日本語 English
開講年度/ Academic YearAcademic Year |
20242024 |
科目設置学部/ CollegeCollege |
文学研究科/Graduate School of ArtsGraduate School of Arts |
科目コード等/ Course CodeCourse Code |
JF242/JF242JF242 |
テーマ・サブタイトル等/ Theme・SubtitleTheme・Subtitle |
相互行為における行為の構成 |
授業形態/ Class FormatClass Format |
対面(全回対面)/Face to face (all classes are face-to-face)Face to face (all classes are face-to-face) |
授業形態(補足事項)/ Class Format (Supplementary Items)Class Format (Supplementary Items) |
対面 |
授業形式/ Class StyleCampus |
演習・ゼミ/SeminarSeminar |
校地/ CampusCampus |
池袋/IkebukuroIkebukuro |
学期/ SemesterSemester |
秋学期/Fall semesterFall semester |
曜日時限・教室/ DayPeriod・RoomDayPeriod・Room |
水3/Wed.3 Wed.3 ログインして教室を表示する(Log in to view the classrooms.) |
単位/ CreditsCredits |
22 |
科目ナンバリング/ Course NumberCourse Number |
EDU6710 |
使用言語/ LanguageLanguage |
日本語/JapaneseJapanese |
履修登録方法/ Class Registration MethodClass Registration Method |
科目コード登録/Course Code RegistrationCourse Code Registration |
配当年次/ Assigned YearAssigned Year |
配当年次は開講学部のR Guideに掲載している科目表で確認してください。配当年次は開講学部のR Guideに掲載している科目表で確認してください。 |
先修規定/ Prerequisite RegulationsPrerequisite Regulations |
|
他学部履修可否/ Acceptance of Other CollegesAcceptance of Other Colleges |
履修登録システムの『他学部・他研究科履修不許可科目一覧』で確認してください。 |
履修中止可否/ Course CancellationCourse Cancellation |
-(履修中止制度なし/ No system for cancellation) |
オンライン授業60単位制限対象科目/ Online Classes Subject to 60-Credit Upper LimitOnline Classes Subject to 60-Credit Upper Limit |
|
学位授与方針との関連/ Relationship with Degree PolicyRelationship with Degree Policy |
各授業科目は、学部・研究科の定める学位授与方針(DP)や教育課程編成の方針(CP)に基づき、カリキュラム上に配置されています。詳細はカリキュラム・マップで確認することができます。 |
備考/ NotesNotes |
2019年度まで「教育学特殊研究1B」 後期課程用科目コード:PF342 |
This course is intended to provide students with an opportunity to systematically learn the methodology of conversation analysis. It also introduces the students to the insights that previous conversation analytic studies have developed regarding how social interactions are organized.
This course introduces students to the methodology of conversation analysis, along with its basic ideas about the organization of social interactions. Conversation analysis examines audio-visual recordings of naturally occurring interactions and explores the participants’ orientations exhibited in all details of their interactions (such as overlaps of utterances and micro-pauses). Specifically, this course addresses practices by which specific actions are formed and constructed in ways sensitive to the details of interactions.
1 | オリエンテーション.実際の会話の録音を検討することにより,相互行為の詳細を見ることの意味を考える.それにより,本講義が何を目指すかの感覚を得てもらう.第2回のための読書課題を提示するので,第1回目に欠席した者は,必ず担当者(下の授業ホームページ内の連絡先)に連絡すること. |
2 | J. L. オースティンの言語行為論.エスノメソドロジー的相互行為分析の一つのバックグラウンドとして,言語を用いることと,行為との関係についての古典的な考えを検討する.第3回のための読書課題を提示する. |
3 | 隣接ペア.相互行為における行為の組織を考える上での最も基本的な概念である「隣接ペア」について,John Heritageの文章をもとに検討する.第4回のための分析課題を提示する. |
4 | 発話連鎖の組織.発話と発話の関係,その関係の関係を,実際の会話の録音をとおして考える.第5回のための読書課題を提示する. |
5 | E.A. シェグロフの「プレプレ」論文について検討する.第6回のための分析課題を提示する. |
6 | 先行連鎖・挿入連鎖.実際の会話の録音を検討しながら,隣接ペアどうしの関係について理解を深める.第7回のための分析課題を提示する. |
7 | 実際の会話の録音を検討しながら,先行連鎖・挿入連鎖についての理解を深める.第8回のための分析課題を提示する. |
8 | 実際の会話の録音を検討しながら,発話連鎖の組織についての理解を深める.第9回のための読書課題を提示する. |
9 | 優先組織.A. Pomerantzの文章を検討しながら,優先組織について検討する.第10回のための分析課題を提示する. |
10 | 実際の会話の録音を検討しながら,優先組織についての理解を深める.第11回のため読書課題を提示する. |
11 | 成員カテゴリー化装置.H. サックスの「ホットロッダー」講義をてがかりに,成員カテゴリー化装置について検討する.第12回のための分析課題を提示する. |
12 | 実際の会話の録音を検討しながら,成員カテゴリー化装置についての理解を深める.第13回のための分析課題を提示する. |
13 | 言葉の選択.実際の会話の録音を検討しながら,発話における言葉の選択と行為の構成との関係を考える. |
14 | まとめ |
板書 /Writing on the Board
スライド(パワーポイント等)の使用 /Slides (PowerPoint, etc.)
上記以外の視聴覚教材の使用 /Audiovisual Materials Other than Those Listed Above
個人発表 /Individual Presentations
グループ発表 /Group Presentations
ディスカッション・ディベート /Discussion/Debate
実技・実習・実験 /Practicum/Experiments/Practical Training
学内の教室外施設の利用 /Use of On-Campus Facilities Outside the Classroom
校外実習・フィールドワーク /Field Work
上記いずれも用いない予定 /None of the above
授業は,読書課題,講義,分析課題,ディスカッションのサイクルによって成り立つ.毎週必ず,読書課題もしくは分析課題がでる.毎回の課題はすべて必ず提出することが,単位認定の必要条件である.
種類 (Kind) | 割合 (%) | 基準 (Criteria) |
---|---|---|
平常点 (In-class Points) | 100 |
毎回の課題の内容(50%) ディスカッションへの参加度(50%) |
備考 (Notes) | ||
その他 (Others) | |||||
---|---|---|---|---|---|
毎回,読書課題用のテキストを教室で指示する. |
相互行為に関心があれば,誰でも参加できる.ただし,授業は,実際に録音・ビデオを分析するための訓練として組織されるので,自身の研究で,録音・ビデオの分析を計画していることが望ましい
2024年9月中に次のURLに授業ホームページを作成するので,そちらを必ず参照すること.www.augnishizaka.com/rikkyo/2024ca2.html
「会話分析」の分析手法を体系的に学習する.その過程において,そもそも人間の相互行為とはどのように成り立っているのかについての,様々な洞察を獲得する.
This course is intended to provide students with an opportunity to systematically learn the methodology of conversation analysis. It also introduces the students to the insights that previous conversation analytic studies have developed regarding how social interactions are organized.
この授業では,エスノメソドロジー的相互行為分析,とくに「会話分析」と呼ばれる分析法の基本的な考え方と方法を体系的に紹介する.社会のの基盤である社会的相互行為がどのように組織されているかを,行為の構成に焦点を絞りながら考察する.会話分析は,実際の会話の録音・録画を,発話の重なりやわずかな沈黙を見逃さずに,詳細に検討する.そのような詳細な分析がなぜ必要なのか,人間の行為にとって,そのような細かなことがらはどのような意味があるのかなどを,考える.
This course introduces students to the methodology of conversation analysis, along with its basic ideas about the organization of social interactions. Conversation analysis examines audio-visual recordings of naturally occurring interactions and explores the participants’ orientations exhibited in all details of their interactions (such as overlaps of utterances and micro-pauses). Specifically, this course addresses practices by which specific actions are formed and constructed in ways sensitive to the details of interactions.
1 | オリエンテーション.実際の会話の録音を検討することにより,相互行為の詳細を見ることの意味を考える.それにより,本講義が何を目指すかの感覚を得てもらう.第2回のための読書課題を提示するので,第1回目に欠席した者は,必ず担当者(下の授業ホームページ内の連絡先)に連絡すること. |
2 | J. L. オースティンの言語行為論.エスノメソドロジー的相互行為分析の一つのバックグラウンドとして,言語を用いることと,行為との関係についての古典的な考えを検討する.第3回のための読書課題を提示する. |
3 | 隣接ペア.相互行為における行為の組織を考える上での最も基本的な概念である「隣接ペア」について,John Heritageの文章をもとに検討する.第4回のための分析課題を提示する. |
4 | 発話連鎖の組織.発話と発話の関係,その関係の関係を,実際の会話の録音をとおして考える.第5回のための読書課題を提示する. |
5 | E.A. シェグロフの「プレプレ」論文について検討する.第6回のための分析課題を提示する. |
6 | 先行連鎖・挿入連鎖.実際の会話の録音を検討しながら,隣接ペアどうしの関係について理解を深める.第7回のための分析課題を提示する. |
7 | 実際の会話の録音を検討しながら,先行連鎖・挿入連鎖についての理解を深める.第8回のための分析課題を提示する. |
8 | 実際の会話の録音を検討しながら,発話連鎖の組織についての理解を深める.第9回のための読書課題を提示する. |
9 | 優先組織.A. Pomerantzの文章を検討しながら,優先組織について検討する.第10回のための分析課題を提示する. |
10 | 実際の会話の録音を検討しながら,優先組織についての理解を深める.第11回のため読書課題を提示する. |
11 | 成員カテゴリー化装置.H. サックスの「ホットロッダー」講義をてがかりに,成員カテゴリー化装置について検討する.第12回のための分析課題を提示する. |
12 | 実際の会話の録音を検討しながら,成員カテゴリー化装置についての理解を深める.第13回のための分析課題を提示する. |
13 | 言葉の選択.実際の会話の録音を検討しながら,発話における言葉の選択と行為の構成との関係を考える. |
14 | まとめ |
板書 /Writing on the Board
スライド(パワーポイント等)の使用 /Slides (PowerPoint, etc.)
上記以外の視聴覚教材の使用 /Audiovisual Materials Other than Those Listed Above
個人発表 /Individual Presentations
グループ発表 /Group Presentations
ディスカッション・ディベート /Discussion/Debate
実技・実習・実験 /Practicum/Experiments/Practical Training
学内の教室外施設の利用 /Use of On-Campus Facilities Outside the Classroom
校外実習・フィールドワーク /Field Work
上記いずれも用いない予定 /None of the above
授業は,読書課題,講義,分析課題,ディスカッションのサイクルによって成り立つ.毎週必ず,読書課題もしくは分析課題がでる.毎回の課題はすべて必ず提出することが,単位認定の必要条件である.
種類 (Kind) | 割合 (%) | 基準 (Criteria) |
---|---|---|
平常点 (In-class Points) | 100 |
毎回の課題の内容(50%) ディスカッションへの参加度(50%) |
備考 (Notes) | ||
その他 (Others) | |||||
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毎回,読書課題用のテキストを教室で指示する. |
相互行為に関心があれば,誰でも参加できる.ただし,授業は,実際に録音・ビデオを分析するための訓練として組織されるので,自身の研究で,録音・ビデオの分析を計画していることが望ましい
2024年9月中に次のURLに授業ホームページを作成するので,そちらを必ず参照すること.www.augnishizaka.com/rikkyo/2024ca2.html