日本語 English
開講年度/ Academic YearAcademic Year |
20242024 |
科目設置学部/ CollegeCollege |
社会デザイン研究科/Graduate School of Social Design StudiesGraduate School of Social Design Studies |
科目コード等/ Course CodeCourse Code |
VM325/VM325VM325 |
テーマ・サブタイトル等/ Theme・SubtitleTheme・Subtitle |
(公共と市民社会) |
授業形態/ Class FormatClass Format |
ハイフレックス/HyFlexHyFlex |
授業形態(補足事項)/ Class Format (Supplementary Items)Class Format (Supplementary Items) |
|
授業形式/ Class StyleCampus |
講義/LectureLecture |
校地/ CampusCampus |
池袋/IkebukuroIkebukuro |
学期/ SemesterSemester |
春学期/Spring SemesterSpring Semester |
曜日時限・教室/ DayPeriod・RoomDayPeriod・Room |
土4/Sat.4 Sat.4 ログインして教室を表示する(Log in to view the classrooms.) |
単位/ CreditsCredits |
22 |
科目ナンバリング/ Course NumberCourse Number |
SDS5310 |
使用言語/ LanguageLanguage |
日本語/JapaneseJapanese |
履修登録方法/ Class Registration MethodClass Registration Method |
科目コード登録/Course Code RegistrationCourse Code Registration |
配当年次/ Assigned YearAssigned Year |
配当年次は開講学部のR Guideに掲載している科目表で確認してください。配当年次は開講学部のR Guideに掲載している科目表で確認してください。 |
先修規定/ Prerequisite RegulationsPrerequisite Regulations |
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他学部履修可否/ Acceptance of Other CollegesAcceptance of Other Colleges |
履修登録システムの『他学部・他研究科履修不許可科目一覧』で確認してください。 |
履修中止可否/ Course CancellationCourse Cancellation |
-(履修中止制度なし/ No system for cancellation) |
オンライン授業60単位制限対象科目/ Online Classes Subject to 60-Credit Upper LimitOnline Classes Subject to 60-Credit Upper Limit |
|
学位授与方針との関連/ Relationship with Degree PolicyRelationship with Degree Policy |
各授業科目は、学部・研究科の定める学位授与方針(DP)や教育課程編成の方針(CP)に基づき、カリキュラム上に配置されています。詳細はカリキュラム・マップで確認することができます。 |
備考/ NotesNotes |
社会デザイン研究科では、教室での対面授業を基本としながら、同時に遠隔地在住の学生の学びを保証するため、オンラインでも受講できる形で授業を行う。なお、履修者全員の了承が取れた場合には、「対面のみ」もしくは「オンラインのみ」で授業を行うこともある。 |
Through "dialog" using texts on social science classics, etc. on the theme of civic society, we will clarify the meaning of what it means for citizens (yourself) to face social issues and to be responsible for their solutions.
Regarding "civic society" which can be regarded as a premise of social design, people tend to stick with stereotypes or intuitive understanding if anything, but this course will be an opportunity for students to think about the relationship of citizens with government and society.
At the same time, as a concrete example of the direction that civic society in the present day aims for, we will take up the case where citizens themselves have created the basic rules (laws) of the local community, and learn their principles and structures, to create a basic position from which students will be able to make recommendations.
In the first half, in order to understand the basic way of thinking about civic society, students will read the classics written on democracy, independent individuals, and civic society structure, etc. and identify relationships between society and individuals through dialog among students.
In the second half, we will take up the case of resident autonomy in Niseko Town, Hokkaido, which is an advanced area for autonomy basic ordinances, and which can be said to be a culmination of the accumulation of such principles and good practices. We will look at the development and structure, etc. of the way of thinking and concrete articles behind this case, and what kind of influence the regulations have had on subsequent community development.
1 | イントロダクション(「小さな政府、大きな社会」等、民による政策提言を必要とする背景等の基本認識の整理) |
2 | デモクラシー①(自由と平等、個人主義による危機、アソシエーションの価値、地方政治の意義、陪審制、社会に関わる意義等) |
3 | デモクラシー②(自由と平等、個人主義による危機、アソシエーションの価値、地方政治の意義、陪審制、社会に関わる意義等) |
4 | デモクラシー③(自由と平等、個人主義による危機、アソシエーションの価値、地方政治の意義、陪審制、社会に関わる意義等) |
5 | 独立した個人が作る社会像(独立とは何か、社会との関係等) |
6 | 独立した個人の意味(独立した考え、市民社会における個人像等) |
7 | 理想社会の実現(理想社会をどこに置くのか等) |
8 | 正義とは何か(正義のあり方、分配をめぐる考え方等) |
9 | 市民政府論(市民と政府の関係等) |
10 | 自治からつくるまち①(まちづくり基本条例から考える自治等) |
11 | 自治からつくるまち②(まちづくり基本条例から考える自治等) |
12 | 自治からつくるまち③(まちづくり基本条例から考える自治等) |
13 | 住民自治の実践例(実践者による講義、対談) |
14 | 民が担う政策提言の実践に向けて |
板書 /Writing on the Board
スライド(パワーポイント等)の使用 /Slides (PowerPoint, etc.)
上記以外の視聴覚教材の使用 /Audiovisual Materials Other than Those Listed Above
個人発表 /Individual Presentations
グループ発表 /Group Presentations
ディスカッション・ディベート /Discussion/Debate
実技・実習・実験 /Practicum/Experiments/Practical Training
学内の教室外施設の利用 /Use of On-Campus Facilities Outside the Classroom
校外実習・フィールドワーク /Field Work
上記いずれも用いない予定 /None of the above
補足事項 (Supplementary Items) |
---|
「授業の内容」に書いたとおり。前半は、市民社会の基本的な考え方を理解するため、デモクラシー(民主制)、独立した個人、市民社会の構造等について書かれた古典を読み、受講者相互の「対話」(ディスカッション・ディベートではない)を通じて、社会と個人の関係を明らかにする。 後半は、そうした理念と優れた実践の積み重ねの集大成とも言える、自治基本条例の先進地である北海道ニセコ町における住民自治の事例を採り上げ、その背景にある考え方や具体的な条文への展開および構造等について、また、条例がその後のまちづくりにどのような影響をもたらしているのかを見ていく。 |
テキスト・文献については、授業時の対話において積極的に発言できるよう、事前によく読んでおくことが求められる。
種類 (Kind) | 割合 (%) | 基準 (Criteria) |
---|---|---|
平常点 (In-class Points) | 100 |
授業・演習時における発表、他の参加者に対する貢献(100%) |
備考 (Notes) | ||
3/4以上の出席を必要とする。 |
その他 (Others) | |||||
---|---|---|---|---|---|
採り上げる文献・テキスト等としては、以下の著作を予定している。 いずれの文献もPDFファイルにて授業支援システムにアップするので、対話で発言できるよう、しっかり読んでおくこと。 亀井「企業は社会の公器」(イントロダクション)、トクヴィル「アメリカのデモクラシー」、福沢諭吉「学問のすすめ」、ロック「市民政府論」、木佐茂雄・片山健也ほか「自治基本条例は活きているか!?―ニセコ町まちづくり基本条例10年」他 |
秋学期の「政策立案・評価」は、アドボカシーやその前提となる政策立案や評価に関する理論や方法を学ぶが、本授業では、その基礎となるデモクラシーや社会における意思決定のあり方(統治機構)について、各種テキストを対話形式で読み重ねることを通じて、理解を深める。
研究科の学事・行事(報告会、進学相談会等)と授業時間が重複した場合、その日の授業についてはオンデマンド講義となる場合がある。
本科目は授業回の全てにおいて、理論等学術的な知見を踏まえつつ、担当教員の実務家としての経験、または研究成果を活かし、教員と学生との双方向の討論を重視した実践的な授業とする。学生には、課題の発表や討論など、授業での積極的な参加を期待する。
市民社会をテーマとした社会科学の古典等のテキストを用いた「対話」を通じて、市民(あなた自身)が社会課題に向き合うこと、その解決を担うこととはどういうことなのか、その意義を明らかにする。
社会デザインの前提とも言える「市民社会」については、ややもすればステレオタイプ的あるいは感覚的な理解に留まりがちだが、これに関する古典に立ち返ることを通じて、市民と政府の関係、社会との関係を考える機会とする。
併せて、現代における市民社会が目指していく方向の一つの具体例として、市民自らが地域社会の基本的なルール(法令)を作成した事例を採り上げ、その理念や構造等を学び、自らが社会に対して提言をする基本姿勢を作っていく。
Through "dialog" using texts on social science classics, etc. on the theme of civic society, we will clarify the meaning of what it means for citizens (yourself) to face social issues and to be responsible for their solutions.
Regarding "civic society" which can be regarded as a premise of social design, people tend to stick with stereotypes or intuitive understanding if anything, but this course will be an opportunity for students to think about the relationship of citizens with government and society.
At the same time, as a concrete example of the direction that civic society in the present day aims for, we will take up the case where citizens themselves have created the basic rules (laws) of the local community, and learn their principles and structures, to create a basic position from which students will be able to make recommendations.
前半は、市民社会の基本的な考え方を理解するため、デモクラシー(民主制)、独立した個人、市民社会の構造等について書かれた古典を読み、受講者相互の対話を通じて、社会と個人の関係を明らかにする。
後半は、そうした理念と優れた実践の積み重ねの集大成とも言える、自治基本条例の先進地である北海道ニセコ町における住民自治の事例を採り上げ、その背景にある考え方や具体的な条文への展開および構造等について、また、条例がその後のまちづくりにどのような影響をもたらしているのかを見ていく。
In the first half, in order to understand the basic way of thinking about civic society, students will read the classics written on democracy, independent individuals, and civic society structure, etc. and identify relationships between society and individuals through dialog among students.
In the second half, we will take up the case of resident autonomy in Niseko Town, Hokkaido, which is an advanced area for autonomy basic ordinances, and which can be said to be a culmination of the accumulation of such principles and good practices. We will look at the development and structure, etc. of the way of thinking and concrete articles behind this case, and what kind of influence the regulations have had on subsequent community development.
1 | イントロダクション(「小さな政府、大きな社会」等、民による政策提言を必要とする背景等の基本認識の整理) |
2 | デモクラシー①(自由と平等、個人主義による危機、アソシエーションの価値、地方政治の意義、陪審制、社会に関わる意義等) |
3 | デモクラシー②(自由と平等、個人主義による危機、アソシエーションの価値、地方政治の意義、陪審制、社会に関わる意義等) |
4 | デモクラシー③(自由と平等、個人主義による危機、アソシエーションの価値、地方政治の意義、陪審制、社会に関わる意義等) |
5 | 独立した個人が作る社会像(独立とは何か、社会との関係等) |
6 | 独立した個人の意味(独立した考え、市民社会における個人像等) |
7 | 理想社会の実現(理想社会をどこに置くのか等) |
8 | 正義とは何か(正義のあり方、分配をめぐる考え方等) |
9 | 市民政府論(市民と政府の関係等) |
10 | 自治からつくるまち①(まちづくり基本条例から考える自治等) |
11 | 自治からつくるまち②(まちづくり基本条例から考える自治等) |
12 | 自治からつくるまち③(まちづくり基本条例から考える自治等) |
13 | 住民自治の実践例(実践者による講義、対談) |
14 | 民が担う政策提言の実践に向けて |
板書 /Writing on the Board
スライド(パワーポイント等)の使用 /Slides (PowerPoint, etc.)
上記以外の視聴覚教材の使用 /Audiovisual Materials Other than Those Listed Above
個人発表 /Individual Presentations
グループ発表 /Group Presentations
ディスカッション・ディベート /Discussion/Debate
実技・実習・実験 /Practicum/Experiments/Practical Training
学内の教室外施設の利用 /Use of On-Campus Facilities Outside the Classroom
校外実習・フィールドワーク /Field Work
上記いずれも用いない予定 /None of the above
補足事項 (Supplementary Items) |
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「授業の内容」に書いたとおり。前半は、市民社会の基本的な考え方を理解するため、デモクラシー(民主制)、独立した個人、市民社会の構造等について書かれた古典を読み、受講者相互の「対話」(ディスカッション・ディベートではない)を通じて、社会と個人の関係を明らかにする。 後半は、そうした理念と優れた実践の積み重ねの集大成とも言える、自治基本条例の先進地である北海道ニセコ町における住民自治の事例を採り上げ、その背景にある考え方や具体的な条文への展開および構造等について、また、条例がその後のまちづくりにどのような影響をもたらしているのかを見ていく。 |
テキスト・文献については、授業時の対話において積極的に発言できるよう、事前によく読んでおくことが求められる。
種類 (Kind) | 割合 (%) | 基準 (Criteria) |
---|---|---|
平常点 (In-class Points) | 100 |
授業・演習時における発表、他の参加者に対する貢献(100%) |
備考 (Notes) | ||
3/4以上の出席を必要とする。 |
その他 (Others) | |||||
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採り上げる文献・テキスト等としては、以下の著作を予定している。 いずれの文献もPDFファイルにて授業支援システムにアップするので、対話で発言できるよう、しっかり読んでおくこと。 亀井「企業は社会の公器」(イントロダクション)、トクヴィル「アメリカのデモクラシー」、福沢諭吉「学問のすすめ」、ロック「市民政府論」、木佐茂雄・片山健也ほか「自治基本条例は活きているか!?―ニセコ町まちづくり基本条例10年」他 |
秋学期の「政策立案・評価」は、アドボカシーやその前提となる政策立案や評価に関する理論や方法を学ぶが、本授業では、その基礎となるデモクラシーや社会における意思決定のあり方(統治機構)について、各種テキストを対話形式で読み重ねることを通じて、理解を深める。
研究科の学事・行事(報告会、進学相談会等)と授業時間が重複した場合、その日の授業についてはオンデマンド講義となる場合がある。
本科目は授業回の全てにおいて、理論等学術的な知見を踏まえつつ、担当教員の実務家としての経験、または研究成果を活かし、教員と学生との双方向の討論を重視した実践的な授業とする。学生には、課題の発表や討論など、授業での積極的な参加を期待する。