音楽の歴史／History of Music History of Music

【授業の目標 / Course Objectives】

人間は音楽にいかなるイメージを見出してきたのか、西洋音楽の歴史をたどり、現代の文化を問い直す。

This lecture traces the history of what kind of image we have found in western music, and reexamines modern culture.

【授業の内容 / Course Contents】

19世紀は、現代文化の基礎が形づくられた時代である。
この時代、西洋音楽では、視覚的なイメージを反映した描写性の高い音楽が作曲され、また、感情をあらわすものとして音楽が意味づけられるようになった。
その一方で、音楽には精神性が求められ、鑑賞されるようになったのもこの時代である。

そうした19世紀の音楽を通して、現代の私たちの身の回りの音楽が、どのようなものとして作曲され、受容されているのか、考察をおこなう。

The culture of the 19th century was a period in which the basis of our culture was formed.
During this period, Western music was composed to be highly descriptive, reflecting visual images, and music came to be understood as expressing sentiment.
On the other hand, it was also during this period that spirituality was sought in music and people began to appreciate it.
By taking up music of the 19th century and placing it in the context of the society of the time, we will consider what kind of music around us today is composed and received.

【授業計画 / Course Schedule】

【活用される授業方法 / Teaching Methods Used】

板書 /Writing on the Board
スライド（パワーポイント等）の使用 /Slides (PowerPoint, etc.)
上記以外の視聴覚教材の使用 /Audiovisual Materials Other than Those Listed Above
個人発表 /Individual Presentations
グループ発表 /Group Presentations
ディスカッション・ディベート /Discussion/Debate
実技・実習・実験 /Practicum/Experiments/Practical Training
学内の教室外施設の利用 /Use of On-Campus Facilities Outside the Classroom
校外実習・フィールドワーク /Field Work
上記いずれも用いない予定 /None of the above

【授業時間外（予習・復習等）の学習 / Study Required Outside of Class】

この授業は通史ではなく、テーマに沿っていくつかの切り口から西洋音楽を中心に論じる。そのため、高校程度の世界史の知識があること、もしなくても自分で調べる積極性をもとめる。
楽譜は用いるが、専門的な知識は必要ない。ただ、中学で習う程度の楽譜の記号や音名等は理解できているものとして進める。

平常点は毎回、授業の要約を提出してもらい、授業内容の把握に即しておこなう。

【成績評価方法・基準 / Evaluation】

【テキスト / Textbooks】

なし/None

【参考文献 / Readings】

【履修にあたって求められる能力 / Abilities Required to Take the Course】

【学生が準備すべき機器等 / Equipment, etc., that Students Should Prepare】

【その他 / Others】

【注意事項 / Notice】

2016年度以降入学者：多彩な学び
2015年度以前入学者：主題別A