日本語 English
開講年度/ Academic YearAcademic Year |
20242024 |
科目設置学部/ CollegeCollege |
社会デザイン研究科/Graduate School of Social Design StudiesGraduate School of Social Design Studies |
科目コード等/ Course CodeCourse Code |
VM461/VM461VM461 |
テーマ・サブタイトル等/ Theme・SubtitleTheme・Subtitle |
(リスクコミュニケーション論) |
授業形態/ Class FormatClass Format |
ハイフレックス/HyFlexHyFlex |
授業形態(補足事項)/ Class Format (Supplementary Items)Class Format (Supplementary Items) |
|
授業形式/ Class StyleCampus |
講義/LectureLecture |
校地/ CampusCampus |
池袋/IkebukuroIkebukuro |
学期/ SemesterSemester |
春学期/Spring SemesterSpring Semester |
曜日時限・教室/ DayPeriod・RoomDayPeriod・Room |
水5/Wed.5 Wed.5 ログインして教室を表示する(Log in to view the classrooms.) |
単位/ CreditsCredits |
22 |
科目ナンバリング/ Course NumberCourse Number |
SDS5410 |
使用言語/ LanguageLanguage |
日本語/JapaneseJapanese |
履修登録方法/ Class Registration MethodClass Registration Method |
科目コード登録/Course Code RegistrationCourse Code Registration |
配当年次/ Assigned YearAssigned Year |
配当年次は開講学部のR Guideに掲載している科目表で確認してください。配当年次は開講学部のR Guideに掲載している科目表で確認してください。 |
先修規定/ Prerequisite RegulationsPrerequisite Regulations |
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他学部履修可否/ Acceptance of Other CollegesAcceptance of Other Colleges |
履修登録システムの『他学部・他研究科履修不許可科目一覧』で確認してください。 |
履修中止可否/ Course CancellationCourse Cancellation |
-(履修中止制度なし/ No system for cancellation) |
オンライン授業60単位制限対象科目/ Online Classes Subject to 60-Credit Upper LimitOnline Classes Subject to 60-Credit Upper Limit |
|
学位授与方針との関連/ Relationship with Degree PolicyRelationship with Degree Policy |
各授業科目は、学部・研究科の定める学位授与方針(DP)や教育課程編成の方針(CP)に基づき、カリキュラム上に配置されています。詳細はカリキュラム・マップで確認することができます。 |
備考/ NotesNotes |
社会デザイン研究科では、教室での対面授業を基本としながら、同時に遠隔地在住の学生の学びを保証するため、オンラインでも受講できる形で授業を行う。なお、履修者全員の了承が取れた場合には、「対面のみ」もしくは「オンラインのみ」で授業を行うこともある。 |
The aim of this course is to help students acquire the basic concepts of risk communication. The goals of this course for students are to be able to explain major theories, evaluate practices, and apply theories or findings to real-world situations.
This course deals with the following case studies: natural disasters, BSE, GMO technology, GMO food, the geological disposal of high-level radioactive waste, nuclear power plant accidents, infectious disease control, pesticide regulations and risk trade-offs, global warming, and the precautionary principle. All students are expected to discuss the presentations on actual cases. Students are required to submit two small papers in this course.
1 | オリエンテーション:市民社会とリスクコミュニケーション |
2 | リスクコミュニケーションと市民参加: ・熟議民主主義、社会的意思決定、知る権利、パブリックコメント、パブリックインボルブメント、合意形成、紛争解決、仲裁、裁判 ・市民参加と科学コミュニケーション:テクノロジーアセスメント、コンセンサス会議、市民陪審 |
3 | リスクコミュニケーションの基礎理論(1) ・リスクとハザードの定義、リスク管理のフレームワーク、政策決定とリスク比較、コスト・ベネフィット、リスクベネフィット、リスクトレードオフと倫理、基準、規制、裁量権、政策的介入と自由意志・自己決定 |
4 | リスクコミュニケーションの基礎理論(2) ・リスク認知と受容、ゼロリスク、許容レベル、自発的・非自発的リスク、意思決定と認知バイアス、メディアとフレーミング、風評被害、パニック |
5 | リスクコミュニケーションの基礎理論(3) ・ステークホルダー、当事者性、第三者性、リスク管理者の信頼、市民知と専門知、リスクリテラシー、欠陥モデル、パターナリズム |
6 | リスクコミュニケーションの基礎理論(4) ・予防原則の科学性と社会性、不確実性を巡る科学的判断と社会的価値判断 ・水俣病(因果関係の照明と予防的措置) |
7 | 事例研究:BSE:全頭検査神話 |
8 | 事例研究:遺伝子組み換え食品:リスク管理と自己決定権 |
9 | 事例研究:高レベル放射性廃棄物の地層処分:超長期の不確実性と世代間倫理 |
10 | 事例研究:認知症高齢者の他害リスクと権利擁護 |
11 | 事例研究:残留農薬、食品添加物:自然由来 VS 人工 |
12 | 事例研究:災害リスクと自己責任:避難生活支援と人権 |
13 | 事例研究:災害情報とシングルボイス |
14 | 総括:リスクコミュニケーションの有効性と課題 |
板書 /Writing on the Board
スライド(パワーポイント等)の使用 /Slides (PowerPoint, etc.)
上記以外の視聴覚教材の使用 /Audiovisual Materials Other than Those Listed Above
個人発表 /Individual Presentations
グループ発表 /Group Presentations
ディスカッション・ディベート /Discussion/Debate
実技・実習・実験 /Practicum/Experiments/Practical Training
学内の教室外施設の利用 /Use of On-Campus Facilities Outside the Classroom
校外実習・フィールドワーク /Field Work
上記いずれも用いない予定 /None of the above
上記の項目を相互に関連づけて理解を深めるため順序を変更する場合がある。
種類 (Kind) | 割合 (%) | 基準 (Criteria) |
---|---|---|
平常点 (In-class Points) | 100 |
授業への積極的参加(80%) 授業内小レポート(20%) |
備考 (Notes) | ||
授業内小レポートによって評価する。 |
その他 (Others) | |||||
---|---|---|---|---|---|
なし。授業内にレジュメ、資料を配布する。また、授業に授業内に必要なWebサイトを指示する。 |
その他 (Others) | |||||
---|---|---|---|---|---|
授業時に紹介する。 |
本科目は授業回の全てにおいて、理論等学術的な知見を踏まえつつ、担当教員の実務家としての経験、または研究成果を活かし、教員と学生との双方向の討論を重視した実践的な授業とする。学生には、課題の発表や討論など、授業での積極的な参加を期待する。
リスクコミュニケーションは、市民がリスクを民主的にガバナンスするためのステークホルダー間の社会的相互作用過程として発展してきた。授業ではリスクコミュニケーションの理論と戦略、方法を理解するとともに、合意形成や政策提言、意思決定との連続性を踏まえ、現代社会におけるリスクコミュニケーションの意義や課題について考究する。
The aim of this course is to help students acquire the basic concepts of risk communication. The goals of this course for students are to be able to explain major theories, evaluate practices, and apply theories or findings to real-world situations.
授業では、講義とディスカッションを実施する。様々な分野の事例分析を通じて、リスクコミュニケーションの意義と課題を分析し、リスクガバナンスの視点から適用場面に応じたリスクコミュニケーションの新たな戦略と方法を検討する。
This course deals with the following case studies: natural disasters, BSE, GMO technology, GMO food, the geological disposal of high-level radioactive waste, nuclear power plant accidents, infectious disease control, pesticide regulations and risk trade-offs, global warming, and the precautionary principle. All students are expected to discuss the presentations on actual cases. Students are required to submit two small papers in this course.
1 | オリエンテーション:市民社会とリスクコミュニケーション |
2 | リスクコミュニケーションと市民参加: ・熟議民主主義、社会的意思決定、知る権利、パブリックコメント、パブリックインボルブメント、合意形成、紛争解決、仲裁、裁判 ・市民参加と科学コミュニケーション:テクノロジーアセスメント、コンセンサス会議、市民陪審 |
3 | リスクコミュニケーションの基礎理論(1) ・リスクとハザードの定義、リスク管理のフレームワーク、政策決定とリスク比較、コスト・ベネフィット、リスクベネフィット、リスクトレードオフと倫理、基準、規制、裁量権、政策的介入と自由意志・自己決定 |
4 | リスクコミュニケーションの基礎理論(2) ・リスク認知と受容、ゼロリスク、許容レベル、自発的・非自発的リスク、意思決定と認知バイアス、メディアとフレーミング、風評被害、パニック |
5 | リスクコミュニケーションの基礎理論(3) ・ステークホルダー、当事者性、第三者性、リスク管理者の信頼、市民知と専門知、リスクリテラシー、欠陥モデル、パターナリズム |
6 | リスクコミュニケーションの基礎理論(4) ・予防原則の科学性と社会性、不確実性を巡る科学的判断と社会的価値判断 ・水俣病(因果関係の照明と予防的措置) |
7 | 事例研究:BSE:全頭検査神話 |
8 | 事例研究:遺伝子組み換え食品:リスク管理と自己決定権 |
9 | 事例研究:高レベル放射性廃棄物の地層処分:超長期の不確実性と世代間倫理 |
10 | 事例研究:認知症高齢者の他害リスクと権利擁護 |
11 | 事例研究:残留農薬、食品添加物:自然由来 VS 人工 |
12 | 事例研究:災害リスクと自己責任:避難生活支援と人権 |
13 | 事例研究:災害情報とシングルボイス |
14 | 総括:リスクコミュニケーションの有効性と課題 |
板書 /Writing on the Board
スライド(パワーポイント等)の使用 /Slides (PowerPoint, etc.)
上記以外の視聴覚教材の使用 /Audiovisual Materials Other than Those Listed Above
個人発表 /Individual Presentations
グループ発表 /Group Presentations
ディスカッション・ディベート /Discussion/Debate
実技・実習・実験 /Practicum/Experiments/Practical Training
学内の教室外施設の利用 /Use of On-Campus Facilities Outside the Classroom
校外実習・フィールドワーク /Field Work
上記いずれも用いない予定 /None of the above
上記の項目を相互に関連づけて理解を深めるため順序を変更する場合がある。
種類 (Kind) | 割合 (%) | 基準 (Criteria) |
---|---|---|
平常点 (In-class Points) | 100 |
授業への積極的参加(80%) 授業内小レポート(20%) |
備考 (Notes) | ||
授業内小レポートによって評価する。 |
その他 (Others) | |||||
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なし。授業内にレジュメ、資料を配布する。また、授業に授業内に必要なWebサイトを指示する。 |
その他 (Others) | |||||
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授業時に紹介する。 |
本科目は授業回の全てにおいて、理論等学術的な知見を踏まえつつ、担当教員の実務家としての経験、または研究成果を活かし、教員と学生との双方向の討論を重視した実践的な授業とする。学生には、課題の発表や討論など、授業での積極的な参加を期待する。