 / Others】

研究科の学事・行事(報告会、進学相談会等)と授業時間が重複した場合、その日の授業についてはオンデマンド講義となることがある。

【注意事項 / Notice】

本科目は授業回の全てにおいて、理論等学術的な知見を踏まえつつ、担当教員の実務家としての経験、または研究成果を活かし、教員と学生との双方向の討論を重視した実践的な授業とする。学生には、課題の発表や討論など、授業での積極的な参加を期待する。