日本語 English
開講年度/ Academic YearAcademic Year |
20242024 |
科目設置学部/ CollegeCollege |
社会デザイン研究科/Graduate School of Social Design StudiesGraduate School of Social Design Studies |
科目コード等/ Course CodeCourse Code |
VM460/VM460VM460 |
テーマ・サブタイトル等/ Theme・SubtitleTheme・Subtitle |
(リスクガバナンス論) |
授業形態/ Class FormatClass Format |
ハイフレックス/HyFlexHyFlex |
授業形態(補足事項)/ Class Format (Supplementary Items)Class Format (Supplementary Items) |
|
授業形式/ Class StyleCampus |
講義/LectureLecture |
校地/ CampusCampus |
池袋/IkebukuroIkebukuro |
学期/ SemesterSemester |
秋学期/Fall semesterFall semester |
曜日時限・教室/ DayPeriod・RoomDayPeriod・Room |
水6/Wed.6 Wed.6 ログインして教室を表示する(Log in to view the classrooms.) |
単位/ CreditsCredits |
22 |
科目ナンバリング/ Course NumberCourse Number |
SDS5410 |
使用言語/ LanguageLanguage |
日本語/JapaneseJapanese |
履修登録方法/ Class Registration MethodClass Registration Method |
科目コード登録/Course Code RegistrationCourse Code Registration |
配当年次/ Assigned YearAssigned Year |
配当年次は開講学部のR Guideに掲載している科目表で確認してください。配当年次は開講学部のR Guideに掲載している科目表で確認してください。 |
先修規定/ Prerequisite RegulationsPrerequisite Regulations |
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他学部履修可否/ Acceptance of Other CollegesAcceptance of Other Colleges |
履修登録システムの『他学部・他研究科履修不許可科目一覧』で確認してください。 |
履修中止可否/ Course CancellationCourse Cancellation |
-(履修中止制度なし/ No system for cancellation) |
オンライン授業60単位制限対象科目/ Online Classes Subject to 60-Credit Upper LimitOnline Classes Subject to 60-Credit Upper Limit |
|
学位授与方針との関連/ Relationship with Degree PolicyRelationship with Degree Policy |
各授業科目は、学部・研究科の定める学位授与方針(DP)や教育課程編成の方針(CP)に基づき、カリキュラム上に配置されています。詳細はカリキュラム・マップで確認することができます。 |
備考/ NotesNotes |
社会デザイン研究科では、教室での対面授業を基本としながら、同時に遠隔地在住の学生の学びを保証するため、オンラインでも受講できる形で授業を行う。なお、履修者全員の了承が取れた場合には、「対面のみ」もしくは「オンラインのみ」で授業を行うこともある。 |
Risk governance is a social co-operation of risk management among diverse stakeholders. In order for society to respond to risks with uncertainties, it is essential to enhance risk governance.
The aims of this course are to understand risk management and risk policy based on the theory and knowledge of risk science from a risk governance perspective.
Students are expected to understand theories and applications of risk management, risk communication, and risk governance through literature review and discussion. This course deals with the following case studies:
・The geological disposal of high-level radioactive waste;
・The Fukushima nuclear power plant accident;
・School risk management for tsunami disaster;
・The role of disaster volunteers;
・The provision of temporary housing for disaster victims and Compensation for damage caused by elderly people with dementia.
1 | オリエンテーション:リスクガバナンスの理論と分析枠組み |
2 | リスク学の基礎理論(1):リスク評価 ・リスクの定義 ・リスクと社会 ・リスク評価 |
3 | リスク学の基礎理論(2):リスク管理 ・リスクマネジメント ・リスクベネフィット ・リスクトレードオフ ・リスク比較 ・予防原則 ・残余リスク ・リスクファンナンス |
4 | リスク学の基礎理論(3):リスクコミュニケーション ・リスク認知とバイアス ・社会的増幅 ・社会的受容 ・自発的・非自発的リスク ・自己決定権 ・リスク管理者の信頼 ・風評被害 |
5 | リスク学の基礎理論(4):共生社会のリスクガバナンス ・社会的排除と貧困 ・障がい者の意思決定支援、パターナリズム ・マイノリティーと差別 ・多文化共生 ・リスクの地域的偏在 |
6 | リスク学の基礎理論(5):雇用・フリーランスのリスクガバナンス ・労働者の保護(解雇、過労死、過労自殺) ・フリーランス、副業・兼業者の安全配慮義務とリスク創出者管理責任原則 |
7 | リスク学の基礎理論(6) ・消費者保護 ・消費者の権利と責任 |
8 | 事例分析:高レベル放射性廃棄物の地層処分 |
9 | 事例分析:福島原発事故の被災者のふるさと喪失(原子力事故の賠償) |
10 | 事例分析:石巻市立大川小学校の津波被害(学校危機管理と組織的過失) |
11 | 事例分析:災害ボランティアの保護と公民連携 |
12 | 事例分析:避難生活のQOL向上と被災者生活再建支援(公的支援とモラルハザード) |
13 | 事例分析:防災気象情報の民間開放(シングルボイス、パニック論、情報統制) |
14 | 総括:リスクガバナンスと社会デザイン |
板書 /Writing on the Board
スライド(パワーポイント等)の使用 /Slides (PowerPoint, etc.)
上記以外の視聴覚教材の使用 /Audiovisual Materials Other than Those Listed Above
個人発表 /Individual Presentations
グループ発表 /Group Presentations
ディスカッション・ディベート /Discussion/Debate
実技・実習・実験 /Practicum/Experiments/Practical Training
学内の教室外施設の利用 /Use of On-Campus Facilities Outside the Classroom
校外実習・フィールドワーク /Field Work
上記いずれも用いない予定 /None of the above
上記の項目を相互に関連づけて理解を深めるため順序を変更する場合がある。
種類 (Kind) | 割合 (%) | 基準 (Criteria) |
---|---|---|
平常点 (In-class Points) | 100 |
授業への積極的参加(80%) 授業内小レポート(20%) |
備考 (Notes) | ||
その他 (Others) | |||||
---|---|---|---|---|---|
なし。授業内にレジュメ、資料を配布する。また、授業に授業内に必要なWebサイトを指示する。 |
その他 (Others) | |||||
---|---|---|---|---|---|
授業時に紹介する。 |
本科目は授業回の全てにおいて、理論等学術的な知見を踏まえつつ、担当教員の実務家としての経験、または研究成果を活かし、教員と学生との双方向の討論を重視した実践的な授業とする。学生には、課題の発表や討論など、授業での積極的な参加を期待する。
リスク学の知見を踏まえ、様々な領域で展開されているリスク管理やリスク政策の事例を分析し、リスクガバナンス(多様なステークホルダーによるリスクの社会的な協治)上の課題を明らかにし、あるべきリスクガバナンスについて考究する。
Risk governance is a social co-operation of risk management among diverse stakeholders. In order for society to respond to risks with uncertainties, it is essential to enhance risk governance.
The aims of this course are to understand risk management and risk policy based on the theory and knowledge of risk science from a risk governance perspective.
授業では、講義とディスカッションを実施する。講義ではリスク学の基礎的知見や理論を批判的に考察する。ケーススタディーでは、超長期の不確実性を特徴とする高レベル放射性廃棄物の地層処分、福島原発事故の被災者のふるさと喪失、石巻市立大川小学校の津波避難を巡る学校危機管理、災害ボランティアと公民連携、避難生活のQOLの向上、防災気象情報の民間開放などの事例を扱う。映像資料や判例、議事録、報告書等を用いて分析し考察を深める。
Students are expected to understand theories and applications of risk management, risk communication, and risk governance through literature review and discussion. This course deals with the following case studies:
・The geological disposal of high-level radioactive waste;
・The Fukushima nuclear power plant accident;
・School risk management for tsunami disaster;
・The role of disaster volunteers;
・The provision of temporary housing for disaster victims and Compensation for damage caused by elderly people with dementia.
1 | オリエンテーション:リスクガバナンスの理論と分析枠組み |
2 | リスク学の基礎理論(1):リスク評価 ・リスクの定義 ・リスクと社会 ・リスク評価 |
3 | リスク学の基礎理論(2):リスク管理 ・リスクマネジメント ・リスクベネフィット ・リスクトレードオフ ・リスク比較 ・予防原則 ・残余リスク ・リスクファンナンス |
4 | リスク学の基礎理論(3):リスクコミュニケーション ・リスク認知とバイアス ・社会的増幅 ・社会的受容 ・自発的・非自発的リスク ・自己決定権 ・リスク管理者の信頼 ・風評被害 |
5 | リスク学の基礎理論(4):共生社会のリスクガバナンス ・社会的排除と貧困 ・障がい者の意思決定支援、パターナリズム ・マイノリティーと差別 ・多文化共生 ・リスクの地域的偏在 |
6 | リスク学の基礎理論(5):雇用・フリーランスのリスクガバナンス ・労働者の保護(解雇、過労死、過労自殺) ・フリーランス、副業・兼業者の安全配慮義務とリスク創出者管理責任原則 |
7 | リスク学の基礎理論(6) ・消費者保護 ・消費者の権利と責任 |
8 | 事例分析:高レベル放射性廃棄物の地層処分 |
9 | 事例分析:福島原発事故の被災者のふるさと喪失(原子力事故の賠償) |
10 | 事例分析:石巻市立大川小学校の津波被害(学校危機管理と組織的過失) |
11 | 事例分析:災害ボランティアの保護と公民連携 |
12 | 事例分析:避難生活のQOL向上と被災者生活再建支援(公的支援とモラルハザード) |
13 | 事例分析:防災気象情報の民間開放(シングルボイス、パニック論、情報統制) |
14 | 総括:リスクガバナンスと社会デザイン |
板書 /Writing on the Board
スライド(パワーポイント等)の使用 /Slides (PowerPoint, etc.)
上記以外の視聴覚教材の使用 /Audiovisual Materials Other than Those Listed Above
個人発表 /Individual Presentations
グループ発表 /Group Presentations
ディスカッション・ディベート /Discussion/Debate
実技・実習・実験 /Practicum/Experiments/Practical Training
学内の教室外施設の利用 /Use of On-Campus Facilities Outside the Classroom
校外実習・フィールドワーク /Field Work
上記いずれも用いない予定 /None of the above
上記の項目を相互に関連づけて理解を深めるため順序を変更する場合がある。
種類 (Kind) | 割合 (%) | 基準 (Criteria) |
---|---|---|
平常点 (In-class Points) | 100 |
授業への積極的参加(80%) 授業内小レポート(20%) |
備考 (Notes) | ||
その他 (Others) | |||||
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なし。授業内にレジュメ、資料を配布する。また、授業に授業内に必要なWebサイトを指示する。 |
その他 (Others) | |||||
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授業時に紹介する。 |
本科目は授業回の全てにおいて、理論等学術的な知見を踏まえつつ、担当教員の実務家としての経験、または研究成果を活かし、教員と学生との双方向の討論を重視した実践的な授業とする。学生には、課題の発表や討論など、授業での積極的な参加を期待する。