日本語

Course Code etc
Academic Year 2024
College Graduate School of Social Design Studies
Course Code VM461
Theme・Subtitle (リスクコミュニケーション論)
Class Format HyFlex
Class Format (Supplementary Items)
Campus Lecture
Campus Ikebukuro
Semester Spring Semester
DayPeriod・Room Wed.5
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Credits 2
Course Number SDS5410
Language Japanese
Class Registration Method Course Code Registration
Assigned Year 配当年次は開講学部のR Guideに掲載している科目表で確認してください。
Prerequisite Regulations
Acceptance of Other Colleges 履修登録システムの『他学部・他研究科履修不許可科目一覧』で確認してください。
Course Cancellation -(履修中止制度なし/ No system for cancellation)
Online Classes Subject to 60-Credit Upper Limit
Relationship with Degree Policy 各授業科目は、学部・研究科の定める学位授与方針(DP)や教育課程編成の方針(CP)に基づき、カリキュラム上に配置されています。詳細はカリキュラム・マップで確認することができます。
Notes 社会デザイン研究科では、教室での対面授業を基本としながら、同時に遠隔地在住の学生の学びを保証するため、オンラインでも受講できる形で授業を行う。なお、履修者全員の了承が取れた場合には、「対面のみ」もしくは「オンラインのみ」で授業を行うこともある。

【Course Objectives】

The aim of this course is to help students acquire the basic concepts of risk communication. The goals of this course for students are to be able to explain major theories, evaluate practices, and apply theories or findings to real-world situations.

【Course Contents】

This course deals with the following case studies: natural disasters, BSE, GMO technology, GMO food, the geological disposal of high-level radioactive waste, nuclear power plant accidents, infectious disease control, pesticide regulations and risk trade-offs, global warming, and the precautionary principle. All students are expected to discuss the presentations on actual cases. Students are required to submit two small papers in this course.

Japanese Items

【授業計画 / Course Schedule】

1 オリエンテーション:市民社会とリスクコミュニケーション
2 リスクコミュニケーションと市民参加:
・熟議民主主義、社会的意思決定、知る権利、パブリックコメント、パブリックインボルブメント、合意形成、紛争解決、仲裁、裁判
・市民参加と科学コミュニケーション:テクノロジーアセスメント、コンセンサス会議、市民陪審
3 リスクコミュニケーションの基礎理論(1)
・リスクとハザードの定義、リスク管理のフレームワーク、政策決定とリスク比較、コスト・ベネフィット、リスクベネフィット、リスクトレードオフと倫理、基準、規制、裁量権、政策的介入と自由意志・自己決定
4 リスクコミュニケーションの基礎理論(2)
・リスク認知と受容、ゼロリスク、許容レベル、自発的・非自発的リスク、意思決定と認知バイアス、メディアとフレーミング、風評被害、パニック
5 リスクコミュニケーションの基礎理論(3)
・ステークホルダー、当事者性、第三者性、リスク管理者の信頼、市民知と専門知、リスクリテラシー、欠陥モデル、パターナリズム
6 リスクコミュニケーションの基礎理論(4)
・予防原則の科学性と社会性、不確実性を巡る科学的判断と社会的価値判断
・水俣病(因果関係の照明と予防的措置)
7 事例研究:BSE:全頭検査神話
8 事例研究:遺伝子組み換え食品:リスク管理と自己決定権
9 事例研究:高レベル放射性廃棄物の地層処分:超長期の不確実性と世代間倫理
10 事例研究:認知症高齢者の他害リスクと権利擁護
11 事例研究:残留農薬、食品添加物:自然由来 VS 人工
12 事例研究:災害リスクと自己責任:避難生活支援と人権
13 事例研究:災害情報とシングルボイス
14 総括:リスクコミュニケーションの有効性と課題

【活用される授業方法 / Teaching Methods Used】

板書 /Writing on the Board
スライド(パワーポイント等)の使用 /Slides (PowerPoint, etc.)
上記以外の視聴覚教材の使用 /Audiovisual Materials Other than Those Listed Above
個人発表 /Individual Presentations
グループ発表 /Group Presentations
ディスカッション・ディベート /Discussion/Debate
実技・実習・実験 /Practicum/Experiments/Practical Training
学内の教室外施設の利用 /Use of On-Campus Facilities Outside the Classroom
校外実習・フィールドワーク /Field Work
上記いずれも用いない予定 /None of the above

【授業時間外(予習・復習等)の学修 / Study Required Outside of Class】

上記の項目を相互に関連づけて理解を深めるため順序を変更する場合がある。

【成績評価方法・基準 / Evaluation】

種類 (Kind)割合 (%)基準 (Criteria)
平常点 (In-class Points)100 授業への積極的参加(80%)
授業内小レポート(20%)
備考 (Notes)
授業内小レポートによって評価する。

【テキスト / Textbooks】

その他 (Others)
なし。授業内にレジュメ、資料を配布する。また、授業に授業内に必要なWebサイトを指示する。

【参考文献 / Readings】

その他 (Others)
授業時に紹介する。

【履修にあたって求められる能力 / Abilities Required to Take the Course】

【学生が準備すべき機器等 / Equipment, etc., that Students Should Prepare】

【その他 / Others】

【注意事項 / Notice】

本科目は授業回の全てにおいて、理論等学術的な知見を踏まえつつ、担当教員の実務家としての経験、または研究成果を活かし、教員と学生との双方向の討論を重視した実践的な授業とする。学生には、課題の発表や討論など、授業での積極的な参加を期待する。